顔合わせの挨拶・流れを把握しよう!
付き合っている彼氏から念願のプロポーズ!そして次は結婚式!と結婚情報雑誌を手にとる女性は多いと思いますが、結婚式の前にもうひとつやるべきことが残っています。両親同士の顔合わせです。
顔合わせとは、新郎側の両親と新婦側の両親が初めて顔を合わせることです。両家が顔合わせをする時のマナーや当日の流れはあるのでしょうか。今後親族となり一生お付き合いしていく間柄なので、失敗したくはないですよね。
この記事では顔合わせの挨拶や流れをご紹介していきます。この記事を読んで当日安心して迎えることができますように。
顔合わせの挨拶《最初》
結婚前の両家の顔合わせには決まった形式は特にありません。だからこそ迷ってしまいますよね。お互いの両親が初顔合わせになるので、緊張した空気になります。第一印象が結婚後の関係にも響いてきますので、できるだけ両家が良い印象を持ち合い、楽しい時間を過ごしてもらうことが新郎と新婦の役目です。
結婚への第一歩の顔合わせの最初はどのように始めたらよいのでしょうか。結婚前の顔合わせの一番最初となる挨拶のポイントを解説します。
到着して席につくまでの挨拶【挨拶例文あり】
食事会会場に着いたら会場で初めて両親同士が会うことになります。お互いの両親を紹介しましょう。新婦側であるあなたから出しゃばると新郎側の両親はあまりいい思いはしないかもしれません。
挨拶の仕方は新郎側の挨拶が済んでから新婦側の挨拶です。両親が顔をあわせたら「こちら父です。母です。本日はどうぞよろしくお願いします。」とあなたから両親を紹介しましょう。名前などは後ほど行いますので軽い挨拶でかまいません。
遠方から来たご両親には「今日はお越しくださりありがとうございます」と喜びを伝えてください。あなたの笑顔が食事会の空気を和ませますよ。
食事会が始まる前の挨拶【挨拶例文あり】
お互いの両親の自己紹介が終わったら席に着きますね。その後に顔合わせの食事会が始める前の挨拶をします。挨拶は新郎が代表して行いましょう。「本日は顔合わせ会にお集まりいただきありがとうございます。
私と〇〇さん(新婦の名前)は〇〇頃の結婚を考えております。結婚後は両家が親族となります。今日は〇〇家と〇〇家の親睦が深まればと思います。」起立して全員を見ながら挨拶します。
挨拶の仕方次第で場が厳かで改まったものになります。ただ挨拶が最初から長いとうんざりしてしまうので、最初は手短かでシンプルなものがベストです。
家族紹介の仕方【例文あり】
食事会開始の挨拶が終わったら、今度はお互いの家族を紹介します。家族の紹介の仕方はまずは新郎側からです。「私から両親を紹介します。私の父の〇〇です。母の〇〇です。弟の〇〇です」と新郎と新婦の順で紹介します。
ただ紹介するだけではなく、仕事や趣味などもあわせて紹介すると、思わぬところから共通点がみつかり会話が盛り上がるかもしれません。結婚して親族となりますので今後の末永いお付き合いを考え、出来る限り好印象を持ってもらえるよう盛り上げましょう。
顔合わせの挨拶《乾杯》
顔合わせの挨拶が済んだら今度は乾杯の挨拶です。顔合わせの時は挨拶が多く、メニューをあれこれ見て決める時間はありませんので、飲み物などは顔合わせ会の前にお互いの両親に何を飲むかを確認しておき、事前にオーダーしておくとスマートです。
食事会の会場先は料亭など少しグレードの高いところを選びましょう。会場のスタッフも結婚前の顔合わせに慣れていますので、どのタイミングで飲み物を持ってくればいいのか打ち合わせもできます。顔合わせの時の乾杯の仕方を解説します。
顔合わせの時の乾杯は誰がする?
