プロが解説!10畳レイアウトで押さえておきたい5つのQ&A
Q1. 10畳の部屋はどのぐらいの広さ?
A. 10畳1Kならひと通りの家具を置いても余裕を感じられる
10畳は、1Kならソファやベッドなどひと通りの家具を置いても余裕を感じられる広さ。
10畳にキッチンが含まれるワンルームは、間取りによってはレイアウトに工夫が必要な場合もあるでしょう。
キッチンが区切られた10畳1Kの場合、6畳1Kよりも縦・横がそれぞれ1mくらいずつ長くなるイメージです。2人掛けソファ、セミダブルベッド、テレビ台、収納棚、デスクを置いても余裕がありますよ。一方キッチンや玄関を含めて10畳のワンルームは、間取りの形によっては生活スペースが実質7〜8畳ほどになることがあります。
Q2. 10畳の部屋をレイアウトする時のコツは?
A. 家具を活用して部屋を上手にゾーニングするのがコツ
余裕のあるスペースを生かして部屋をうまくゾーニングするのがおすすめ。
ソファやチェストなどを仕切りとして配置すれば、それぞれの空間の個室感がアップします。
一人暮らしで一般的な6〜8畳よりも余裕があるので、部屋をゾーニングして生活にメリハリをつけましょう。ワンルームの場合は、キッチンと生活スペースの間に棚を置くと空間を緩やかに仕切れます。1Kはもう少し余裕があるので、ソファの配置を工夫すれば寝るスペースとくつろぐスペースをゾーニング可能です。
Q3. 10畳の部屋をレイアウトする際の注意点は?
A. 余裕がある分、ものが増えすぎないように注意!
一般的な一人着らし部屋よりも余裕がある10畳の部屋は、ものをたくさん置いてしまいがち。
スッキリ広々と見せるためには、床や壁などを多く見せ、抜け感を意識するのがポイントです。家具のサイズやレイアウトにも気をつけましょう。
部屋にゆとりがあると、油断して大きな家具を置きすぎたり物が増え過ぎたりすることがあります。10畳であっても6〜8畳の部屋と同様に、部屋の寸法と置きたい家具のサイズを確認し、動線を確保しながらレイアウトしましょう。程よく余白を設けたほうが部屋がスッキリと見えますし、来客時もゆったりと過ごせます。
Q4. 10畳の部屋を広く見せるレイアウトの方法は?
A. ロータイプ家具や大きめの鏡を置くのがおすすめ
ロータイプの家具を取り入れると圧迫感が少なくなり、より広さを感じられます。
スペースに余裕があるようなら、全身が映る大きめの鏡を置くのもおすすめ。目の錯覚により部屋が続いているように見え、実サイズより広い印象になります。
10畳の部屋は余裕がありますが、なるべく低い家具で揃えたほうが、圧迫感が軽減されて一層広く見えます。間取りの形によっては10畳でも狭く見えることがありますので、その場合は全身鏡を置いてみましょう。鏡の奥にも部屋があるように見えるので、広く感じられます。
Q5. 10畳の部屋におすすめの家具は?
A. 人を呼んでもゆったりとくつろげる大きめのラグがおすすめ
友人や家族を呼べるスペースのある10畳の部屋には、みんなでくつろげる大きめのラグがおすすめ。
さまざまな素材やデザインが楽しめるラグは、インテリアの主役になります。季節ごとに変えるのもよいですね。
人を呼んでゆったりと過ごせるのが10畳の部屋の魅力ですので、床座でもくつろげるように大きめのラグを取り入れてみましょう。ラグは色やデザインがさまざまで、選び方次第でお部屋の印象が大きく変わります。また、寒さ対策や階下への騒音対策としても便利です。
10畳部屋のレイアウト実例《ワンルーム》
10畳部屋のレイアウト《縦長》
枠にはまらない10畳レイアウト
奥行きのある約10畳の長方形ワンルーム。見える床の面積が多い分、実際の大きさよりも広く感じられます。
ソファやローテーブルなどの定番家具を置かずに、枠にはまらない柔軟なインテリアコーディネートを楽しんでいる実例。自分のお気に入りのインテリアを、使いやすいようにレイアウトしています。
部屋の中心に動線を確保しているのも広く見せるコツです。
生活圏を区切る長方形10畳レイアウト
こちらは縦長約10畳、ワンルームの間取りです。
印象的な背の高い収納インテリアは、ソファやテレビをレイアウトした「生活スペース」と、ベッドを置いた「睡眠スペース」を仕切る役目を担っています。
仕切った向こう側はあまり広く空間を取らず、ベッドと少しの余裕のみにしておくことで生活スペースを広く使うことができますね!
