カッサの使い方特集。顔・全身のむくみに効果的なマッサージのやり方から注意点まで解説
すっきりとしたフェイスラインや、全身メリハリボディを目指したい方におすすめのカッサ。特殊な形状なので「どんな使い方をしたらいいのかよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はカッサの使い方や注意点を全解剖し、誰でもすぐにできる〈簡単カッサマッサージ〉をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
カッサのうれしい美容効果とは
カッサとは、中国美人の必須アイテム
カッサとは、プレート状の専用アイテムを使って皮膚の上を滑らせることで体内のめぐりを整えるアイテムです。中国伝統の民間療法の一つ「刮痧(かっさ)療法」が由来で、日本でもエステやセルフケアにおける美容法として知られています。
カッサを正しく使い、滞りやすい血流やリンパの流れをスムーズに促せば、全身の疲れやむくみなどがリフレッシュできますよ。
カッサの美容効果
全身のめぐりを整える
カッサは体内のエネルギー〈気・血・水〉の流れにそった使い方で、全身のめぐりをすこやかに整えます。
また、皮膚の下には毛細血管が網の目のように広がっているため、カッサで皮膚を刺激すると毛細血管にアプローチでき滞った部分をスムーズにしてくれるのです。
健康と美肌を目指す大人女子に、とくにおすすめですよ。
むくみ知らずで小顔キープ
カッサは毛細血管だけでなく、むくみケアの鍵であるリンパにも働きかけます。
「朝、顔がむくんでしまった」「帰宅したらふくらはぎがパンパン!」こんな日もありますよね。
カッサの効果的な使い方を覚えれば、むくみがひどいときに自分でマッサージでき、すっきりとしたラインを保てるでしょう。
疲れやコリを自宅でケア
カッサでボディマッサージをおこなえば、血行が促され疲労回復やコリ解消への効果も期待できます。とくに疲れがたまりやすい首・肩まわりや足先への使い方は、すっきりとリフレッシュしたいときにおすすめ。
まれに「カッサ痕」といって皮膚が部分的に赤くなることがありますが、老廃物が流れだしたサインです。3〜7日程度で赤みが消えるので安心してくださいね。
カッサを正しく使うためのポイント解説
カッサは大人女子にとって魅力的なアイテムですが、使い方を知らずにむやみに肌をこすると、ダメージを与える可能性も。
効果的かつ安全に使うための、大切な基礎知識を簡単にまとめました。一つずつポイントをチェックしていきましょう。
カッサの基本的な3つの使い方をマスター
はじめに基本的な動かし方を、3種類ご紹介します。それぞれの特徴やメリットをチェックしましょう。
基本の使い方(1)流す
カッサの使い方のなかでも、一番多用されるのが「流す」マッサージ方法です。大きくなでるような使い方が可能なので、簡単に全身の血行とリンパの流れを促進させられます。
また、流すときは基本的にプレートの広い面を当てるため、肌の接地面積が大きくなり刺激が少ないというメリットもありますよ。
肌がデリケートな顔や、お腹・太ももなどの広範囲を流したいときの使い方にぴったりです。
基本の使い方(2)押す
カッサの突起面を活かした使い方が、「押す」マッサージ方法です。ツボやコリがある部位など、狙ったところにしっかりとアプローチできます。
押すときの注意点は、刺激が強く肌に負担がかかりやすいので、決してこすらないことです。深呼吸しながら、じっくりゆっくりおこなうとさらに効果的ですよ。
基本の使い方(3)ほぐす
「ほぐす」マッサージはカッサの突起面や凹凸面を使い、少し深い部位を刺激する方法です。小さく円を描いたり、小刻みにジグザグ動かしたりと、コリがある部分を狙って効果的にマッサージしていきます。
流すマッサージよりもピンポイントなケアができるため、固くなりやすい頭や首肩まわり、足の裏におすすめの方法です。心地よい刺激が疲れを癒やしてくれるでしょう。
カッサプレートの形を活かそう
カッサは、特殊な形が特徴的。肌に当てるプレートの部分を適切に選ぶことで上手な使い方ができますよ。
カーブ面|広い面をまんべんなく流す
「カーブ面」は、カッサの長辺部分を使います。広範囲にフィットして一気にリンパを流しやすい形状なので、面積の広い太もも・ヒップ・お腹にも使いやすいでしょう。
また顔のマッサージでは、カーブ面を使い全体をやさしくなでるようにすると、刺激によるシミ・たるみのリスクを軽減できます。
とくに肌が敏感な方は、カーブ面だけで顔から全身をケアするのがおすすめの使い方です。
突起面|ツボ押しにぴったり
「突起面」は、ピンポイントで刺激したいときにもってこいです。写真のようにいくつも突起があるプレートなら、当てたいポイントにフィットする部分を選びましょう。
