異動する先輩へのメッセージ例文をご紹介
お世話になっている先輩の異動が決まったら考えたいのが送別のメッセージ。メールや手紙、寄せ書きなど様々な方法がありますが感謝や応援の気持ちが、きちんと伝わる文章を書きたいですよね。
そこで、今回は異動する先輩に喜んでもらえるメッセージを《短文》《寄せ書き》の2つに分けて例文をご紹介していきます!さらに、注意点も合わせてお伝えしているので職場や会社で異動する先輩へメッセージを送るなら、ぜひチェックしてくださいね。
異動する先輩へのメッセージ例文《短文》
異動する先輩へのプレゼントにカードを付けたり、メールやLINEで連絡をするなら短文が最適です。短文だと読みやすいのはもちろん、気持ちをストレートに伝えられるというメリットがあります。
書き方は、「感謝の気持ち」「新天地での飛躍」という順番で書くのが自然な流れで読みやすいです。さらに、短文にすることで一言のインパクトが強くなり、より心に響く文章を書くことが可能。では、具体的にどのように書けばいいのか、例文を紹介していきます。
目上の方へも失礼のないメッセージ
まずはじめに、目上の方へ送っても失礼のない例文を紹介していきます。
「◯◯課長 △年間という長い間(または、短い期間でしたが)熱心にご指導いただきまいして厚く御礼申し上げます。今後の◯◯課長のご活躍とご健闘を心よりお祈り申し上げます。」
あまり親しくな方や上級の役職者の方の異動時にも安心して送れる文章です。とはいえ、先輩との間柄によっては堅苦しい印象を与えてしまうことも。かしこまった文章でなくてもいい場合は次の例文が参考になりますよ。
感謝の気持ちにフォーカスしたメッセージ
とにかく感謝の気持ちを伝えたいなら出し惜しみをせず、感謝の言葉を伝えるのが一番です。
「◯◯さん これまでご指導いただきありがとうございました。◯◯さんのアドバイスのおかげで苦しい局面でも、諦めずに乗り越えることができました。いつも温かく見守ってくださり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。◯◯さんのこれからのご活躍!楽しみにしております。」
「ありがとう」や「感謝」と出し惜しみをせずに使うことで先輩に、より気持ちが伝わる文章になりますよ。
寂しい気持ちをストレートに伝えるメッセージ
親しい先輩が異動になってしまうのは寂しいものですよね。そんな寂しい気持ちを伝える例文はこちら!
「◯◯課長 入社して間もない頃、不安だった私に優しくアドバイスしてくださったおかげで、安心して仕事に取り組むことができました。まだまだご指導いただきたいことがたくさんあるので、本当に残念な気持ちでいっぱいです。またお目にかかれる日を楽しみにしています。」
「残念な気持ち」は別れを惜しむ気持ちを伝える言葉にもなるので異動の時に使うのに最適です。
思い出のエピソードを交えたメッセージ
思い出のエピソードはオリジナリティが出るので異動の時に送れば心に残るものになりますよ。
「◯◯さん 今まで大変お世話になりました。プレゼンで大失敗をして落ち込んでいた私に「頑張るからこそ失敗があるんだよ」と励ましていただいたことが今でも忘れられません。◯◯さんが異動されてしまうのは本当に寂しいですが、新天地でのご活躍を楽しみにしております。」
思い出の部分は例文になるので先輩との思い出のエピソードに書き換えれば心に響く素敵な文章に!ぜひ異動の時に送ってみてくださいね。
尊敬する気持ちを伝えるメッセージ
自分が尊敬できる方が異動するなら、どんなところが尊敬できるのかをしっかりと短文の中で伝えるのが大切です。
「◯◯さん いつもなぜ私に質問ばかりするのか疑問でしたが、◯◯さんの質問は自分と向き合うことができる内容ばかりでした。自分と向き合っていく中で、自信を持つことへの大切さに気がつけたのも◯◯さんの質問のおかげです。私も◯◯さんのような先輩になれるよう精進していきます。」