ワンルームは特に部屋の区切りがないので、インテリアで生活圏を分けるレイアウトがおすすめです。
ロフトのある10畳レイアウト
洋室が約6畳とロフト約4畳、合計10畳ほどのワンルームの間取り。
ロフトを寝室として活用することで、場所を取るベッドのレイアウトを考える必要がなくなります。
天井が高く開放的な空間に感じられるのもロフト付きのメリット。
生活スペースにレイアウトする家具は、圧迫感のないものにすれば、天井の高さをより生かすことができます。
10畳部屋のレイアウト《正方形》
抜け感のあるラフな10畳レイアウト
コンクリート打ちっ放しの壁がラフで格好いい、およそ10畳のワンルーム。
木目がしっかり見える濃いブラウンの木製家具×アイアンフレームのインテリアを中心にコーディネートしています。壁のラフさに合わせたコーディネートですね!
10畳ほどの広さがあると、ついついインテリアが増えてしまいがち。“脚”のあるテーブルやチェアにすることで床が見える面積が増え、おしゃれで抜け感のある雰囲気に仕上がります。
デザイナーズの10畳インテリア
キッチンの占める割合が大きい10畳ほどのワンルームの間取り。配管の見えている部屋は、全体を気取らないラフさでコーディネートしています。
ソファやベッドなどメインとなる家具のほか、奥にはハンガーラックもレイアウト。
デザイナーズ部屋には収納が少ない場合が多いですが、10畳ほどの広さがあれば収納家具を置くスペースも確保できます。
ロー&折りたためるインテリア
部屋の中心にベッドをレイアウトした場合、その他のインテリアをどうするかが問題。
ぐっすり眠れる空間作りには、背の低いローインテリアがおすすめです。圧迫感がないので、よりリラックスできますね!
寝ることに重点を置いた場合は、食事に使うテーブルや椅子は折りたたみできるものをチョイス。
必要な時にだけ出して、あとはコンパクトに片付けておけば生活感がない空間に!
10畳部屋のレイアウト実例《1K》
10畳部屋のレイアウト《縦長》
シンプルイズベストな10畳レイアウト
こちらはシンプルな長方形10畳の1Kです。
リビングスペースとベッドスペースを左右に分けるレイアウトで、空間を仕切ったコーディネート。
部屋の中央エリアには何も置かず、明るさと動線を確保しています。
ソファからもベッドからも見やすいよう、テレビはコーナーに斜めにレイアウト。
すぐに真似できる人気のレイアウト実例です。
空間を遮らない10畳レイアウト
上の実例の長方形1Kをレイアウト変更したバージョンがこちら。
大きな家具であるソファとベッドの背部分を壁につけることで、空間を遮るものがなくなりました。
収納棚やテレビ台も反対側の壁にぴったりとレイアウト。部屋の真ん中の空間が広くなり視界が開けることで、より広々と見えますね。
背の高い家具を置いていないことも、部屋にスッキリとした印象を与えています。
10畳に好きを詰め込んだインテリア
インテリアのテーマカラーをピンク×グレーでコーディネートした、大人ガーリーな一人暮らし部屋。
約10畳の縦長1Kに、ソファ・ローテーブル・デスク・収納棚などをぎゅっとまとめた見事なレイアウトです。家具の数は多いですが、カラーやテイストに統一感があるためおしゃれにまとまっていますね。
一人暮らしなどの狭い部屋で、家具をたくさん置きたい時は、最初にテーマカラーを決めるのがおすすめです。
おしゃれな家具をお探しの方はLOWYAもおすすめですよ。
使う色を絞った10畳レイアウト
こだわりのモノトーンテイストでおしゃれにコーディネートされた、大人女子の長方形1K。使う色を少なくし統一感を出すことで、より広々と感じられます。
10畳の広さがあれば、コンパクトなデスクをレイアウトすることも可能。勉強したり、仕事をしたりとあると便利なスペースです。
縦長の部屋は、レイアウト次第で空間を仕切りやすい点がメリット。自分好みのレイアウトを楽しんでみてください。
10畳部屋のレイアウト《正方形》
ベッドがメインの10畳レイアウト
海外のようなインテリアコーディネートがおしゃれな正方形の1K。
ベッドを部屋の中心に配置した大胆なレイアウトです。
ベッドをインテリアの主役としていることで、休日ものんびりとリラックスして過ごせそう。
観葉植物がナチュラルなインテリアのアクセントになっています。
ナチュラルインテリアに合う家具をお探しの方はLOWYAがおすすめですよ。
四隅でエリア分けした10畳レイアウト
正方形のワンルームや1Kなら、角ごとにエリアを決め四分割してレイアウトを決めるのがおすすめ。こちらの実例では、ベッドエリアとワークエリアを上手にゾーニングしています。
角ごとにそのままエリアを入れ替えれば模様替えも簡単。
こちらの間取りのように窓が多い部屋は室内が明るく、10畳以下のサイズでも広く見える視覚効果がありますよ。
こだわりを集めた10畳レイアウト
