自己管理能力を高めよう
「忙しいのになんとなくやる気が出なくて、時間とお金の余裕も無い」…もしかしたらその原因は「自己管理」ができていないからかもしれません。
自己管理とは生活や習慣を自分でコントロールし、自分が最も活躍できるコンディションを維持する能力のことです。自己管理能力を高めることで人生がもっとイキイキします。
仕事の失敗を減らしたり、新しいことに挑戦する余裕も生まれるでしょう。今回は自己管理能力とは何かと自己管理できない原因、自己管理する方法をご紹介します!
自己管理能力とは?
「自己管理能力」とは「自分を管理する能力」をいいます。それは無理に行動したり、または無理に何かを止めたりすることと同一視されがちです。
しかし、自己管理は自分を規律・思い込みでガチガチに固めることではありません。車でいうならハンドルやアクセル・ブレーキを上手く操作し、目的地に安全かつ早く到着できるように意識する能力が自己管理能力です。ここではより具体的な自己管理能力の例を4つの種類に分けてご紹介します。
無理のないスケジュールを作れること
自己管理能力の高い人のスケジュールは、自分が絶好調な時の能力を基準にしません。例えば、15分後の電車に乗るために駅へ向かうケースです。「15分ぴったり」または「走れば10分で間に合うから」と「自分が急げる」ことを基準にしていませんか?
これでは体調不良や靴がヒール付きなど、ほんの少しの変化で15分後の電車に間に合わなくなるでしょう。自己管理能力のある人は20分前など、適切な余裕を持った計画を立て行動できます。
自分の体調をベストに保つこと
自己管理能力が高いとコンディションを良好に保ち続けられます。もちろん、体質ややむを得ない状況で体調を崩し、休まなければいけないこともあるでしょう。しかし、仕事や生活で周りの人と協力しあっていく以上はなるべく体調を維持しなければいけません。
また、体調が悪いと気分が落ち込む・イライラするなどの感情にも影響しがちです。体質や持病にはすぐに治せませんが、常日頃から自分のステータスを把握しましょう。
モチベーションを保ち続けること
自己管理の能力には「やる気」を保つことも含まれます。何かを始めたり続けたりするための心のエネルギー。仕事はもちろん日常生活にも欠かせない要素です。時間も体力も有り余っているけど人生に刺激を感じない、または何かをしたいと思わないなども実は自己管理ができていないことが原因です。
自己管理能力が高い人は自分に見合った目標や人生プランを立て、それに向かってコツコツと努力し続けることができます。
スムーズな消費・貯蓄ができること
自己管理能力が高いと適切なお金の使い方ができます。毎月給料日が待ち遠しい人は多いです。収入に見合ったお金の使い方をしていないと、長い人生でトラブルに遭った時に太刀打ちできません。
また、貯金を意識しすぎて切り詰めた人生を送っているのも要注意です。満足感のある人生を送るには自分に投資したり、本当に欲しいものにお金を使ったりする必要もあります。正しい自己管理能力を身に着けて、人生をより充実させられるでしょう。
自己管理できない原因
仕事で、または近しい人に「自己管理できていない」と言われてしまったことはありませんか?その人はあなたに、「自分の体質やスキルの限界を知り、言動を改めてほしい」と伝えたいのです。
とはいえ身体や能力は個々の人生で生まれ持ったものもたくさんあります。特に大人になると自分で知る機会もあまり多くないでしょう。ここでは、自己管理できない原因をピックアップしました。当てはまるかも?という人は要注意です!
所要時間を正確に把握していない
自己管理能力が低い人は作業時間の感覚をあまりつかめていません。仕事や家事で予想以上に時間がかかり、スケジュールが詰まってしまったことは無いでしょうか。この原因は主に2つあります。
まずは、自分の能力を過大・過少評価していることです。能力に見合わない作業時間は予定を狂わせます。次に、やるべきことの全体像を把握していないことです。事前準備が足りない・内容を調べていないなどは自己管理能力が不足していることからきます。
無意識な習慣が悪影響
生活の中で「なんとなくやっていること」が自分で把握しきれていないパターンです。「気が付いたらお菓子を食べている」「寝る前についスマホをいじってしまう」など…自己管理能力の不足は、特に理由のないまま行動してしまうことが原因になります。
自己管理ができている人は普段から心がけることで能力を身に着けているのです。長年の習慣や好きでもないのに続けていることなど、人生で重要性の低いモノを手放すと自己管理できるようになりますよ。
飽きやすい性格
興味が移ろいやすい性分の人は自己管理能力が不足しがちです。「やりたい!」と思って始めたことにだんだん熱意を感じなくなり見向きもしなくなった経験はありますか?
