憧れのタイル張りキッチン
建売住宅の我が家のキッチンは一般的なシステムキッチン。
壁は白いキッチンパネルで、お掃除を考えるとこれがベストと思いつつも、ずっとタイルキッチンへの憧れを捨てきれずにいました。
以前のキッチン
ここ数年はサブウェイタイル風の壁紙を貼ってみたりもして、これはこれで気に入っていたけど、もうそろそろリアルなタイルに変えてみたい!
(あと安全上、不燃材でない壁紙を貼っていたのもちょっと気になってました)
ということで、この度キッチンのタイル張りに挑戦です♪
目地付きタイルか普通のタイルか
まず候補に挙がったのは、裏面がシールになっていて、そのまま貼れる目地付きのタイルです。
うちでもすでに使っているのですが、そのまま貼っていくだけなのでとにかく簡単!
写真は、DIY-TILEさんのサブウェイタイル(チャコールグレー)を使っています。
とても気に入っているのですが、唯一ネックになったのは、そのお値段。
というのも、今回私がタイル張りしたいと考えていたのは、キッチンの壁2/3スペース。
1枚240円のこちらのタイルで計算したところ、これがもうビックリの金額がはじきだされてしまいました!
となると、やはり普通のタイルを使い、自分で目地材をいれる作業までするのがいちばん安く済みそうです。
いろいろ探したところ、手頃なお値段のタイルを発見しました!
タイル通販 タイルオンラインさんの壁用100角タイル。9枚1シートで550円(税抜)
白い四角いタイルは定番だからこそ、飽きがこず長く使えそう。
そして5mm厚と薄いので一面に貼っても壁の負担が少なそうなこと、9枚のタイルがつながっているので張りやすそうな点が決め手となりました。
材料&道具
タイル以外に必要になるのがまず接着剤と目地材です。
接着剤はネオピタ #マンテンを使うことにしました。
こちら接着力が強く、乾くとモルタル目地代わりになるそうですが、私はきれいな目地にする自信がなかったので、別に目地材を用意しました。
目地材は、白・グレー・ブラックの3色があったのですが、悩んだ末、汚れが目立たなそうなグレーをチョイス。
目地の色によって、タイル壁全体の雰囲気が大きく変わること、またあとからの塗り替えは難しそうなことから目地の色は慎重に選ぶ必要がありそうです。
ほかにタイルを接着するのに以下の道具を使用しました。
ヘラは、今回は両方使いましたが、ヘラだけでも問題なく接着剤を広げられました。
コテについた接着剤を落とすのが大変だったのに対して、ヘラについた接着剤は乾くとペリペリ剥がれて片付けも楽だったので、個人的にはヘラがオススメです。
あとうっかりつけてしまった接着剤をはがすのにシール剥がしやマイナスドライバーがあると便利ですよ。
そして、目地材を入れるのには以下の道具が必要になります。
- 先端の細いコテ
- 目地材を入れる容器
- 割りばし
- ウエス
- 雑巾
またどうしても必要になるタイルカットも、今回は自分でやってみることにしました。
用意したのが、イシイ タイルカッター 300。
これがなかなか難しく、最初はタイルを何枚も割り、途方に暮れました。
が、途中から少しずつコツをつかんでカットできるように。
ただし切断面はどうしてもぼこぼこになってしまったので、仕上がりにこだわりたい方はタイルを購入したお店にカットを依頼するのがいいと思います。
もしくは小さいタイルで代用してもいいかもしれませんね。
タイル張りの手順
さてここからタイル張りの手順をご紹介します!
1 養生する
まずはパネルをキレイにし、マスカーで接着剤がつかないようにしっかり養生します。
2 タイルの配置を決める
貼る面のサイズを測って、そのサイズに合わせて実際にタイルを床に置いてみます。
一気に接着剤を塗ってしまうとあとで焦ることになるので、大きい面は分割して作業するのがオススメ。
3 タイルをカットする
カットが必要なタイルは、ここでまとめてカットしておきます。
タイルカッターも色々種類があるようですが、私が使ったのは、タイル表面にスジを入れた上で押し割る一般的なタイプのもの。
わざわざ買うのはちょっと、という方は、ホームセンターでレンタルするという手もあります。
どうにかこうにか一面分のタイルが用意できました♪
4 接着剤を塗る
接着剤をコテやヘラをつかって壁に広げます。
ボンドが固めなので、これがけっこう疲れる作業。
一面に広げたらヘラでボンドを均一にします。
ボンドをつけすぎるとあとではみ出た部分を削らなくてはいけなくなるので注意です。
5 タイルを張る
まず最初、タイルを上から張り付けたところ、タイルが少しずつ下がってきてしまい大慌て!
最初の位置にもどすのが、とっっても大変で、結果、目地が均等でなくなってしまったので、次はやり方を変えて下から張り付けていくことにしました。
こんな風にシートの間にダンボールをはさんでいくと、タイルのずり落ちを防げます。
(もしくは養生テープで固定しても○)
タイルを張り終えたら、接着剤を乾かすのに1日以上置きます。
6 目地材をいれる
いよいよ、最後の作業、目地入れです。
まず水を混ぜてマヨネーズより固めのパテ状の目地材を作ります。
容器は作業後、キレイにするのが大変なので、使い捨てできるものがオススメ。
目地をタイルの間にコテを使って埋め込むように入れていきます。
このとき中に空洞ができてしまうとひび割れや剥がれの原因になるのでしっかりと!
半乾きの状態でタイル表面をウエスなどでこすると、余分な目地が落ちてきれいなタイル面が♪
ボロボロ余計な目地が落ちるので、養生はしっかりしておいた方がよさそうです。
最後に目地材を指や割りばしなどを使って、平らにならして乾かせば完成です!
なお、タイルの端はコーキング材を打つ方が耐久性がアップするようなので、様子を見てまた後日挑戦してみようと思います!
かかった費用
今回かかった費用は、
- タイル18シート→約10,000円
- 接着剤2個(実際は1.5袋使用)→5000円
- 目地材2袋→800円で計約16,000円(カッターを含めると約20,000円)
タイル自体は安かったものの、接着剤の値段がなかなか!これはちょっと想定外でした。
それでもシールタイプに比べると半分以下のお値段で憧れのタイルキッチンを叶えることができました。
※これ以外のコテなどの道具は家にあったものを使ったので含まれていません
作業を終えてみて
タイル張り自体は何度かやったことがあったので軽い気持ちでやってみましたが、壁面は想像していたよりもずっと難易度が高かったです!
特にいちばん最初に貼った面はタイルがずれてしまい、仕上がりも目地の間が均等でなかったり、切断したタイル面がガタガタ。
プロの仕上がりとは雲泥の差です。
やってみてつくづく感じたのは、目地付きタイルの素晴らしさ♪
それでもリーズナブルにタイル張りできたこと、目地付きシールタイプは種類が限られているため、好きなタイルを張れたことは本当に良かったです♪
大変だけどやりがいのあるタイル張り
いかがでしたか?ちょっと、いやだいぶ大変なタイル張りですが、苦労して仕上がったタイル壁は格別なもの♪
今回は壁に貼るのに苦戦しましたが、まずは落ち着いて作業できる平らな台などから挑戦してみてもいいかもしれませんね。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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