夏のお弁当にぴったりのおかずを大特集!春が終わり、5月、6月と梅雨の時期にかけてどんどん高くなる気温と湿度。いつものお弁当作りも、できるだけお弁当が傷まないように、美味しく食べられるように工夫したいところですよね。
そこで今回は、夏のお弁当作りで気をつけることや、お弁当の詰め方、夏のお弁当におすすめのレシピをご紹介します。
高温多湿になる暑い夏にも、きちんと美味しいお弁当作りを心がけましょう。
夏のお弁当で気をつけること
調理器具を清潔に
調理器具を清潔に保つよう気をつけましょう。調理器具、食器などは濡れたまま重ねず、しっかり乾かすように心がけることが大切です。
毎日使うまな板は、使い終わったら熱湯消毒をして、湿気が少なく風通しの良い場所で保管するように心がけましょう。
手をこまめに洗う
- お弁当を作る前には、石鹸を使ってよく手を洗うことがマストです。手を洗ったら、できるだけアルコール消毒をするように心がけましょう。
- また、調理後のおかずには手で触れないように注意。盛り付けで必要な時にはビニール手袋を使いましょう。また、おにぎりを握る時にはラップを使うのがベターです。
殺菌効果のある食材を活用
殺菌効果のあるハーブ類を積極的に使いましょう。しょうが、にんにく、シソの葉、わさび、ローズマリー、バジルなどが使いやすくおすすめです。
こちらは、にんにくを使った韓国おかず・プルコギです。にんにくを使ったおかずは、夏のスタミナおかずにもぴったりです。
定番のお弁当おかず、卵焼き。夏は、卵焼きに少量のわさびを入れて作ると傷みにくくなりますよ。量は調整して作ってみてくださいね。
お弁当箱の蓋の裏にわさびを少量付けておくのも傷み防止の効果がありますよ。
お酢・梅干しを活用して傷み防止に
ご飯の上に梅干しをのせることで傷み防止になるのでおすすめです。
- ご飯を炊く時のコツとして、酢大さじ1を入れても傷み防止になります。味も変わらないので、とても使いやすいです。
- また、酢には抗菌作用があるので、おかずを詰める前に、酢を使ってサッとお弁当箱を拭いておきましょう。
調理方法を工夫する
こちらは夏の定番おかず、ゴーヤーチャンプルー。油を使って肉、野菜をよく炒めており、お弁当おかずにもおすすめです。
以下に、お弁当のおかずを作る際に気をつけたいポイントをご紹介します。
- お弁当おかずを調理する時には、中までしっかりと火を通すようにしましょう。特に、肉や魚を調理する時には注意してください。中まで火が通っていなかったり、生の食材を使うと、食中毒にかかってしまうことも。
- 中までよく火を通したら、今度はお弁当箱に詰める前に、よく冷やすようにしましょう。冷めないうちにお弁当に蓋をしてしまうと、お弁当箱に蒸気がこもり、お弁当が傷む原因となってしまいます。
- 薄味だとお弁当が傷みやすいので、できるだけ味付けは濃いめに作るように心がけましょう。また、油は食材を傷みから守ってくれるので、炒め物のおかずがおすすめです。
- 煮物やおひたしなど、水分が出やすいおかずは、お弁当箱に詰める前にキッチンペーパーなどで水気をよく切りましょう。プチトマトを使う場合には、トマトのヘタに水分が付いていることがあるので、ヘタを取って拭いてから使うようにしましょう。
保冷剤を活用!涼しい環境でお弁当を保管
- お弁当が出来上がったら、保冷剤をいつもより多く入れたり、保冷バッグに入れるなどして、できるだけ涼しい環境でお弁当を保管するように心がけましょう。
- ピクニックや学校など、冷蔵庫のない環境では特に気をつけるようにしてください。また、冷蔵庫がある場合には、食べる直前まで冷蔵庫で保管するのがおすすめです。
夏のお弁当におすすめの肉系おかず
鶏の甘酢あん
甘酢の味付けのおかずで、美味しく傷みにくいお弁当を作りましょう。炒める時には、肉、野菜によく火を通すことが大切です。
ブロッコリーは水分を含むため、使い方に注意が必要です。ご飯に梅干しをのせて、夏の高温多湿対策もばっちりですね。
油淋鶏
同じくお酢を使った鶏肉のアレンジレシピとして、油淋鶏もおすすめですよ。トッピングの味付けに抗菌作用のあるお酢を使っています。
