媚びない生き方をしたいあなたへ
相手に気に入られるために持ち上げたり、都合よく動いたり。気が付けば「なにやってるんだろう」と自分の行動にため息をついてしまうことってありませんか。
他人に媚びることは処世術の一つとしてアリかもしれませんが、自分本位の行動ではないので、あまり気持ちの良いものではないですよね。
これからの人生、媚びない生き方をしたいという人は、媚びる人の特徴や心理を覚えておきましょう。反面教師にすることもできますし、自分を見直す材料にもつながります。
媚びない人の特徴って?
他人に媚びないってどういうこと?媚びない人ってどういう人のことをいうの?というように、実は「媚びを売る人」は自分でその自覚を持っていないようです。
つまり、天性の勘のようなもので相手の顔色を窺い、忖度しているといえます。これを思うと、「他人に媚びない人」の特徴は対照的になるでしょう。
ここで挙げる媚びない人の特徴を見て、周りの人物に照らし合わせてみませんか。そうすることで、媚びない人の生き方や人生のモデルが浮かび上がりますよ。
媚びない人の特徴:精神的に自立している
媚びない人は精神的に自立しています。自分自身で手続きやトラブルの解決を行うことがほとんどです。
もちろん、生き方や人生の上で自分自身の力で解決できないことも少なからずあります。そんな時でも誰かにきちんと相談をし、どうしたらいいか人生指南をしてもらっていますよ。
できないことは相手に100%任せることはせず、教えてもらったことをもとに、解決を目指し自分で動ける人です。
誰も頼らない、誰も信用しないということはないので、コミュニケーション能力もばっちりあります。
媚びない人の特徴:他人のウワサ話をしない
ウワサ話はたいてい根拠もなく誇張された話であることがほとんどです。
ゴシップを流すことで話題が広がりますし、それを流した張本人の株が上がりますが、他人に媚びない人は、ウワサを流すことも耳にすることもありません。
もちろん、口が堅い長所があるので相談を受けやすい傾向があります。
しかし、井戸端会議の場にはいつもいないので、話しかけづらい人という評価が先だってしまうことも多いようです。また、仲良しグループは基本的に作りたがりません。
媚びない人の特徴:承認欲求を持たない
媚びることで「すごいね、気が利くね」と言われることがあります。そうすることで媚びる人は承認欲求が満たされます。
褒められるためにわざわざアピールする人もいるほどです。他人に媚びない人も、先回りして何かの準備を率先して行いますが、承認欲求は持たないので「やったよアピール」はしません。
媚びない人にとっては、大人として当たり前のことをやっているだけなので、長い人生の中で認めてもらうことや、褒めてもらう必要はないと思っているのです。
媚びない人の特徴:きっぱりNOが言える
誰かに媚びる人は、決定権を第三者に委ねる傾向に。意見を持たず「あなたが良ければ私はそれでOK」という態度を示します。
媚びない人は、納得いかないことに対してはきっぱりとNOを突きつけるでしょう。その反面、我を押し通すことはしません。
相手の意見を受け止めたうえで、自分の意見を伝えるというように建設的な話し合いを行う姿勢を見せてくれます。だから、お互いケンカ腰にならずに対話ができるので、お互いを理解しあい対等に付き合えるようになりますよ。
媚びない人の特徴:広い視野を持っている
媚びない人は2つか3つ先のこともしっかり見据えていますよ。
広い視野を持ち先回りして準備をするほか、ケアすべき人に寄り添うなど、誰に指示されるまでもなく行動に移します。
誰かに媚びる人は「指示を受けてから動き、行動したことに対し猛烈アピールをすることで、指示をした人を立て自分の承認欲求を満たす」という考え方を持っています。まったく異なる人生を歩んでいると捉えてよいでしょう。
媚びない人は、褒められなくても損をしているとは思いません。
媚びない人の心理
人生の処世術として、誰かに媚びを売る生き方をしている人もいます。「媚びない生き方で、報われない人の人生」に対し、損をしているように思うこともあるようです。
もちろん媚びを売ることで、その人自身の立場が安定し幸せな生き方が得られるなら、否定はできません。
まずは、媚びない人の心理を覗いてみませんか。そこから、媚びる人と比較してみると、媚びない人の生き方や人生の見解がわかるのではないでしょうか。
媚びない人の心理:嫌われてもいい
媚びない人は、平身低頭の生き方は好みません。ファンやアンチの関係を十分に理解しており、「自分を嫌いな人もいるんだろうな」程度で納得しているので、人生において万人に好かれるような努力は必要ないと受け止めているようです。
しかし、困っている人には寄り添うし、相互理解を深めようと努力を重ねる誠実な生き方をしているので、媚びない人を嫌うひとは少ない特徴があります。
媚びない人自身も、信頼関係を適切に構築しようと尽力するので、どんな場面でも高い評価が得られますよ。
媚びない人の心理:競争は自然体で
暮らしにくい社会と言われればそれまでですが、ある程度競争は必要になります。
媚びる人の場合は誰かの人生を踏み台にするほか、第三者のアシストを受けて競争に打ち勝とうと手を尽くします。
しかし、媚びない人は競争には形だけ参加しますが、勝ち負けだけの生き方は選びません。仕事において昇進などは成果主義ではなく、年功序列の周り道コースを選ぶなど自然体で取り組みます。
しかし、成果はそれなりに出せるので、媚びている人よりも昇進が早いのも特徴的です。
媚びない人の心理:上下関係に屈しない
