上手な文章の書き方のコツをご紹介!
「文章を上手に書きたい」と思ったことはありませんか?
話せるのに書けない。書こうとすると手が止まる。考えがまとまらず時間がかかる。
そんな人におすすめの、書き方のコツをまとめました。書くことは仕事や生活に欠かせないスキル。
企画書や報告書、ビジネスメールのほか、ブログやSNS、手紙などにも活かせます。
基本や注意点、見直しポイントを知り、書き方のコツをつかんで下さいね。
上手な文章の書き方《基本》
文章の書き方のコツ①読み手の気持ちになる
大切なのは読み手の気持ちになることです。
私たちは知りたい情報を得て、悩みを解決するために文章を読みます。インターネットでの調べものが身近な例ですね。
また上手な文章とは、最後までスラスラと違和感なく読める文章です。
知りたい情報が書かれていて、ストレスなく完読できる文章を読み手は求めています。読み手の気持ちになり、相手に寄り添った文章を書きましょう。
文章の書き方のコツ②テーマを明確にする
テーマを明確にすることも書き方の基本です。
テーマとは文章を通して伝えたいこと、目的です。テーマを明確にしてから文章を書き始めましょう。
テーマは、最初から最後まで一貫して書くと分かりやすい文章になります。
テーマはひとつに絞り、長い文章になる場合は、段落ごとに小さなテーマを決めるとスムーズ。
途中で話の趣旨がずれると、何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。
文章の書き方のコツ③結論から書く
文章は結論から書きましょう。結論とは、文章を通して一番伝えたいこと。
調べものをしているのに知りたい情報が最後の方に書かれていると、たどり着くまでに時間がかかりモヤモヤしますよね。
前置きが長い文章は回りくどい印象になり、読み手にとってストレス。途中で読むのを諦めてしまうかもしれません。
ストレスなく読める文章とは、読み手が知りたいことが一番最初に書かれている文章です。
文章の書き方のコツ④シンプルに書く
伝えたいことをシンプルに書くことも書き方の基本です。
一文を短くするとシンプルな文章になります。だらだらと長く書かず、勇気を持って短く言い切るのがコツ。
ここで大切になるのがテーマです。テーマが明確だと自信を持って言い切る文章が書けます。
話し言葉をそのまま書くと長くなるので気をつけましょう。文章は余計な言葉を削ぎ落してシンプルに。長い文は思い切って2文に分けましょう。
上手な文章の書き方《注意点》
文章の書き方のコツ⑤いきなり書かない
文章をいきなり書き始めていませんか?いきなり書こうとすると度々手が止まり、思考がストップしかねません。
スムーズに文章を書くためには必要な準備があります。
順番としては、テーマが明確になったらまずは構成を考えます。構成とは、文章の骨組み。骨組みができたら肉付けです。
できた構成に沿って必要な情報を箇条書きにしてみましょう。文章の土台ができて全体が想像しやすくなります。
文章の書き方のコツ⑥主語と述語は近く
文章の中で主語と述語は近くに書きましょう。
主語は「私」などの第一人称、述語は「書きました」などの状態や行動を表す部分です。
主語と述語が遠いと分かりにくい文章になります。特に、長い文章の場合は注意が必要です。
例えば「私は母からもらったノートに父がゴルフで活躍したことを日記に書きました」のような書き方です。
言葉の順番を入れ替える、2文に分けるなど工夫しましょう。
文章の書き方のコツ⑦句読点を適切に使う
文章の中で句読点を適切に使いましょう。句点は「。」読点は「、」を意味します。
句点は一文の終わりに打ちますが、読点は使い方に注意が必要です。
話し言葉のように息継ぎのタイミングではなく、意味の切れ目に読点を打ちましょう。
「私は、母からもらったノートに、父がゴルフで活躍したことを日記に書きました。」
句読点を適切に使うだけでかなり読みやすくなることが分かります。
文章の書き方のコツ⑧書いたら必ず見直そう
文章を書いたら必ず見直す習慣をつけましょう。
特に誤字脱字のチェックは念入りに。一度の見直しでは見落とすこともあるので、二度三度としっかり読み返して下さいね。
黙読よりも声を出して読む方がおすすめです。目で見て耳で聞くことで、文章の違和感に気付きやすくなります。
また、書いた文章のリズムを感じることもできます。自分の書き方の癖に気付くきっかけになりますね。
上手な文章の書き方《見直しポイント》
文章の書き方のコツ⑨漢字はバランスを見て
漢字が多い文章は読みにくく、読み手の意欲を下げてしまいます。
