通い婚って実際どう?現代の新たな結婚のカタチを徹底解説

その昔、平安時代には一般的だった通い婚。その通い婚が近年、秘かなブームになっていることをご存知でしょうか。 この記事では、通い婚のメリット・デメリットを中心に、通い婚を続けるポイント、ルールなどについて、分かりやすく説明しています。通い婚に悩む方は、ぜひご一読ください。

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通い婚って実際どう?現代の新たな結婚のカタチを徹底解説
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samidarekozou

ライター

はじめまして。彼の、彼女の気持ちが知りたいあなたの縁結びの神様になれるような、恋愛記事を書いていきたいと思います。

その昔、平安時代には一般的だった通い婚。明治時代に入り、夫婦同居の形をとるご夫婦が増えたことで、いつの間にか極限られたご夫婦のみの形となりました。その通い婚が近年、秘かなブームになっていることをご存知でしょうか。

この記事では、通い婚のメリット・デメリットを中心に、通い婚を続けるポイント、ルールなどについて、分かりやすく説明しています。通い婚に悩む方は、ぜひご一読ください。

通い婚とは

通い婚とは

昨今、週末婚、別居婚なる結婚生活を選ぶ方が増えていますが、通い婚を選ぶカップルも少なくありません。ひと昔前までは結婚・再婚すれば、夫・妻となったカップルが同じ部屋に住み、結婚生活を行う形が一般的でした。

ですが、現在は女性の社会的立場が向上したことで、さまざまな結婚生活を選ぶカップルが急増しています。

ちなみに、週末婚とは週末だけ生活をともにする結婚生活をいい、別居婚とはそれぞれが別々の場で部屋をもち、必要な時にそれぞれの住む部屋へ通う生活スタイルになります。

通い婚とは、それぞれが別々の場所で住み、お互いが会いたい時に会う結婚生活を言います。

 

 

通い婚を選ぶ理由

通い婚を選ぶ理由

通い婚を選ぶには、夫・妻それぞれの考えに基づいて通い婚を選ぶカップル、また、そうならざるを得ない理由があるカップルと、選ぶ理由は人さまざまです。

ここでは、通い婚を選んだカップルの体験談を交え、仕事上や家庭の問題を例にして、分かりやすく説明したいと思います。

 

遠距離恋愛

昨今、女性の社会進出が増えており、結婚してもそのまま会社で勤務する女性も多く、ひと昔前とは働き方に対する考えも変わってきています。

以前は結婚すると働き方を変え、勤務時間の短いパート勤務に変わる女性が主流でしたが、現在は結婚前と同じ勤務形態で勤務する女性が多いとのことです。

双方ともに責任のある立場で仕事を持っていた場合、遠距離恋愛の延長と考え、通い婚のスタイルを選択するカップルも少なくありません。

遠距離恋愛は相手の顔が見えず、会いたい時に会えないなどの不満がつのる、自然消滅になる可能性が高いというネガティブな意見がありますが、実はそうでもありません。

単なる恋愛相手だった恋愛時代と違い、法的に夫婦となったカップルの絆は強く、気持ちの持ちように大きな違いがあるようです。

 

夫の仕事上の問題

結婚して子供が生まれると、子供の将来や教育を考えることから、子供中心の家庭になります。夫が転勤のある企業で勤務していた場合、子供が小さいうちは一緒に転勤先について行くこともできますが、ある程度の年齢になってくるとそうもいっていられません。

中学受験、高校受験、大学入学など、子供の節目ごとに考えなければならず、その場合、夫だけが転勤先に赴任する単身赴任を選ぶ夫婦も少なくありません。必要な時に妻が夫の赴任先に通う、いわゆる通い婚というスタイルですね。

通い婚は子供が小さいうちは難しい場合もありますが、小学中~高学年になると、どちらか一人の子育ても可能です。

妻の仕事が忙しい時などは子供を夫の元へやり、楽になれば戻すなど、仕事に合わせて行き来させることができます。通い婚であれば、こういったやりとりも楽にでき、夫、妻、子供の希望を叶えられる、ストレスのたまらない子育てを楽しむことができるのではないでしょうか。

 

家庭の問題

核家族化が言われて久しいですが、両親と同居する田舎生活を楽しみたい方も少なくありません。結婚は夫、妻となる2人だけの問題ではない場合があります。例えば、ご両親のどちらかが病気で看護、介護が必要となる場合です。

