眺めの良い大きな窓が決め手。モノ選びでメリハリをつける1R 30㎡、 一人暮らしのインテリア
都内にも電車一本でアクセス出来るエリアでありながら、大きな窓から見晴らしの良い景色も望める1Rの一人暮らし。
心地よい空間をインテリアとプチDIYも駆使して追求するni__va_meronさんにお話を伺ってきました。
text & photo : Tsubottlee
自然光を活かした開放感ある暮らし
住まいの決め手は駅近の立地と最上階かつ南側が全部窓だったことだと話されるように、お部屋に入って印象的だったのが光がたっぷり入る空間でした。
「ネットで住まいを見た時から、この空間が印象的でした。これだけ大きいと曇りの日でも十分明るいし、冬も天気が良いと日の光だけでかなり暖かくなりますね。」
「大きな窓があって、カーテンを開けて過ごせるような部屋がいいなと思っていました。今は開けても大丈夫なところだけブラインドを開けて開放的に過ごしています。都会ほどではないですが、夜景もなかなかキレイなんです。」
自然光でより美しく心象的だったのが、ダイニングスペースのそばで吊るされていたイッタラの「アテネの朝」。
「インスタをフォローさせていただいている方が飾っていて、なんて素敵なんだと思いずっと欲しかったものです。この部屋の照明はダウンライトのみになるので、照明を変える楽しみがなく残念に思っていました。ただ、このアテネの朝を飾る事で、照明を変えたような気になって嬉しくなります。」
暗くなった頃、夜景とともに部屋を照らすお気に入りのインテリアとして話されていたのがunicoのフロアランプ。
「シェードが布で優しい感じなのに、足がアイアンのところがとても気に入っています。足が木製のタイプをよく見かけますが、それだと少し違う気がしていて、この証明を見つけた時は、思わずこれだと即決出来るほどでした。」
高さのある窓で広く見える空間を邪魔しないように、インテリアの高さも気をつけられているni__va_meronさん。
ご自身の手が届く範囲で外からの光も遮らない背が低めのインテリアを中心にすることでお部屋の長所を十分に活かされていました。
使い易くすることで、より好きになったキッチン
オンラインでの内見から、初めて住まいへ足を運んだ際に住まいがより好きになるポイントだったと話すのがグレーのアクセントクロス。
「この壁の色が部屋全体の雰囲気を決めてしまうかなとも思いましたが、もともと黒を使う事を意識していたので持っていた家具などがグレーのクロスと合っていたように感じます。」
お気に入りのカラーを隠してしまわないように、格子だけで背板が付いていないものを使われていました。
上はminne、下の棚は無印良品のシェルフを使用。
「偶然にも上下の木の色合いもスペースとのサイズもバッチリなので気に入っていたのですが。地震の時にものが落ちてしまうだろうなと思うことがあって、食器棚として新たなものを買い直そうと考えています。」
地震で落ちて割れてしまわないかと収納を見直すきっかけになってのは、お気に入りの器からでした。鈴木環さんのピジョンカップはそのデザインに一目惚れした大切な器なのだそう。
「1つくらい「良い器」を持とうと思い、じっくり時間も使って探し続けたものになります。自分自身で使うときはもちろん、SNSで他の方が使われているのを見ても良い器だなと思えるので、改めて購入してよかったと思いますね。」
対面となる作業面でもキッチンにはお気に入りのポイントがありました。
「キッチンの換気扇の上を飾るのが夢でした。この住まいで装飾出来るようになり、植物を中心に今は楽しんでいます。虫が苦手なこともあり、基本は土が必要ない水耕栽培出来るものを選んでいますね。」
キッチン以外にもスポットでディスプレイされた植物はどれも魅力的なものばかり。
換気扇の下でキッチンの利便性を高めていたのがミニマグネット。調理道具は吊るして収納することで作業面のスペースが広く使えるようになっていました。
マグネットで吊るす収納を最初に見つけられた時は、現在使われているものよりも素材や、耐久性に優れたものが使われていたのだそう。ただここではni__va_meronさんのリサーチ力とアイテムへの考え方が活かされていました。
「価格の安い似たもので代替のできるものは、無理に必要以上の機能のものを購入しようとせず、自分の生活にあったものを選ぶように心掛けています。」
こだわりたいものには時間もお金もしっかりかける一方で、必要ないところはこだわりが強くない限り無理しない。物選びにもメリハリを付けることが、キッチンはもちろん、お部屋全体の空間をより良くすることに繋がっていました。
プチDIYでより暮らしやすい空間作り
「DIYとまではいかないのですが…」とご本人は話されていましたが、詳しく伺うとそれはもう立派なDIY。過ごしやすいお部屋へ、どれもちゃんと活かされていました。
窓際での時間を過ごすダイニングテーブルはお部屋に合う大きさのものが中々見つからず、ご自身で作られたもの。
天板の裏には、電源タップを取り付けられていました。こちらは取り外しも可能で、スマホの充電から在宅ワークの時など複数タップが必要な際にもコードが散らからず空間としての使いやすさもアップ。
お気に入りの窓は、正面の建物から見える範囲のみ100円ショップのアイテムを駆使してカーテンレールを作成、ミニカーテンを付けられていました。
「自分で作ってみたいと思うことが度々あって、作り始めては上手くいかずに悩むことが多いのですが、なんだかんだ住まいの中ではそのまま残して使っていることが多いですね。」
窓際に立てかけられていた板は、もとはテレビボードだったもの。解体され照明をコードごとかけられる壁掛けボードとして活用したのちに、今はその役も終わって一旦お休み。
自分で作られる中で、既製品を購入しようと決意することも多いと話すni__va_meronさん。でもこうした工程を踏むことでものを選ぶ際のポイントがシャープになりそうです。
自分にとって住み良い住まいに向けて、模様替えからDIYまで試行錯誤を続けられているni__va_meronさん。
これからの住まいに向けて、すでにやりたいことは決まってきているのだそう。
「今のお部屋の雰囲気も気に入ってはいるのですが、今後は床のクッションフロアを白いタイル風のものに変更して、また違った雰囲気も楽しめたらと思っています。お部屋でどうしても気になってしまうのは1Rという空間の狭さなので、ローテーブルを購入して目線を変えてみるつもりです。」
お話を伺っているだけでも、まだまだ変わって行きそうな様子。より良いお部屋への思いからどんな空間が作られて行くのかこれからも楽しみです。
ni__va_meronさんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/ni__va_meron/
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