飽きっぽい性格の人は好奇心旺盛です。それ自体は悪いことではないのですが、あれもこれもと手出しして自分のキャパシティを超えるのは自己管理能力が足りていない原因につながります。人生でやってみたいことをその都度1つ~2つに固めて、目標を固めるとよいでしょう。
自分と他人の同一化
価値観が他人基準になっていると自己管理できなくなります。「あの人がやっているから」という動機は時には心の大きなエネルギーになり、大きな目標です。しかし、人間はそれぞれの才能や能力があります。
他人に合わせてばかりだと自分のペースを保てなくなり、自己管理できない原因につながるのです。自分の置かれた状況や力量を客観的に見て、自分に無理のないようなスケジュールや人生設計をしていきましょう。
自己管理できる方法《仕事》
人生で自己管理が最も必要なことは「仕事」といってよいです。家庭環境や立場・能力が違う人たちが共同で作業をするために各々が自己管理能力を高めて、仕事に集中できるようにしましょう。
しかし、具体的にどのような方法が効果的なのかは意外とわからないですよね。実は、普段やる行動にもう少し手を加えるだけで自己管理能力を高められるでしょう。ここでは、仕事中にできる自己管理能力を高める方法をご紹介します。
タイマーで作業時間を計る
達成できる計画づくりのために、作業の所要時間を実際に計測しましょう。「このくらいで終わらせよう」があくまで目標になってしまうことも多いでしょう。しかし実際にかかる時間を客観的な数字で把握することによって、次からのスケジュール立てに活かせます。
時間を計る時には「上司に書類を提出し、戻ってくるまでの時間」なども数えるのがポイントです。計画が意味を成すようになることは自己管理できるようになっていることを意味します。
提出日・締切に余裕を持つこと
自己管理できている人は余裕のある予定を組みます。時間と同じく、締切などもつい「自分がベストを尽くせたとき」を基準に短く考えてしまいがちですよね。必要な時間をしっかりとスケジュールに組み込んだうえで期限を設定する習慣をつけましょう。
また、休息時間や休日も予定に組み込むのがおすすめです。人間の集中力は数時間はもちません。自己管理は自分が最大限に活躍するための方法です。メリハリつけて仕事に取り組みましょう。
目標を書き出すこと
なりたい自分や達成したいことを決め、文字にしましょう。自己管理をするといっても、はっきりとした目的地が決まっていないとモチベーションを保てないのが普通です。
そこで「○○件売上達成する」「○時間で作業を完了する」と具体的な目標を設定することで、手段や方法を具体的にはっきりさせます。「これをしたら目標に近づける」と思うと頑張れそうですよね。また、メモしておくことで飽きっぽい人でも簡単に軌道修正ができます。
無意識な習慣を断る・止めること
理由がない・特別好きでもない習慣やイベントを自分の行動予定から外してしまうのがおすすめです。特に意味のない仕事が本来するべき業務を圧迫していませんか?付き合いでの飲み会で二日酔いになり、だらだらと仕事してしまうこともあるでしょう。
「なんとなく」で自分のキャパシティを超えてしまってはいけません。自分の仕事の範囲や内容を整理し、不必要な手順や慣習を「断る・止める」のも自己管理方法の一つです。
自己管理できる方法《生活》
自己管理能力は日常生活も改善できます。「休日は疲れ果てて寝てしまっている」「貯蓄が増えない」など、普段からキャパシティに見合った生活ができてないことも多いですよね。自分のコンディションを常に一定に保つことで週末も行動できたり、堅実に貯金を殖やしたりすることもできます。
では、具体的にどのような行動をとったらよいのでしょうか?ぜひ実践して、穏やかな人生や生活を送ってみましょう!
スケジュールに無理がないようにする
平日に充実感を感じられなくて、数時間単位で遊びの予定を入れていませんか?とにかく何かをしたり外出したりして刺激を得ると、疲れなんて忘れてしまいそうですよね。しかし、次の日ヘトヘトで思うように動けなくなってしまっては元も子もありません。
本当に行きたい場所・したい習い事などを選んで、余裕のあるスケジュールを組むのがおすすめです。きっと満足感も前より高くなり、心も充実しますよ。
1時間に1回休息をとる
何もせず休むだけの時間の予定を組み込みましょう。家でゴロゴロするのをもったいない時間と感じてしまうかもしれませんが、緊張状態でありつづけるのは心身に悪影響です。気を抜く時間がないと自律神経の活動・休息のスイッチがうまく切り替わらなくなります。
また、自制心がなくなり食べ過ぎ・飲みすぎを引き起こし体の調子も悪くなりがちです。1時間に数分でよいので体を横にしたり目をつむったりして、体の力を抜きましょう。
行動する前に6秒考える
手を出す前に「今それをやるべきか」を一度考えましょう。自己管理能力が高くない人は衝動的に物事を始め、続ける理由も目標も失ってしまいがちです。今の自分は新しく物事を始められる余裕があるかをしっかり自己管理しましょう。
また、その物事をしないことでのデメリットを考えてみるのもおすすめです。自分に利益があるものは始めても続けやすいですし、そうでないものは人生でまたの機会にしてもよいかもしれませんね。
1か月の予算を立てる
自由に使えるお金を前もって決めると自己管理しやすくなります。家計を圧迫したり、周囲に迷惑をかける散財はよくありませんが、もともとお金を遣うのは楽しくて自分の可能性を広げてくれる方法です。
そこで、必要なもの・コストを払いたいものの金額を定めて自己管理しましょう。お給料日や月末などに1か月分の生活費やお小遣いが、外出で使う予算を決めるのもおすすめです。むやみに「止める」のではなく、自己管理して満足度の高い出費をしましょう。
自己管理能力を高める方法まとめ
今回は自己管理の定義やできない原因、自己管理するための方法をご紹介しました。自己管理できないのは自分の性格や行動、能力を把握しきれていないことが主な原因です。
解決するためには「具体的な手順や所要時間を明確に」「余裕を持ったスケジュール」「要不要の判断」を心がけましょう。自分は周りの人より能力が劣っていると思いがちな人には、ただ「方法が悪い」だけの人も多いです。
ご紹介した自己管理能力を高める方法を参考に、人生を有意義に過ごしましょうね!
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