前向きになれる四字熟語をご紹介!
四文字の漢字のみで意味を表す四字熟語、あなたはいくつ知っていますか?簡単に短い言葉で伝えることのできる四字熟語ですが、その数はなんと4000以上と言われています。
意外と数が多いことにびっくりしますよね。今回は、人生で落ち込んでいる時や悩んだ時に前向きになれる人気の四字熟語をカテゴリー別にご紹介いたします。あなたの人生をポジティブにしてくれる四字熟語がきっと見つかるはずです!ぜひ、参考にしてみてくださいね。
前向きになれる人気の四字熟語《人生》
まずは、「人生」をテーマとして作られた四字熟語をまとめました。四字熟語は生き方の目標になったり、自分を表現する上でもとても重要な役割を果たしてくれます。「こんな人生にしたい」「こんな風に生きたい」と、前向きな座右の銘として大切にしている方も多いことでしょう。
自己紹介やスピーチ、仕事など、さまざまな場面でも簡潔に伝えることができてとても便利です。あなたの人生や生き方を表す前向きな四字熟語をひとつ持っておくといいかもしれません。
前向きになれる人気の四字熟語①「一期一会」
一期一会(いちごいちえ)
言葉の意味・・・一生に一度の出会い。二度とない出会い。一度きりの出会いを大切にすることのたとえ。
使い方・・・「すべての出逢いは一期一会だと思います」「毎日が一期一会だと思って生活しているよ」
由来・・・一期一会という四字熟語は茶道に由来しています。どのお茶会でもその機会は二度と繰り返されないもので、生涯に一度しか無い出会いです。これを心得てお茶会では誠意をつくすべきだとされています。この言葉は、もともと日本一の茶道家である千利休の言葉だと言われています。
前向きになれる人気の四字熟語②「七転八起」
七転八起(しちてんはっき)
言葉の意味・・・何度転んでも立ち上がって努力すること。何度も立ち向かうこと、頑張り抜くこと。
使い方・・・「七転八起の心意気で何事にも臨んでいこう」「あの人はいつも七転八起な人で素晴らしい」
由来・・・仏教の教えである「人は誕生してから周りの人に支えられながら起き上がる」という考えに由来しています。七回転んでも八回目でしっかりと起き上がれるという説が有力ですが、「八で語呂が良いから」「だるまのように何回転んでも起き上がる」というさまざまな説があります。
前向きになれる人気の四字熟語③「夢幻泡影」
夢幻泡影(むげんほうよう)
言葉の意味・・・夢や幻、泡と影はとらえることが難しく消えてなくなるもの。人生は儚いことのたとえ。
使い方・・・「夢幻泡影の人生だから精一杯生きよう」「人間は夢幻泡影の一生だから落ち込んではいられない」
由来・・・語源は、3世紀以前設立の「大乗仏教」の般若経典の一つ「金剛般若経」。「夢(ゆめ)」「幻(まぼろし)」「泡(あわ)」「影(かげ)」の儚いものを人生に喩え、人生の儚さを表現しています。
前向きになれる人気の四字熟語《目標・努力》
大半の人が小学校で初めて四字熟語を勉強するでしょう。学生生活において、夢や目標を立てる時にも前向きな四字熟語は欠かせません。四字熟語の醍醐味である簡単な言い回しは、部活動や体育祭などスローガンとして掲げるのにもぴったり!