夫、もしくは妻の両親が何らかの病気で倒れたら?どの家庭も家族全員で相談し、看護、介護を優先させることができる生活スタイルを選ぶのではないでしょうか。それが、通い婚となるケースがあるのも、至極当然のことと言えるでしょう。

現在は法的に夫婦となったとしても、必ずしも夫婦が同じ屋根の下で住まなくてはならないという古めかしい夫婦の定義を守る必要はありません。夫・妻の仕事、家庭環境によって、それぞれが自由な発想で生活スタイルを選ぶことができる時代となっています。

それをご近所、友人知人、同僚などが知ったとしても、何ら怖くもありません。

 

通い婚のメリット

通い婚のメリット

通い婚にはメリット・デメリットがあります。結婚生活はどんな形であれ、難しい場合がありますが、通い婚にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 

それぞれのプライベートが守られる

通い婚の最も大きなメリットは、それぞれのプライベートが守られることです。結婚して夫婦になったとしても、守られるべきはプライベートですよね。

特に、仕事に打ち込みたい、長く続けたい趣味を持っている、自分のプライベートな時間を優先したいと考えるタイプの女性にはおすすめです。

女性は結婚すると、食事の用意、洗濯、掃除と家事を引き受けることが多く、その上責任ある仕事を持っていると、1日24時間フルタイムで働かなくてはなりません。これではプライベートも何もあったものではありません。

その点、通い婚であれば、プライベートを優先したい日は「来ないでほしい」と伝えておけばOK。自由になれる時間を確保できることは、通い婚の最大のメリットといっても過言ではありません。

 

ストレスをためにくい

通い婚は夫・妻双方、自分のペースを守った生活が送れることでストレスをためにくい、たまりにくいというメリットがあります。仕事を持っていると、業務内容や人間関係などでストレスがたまりますが、結婚すると、そのストレスが2倍3倍になる方も少なくありません。

特に女性は結婚すると仕事だけでなく、家事を行わなければなりません。男女平等で家事をする男性も増えていますが、夫となった男性の仕事が忙しく帰りが遅い場合は、どうしても妻である女性に負担がかかります。

ですが、通い婚であれば、仕事のみのストレスで済みます。家族が同居しませんので、家族間で発生するいざこざやトラブルで神経を使うこともありません。

 

新鮮な気持ちで会える

「恋愛時代は楽しかった」、結婚した途端にこんなセリフを口にする男性が、実は多いそうです。恋愛時代は妻となった彼女の良い部分だけを見ての恋愛期間だったわけですから、当たり前といえば当たり前ですね。

恋愛時代を長く楽しみたい方には、通い婚がおすすめです。通い婚には、会いたい時に会えるというメリットがあります。夫、妻ともに会いたい時に会うわけですから、いつでも新鮮な気持ちで会うことができますよね。それこそが通い婚のメリットと言えるでしょう。

 

通い婚のデメリット

通い婚のデメリット

通い婚には自由に暮らせるなどのメリットがある反面、想像できないデメリットが生じます。通い婚のデメリットを最も比重の大きい順に説明したいと思います。

 

生活費がかかる

通い婚を続けるご夫婦が最も心配するのが、生活費です。二つの家庭を切り盛りするわけですから、当然、2世帯分の生活費が必要になります。

例えば、家賃。どちらも賃貸物件であれば、生活費が破たんする前にどちらかを解約するという選択肢がありますが、どちらもが一戸建て住宅の場合、住宅ローンの関係上、そう簡単には手放せません。

また、子供が生まれ、大きくになるにつれてかかってくる教育費も生活費を圧迫します。通い婚を選ぶ際は、生活設計を慎重に立て、経済的なことを考慮した上で行うことをおすすめします。

 

パートナーの浮気に気づくにくい

通い婚で注意しなければならない点は、夫・妻の浮気です。籍を入れているので法律上では夫婦となっていますので、浮気ではなく不倫ですね。

通い婚を事実婚と間違えて捉えている方がいますが、事実婚と通い婚とはまったく意味が違います。事実婚とは、籍を入れずに結婚生活を続けるカップルのことを言います。

通い婚とは夫・妻となる方々が婚姻届を出し、どちらかの籍に入ることを言い、夫である男性は妻に対し、また、妻である女性は夫に対し、それ相応の責任が発生します。

通い婚は双方ともに自由な時間をたっぷりと取ることができますが、その反面、パートナーである夫・妻が不倫をしていてもなかなか気づくことができません。不倫しやすいタイプの夫・妻を持った場合は、定期的に部屋を訪ね、チェックをしておきましょう。

