戸建て住宅やメゾネットタイプの集合住宅などで使われる階段。上階と下階をつなぐ階段には、様々なデザインが存在します。
今回は、機能性と美しさを兼ね備えた存在感のある階段をご紹介していきましょう。
代表的な5つの階段の種類
①直階段
まずは、代表的な階段の種類を見ていきましょう。
一般的によく選ばれている直階段は、下階から上階までを真っ直ぐにつなぐデザインです。
折り返しがないシンプルな形は、省スペースにもなります。
②かね折れ階段
続いてご紹介するかね折れ階段は、踊り場を中心にL字型に折れているデザインです。
踊り場があるため、階段の昇降の途中で休むことができるほか、万が一落下した場合でも下まで落ちることを防ぐという効果もあります。
踊り場下などは、収納スペースとしても活用可能です。
③折り返し階段
折り返し階段は、上述のかね折れ階段と比べると折れ方に違いがありますね。
かね折れ階段がL字型に折れているのに対し、折り返し階段はU字型に折れているのが特徴です。
④らせん階段
らせん階段はデザイン性の高い階段です。
ステップが、ぐるぐるとらせん状になっています。
海外インテリアでもよく見かける、おしゃれな雰囲気に憧れる方も多いのではないでしょうか。
リビングにあってもインテリアのアクセントにもなりますね。
⑤箱階段
明治期に町屋や農家で多く用いられた階段。引き出し階段とも言われています。
木で作られた箱を積み重ねて作ったり、階段状にデザインした引き出しやたんすを並べて作ることもあります。
水平と垂直で組み上げられているので、収納しやすくデッドスペースも無いのがメリットです。
開放感のあるストリップ階段が人気
「蹴込み板(けこみいた)」がないデザイン
代表的な階段の種類を見てきましたが、ここからはデザイン的な特徴を見ていきましょう。
最近人気が高まっているのはストリップ階段です。ご覧のように骨組みが丸見えになっている階段のことです。
上るときに向こう側が見え、見通しがきくストリップ階段には開放感がありますね。
こちらのストリップ階段には、踊り場スペースと同じレベルでスキップフロアが作られています。
和モダンデザインの階段
ステップ部分が空に浮いているような、デザインが美しい和モダンテイストの階段です。
サイド部分の手すりを支えるタテのポールも、スリムなデザインでおしゃれ度が高いですね。
他に、スケルトン階段・オープン階段・シースルー階段という言い方もされています。
明るさと開放感のある吹き抜け階段
大きな階段は、抜け感のあるデザインにすると圧迫感がありません。
こちらも白×無垢材のナチュラルな組み合わせですが、手すり部分が空間になっているので開放的です。
インテリアに溶け込むストリップ階段
ボルダリングのホールドが設置された壁のあるリビングに、白いストリップ階段が映えますね。
ステップや手すりなどがすべて真っ白で、壁や天井の色と同色になっている為圧迫感もなくインテリアに溶け込んでいます。
他にもこんなデザインが!
白×シルバー
美しい階段のデザインはまだまだあります。
こちらの白×シルバーでまとめた階段も、シンプルでナチュラルな印象です。
スリムな手すりのデザインがおしゃれ度を高めていますね。
階段の踊り場やサイドにディスプレイする小物類も、カラートーンを揃えて海外風に。
猫トンネルもある南仏風デザイン
真っ白の壁と天井に合わせて、階段も真っ白×無垢材のナチュラルなコンビネーションでデザインされています。
踊り場があり、折れ曲がっている階段の意匠をそのまま見せるデザインが美しいですね。
階段下スペースはクローゼットになっています。
更に、1階部分に接地している階段には猫用のトンネルも開けられ、遊び心を感じさせます。
海外インテリアのようなモダンデザイン
こちらの階段は、まるで海外インテリアのような迫力があります。
アイアンを素材にした手すりのデザインがゴージャスでエレガント。
オープンプランの広々としたLDKのアクセントにもなっています。
まとめ
戸建て住宅やメゾネット式集合住宅の上階と下階をつなぐ役割を果たす階段には、大きく5つの種類があります。
更に、人気が高まっているストリップ階段をはじめ色んな工夫が施された階段もあります。
様々なデザインがある階段は、インテリアのアクセントにもなるのです。階段を建て替える際は是非参考にしてみてください。
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