リノベーション時のシンク選びで大切なこと
洗い物をしたり、食材を水で流したり、調理をするときにシンクの前に立っている時間は意外と長いです。
よく使う設備だからこそ、自分たち家族に合っている物を選びたいですよね。
身長を考慮した高さにするのはもちろん、注意するポイントがいくつかあるので、ご案内します。
1.シンクは酷使されている?!丈夫なものを選ぼう
シンクを選ぶときに、耐久性は考慮したいポイントの1つです。
野菜を洗えば泥水、食器を洗えば洗剤…日々さまざまな物を受け止めているので表面は削られたり、浸食されたりしています。
また、麺をゆでたら熱湯、素材を冷やすときには冷水や氷水を流します。100度以上の温度差があるものに接するので、熱による劣化もしていきます。
大切に使っていても負荷はかかるので、なるべく丈夫な素材を選びたいですね。
日本ではステンレスが一般的で、熱に強く耐久性能も高いです。メンテがしやすいので良い状態を保ちやすいのがメリット。
最近では人工大理石のものも人気が出てきました。デザイン性が高く、ステンレスよりも固く傷がつきにくいと言う利点も。
ホーロー製もありますが、日本では少ないよう。欧米でよく使われているので、キッチンに外国の雰囲気を持たせたい場合には向いています。
清潔感のある白い色が印象的な人工大理石のシンク。使用した後に軽く水分を拭き取れば、キレイが長持ち。
扱いやすいステンレス製。蛇口との統一感もある。
2.ちょうどいい大きさのシンクって?
ついつい「大きければ大きいほど良い」と考えがちですが、そうでもありません。
キッチンスペースは限られているので、シンクの幅を大きくすれば、作業や収納のスペースが削られてしまいます。
自分にとってちょうど良いサイズは、使っている鍋、フライパンの中で一番大きなものがすっぽり入り、洗う余裕があることを基準に考えます。
イメージしにくければ、ショールームに置いてある小物で試してみるのも良いですね。(その際は、必ずお店の方の許可を取ってからにしてください。)
深さもいろいろあります。浅すぎれば、水しぶきが周りに飛び散りやすくなってしまいます。
反対に、深すぎると腰をかがめて洗い物をすることになるので、腰痛の原因になることも。
腰を曲げずにシンクの前に立って、底に指先が届く深さが良いと言われているので、これもテストしてみてください。
大小2つに区切られたシンク。洗い物をしている時でも、もう一方のシンクで食品を取り扱えるので便利。
シンクの大きさを抑え、作業台にカウンターとしての役割も持たせている。カフェ風のオシャレなキッチンに。
3.準備が大事!理想のシンク
一度入れてしまえば、そうそう取り換えるチャンスはありません。長く使うものだからこそ、「一般的なもので良い」ではなく、こだわって選んでください!
実際にショールームに行くのが一番ですが、行けない場合には徹底的に採寸してサイズを確認し、体格や用途に合ったものを。
自分たち家族にぴったりのシンクにすれば、きっとキッチンに立つ時間が楽しくなりますよ。
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