鶏のから揚げ
人気のお弁当メニューのひとつ、唐揚げ。唐揚げは、揚げることで中までしっかりと火が入ります。イチ押しのお弁当おかずです。
鶏胸肉の照り焼き
味付けがしっかりしている鶏肉のおかずには、レモンを添えてさっぱりと♪レモンの他に、すだちを使っても美味しいですよ。
メンチカツ
こちらはメンチカツのお弁当。ご飯に梅干しをのせて、抗菌対策もばっちりです。
同じ揚げ物でも、コロッケは中身がじゃがいもなので傷みやすいです。注意してくださいね。
夏バテ対策にも◎豚ロースのにんにく味噌焼き
にんにくには抗菌作用があり、夏のお弁当おかずに是非使っていただきたい食材のひとつです。
豚肉は疲労回復の作用が、にんにくはスタミナアップの効果がありますよ。
お仕事で頑張っているお父さん、部活を頑張っている子供におすすめのおかずです。
スタミナばっちりの生姜焼き
抗菌効果のある生姜を使った、人気の生姜焼き弁当。生姜は夏に大活躍してくれる食材です。
生姜焼きをお弁当箱に詰める時に、できるだけ汁気を切っておくのがコツです。
生姜焼きのっけ丼です。特にお父さんや子供に喜ばれる人気のスタミナおかずですね。
副菜には、人参とツナのカレー炒めなど、味のしっかりついたおかずもおすすめですよ。
茄子と大葉の肉巻き
抗菌作用がある大葉を使った肉巻きは、美味しく傷みにくいので夏におすすめの一品です。薄力粉をまぶして、砂糖、醬油、みりん、酒で味を付けましょう。
お弁当箱に詰める時には、よく冷めてから入れるように注意してくださいね。
茄子と大葉の肉巻きは、作り置きおかずとしても大活躍しますよ。お弁当の他にも、夕飯のメニューにもぴったりです。
大根おろしとポン酢でさっぱりといただいても美味しいですよ。
ハニーマスタードチキン
マスタードやからしも抗菌作用があります。夏のお弁当の強い味方ですね。
お弁当箱に詰める方法として、まずクッキングペーパーなどで水気をよく拭いて、よく冷ますことがポイントです。
こちらは、塩麴鶏ハムとかぼちゃをハニーマスタードで絡めたお弁当おかずです。鶏肉とハニーマスタードは相性抜群です。
大葉ハンバーグ
夏に大活躍の大葉を使った人気メニュー、大葉ハンバーグです。ハンバーグは大人から子供までみんなに人気の肉のおかずですが、夏は食中毒が心配ですよね。
そこで、抗菌作用のある大葉を使った大葉ハンバーグはいかがですか?大葉の香りがとても良いので、夏のお弁当おかずにおすすめですよ。
ハンバーグは作り置きもできますよ。忙しい時、もう一品欲しいという時にも使いやすいところが良いですね。
夏のお弁当におすすめの魚介系おかず
エビフライ
カラッと揚げたエビフライ。夏のお弁当おかずの強い味方ですよね。ソースやマヨネーズを付けたままお弁当箱に入れると、傷みやすくなってしまいます。
調味料は別にして、食べる時に使うのがポイントです。
鮭フレークのアレンジレシピ
ご飯にかけたり、おかずに和えたりと、大活躍の鮭フレーク。夏には、必ず加熱調理をしてから使うように注意しましょう。
こちらでは、鮭フレークを使った作り置きおかずのアレンジレシピを紹介しています。その中からひとつ、大葉の鮭フレークのレシピをご紹介します。
材料
- 鮭フレーク 20g
- 大葉 10枚
- めんつゆ(2倍濃縮) 小さじ2
- 水 小さじ2
レシピ
- みじん切りにした大葉と、めんつゆ、水を耐熱ボウルに入れ、電子レンジで1分加熱する。
- 鮭フレークを合わせて、一緒に混ぜたら完成。
サバのみりん干し
しっかりと味のついた魚のみりん干しは、傷みにくいのでお弁当おかずにおすすめです。大葉を敷いたり胡麻を振って、彩りも工夫してみましょう。
夏のスタミナ鰻のお弁当
夏のスタミナ食材のひとつ、鰻をご飯にのせたミニうな重弁当です。
お弁当箱に詰める時には、できるだけタレは少なく、山椒を多めに振っておくと傷みにくいですよ。
サンマの竜田揚げ
夏から秋にかけて特に人気の魚といえば、サンマですよね。サンマに片栗粉をまぶして焼いた、サンマの竜田揚げはいかがですか?
