洗濯物が乾きにくい日は乾燥機が活躍しますが、洗濯ネットに入れた洗濯物を乾燥機に入れると、出したとき少し縮むことがありますよね。
実は洗濯ネットのまま乾燥機を利用できる条件は限られているんです。洗濯ネットは手軽で便利ですが、使い方を気をつける必要があります。では、洗濯ネット使用時に注意したいポイントをご紹介します。
洗濯ネットに入れたまま乾燥機にかけて平気か
乾燥機を使う場合、洗濯ネットに入れた服は出してから乾燥機に入れるのが無難です。
洗濯ネットに入れたままだと乾燥機の温風に当たる箇所が限られ、乾燥にムラができるからです。
ジーンズのポケットや折り目があるデザインの服は厚みがあり生乾きになります。
乾燥機に対応した洗濯ネットも存在しますが、一般的な洗濯ネットを使用している場合は1度服を取り出してから乾燥するのがベストです。
洗濯ネットに入れる時に気をつけたいこと
洗濯ネットは1枚に対し1着が限度です。複数の衣類を洗濯ネットの中に入れて洗濯をすると、衣類が洗濯ネット内で擦れて生地が傷む場合があります。
また、洗剤が衣類に到達せず洗浄力が落ちてしまいます。洗濯の回数は増えますが、洗濯ネットに入れる衣類は1枚に留めておきましょう。
スパンコールや装飾が施されている衣類は、裏返しにしてから洗濯ネットに入れる必要があります。裏返しにすることで衣類の摩擦を防ぎ、生地を傷めずにすみますし、洗濯機本体を傷めることも少なくなります。
また、衣類の色あせも防ぎやすくなります。衣類の大きさに合わせた洗濯ネットを使用すればシワも防止できますし、畳んで入れれば型崩れもしにくくなります。
洗濯ネットを使用すると通常の洗濯時よりも洗浄力は低くなります。洗浄力をカバーするには、直接洗濯洗剤を衣類に塗り込んだり部分手洗いをしましょう。洗濯機は大まかな汚れを広範囲で綺麗にしてくれますが、シミや目立った汚れは残ってしまいます。
手洗いで汚れが強い箇所を事前に落としましょう。ファスナーやホックが付いている衣類は開かず留めた状態にして洗濯ネットへ入れましょう。ファスナーが開かなくなったり、ホックが破損することを防ぎます。
毛羽立ちが目立ちそうな衣類は、衣料用ブラシで整えてから洗濯ネットに入れると効果的です。ブラッシングによって繊維の毛羽立ちが落ち着きます。
型崩れを防ぎたい洗濯物には立体状のネットを使い、洗浄力を高めたい場合は網目が大きいものを選ぶなど用途によって種類を変えると効果的です。
洗濯ネットは消耗品なので定期的に買い替えが必要ですが、洗濯機が縦型かドラム式かで対応する洗濯ネットが違うので注意しましょう。
洗濯ネットに入れて乾燥機にかけた方が良い場合も
優先的に洗濯ネットへ入れて乾燥機にかけた方が良いのは小物衣類です。普通の衣類より小物衣類は薄手の生地のものが多く、洗濯ネットへ入れても乾燥しやすいからです。
サイズが小さくフィルターを詰まらせたり乾燥ドラムに入り込む可能性もあるので、小物衣類は洗濯ネットに入れて乾燥機を使用しましょう。
乾燥効率を上げるには乾燥機の環境が大事
パッキンや乾燥フィルターに埃が蓄積されると乾燥効率が下がってしまいます。乾燥機を使用する前に乾燥ドラム内の埃を掃除しましょう。
また、乾燥機周辺に湿気が充満している場合も乾燥機が十分に性能を発揮できません。
風通しの良い場所に乾燥機を設置するか、湿気を逃がせるように配慮が必要です。
乾燥機を使用する時の注意点
コインランドリーに設置してある業務用の乾燥機を使う時は、温度に気をつけなければいけません。一般家庭の乾燥機と違いコインランドリーの乾燥機は高温のため、熱に弱い衣類は縮む可能性があります。
乾燥に弱い靴下や小物衣類は、洗濯ネットを活用して乾燥させましょう。万が一、衣類が縮んでしまった場合はスチームアイロンを丁寧にかけて伸ばしましょう。衣類によっては乾燥機に対応していない物があります。
ラベルにタンブラー乾燥禁止と明記されていたら自然乾燥に切り替えましょう。強引に乾燥機で乾かすと、衣類の毛羽立ちやシワの原因になります。
乾燥機は油が染み込んだ洗濯物を入れると発火する場合があります。衣類に付着した食用油やボディケアオイルが酸化反応で発熱するからです。
通常の洗濯で油は中々落ちず、気付かないまま乾燥機に入れてしまうことがあります。油が付着している衣類は自然乾燥するように意識しましょう。
乾燥機を上手に使うには
上手に乾燥機を使うコツは脱水を十分にし、適切な乾燥容量の最大まで洗濯物を入れることです。最大まで洗濯物を入れないと、乾燥ドラム内の洗濯物が激しく動き衣類が痛んでしまいます。
乾燥させる洗濯物は多すぎると乾きにムラができますし、少なすぎると乾燥ドラム内の動きが激しくなり衣類が痛んでしまいます。乾燥機を使う時は最大まで洗濯物を入れて効率よく使いましょう。
洗濯ネットは衣類を長持ちさせる
洗濯ネットはシンプルな洗濯用品で、使い方を間違えるとトラブルの原因になりますが、上手に使えば、衣類の状態を長く保てます。
洗濯の手間は増えますが、毛玉の付着や型崩れを防止することもできます。
乾燥機と併用することは少ないですが、一部の小物衣類は洗濯ネットを活用しても問題ありません。洗濯ネットの正しい使い方を見直せば、大切な衣類を守れます。
カジタクの宅配クリーニングはコチラ!
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物