顔合わせの乾杯の挨拶は誰がするのがベストなのでしょうか。司会をしている新郎がそのまま乾杯の挨拶をする、もしくは乾杯は年長者が行うことが多いので両家どちらかの父親で年長者のほうに挨拶をしてもらってもかまいません。
結婚前の顔合わせには大体の流れはありますが、結納や結婚式のように特に決まった形式はありません。お互いの両親に相談してみるのもお勧めです。当日に突然、乾杯の挨拶を振ると振られた側はびっくりしてしまいますので、事前にお願いをすることを忘れないで下さいね。
乾杯の挨拶の仕方【挨拶例文あり】
新郎か新婦が食事会会場のスタッフに合図をして飲み物を持ってきてもらったら、乾杯の挨拶をはじめます。事前の打ち合わせをお忘れなく。新郎が乾杯の挨拶をする場合は「2人のために本日はありがとうございます。一緒に食事を楽しみましょう!乾杯!」ぐらいの簡潔さでかまいません。
両家どちらかかの父親がする場合は、基本的には挨拶の言葉はそれぞれのご両親にお任せしますが「結婚を迎える2人を祝して、乾杯!」「2人のおかげで親族となった〇〇家と〇〇家のますますの繁栄を祝して、乾杯!」などが一般的です。
乾杯後に盛り上がるイベントを行う
飲み物を飲んで両家が落ち着いても、両家ともにまだ打ち解けていない場合もあります。料理が運ばれてくるまで盛り上がるイベントを新郎新婦から用意しておくこともおすすめです。例えば婚約指輪をお披露目し指輪をはめてあげるパフォーマンスもご両親は喜ぶでしょう。
または婚約した記念に両家に記念品を贈呈するのも盛り上がります。記念品にするのは、結婚して夫婦になるので、「夫婦」にあやかって「夫婦茶碗」「夫婦湯飲み」「夫婦箸」だと日常的に使えますし、良い記念になりますのでお勧めです。ご両親同士が打ち解けて話す機会になります。
顔合わせの挨拶《締め》
食事も終わって、食後の飲み物が来て会話もだんだんと落ち着いてきたら、そろそろ食事会の締めの挨拶をする頃です。あまり長く居続けると間延びしますし、もうちょっと話したかった!ぐらいがお互いの印象は良いものです。
両家が親族になれてよかったと思える幸せな気持ちで帰宅できるように締めの挨拶までしっかり行いましょう。締めの挨拶には何か決まった口上があるのでしょうか。食事会の最後の締めの挨拶について解説します。
顔合わせの締めの挨拶は誰がする?
顔合わせの締めの挨拶は誰がするのがベストなのでしょうか。締めの挨拶はやはり食事会を開催した新郎、もしくは新郎と新婦2人で行うことがマストです。今まで和やかに会話をしていた空気を少し変えて、2人で起立して改まった雰囲気にしましょう。
伝えることは「今日のお礼」「今後のこと」この2点です。この2点を踏まえて顔合わせの締めの挨拶を考えましょう。
顔合わせの締めの挨拶の仕方【挨拶例文あり】
先ほども述べましたが、顔合わせの締めの挨拶は緊張感を持って厳かに行いましょう。挨拶の例文は「本日は私たち2人のためにお集まりくださり、ありがとうございます。両家が顔合わせをして、親睦を深めることができたことを嬉しく思います。
まだまだ未熟ではありますが、両家の両親を見習い支え合う夫婦になりたいと考えています。今後ともどうぞよろしくお願いします」このような挨拶にしてはいかがでしょうか。結婚することがゴールではありませんよね。
結婚を見据えてどのようになりたい、したいと抱負を書くと結婚への実感も沸くことでしょう。
両家の父親も締めの挨拶をする場合
ご家庭の状況にもよりますが、両家のそれぞれの父親が顔合わせの締めの挨拶を行う場合もあります。挨拶例文としては「本日は皆様のおかげで素晴らしい食事会を行うことができました。
これからも末永くお付き合いをいただきますようお願い申し上げます」など、今日の食事会が無事に行えてよかったことを表します。両家どちらかの父親が挨拶を行う場合でも新郎と新婦が2人で締めの挨拶を行うことは絶対に必要です。
顔合わせの挨拶での注意点・ポイント
顔合わせ当日の流れや挨拶の言葉は解説してきましたが、当日は緊張しすぎずにリラックスして取り組むことが一番です。ただリラックスし過ぎて、礼儀やマナーを忘れてしまったり、ついつい嬉しくなってお酒を飲みすぎたりしてはせっかくの顔合わせの台無しです。
程よくリラックスして程よく緊張感を忘れないでください。その他にも顔合わせ前や当日に注意しておくことがあります。どのような注意点があるのか解説します。
顔合わせの会場は「個室」を選ぶ
顔合わせの会場は周囲を気にせずゆっくり話せるように「個室」を選びましょう。ついたても声が漏れたり落ち着いて話すことができないので避けます。個室があるからとおしゃれな居酒屋風のレストランもNGです。
格があるような料亭を選びましょう。料亭ですと必ず個室であることはもちろんですが、お店の方も両家の顔合わせに慣れていますので、飲み物や料理を運ぶタイミングを打ち合わせしやすくなります。
顔合わせを成功させるには段取りが必須ですから、お店の方に協力してもらうといいですね。
顔合わせの時に手土産は必要?