 

子供に寂しい思いをさせる

通い婚で寂しい思いをするのは子供です。日本では子育ては夫・妻が協力し行うものという考えが教育の根底にありますが、通い婚の場合、どちらかに負担がかかるのは必須。

「子供が熱を出した」「子供が風邪を引いた」「子供が学校でケガをした」「イジメを受けている」など、子育てにはさまざまなトラブル、突発的なアクシデントが発生します。その都度、連絡を取り合い、会いに行く形をとらなければなりません。

そうなりますと、双方の仕事や生活に負担をかかるだけでなく、経済的にも大きな負担を強いられます。

また、子供が大きくになるにつれ、子供の心のケアができない場面も増えてきます。小さな頃は目の前にいる人からの愛情を受けて育つため、そう寂しい思いはしません。

注意しなければならないのは、小学校低学年から思春期を迎える高校生までの間です。

例えば、息子さんが母親と同居しているとしましょう。仕事や家事で忙しい母親を気遣い、学校でもトラブル、人間関係について、相談できないことがあるかもしれません。

父親が近くに住んでおり、息子との関係も良好であれば、すぐさま相談できるのでしょうが、距離がある場合はそうもいきません。

結婚生活で通い婚を選択肢に入れる場合は、子供に寂しい思いをさせることがあることを踏まえた上で選ぶことをおすすめします。

 

通い婚をする上でのポイント・ルール作り

通い婚をする上でのポイント・ルール作り

通い婚を選ぶ際、また続けていくにはいくつかのポイントを押さえ、ルールを設けることでうまくいく場合があります。そのポイントやルールについて説明します。

 

生活費を考える

通い婚を続けるうちで最も大きな問題となるのが、生活費です。生活費には家賃、水道光熱費、通信費、食費などがあり、これらすべて2世帯分の費用が必要です。

子供がいる場合は生活費に教育費も加算されますので、予算を立てる際は忘れずに組み込んでおきましょう。

 

連絡手段を決めておく

昨今、イヤな事件が増えていますが、双方に何かしらのトラブル、交通事故、急な病気などがあった時のことを考え、日ごろから連絡手段を決めておくと安心です。

例えば、毎朝おはようのLINEをする、仕事に出る際、ワン切りする、連絡がとれない時は〇〇さんに連絡を入れるなど、必ず連絡できる手段を決めておきましょう。

この情報を家族全員で共有することによって、誰かが急なアクシデントに見舞われても、何かしらの対策をすぐさまとることができます。

 

定期的に話し合う機会を作る

通い婚は相手の顔を見る機会が減ってしまうというデメリットがあり、言葉不足になることで、家族間のトラブルに発展することも少なくありません。そうならないためにも、定期的に家族が顔を揃う機会を作りましょう。

顔を見て話せば何でもないことが、言葉が足りず、うまく伝わらないこともしばしば。定期的に顔を合わせ相談できる場を設けていれば、子供の教育方針、進学などで揉めることも少なくなるのではないでしょうか。

 

子供と遊ぶ日を決める

通い婚で母親と暮らしている、または父親と暮らしていると、双方の仕事などで約束した日をキャンセルする場合があります。「仕事だから、ごめんね」は子供に寂しい思いをさせますので、子供だけが父親・母親に会う日を作ってみてはいかがでしょう。

子供が小さいころは一緒に連れて行く、または迎えが必要ですが、ある程度の年齢になれば、子供たちだけで出かけることができます。子供と目一杯遊ぶ日を決めておけば、寂しい思いをさせずに済み、子供が抱えるトラブルにも気づきやすくなります。

 

通い婚にはメリット・デメリットがある!

通い婚のメリット・デメリットについて、説明しました。通い婚は別居婚とも呼ばれますが、自立した大人の関係を求める男性、女性には最適な結婚生活と言えるのではないでしょうか。

結婚生活は人それぞれです。自分たちに最も適した生活スタイルを選ぶことで、結婚生活がうまくいく場合も少なくありません。明るく楽しい、いつでも笑って暮らせる夫婦生活を手に入れてくださいね。

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