モラハラ旦那への対処法をご紹介
モラハラとは、モラル・ハラスメントの略称です。肉体的に暴力を加えることではなく、モラル(道徳)によって嫌がらせをする、つまり言動や態度を使って精神的苦痛を与えることです。会社や夫婦間で多いハラスメントです。
恋人時代はわからなかったのに、結婚してからモラハラ旦那になる男性が急増しています。モラハラは肉体的暴力ではないので、目に見えない暴力です。よって第三者が気づきにくく、離婚したくてもスムーズにいかない特徴もあります。
あなたの旦那はモラハラ旦那ではないでしょうか。この記事ではモラハラ旦那の特徴と、モラハラ旦那への対処法を解説します。
モラハラ旦那の特徴
精神的ダメージを与えるモラハラですが、結婚後にモラハラ旦那と化する男性が増えているようです。夫婦間の事情は外からではわかりづらいため、被害者である妻が声を上げない限り第3者が気づいてあげることができません。
怖いことにモラハラ旦那はアメとムチを使い分けたり、洗脳したり、また亭主関白とも紙一重なのでなかなか妻が声を上げることができない現状もあります。
結婚後になってしまうモラハラ旦那とは一体どういう特徴を持っているのでしょうか。モラハラ旦那の特徴を解説していきます。
妻を管理・束縛する
モラハラ旦那の特徴は、妻を束縛します。妻が外部と連絡を取るのを嫌うのです。たとえ妻が友達や親でさえも連絡を取るのも不機嫌となりますし、異性であれば激しくキレるのも特徴です。
妻が実家へ帰るのも禁止するほど束縛が強いモラハラ旦那もいます。外部と接触するとキレる、言葉の暴力を浴びせられるのが怖いしストレスになりますので、モラハラ旦那の希望通り外部から孤立していくようになります。ますますモラハラされている事実が分からなくなるのです。
またお金の使い方も束縛するのも特徴です。レシートを提出させて、何のお金に使ったのか厳しくチェックします。金銭面も束縛して精神的に追い詰めるのです。
自分は正しいと信じている
モラハラ旦那の特徴は絶対に自分が正しいと思っています。人間なら過ちがありますし、間違えたらなら謝れば済む話ですがモラハラ旦那は絶対に自分が正しいと信じていて、悪物は妻なのです。
間違いを指摘したり、意見すると喧嘩になることは必須です。喧嘩しても改善することはしません。モラハラ旦那は意見されることも嫌いで「生意気だ」など延々と言葉の暴力を与えてキレるのみなので、妻たちはただ怖いと感じ黙るしか術がなくストレスを抱えていきます。モラハラ旦那は弱者である妻を自分の思い通りに支配したい欲望があるのです。
キレるのは家にいる時だけ
モラハラ旦那の最大の特徴は、キレるのは家にいる時だけということもあります。外に出れば模範的な会社員、そして良い父親を演じるのです。愛想がよく人付き合いもいいので、地域の活動にも参加したりします。
また人目がある時は妻に優しく接するのも特徴です。家族サービスのできる旦那を演じるのです。周囲の目からは、妻思いの良い旦那にしか見えませんので、妻が周囲に相談しても「あんないい旦那さんなのに」とわかってもらえないことが多いのです。
外部に相談したことがバレるとさらに家庭内でキレるので、また言葉の暴力が怖いと感じる妻はますます外部と接触しなくなるのです。
モラハラ旦那になった理由
付き合っている時は優しかったのに結婚して家族になった途端に、もしくは子供が生まれてた途端に「家庭に入れ」「いつもうちにいて連絡が取れるようにしろ」なんて言い出すモラハラ旦那になったケースは多いようです。
モラハラ旦那はどうしてモラハラをするようになってしまったのでしょうか。モラハラ旦那と化する理由はコミュニケーションの土台を築く幼少時代に何かきっかけがあるようです。モラハラ旦那になってしまう理由を解説します。
親からモラハラを受けていた
幼少期に親からモラハラを受けていた人がモラハラ旦那となる可能性も高くなるようです。モラハラは夫婦間だけではなく、親から子へのモラハラもあります。親の自我が強く子供に意見を持たせない、思い通りにするというハラスメントです。幼少期にモラハラ被害を受けてしまい、相手を支配することでしかうまくコミュニケーションを取れなくなってしまったとも言えます。
モラハラ旦那自身も被害者だったという悲しい負のループなのです。だからと言っても妻にハラスメントを行うことは絶対に許しがたい行為です。
コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが元々苦手なタイプもモラハラ旦那になる可能性があります。人には内向的なタイプ、外向的なタイプがありますが、内向的なタイプが意外とモラハラ旦那化してしまうのです。
外でコミュニケーションをどうとっていいのかわからず、自分の意志は関係なく、嫌われないように無難に人当りの良いいい人を外で演じてしまい、ストレスを抱えます。ストレスのはけ口として妻にハラスメントを行うのです。人を支配しようとする威圧的な態度ははけ口を失った感情とも言えますね。
仕事などで大きなプレッシャーを抱えている
仕事などで大きなプレッシャーを抱えている男性も家ではモラハラ旦那になる可能性もあります。仕事で発生する責任の重さがプレッシャーとなりモラハラ旦那に重くのしかかるのです。プレッシャーによるストレスのはけ口として妻にハラスメントを行うのです。
この場合のモラハラはそのプレッシャーのかかるプロジェクトが終わるまで、という比較的短期間の場合もあります。そういった男性の特徴はお酒を飲むとひどくなる、ということもあります。
しかしどんな人でもある程度プレッシャーやストレスを抱えて生きていますので、プレッシャーが理由だからと許されることではありません。
モラハラ旦那への対処法
モラハラ旦那の特徴を解説しましたが、特徴を知ることで対処法を考えることができます。
もしあなたの旦那が結婚後にモラハラ旦那になってしまった場合はどのような対処法を取ればいいのでしょうか。また友人に相談したり、専門機関に相談する対策を取るべきなのでしょうか。モラハラ旦那への対処法をご紹介します。
反応しない
モラハラ旦那の特徴は、キレると肉体的に暴力を振るうのではなく言葉の暴力で精神的にダメージを与えます。言葉の暴力にいちいち反応して喧嘩になると、改善どころかそれがますますキレる原因となります。喧嘩して反応を見せるとますますストレスを感じてしまうので、何事もなかったように反応を見せないことも対処法の一つです。
まだ症状が軽いモラハラ旦那の場合は、この反応をしない対処法も有効です。
友人やカウンセリングに相談する
モラハラの問題は自分一人では解決することは難しいので、第三者に相談することも対処法のひとつです。とはいっても共通の知人に相談すると、モラハラ旦那の耳に入る恐れもありますし、何よりモラハラ旦那は世間体はいいのでうまく相談に乗ってもらえません。相談する時は自分だけの友人に相談しましょう。
もっといい対処法はモラハラ専門のカウンセリングに相談することです。ストレスを抱えすぎると精神的な病気の原因となってしまいます。言動に違和感を感じたら、相談する対処法をおすすめします。
別居・離婚する
モラハラ旦那への対処法は、距離を置いて言動を改善してもらう対処法もあります。別居して妻がいない生活を実感してもらうことで言動を改善してくれればいいのですが、なかなかうまくはいかず別居までした場合はさらに暴力的になる原因ともなり、最終的には離婚という対処法をとるしかありません。
子供がいたりしてなかなか離婚に踏み切るのは勇気がいる決断かもしれませんが、怖いモラハラにストレスを抱える日々を送るよりは離婚という対処法を選ぶのもありかもしれません。
モラハラ旦那と離婚する方法
日常的にモラハラを受けていると精神的な病気を引き起こしてしまう原因ともなりかねません。モラハラ旦那から離れるには離婚するのが一番の方法でしょう。しかし話のかみ合わないモラハラ旦那と離婚するのは大変な作業です。モラハラ旦那と離婚するにはある程度の対策が必要になってきます。
モラハラ旦那と離婚するための対策や相談するタイミングをご紹介します。
別居する
モラハラ旦那と離婚するには、まずは離婚を切り出す必要がありますね。そして勇気を出して切り出したとしてもモラハラ旦那はすぐには離婚を承諾しません。日々言葉の暴力を受けて怖い思いをしているとまたキレる原因になるかも、と思ってしまいなかなか切り出しにくいのが現実です。
モラハラ旦那と離婚したいと考えたら、実家や専門機関に相談し、まずは自分の身を守るためにも別居する対策から取って下さい。離れることでお互いに冷静になってから判断することもできます。