夏にはさっぱりと梅肉をのせても美味しくいただけます。
レモンがさっぱりエビクリームコロッケ
夏のお弁当に是非使っていただきたいのが、レモンです。
クリームコロッケだけじゃちょっと重いかな?という時も、レモンを入れることで、見た目も風味も爽やかになりますよ。
コロッケを使う時には、夏の暑さ対策に保冷剤を入れることをお忘れなく。
焼き魚
中までしっかり火を通した焼き魚のお弁当。こちらは銀鮭の酒塩焼きです。
副菜には2種類のマリネを入れて、バランス、彩りともに夏のお弁当にぴったりですね。
塩サバを使った焼き魚のお弁当です。サバは脂がのっていて、人気のお魚ですね。副菜にはさっぱりとした赤かぶの漬物を入れています。
エビの天ぷら
天ぷらは、揚げることで具材によく火を通しているので、夏のお弁当おかずにおすすめです。エビの他にも色んな夏野菜を使ってみましょう。
副菜には、さっぱりとお酢の効いたマリネやお漬物がぴったりです。
夏のお弁当におすすめの野菜系おかず
レンコンのはさみ揚げ
夏の傷みにくいお弁当おかずには、揚げ物がおすすめです。レンコンの他にも、色々な野菜を使って是非作ってみてくださいね。
野菜のマリネ
こちらのお弁当には、紫キャベツのマリネを使っています。マリネは傷みにくく、さっぱりとしていて食べやすいので、夏のお弁当おかずに入れたい一品ですね。
また、大葉には抗菌作用があるのでお弁当箱の仕切りにもおすすめです。
ニンジンラぺと紫キャベツの和風マリネを入れると、彩りも鮮やかになります。さっぱりとしていて、常備菜にもなるので重宝しますよ。
常備菜としても活躍するお漬物
たくさんの種類の作り置きおかず。お弁当のおかずにおすすめなのが、左から3つ目の瓶に入ったヤングコーンとキュウリのお漬物。
漬物といっても、たくあんや白菜ばかりではありません。さっぱりと美味しく、常備菜としても活躍するお漬物、是非作ってみてくださいね。
塩昆布でパパっと和えた、キャベツの塩昆布和えです。塩気が効いてさっぱりとした塩昆布は、漬物以外にも、ご飯に添えたりと大活躍してくれますよ。
作り置きにもピッタリのきんぴら
こちらの作り置きメニューのうち、にんじんとごぼうのきんぴらは、汁気が少なく味もしっかりついているので、夏のお弁当おかずにぴったりです。
にんじんとごぼう以外のバリエーションでも作れるので、色々アレンジしてみてくださいね。
こちらは、さつま揚げとこんにゃくのきんぴらをおかずにしています。きんぴらは夏のお助けおかずの一つ。色んな材料で是非試してみましょう。
長いもの白だしわさび漬け
上段右の白い常備菜、こちらは長いもの白だしわさび漬けです。わさびには抗菌作用があるので、夏のおかずにぴったり。
お弁当箱に詰める時には、よく水気を切るのが傷まないようにするためのコツです。
材料
- 長いも 1本
- 白だし 大さじ5
- 醬油 小さじ1
- わさび 2cm
レシピ
- 長いもを細切りにする。
- 長いもと全ての調味料を混ぜたら完成。
ピーマンとかぼちゃの甘酢浸し
夏のお弁当おかずを作るときに大活躍の甘酢。ピーマン、かぼちゃ以外の野菜でも簡単に作れるので、是非色々試してくださいね。
茄子の南蛮漬け
夏野菜といえば、茄子ですよね。人気の夏野菜・茄子に、お酢でさっぱりと味付けをした南蛮漬けはいかがですか?