応援幕や応援旗で四字熟語を使うととてもかっこいいですよね。個人で使うことはもちろんですが、仲間と団結するのにも力強いサポートをしてくれますよ。続いては「目標」や「努力」を意味する、前向きになれる四字熟語をご紹介していきます。
前向きになれる人気の四字熟語④「積羽沈舟」
積羽沈舟(せきうちんせん)
言葉の意味・・・鳥の軽い羽も、コツコツ積み重ねていけば舟を沈めるほどの重さになること。小さな努力も積み上げれば大きな力となる。
使い方・・・「どんな練習だって積羽沈舟だ」「一人の意見もみんなが揃えば積羽沈舟、大勢の意見になります」
由来・・・由来は、戦国時代の書物「戦国策」。「せきうふねをしずむ」と訓読みもできます。ふんわりとした軽い羽毛でも、たくさん積み上げると舟を沈めるくらいの重さになることを表しています。
前向きになれる人気の四字熟語⑤「日進月歩」
日進月歩(にっしんげっぽ)
言葉の意味・・・日に、月に、絶え間なく進歩すること。進歩し続け、発展するさま。日に日に進歩するということ。
使い方・・・「日本の医療は日進月歩で進歩しているから期待している」「日進月歩で成長するあなたは素敵ですね」
由来・・・明確な由来はありませんが、「日に日に、月々に進歩していく」が語源だと推測されます。毎日毎日、日に日に変化し、日を重ねれば月になります。毎日の積み重ねは絶え間なく発展し続けます。
前向きになれる人気のある四字熟語⑥「完全燃焼」
完全燃焼(かんぜんねんしょう)
言葉の意味・・・目標に向かって最後まで諦めず、全力を出し切ること。綺麗に燃え尽きる様子。
使い方・・・「甲子園で負けてしましましたが、完全燃焼出来ました」「完全燃焼するつもりで練習を頑張りたい」
由来・・・「完全」と「燃焼」という熟語が合わさったものです。可燃物が酸素共有のもと十分に燃えるさま。一酸化炭素やすすを全く出さずに燃え尽きること表しています。転じて、自分の持っているすべての力を出し切ることです。
前向きになれる人気の四字熟語《未来・希望》
自分の夢や希望、未来を表すときにも前向きな四字熟語は存分に本領を発揮してくれます。最近では、新年の抱負に四字熟語を使う人も増えてきました。亥年の「猪突猛進(ちょとつもうしん)で今年も頑張ります!」という前向きな挨拶は、その代表的なものと言えるでしょう。
書き初めにもぴったりな言葉ですよね。漢字四文字に思いを込め、未来に希望を込めるということは素敵なことです。前向きな四字熟語を活用することは、未来を切り開く大きな手助けとなります。
前向きになれる人気の四字熟語⑦「四海兄弟」
四海兄弟(しかいけいてい)
言葉の意味・・・真心と礼儀を尽くして他者と関われば、世界中の人が兄弟のように仲良くなるということ。
使い方・・・「世界平和には、全人類が四海兄弟の心を持つことが最も必要だ」「四海兄弟の心がけを忘れずに生きていきたい」
由来・・・中国から伝わった「論語」の顔淵十二章の「礼儀正しく相手を思う気持ちがあれば世の人はみんな兄弟」教えが語源です。「四海」とは、四方の海のことで世界中の人のことを指します。
前向きになれる人気のある四字熟語⑧「雲外蒼天」
雲外蒼天(うんがいそうてん)
言葉の意味・・・目の前の困難や試練(雲)を乗り越えれば、必ず青い空が待っているということ。
使い方・・・「雲外蒼天を信じて、諦めないことが大切だ」「どんなに厳しい練習も、雲外蒼天を胸に頑張りました」
由来・・・語源は「雲外に蒼天あり」です。「雲」は困難や悩み障害などを表し、「蒼天」は青い空で明るい未来を指します。雲を突き抜ければ青い空が広がるように、どんな試練でも必死で乗り越えていけば、必ず青い空が待っているということを表しています。
前向きになれる人気の四字熟語⑨「前途洋洋」
前途洋々(ぜんとようよう)
言葉の意味・・・今後の人生が希望に満ち溢れているさま。先行きが開けている。未来に希望の持てる様子。
使い方・・・「前途洋洋たる子どもたちの成長が楽しみです」「新社会人として前途洋洋なスタートを切ることができた」
由来・・・「前途」と「洋々」という熟語が合わさったものです。「前途」はこれから先の未来を表し、「洋々」は水が限りなく広がり満ち溢れている様子を表したもの。これから先の未来が希望に満ち溢れている様子を表しています。
前向きになれる四字熟語まとめ
前向きになれる四字熟語を「人生」「目標・努力」「未来・希望」とカテゴリー別にご紹介しましたが、いかがでしたか?たった四文字ですが、その四文字の中にはたくさんの思いが込められています。
努力する夢や目標になったり、落ち込んだ時に前向きになれたり、四字熟語は人生のさまざまなシーンであなたを助けてくれることでしょう。四字熟語をいくつか知っていると人生がとっても豊かになりますよ!ぜひお気に入りの四字熟語を見つけて、日常生活に取り入れてみてくださいね。
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