「尊敬しています」とそのまま伝えるのもいいですし、例文のように憧れの気持ちを言葉にするのもおすすめです。
異動する先輩へのメッセージ例文《寄せ書き》
続いては異動する先輩へ、寄せ書きを送る場合の例文を紹介していきます。寄せ書きは書くスペースが決まっている場合が多いので、短文よりも短くまとめて伝える必要があります。
また、記念として取っておいたり部屋に飾ったりする場合もありますし、他人の目に触れることが多いので本人はもちろん、周りの方が不快になる内容や言葉はNG。
文章が短いだけに注意する点はたくさんあり、どんな文章が喜ばれるのか迷ってしまいますよね。それでは、さっそく先輩が異動する時の寄せ書きの例文を紹介していきます。
誰にでも送れる一般的なメッセージ
あまり関わりの無かった方が異動する時に寄せ書きを書く場合、悩んでしまいますが、見かけた姿や先輩が関わっていた業務を思い出すとメッセージを作りやすいです。
「遅くまでデスクに向かっている姿を何度もお見かけしました。とてもお忙しいとは思いますが、ご無理なさらずご自愛ください。」
「◯◯さんが作られた資料はとても見やすくこっそりマネをしていました。ご一緒できる機会がありましたら、ご指導のほどよろしくお願いします。」
もし全く関わりのない方に送るなら周りから話を聞いてみるのもいいですよ。
感謝の気持ちがストレートに伝わるメッセージ
お礼の気持ちを伝えるなら具体性を持たせると、より気持ち伝わる文章になります。
「いつも私たち後輩のことを気にかけてくださる◯◯さんは、とても頼もしい存在でした。たくさんのアドバイス、本当にありがとうございます。」
「◯◯さんの細やかな心遣いには何度も助けられ、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。◯年間、本当にありがとうございました。」
寄せ書きは短く伝えるため具体性を持たせるのが難しいですが、先輩のどんなところに助けられたのかを見つけると短文でも気持ちがこもった文章になりますよ。
楽しかった気持ちを伝えるメッセージ
部下から楽しいと言ってもらえるのは、上司としての役目が果たせたと感じるフレーズです。楽しい気持ちを伝えたいなら下記のような例文がおすすめです。
「業務内容だけでなく、考え方も教えてくださった◯◯さん。仕事が楽しいと感じられたのは、◯◯さんのおかげです。ありがとうございました。」
「◯◯さんがいてくれたおかげで、◯◯部は笑顔いっぱいで楽しい職場でした。新天地でも周りの方をたくさん笑顔にしてあげてくださいね。」
楽しいと感じた時のエピソードを交えると、より気持ちが伝わる文章になりますよ。
厳しかった方へ送るメッセージ
とても厳しい指導をされる先輩への異動時のメッセージは厳しい指導の中から何を学んだのかを伝えると喜んでもらえます。
「◯◯課長は時に優しく、時に厳しくご指導してくださいました。仕事の面だけでなく人間としても成長できたこと、本当に感謝しています。」
「◯◯さんから活を入れていただき、目が覚める思いだったのを昨日のことのように思い出します。これからも◯◯さんの教えを胸に邁進してまいります。」
厳しくしてしまったことを気にしている方も多いので何を学んだかを具体的に伝えるといいでしょう。
見守ってくれた先輩へのメッセージ
いつも見守ってくれた方へメッセージを送るなら信頼を感じてもらえる言葉を選ぶのがポイントです。
「いつも相談に乗ってくださる◯◯さんのおかげで、どんなことにもチャレンジする勇気が身につきました。本当にありがとうございました。」
「大丈夫だよと声をかけてくれる◯◯さん。この言葉のおかげで、私はいつも落ち着いて仕事に取り組めていること、本当に感謝しています。」
具体的な内容にするとより気持ちが伝わるので、やってみてくださいね。