媚びを売る人は、戦わずして肩書や地位に降伏します。相手が差し出す名刺にも敏感ですし、自分の肩書と比べることもしばしばです。
媚びない人は肩書マウンティングしません。名刺や立場の上での肩書があっても、仕事などやるべきことができない人を心から軽蔑します。
肩書マウンティングをする人には、とてつもなく塩対応の傾向に。マナーはやモラルはきちんと会得しているので、相手を立てるべきところは立てますが、立場は関係なく苦言もはっきりと伝えます。
媚びない人の心理:思考は十人十色
媚びない人は、1か0あるいは、白か黒かというような思考ばかりではないことを十分に理解しています。グレーがあることも、1と0の間には小数点以下の数字があることもわかっています。
思考は十人十色であると捉え、媚びを売る人も「その人の人生だから」と受け入れています。
むしろ、媚びを売ってかわいがられる人や、立場を利用してのし上がろうとしている人を「いい生き方をしている」と感心するほどです。
でも見習うことはせず、自分の思考を大切にします。
媚びない人の心理:損得勘定なし
人は自分の行動が周りにどう影響するかを考え、計算してから動きます。自分のプラスになるように周りをコントロールしたり、周囲を支配しようとする人もいるでしょう。
媚びない人は損得勘定を持たず周囲を見渡し、総合的な結果を判断して動くので、計算ずくの人よりも早く動けます。
この行動が正当に評価されるため、周りはそれを「計算ずくの行動だ」と非難することもありますが、媚びない人はお構いなしです。
損得勘定を持たないため、自分が泥をかぶることもありますが、周りが良ければそれでOKと思えるのが媚びない人の心理です。
媚びない人になる方法
これまで誰かに依存し、自分の容姿や甘えられる性格を武器にして、媚びて可愛がってもらう人生を好んできたという人が「媚びない人」になることは無理に近いといえます。
しかし、考え方の設定変更をすることで、自分の意見を持ち、自分軸の生き方ができる人に変われる可能性が生まれるでしょう。
媚びない人になるために、意識を変えるメソッドを実践してみませんか。自分の意識改革は時間がかかるかもしれませんが、「あざとい」などと陰口を言われるのが嫌なら実践しましょう。
媚びない人になる方法:平等に付き合おう
「年収が高い人の恋人になりたい、会社の経営者だからあのママとお近づきになりたい」というように付き合う相手を選び、味方につけようと思う人は「媚びる人」です。
媚びない人は分け隔てなく付き合います。しかし、権力や立場をチラつかせ、誰かを支配したがる人とは距離を置いて付き合うようです。
媚びない人はいろいろな人とあらゆるジャンルの会話をし、自分の情報を常にアップデートさせています。この信頼関係の構築が、媚びない人を陰で支えてくれる力になるでしょう。
媚びない人になる方法:相手をコントロールしない
媚びる人は、相手を気持ちよくさせて自分を守ってもらうために、相手の懐に飛び込みます。
そのためには相手を褒めるほか、相手の立場を高めるために第三者をけなすなど、自己保身が先立ってしまいます。最終的には自分の首が締まりますし、嫌われる人になりやすいので、相手をコントロールしようとするのはやめましょう。
ギブアンドテイクの仕方を間違えると、媚びる人自身の品位が大きく下がってしまいますし、社会的な評価も得られなくなります。
媚びない人になる方法:自分に自信を持とう
嫌われたくないから相手の顔色を窺い、自分に自信がないから相手の背後に身を潜めます。
相手を隠れ蓑として利用したいから、ご機嫌を取って主導権を相手に委ねます。そうすると考える必要もなくなり、助けてもらえるからとても楽ですが、相手は苦痛しか得られません。
自分に自信が持てれば、だれかの隠れ蓑は不要です。思考は十人十色だからあなたと馬が合わない人もいるでしょう。
それが割り切れれば、人生全般において自分の考えで行動できるようになれますよ。
媚びない人になる方法:一人の時間も大切に
媚びる人の周りには常に人が集まります。そうでなければ媚びる人自身が大きな不安に襲われるからです。
一人でいても問題はありません。むしろ気持ちが楽になれることでしょう。
自分の不安を打ち消すためにとる行動は、むしろ誰かを振り回すだけの行動になってしまいます。
自分自身の意見を伝え自信を持つために、一人でいる時間を作り大切にしましょう。手始めに、習い事を始めるなど自分で決めてみませんか。
媚びない人になる方法:他人の悪口を言わない
後ろ盾にしたい人の立場を貶める人がいる場合や、自分の立場が危うくなった時に悪口を言いふらす人がいます。
自分はそれで媚びる対象のアシストをしているつもりになっているかもしれませんが、逆に陰口をたたかれる標的になってしまうでしょう。
媚びない人は他人の悪口を言わず、互いの腹の探り合いをするような井戸端会議には参加しません。それだけで信頼度が高くなりますし、自分の意見も通りやすくなります。
媚びない生き方まとめ
誰かに媚びない生き方は、自分自身で自分の進路を決め、達成させている生き方と言い換えられます。
また、芯を太く持っているので流されることもないでしょう。自分の人生で「誰かに媚びて頼って生きている」と感じるのなら、自分の意見を持つよう意識改革をしていきましょう。
もちろん、媚びも生き方の戦略の一つです。ただし、周囲の評価は良いものではないので、それを正当化させることなく、媚びない人になるための設定変更を急ぎましょう。
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