顔合わせの時に手土産があると良いでしょう。どちらか一方が持ってきたのに、一方は用意していないとなると顔合わせも気まずくなりますので、新郎新婦が事前に両親と打ち合わせを行っておいてください。
手土産の総額は2000円から3000円ぐらいの洋菓子か和菓子がベターです。あまりに安い、あまりに高いとマナーと価値観を疑われます。お祝いではありませんので、「熨斗」は必要ありませんが、きちんと包装してもらうと感謝の気持ちが出ますね。
それとなくお互いの両親が好きなお菓子を用意しあうとその場の空気も和みます。
お互いの呼び方に気を付ける
顔合わせで意外と困ることは相手の呼び方です。「〇〇さん(新郎・新婦に名前)のお父さん」「〇〇さんのお母さん」と呼ぶのが顔合わせの時は一般的です。呼び方で注意しなければならないことは、新郎と新婦の呼び方も気を付けなければなりません。
いつもは「〇〇くん」「〇〇ちゃん」と呼び合っていても、顔合わせの時は新郎のことも新婦のことも「さん」付けで呼びましょう。一番気を付けなくてはいけないことは、普段新婦が新郎を呼び捨てにしている場合です。いつもの調子で呼び捨てにして呼ぶのはご両親の前ではマナー違反です。
顔合わせにベストな服装
顔合わせは結納ほど格式ばっているわけではなく、かといってただの食事会ではないので、何を着ていけばいい?と迷うカップルも多いはずです。服装は顔合わせ先のレストラン、ホテルなど会場の格にあったものにしましょう。
またどちらかが改まった服装で、どちらかはカジュアルという服装も会場内の空気が微妙なものになりそうです。新郎新婦が事前に打ち合わせを行い、両家が同じようなスタイルになることが望ましいです。具体的な服装をご紹介します。
顔合わせの時の新婦の服装
顔合わせの時の新婦の大半はワンピースを選ぶようです。ワンピースを着ると上品で知的な女性に見えますので顔合わせにはぴったりの服装です。ただしワンピースだからと言って派手な色や柄はNGです。お祝いの席にふさわしい黒か紺のワンピースを選びましょう。
またスカートの丈にも注意してください。顔合わせの会場が和室の場合は立ったり座ったりして丈が短いと気になりますので、膝丈ぐらいのフレアスカートを選びましょう。和装もその場の空気が華やかになりますのでお勧めです。新婦の振袖姿に新郎のご両親も喜ぶでしょう。
顔合わせの時の新郎の服装
顔合わせの時の男性の服装はスーツがベストです。色は新婦と同様に黒か紺が無難ですね。仕事用のスーツで問題はありませんが、新郎は司会を行い注目される回数が一番多いので、皺になっていたりボタンが取れてないよう気を配ってください。
クリーニングに出してすぐだと心配いりませんね。真夏だとネクタイをするのも大変な時期ですので、両家の男性陣で「ノーネクタイにしましょう」と事前に打ち合わせておくといいかもしれません。
顔合わせの時の両親・兄弟の服装
父親の服装は新郎同様にスーツを着用するのが一般的ですが、両家で揃えるならジャケットでもかまいません。母親もスーツなどの洋装が一般的ですが、新婦の母親は娘と一緒に和装を選ぶ方もいる用です。
兄弟が学生であれば制服を着用するのが一番です。顔合わせに服装のルールはありませんが、大事なのは両家で雰囲気を揃えることです。
顔合わせの挨拶で失敗しないために
顔合わせにルールはありませんので、アットホームな感じで行うのが一番ですが、ご両親も参加しているのでマナーだけはきちんと守りたいものです。
挨拶のタイミングは≪最初≫≪乾杯≫≪締め≫のこの3回です。ここをきちんと押さえると厳かな雰囲気になります。
顔合わせ当日の流れを把握して、スマートに行うには入念な打ち合わせあるのみです。
顔合わせは、全く違った家庭と家庭が結びついて親族となる素晴らしい機会です。参加者みんなが楽しめる顔合わせが行えますように。
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物