また、漢字が多いとパッと見たときに全体が黒っぽく、硬い印象になります。漢字は文章全体のバランスを見て使用しましょう。
書き方のコツとして、漢字の使用は全体の30%以下にすると読みやすい文章に。
どの部分をひらがなにするのか迷ったら、小中学校で習わないような難しい漢字を選ぶと自然な文章になります。
文章の書き方のコツ⑩文末表現に気を配る
文末の書き方も大切な注意点です。
「ですます」調と「だ、である」は混合しないように統一します。
また、「~です」ばかりなど、同じ文末表現が続くと違和感のある文章になります。
連続で3回以上同じ文末表現が続かないように表現を工夫してみて下さい。
「母のノート。」のように体言止めを用いたり、質問形式にしたり、文末表現のバリエーションを増やすのが書き方のコツです。
文章の書き方のコツ⑪接続詞は効果的に用いる
接続詞とは「しかし」「なぜなら」のように前後の文章や段落をつなぐ言葉です。
それぞれの目的と役割があり、適切に用いれば文章が格段に読みやすくなります。
文章の書き方として注意すべきは、接続詞を使いすぎること。
接続詞が多いと回りくどい文章になります。なくても意味が伝わる文章は思い切って接続詞を外しましょう。
接続詞を効果的に使うことで文章にリズムが生まれます。
文章の書き方のコツ⑫言葉や表現が重複してないか
「重複してないか」も押さえておきたい文章の書き方の注意点です。言葉の重複とは、同じ単語や文節が何度も連続している状態。
「の」が連続していたり、「~ので」や「~して」がやたらと続いたりする文章です。
表現の重複とは、「頭痛が痛い」「まず初めに」のように意味が重複している状態を言います。
言い回しを変える、二文に分けるなど、書き方や表現方法の工夫をしましょう。
文章の書き方が学べる本
77のテクニックで書き方の基礎から学べる本
文章の書き方が学べる一冊は、「文章力の基本」。
簡単だけど知られていない書き方のコツが、第1章から第7章までのテーマごとに紹介されています。
テクニック一つひとつに具体例が書かれている、初心者にも理解しやすい本です。
例文は原文と改善分が書かれているので、どこをどのように改善すれば良いかが一目瞭然。
著者は、大学生と社会人に文章指導をしている書き方の先生です。
まずは準備から!伝わる文章の書き方が学べる本
ライターや編集長として活躍した現役のプロから学べる一冊、「新しい文章力の教室」。
完読される文章を「完食されるラーメン」に例えて、良い文章の書き方をユニークな表現で教えてくれます。
書けない原因は書く前にあります。
考えながら書くのではなく、書く前に準備する。準備に必要な段取りが分かります。
伝わる文章の書き方や準備、読み返して直すべきポイントが学べます。
話し言葉を書き言葉に変換するスキルを学ぶ本
ベストセラー「嫌われる勇気」の著者のひとり、古賀史健氏による「20歳の自分に受けさせたい文章講義」
。
現役で活躍するライターが「書く」ことを通して培ったノウハウが満載の一冊です。
また技術だけでなく、文章への向き合い方や生き方も学べます。
著者独自の軽快なリズムでまとめられた、今すぐ読みたい書き方の本。
「話せるのに書けない」悩みを解消するヒントが得られます。
文章を書くことの根本的な考え方が学べる本
「上手に書けない」と思って手が止まる人におすすめの一冊は、「いますぐ書け、の文章法」です。
文章の書き方を技術面ではなく、文章への意識から切り込んでいます。
著書は、人気コラムニストやライター講座の講師の実績があり、実体験を基にまとめられた一冊です。
著者の実体験から学ぶ、伝わるコトバの作り方
文章の書き方が学べる一冊の最後は、「伝え方が9割」。
コピーライター佐々木圭介氏の、膨大な数の「コトバ」と向き合ってきた実体験から、伝え方のスキルが学べます。
常識にとらわれない「コトバの力」で、コミュニケーションも円滑に。
伝え方の技術は文章を書くときにとどまらず、日常生活にも活かせます。
伝え方によって結果が大きく変わるコミュニケーションの在り方について学びます。
上手な文章の書き方のコツまとめ
上手な文章の書き方にはコツがあります。ご紹介した基本や注意点、見直しポイントに気を付けて書いてみましょう。
文章は書けば書くほど上手になりますが、コツを知っていると速く上達します。
本から学ぶのもおすすめです!学んだら早速書いてアウトプットすると、文章力が磨かれます。
文章を書く機会は暮らしの中でもたくさんあるもの。コツをつかみ場数を重ねて、書くことを楽しんで下さいね。
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