10畳ほどの正方形の部屋に、こだわりを詰め込んだこちらの実例。ローテーブルを中心に、さまざまなインテリアを楽しんでいます。
たくさんの家具や小物があり、インテリアの数だけで見ると10畳でまとめるのは少し難しそう。
ですが、グレーベースのカラーやアンティークナチュラルなテイストで統一しているため、ごちゃごちゃした印象を感じさせません。
テレビを置かない10畳レイアウト
一人暮らしのお部屋で悩むインテリアのひとつが、テレビではないでしょうか。見やすくしつつ、邪魔にならないレイアウトが意外と難しいですよね。
ベッドをメインにしたレイアウトでは、思い切ってテレビを置かない選択もおすすめ。
こちらの実例では白い壁を有効活用し、プロジェクターで映画などを楽しんでいます。プライベートシアターがあるスペシャルな空間も素敵ですね。
10畳部屋のレイアウト《収納アイデア》
1台2役の省スペース収納
10畳の部屋の空間を仕切りたい場合、収納力のある家具を間仕切りにするのがおすすめ。1台2役をこなしてくれるので省スペースです。
入り口側に背板を向け中身が見えないようにすれば、生活感を隠せて◎。
インテリアに合わせて背板をペイントをしたり、おしゃれなファブリックを貼りつけたりすると、自分好みのインテリアが楽しめます。
奥行きのでるオープン収納
一人暮らしの生活スペースとしては十分な10畳の部屋。
備え付けのクローゼットがあれば、収納家具のスペースを節約でき、10畳をさらに広々と使えます。
クローゼットの扉をあえて開けっ放しにすることで部屋に奥行きが感じられ、出し入れもしやすくなりおすすめ。
常に目に入るので意識的に整理整頓するようになり、綺麗な状態をキープできますよ。
1日の始まりがスムーズな収納
デザイナーズマンションなどはおしゃれな反面、収納スペースが少ないことも。
そんなときにはハンガーラックを使って、ショップのディスプレイのようにあえて見せる収納にするのもおすすめです。
季節ごとに着る服をハンギングして、靴も飾るようにレイアウト。毎日のファッションコーディネートがこのスペースで完結し、1日の始まりがスムーズになりますよ。
収納力を2倍にする便利収納アイテム
収納場所が少ない10畳の部屋なら、こんなアイテムもおすすめです。
収納力を2倍にする「ブランコハンガー」は、ポール部分を下にしてブランコのようにクローゼットに吊るすだけ。ハンガーをかけられる部分が増え、収納力がアップします。
ハンギング収納が増えると、ハンガーで干した洋服をそのまま収納できるのも嬉しいポイント。
忙しい人にもおすすめの収納アイテムです。
他にも収納家具を探している方はLOWYAがおすすめですよ。
無印アイテムを使った収納アイデア
収納場所に困ったら、脚付家具の下のスペースを活用するのがおすすめ。
こちらは脚付マットレスの下に、無印の衣装ケースをぴったり納めています。引き出し式にすることで出し入れもらくらく。
隠す収納で部屋全体がスッキリ見え、10畳のスペースがより広々と感じられます。
驚くほど収納力のあるベッド下
脚の長いベッドにすると、ベッド下は驚くほど収納力のあるスペースになります。生活感が出てしまい置き場所に困るプリンターも、ベッド下なら見せない収納に。
こちらはインテリアの差し色でもあるブルーを収納ケースにも取り入れて、おしゃれにレイアウトしています。
一人暮らしの部屋では、ベッド下の収納もフルに活用していきましょう。
玄関スペースには壁面収納を活用
一人暮らしの1Kやワンルームの場合、玄関スペースの収納にお悩みの方も多いのでは?
省スペースで収納したい玄関には、マグネットなどを活用した壁掛け収納がおすすめ。
こちらの実例では無印良品の壁付けアイテムを使い、鍵・アクセサリー・帽子などを見せる収納にしています。
玄関の床面を空けておくことで、見た目もスッキリして出入りもスムーズです。
収納力がアップする100均シューズラック
靴好きおしゃれ女子を悩ませるのが靴の収納。備え付けのシューズクローゼットだけでは、足りない方もいるのではないでしょうか。
そんなときには100均のシューズラックがおすすめです。片足のスペースで1足分の靴を収納できるため、収納力が2倍にアップ。
高さが調節できるタイプもあり、ヒールや大きめのメンズシューズも収納できます。
10畳のレイアウトは空間を上手に活用しよう
今回は10畳部屋のレイアウトを特集しました。プロの意見を取り入れながらさまざまな実例をご紹介しましたが、真似したくなるレイアウトはありましたか?
部屋のレイアウトを決める際には、どう過ごしたいかを最初に決めるのがおすすめ。ものを置きすぎず生活動線を確保するのもポイントです。
余裕ある空間をさらに広々と使えるよう、いろいろと試してみてくださいね!
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