異動する先輩へのメッセージ《注意点》
ここまで、異動する先輩へのメッセージの例文を紹介してきましたが、大切なイベントなだけに最低限のマナーを守りたいものですよね。
そこで、ここからは異動する先輩へメッセージを送る際に押さえておきたいポイント4つをお伝えしています。
宛名を書く時やメッセージの内容、メッセージを送るタイミングまで網羅しましたので、先輩に新しい職場で飛躍していただくためにも異動のメッセージを送る前にチェックしてみてくださいね。
宛名の二重敬語に注意する
短文のメッセージも寄せ書きでもそうですが、最初に宛名を書くなら二重敬語にならないようにしましょう。例えば、「◯◯(役職名)様」や「◯◯先輩様」はNG。異動のメッセージに限らずですが、宛名を書くなら「◯◯(役職名)」や「◯◯先輩」とするのが一般的です。
また、いつも◯◯さんと呼んでいる親しい先輩の場合は、宛名も「◯◯さん」で問題ありません。一方、上級の役職者の先輩へメッセージを送るなら「◯◯(役職名)」か「◯◯様」で送ると間違いがありません。
フランクなメッセージは極力避ける
普段はとても親しくしている間柄の先輩であっても異動の時にメッセージを送るなら最低限の敬語は使うようにするのがマナーです。敬語を使わない仲であっても、フランクすぎるメッセージは避けるようにするのがいいでしょう。
「ございます」のようにかしこまりすぎる言葉を使う必要はありませんが、文の語尾には「です」「ます」といった丁寧な言葉を使います。他人行儀にならず、あなたと先輩の間柄の中でも最低限の丁寧な表現を使うのが大切です。
誇大な表現は絶対にNG
異動という大切な節目に送る言葉は誇大な表現。つまり話を盛ってしまうのは絶対にNG。親しくない先輩へ送る異動の言葉は内容が決まらず話を盛ってしまいがち。
例えば、ハンカチを拾ってもらって、ものすごく感謝していると言われても嬉しくは無いですよね。
もし、ハンカチを拾ってもらった思い出があるなら「先輩の優しさが伝わった」や「とても大切なハンカチだから助かった」など、誇大な表現を使わずに気持ちやエピソードを交えて伝えるのがポイントです。
先輩が同じ部署なら2~3日前までに送る
先輩が同じ部署なら、すぐに異動の情報が入り異動までの時間がある状態でしょう。それなのに、すぐに先輩へ異動のメッセージを送ってしまっては、まだ一緒に働く時間があるのになぜ今なの?と思われてしまいます。
先輩へ異動のメッセージを送るなら異動日の2日~3日前に送るのがベスト!異動の時にメッセージをもらったら返信するのが一般的なため、異動日など忙しい時に送るのはマナー違反。相手が余裕を持って返信が送れるよう、2日~3日前に伝えるのが◎。
先輩からメッセージがきたら早めに返信!
異動連絡のメッセージがきたら早めに返信するのが◎。異動前は、引き継ぎや挨拶回りなど忙しいことがほとんど。とても忙しい合間を縫ってメールなどで異動を伝えられたなら、すぐに返信するのがマナーです。
また、もし異動のメッセージが先輩から連絡がなくても感謝や応援の気持ちを伝えたいなら、異動日の2日~3日前に送ります。メッセージへの返信や直接会って挨拶をしたい場合もあるので時間に余裕を持って伝えてくださいね。
異動する先輩へのメッセージ例文まとめ
今回は、異動する先輩に喜んでもらえるメッセージ例文を「短文」「寄せ書き」の2つに分けて紹介してきました。お伝えしてきた内容は、そのままでも使えますが、あなたと先輩のエピソードなどを一緒に伝えると素敵なメッセージになるので、ぜひアレンジしてみてくださいね。
別れは悲しみや寂しさを感じますが、感謝や応援の一言はそんな不安を吹き飛ばしてくれるものに必ずなります。あなたの心からのエールが先輩に届くよう、心より祈っております。
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