ご飯も進む、おすすめのお弁当おかずです。お弁当箱に詰める時には、よく水気を切るように注意してくださいね。
夏のお弁当におすすめのご飯
濃いめの味付けがポイントの高菜おにぎり
夏のお弁当に、塩味が効いた高菜おにぎりはいかがですか?濃いめの味付けにしているので傷みにくく、また脱水症状対策の塩分補給にもおすすめです。
材料
- ご飯 350g
- 高菜漬け(醬油味) 50g(※高菜はキッチンバサミで刻んでおきましょう)
- 卵 2個
- 砂糖 小さじ1
- 塩 ひとつまみ
- 胡麻油 小さじ1
- 白ごま 小さじ2
レシピ
- 耐熱ボウルに卵を割り溶き、砂糖、塩を加え、電子レンジ(500W)で1分30秒加熱する。
- 加熱した卵を菜箸でよく混ぜたら、再度1度30秒加熱して、卵をそぼろ状にする。火の通りが悪い場合は、加熱時間を10秒ずつ追加してかき混ぜる。
- ボウルにご飯、高菜漬け、胡麻油、白ごまの順に入れてよく混ぜる。三角形になるように握ったら完成。※この時、雑菌対策でラップを使うようにしましょう。
梅ゆかりとアミエビのふりかけおにぎり
梅ゆかりや乾燥させたアミエビ、胡麻などの常温で保存できる食材は、夏のお弁当に重宝します。
ご飯の上に振る場合には、ご飯が冷めるのを待ってから使うことがポイントです。
ゆかりのおにぎりに、さらに梅干しを加えることで抗菌パワーがアップします。食欲がない時も、爽やかな酸味で美味しくいただけますよ。
すだちをのせた爽やかおにぎり
白米のおにぎりの上にすだちをのせた、さっぱりと爽やかな風味のおにぎりです。すだちは彩りが良く、風味も良いので夏は重宝しますよ。
大葉で巻いた焼きおにぎり
海苔の代わりに、大葉を使って焼きおにぎりを巻いています。焼きおにぎりの香ばしい香りと、大葉の風味が夏のお弁当に合いますね。
人気のタイご飯カオマンガイ
夏らしいタイご飯、カオマンガイを作ってみましょう。調味料には抗菌作用のある生姜を使っています。お好みでパクチーをのせても美味しいですよ。
作り方は色々ありますが、炊飯器で簡単にできる作り方もあるので、是非試してみてくださいね。
こちらは、海南鶏飯風炊き込みご飯。
普段作っている、たくさんの具材を入れた炊き込みご飯は、夏のお弁当にはイマイチですが、ハーブを使ったアジアンご飯なら夏のお弁当対策もばっちりです。
唐揚げチャーハン
白米に比べて、チャーハンは具材が入っている分傷みやすいです。そんなチャーハンも、暑さ対策次第で夏のお弁当に使えますよ。
チャーハンに唐揚げを混ぜて油分を多くしたり、紅ショウガをのせて傷みにくくなるように工夫をしましょう。
こちらは野沢菜漬けのチャーハンに、紅ショウガをトッピングしています。漬物は傷みにくく、夏のお弁当に使いたい食材の一つ。
材料、作り方次第で、色んなバリエーションのチャーハンができますよ。
色々のっけ丼
よく火を通した野菜、肉、卵のおかずをバランス良くのせた、色々のっけ丼です。お弁当箱にご飯を敷いてサッと詰めるだけなので、時短レシピにもぴったり。
おかずをのせる時には、水気をよく切るように気をつけましょう。
キムチチャーハン
韓国の伝統的なお漬物・キムチも、実は抗菌作用のある食材なんです。キムチは炒めることで辛さがマイルドになります。
にんにくでスタミナたっぷりのキムチチャーハン、是非作ってみてくださいね。
夏はお弁当作りに注意して!
夏のお弁当にぴったりのおかずや抗菌対策をご紹介しましたが、いかがでしたか?
夏も美味しくお弁当が食べられるように、調理器具からお弁当箱の除菌、抗菌作用のある食材、お弁当の持ち運び方法など、暑さ対策を心がけましょう。
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