毎日モラハラの記録をとっておく
モラハラ旦那から離婚の承諾を得るのは難しいでしょう。そういった場合、裁判所に持ち込む場合もあります。妻がいくらモラハラを訴えても、家庭内モラハラはモラハラの言動である証拠の立証が難しいのです。
しかもモラハラ旦那は世間体はいいので、周囲からの証言は当てにできません。裁判になるかどうかは別としても、自分の身は自分で守るためにもひどい言動は毎日記録する対策を取ります。実際にボイスレコーダーなどで言動を録音し音声を残しておくのも有効です。見つかった場合にますますひどい暴力の原因になりますので、専門機関や弁護士に相談するなどして慎重に進めましょう。
優しい言動に騙されない
別居する決意まで見せるとモラハラ旦那は急に優しくなる可能性があります。本当に心を入れ替えて改善した可能性もありますが、あなたに戻ってきてほしいがための嘘の優しさの場合もあります。モラハラ旦那は常識があり処世術は心得ていますので、あなたにどんな態度を取れば許してくれるかも理解してくいるのです。
最初のうちは結婚前のような関係に戻れるかもしれませんが、根本的には解決していないので、モラハラ旦那に戻る可能性が高いです。どんなに優しい言動を取られても必ず離婚する、という強気の姿勢を持つことが大事です。
モラハラの被害を受けやすい女性のタイプ
モラハラ旦那の特徴を解説しましたが、モラハラはモラハラ旦那の欲求を叶えるための手段ですので、被害を受ける女性側に非は絶対にありません。モラハラは100%モラハラ旦那のほうが悪いです。しかしどうしてもモラハラの被害を受けやすい女性のタイプもあるようです。
どんなタイプの女性がモラハラ被害を受けやすいのでしょうか。受けやすいタイプの傾向を知れば、モラハラへの対策も取れますので解説していきます。
性格が優しい
性格が優しい女性はモラハラ旦那の被害を受けやすくなります。気持ちが優しいので喧嘩などの争いごとを嫌い、相手の要求を受け入れてしまうのです。モラハラ旦那の要求を聞いてくれるのでモラハラ旦那は居心地がよく感じるでしょう。
普段は何でもいうことを聞いてくれる女性なのに、ちょっとでも意見をして来たら「生意気だ」と感じ、相手を従わせたい一心でますます言葉の暴力が増長してしまう傾向があるのです。
相手の顔色を窺ってしまう
相手の顔色を窺ってしまう女性もモラハラ旦那からの被害を受けやすい女性かもしれません。相手が怒ることや喧嘩で対立することを避けようとして、相手の気分を損ねないように動きます。
自分の欲求をいつも通して相手を支配したいと思うモラハラ旦那から見たら、顔色を窺って言うことを聞いてくれる女性は自分に好都合の女性なのです。そういう女性は相手を不機嫌にさせたくないので、自分が我慢すればいい、と耐えきるのでモラハラ旦那ますます頭に乗ってしまい、問題も浮上しない状態なのです。
自己肯定感が低い
自己肯定感とは、自分を肯定してあげる力のことです。自分を認めてあげることができないタイプがモラハラ被害をうけやすい傾向があります。自分に自信がないので、相手が気になります。
さらに相手を無視することができません。なぜなら自己肯定感が低い人にとって相手を無視することは、「自分の無視されてしまう」という危機感に襲われます。無視されることが怖いのでモラハラ旦那でさえ無視することができず、真剣に受け止めてしますのです。
モラハラ旦那としても受け入れてくれることが嬉しいのでますます言動によるモラハラが悪化してしまうのです。
モラハラ旦那に悩まされないために
モラハラ旦那の特徴や対処法を解説してきましたが、何か身に覚えのある言動はなかったでしょうか。
モラハラは家庭内という、外部から遮断された場所の中で行われますので、モラハラを受けている本人も気付かないうちに心を病ませているケースが多いともいわれています。モラハラ旦那にどんな事情があったとしても、あなたにモラハラを行うことは許される行為ではありません。自分の身は自分で守る毅然とした態度が必要となってきます。
この記事を読んで、モラハラ旦那からモラハラを受けている女性が一人でも救われるよう願ってやみません。
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