また、丸みがあるほどツボ押ししたときの強さがマイルドになります。力加減を調整したいときにも役立つので、カッサのいろいろな当て方を試してみてください。
凹凸面|特殊な形が心地よくフィット
「凹凸面」はカッサプレートの形状によってさまざまなパターンがあります。
凹凸があることで肌への密着感が高まり、骨や筋肉のラインにそって流したり、硬い部分をほぐしたりしやすいのが特徴です。
よくあるパターンはV字型で、骨や筋肉のスジを両側から包みこむような使い方が可能。
ほかには頭皮に使いやすいクシ型や、全身の気になる部位をすっきりほぐす波型などもおすすめです。
正しい角度の使い方で、肌負担を軽減
カッサの使い方の注意点は、正しい角度で当てること。
進行方向にプレートを寝かせ45度くらいの角度で、引くように滑らせます。ふわふわのスポンジケーキに生クリームを塗るようなイメージですね。
この角度でおこなうことで、肌ダメージのリスクをおさえながら美容効果を得られますよ。
逆に進行方向とは反対にプレートを寝かせると、皮膚を削るような角度になってしまいます。肌負担が大きくなりますので、十分注意してください。
流す方向を意識して、全身のめぐりアップ
つづいてお伝えしたいのはカッサを動かす方向です。とはいえ、はじめてマッサージをおこなう場合、方向まで覚えるのは難しいですよね。
初心者さんはどの箇所をおこなうときも、基本は心臓に向かってリンパを流していきましょう。例えば脚なら、足先から太ももの付け根に向かって。厳密には部位によって多少方向が異なる場合もありますが、最初はあまり気にしなくても大丈夫ですよ。
事前にオイルを塗りながら、肌を温めて
カッサは、必ずオイルを肌に塗ってから使用しましょう。何も塗らずに当てるのは絶対にNGです。滑りが悪くやりにくいばかりか、肌に過度な刺激を与えてしまうため要注意ですよ。
オイルを手に取り肌へなじませたら、皮膚が軽く温まるようにマッサージしたい部位をなでてください。皮膚温が高まるとより効果的なケアができます。
オイルがない方は、クリームでも代用可能です。
効果的なカッサの使い方【部位別マッサージ】
〈顔編〉メリハリ小顔づくり
顔のカッサでは、デコルテや頭も一緒にほぐします。顔だけをおこなっても効果が少なく、やりすぎによって肌がたるむ原因にもなりますよ。
とくに頭を重点的におこない、頭皮からのリフトアップを促しましょう。頭にはクシ型のプレートが使いやすいですが、髪の毛をかき分ける使い方をするとどんな形でも可能。
ここでは、デコルテ・顔・頭に分け3ステップでご紹介します。
ステップ(1)デコルテ
まずは、デコルテからおこないます。顔まわりのすっきり感を得るためには、鎖骨のリンパを流すことがポイント。
肩コリがある方は押すと痛みを感じやすいですが、無理せずじっくりほぐしてくださいね。
デコルテへの使い方
- 1.鎖骨のくぼみを10回流す。
- 2.耳の下のくぼみをゆっくりと5回押す。
- 3.耳の下〜鎖骨中央へ5回流す。
- 4.鎖骨中央〜くぼみにそって肩先へ5回流す。
- 5.鎖骨の下で小さな円を描くようにほぐす。3ヵ所各3回おこなう。
ステップ(2)顔
顔のカッサは広いカーブ面を使い、フェイスラインからおでこへと順に流すだけのマッサージがおすすめです。できるだけ摩擦を起こさないことが注意点なので、オイルをたっぷり使いやりすぎないよう気を付けましょう。
どうしてもほぐし足りない部位はこすらず押すようにしてみて。敏感肌は顔のステップを省き、デコルテと頭だけでOK。十分すっきり感が得られますよ。
顔への使い方
- 1.あご先〜耳へ、フェイスラインにそって3回流す。
- 2.口角〜耳へ3回流す。
- 3.小鼻〜耳へ3回流す。
- 4.こめかみ〜耳へ3回流す。
- 5.眉頭〜こめかみへ3回流す。
- 6.おでこは上下に分け2ライン、中央〜こめかみへ3回流す。
ステップ(3)頭
仕上げは頭をおこないます。見逃しがちな部位ですが日々の疲れがたまりやすく、頭皮の硬さは顔のたるみに影響することも。
頭への使い方の注意点は、頭皮にしっかりとプレートを密着させることです。また、頭だけは唯一毎日やってもOKな部位なので、ぜひ念入りに行いましょう。
頭への使い方
- 1.全体的に髪をとかすように流す。手で流してもOK。
- 2.髪の生え際を押したり、小刻みにほぐしたりする。
- 3.髪の生え際〜頭頂部に向かって小刻みにほぐす。
- 4.頭頂部〜首に向かって小刻みにほぐす。
- 5.耳のうしろ〜頭頂部に向かって小刻みにほぐす。
- 6.耳のうしろを重点的に押したり、ほぐしたりする。
- 7.耳の下〜鎖骨へ5回流し、最後にワキの下を押す。
〈身体編〉全身すっきり!部位別カッサマッサージ
次に、全身への方法をご紹介します。人気の部位別に使い方を解説しますので、気になるところから早速チャレンジしてみましょう。
ふくらはぎ|むくみをケアして美脚に
ふくらはぎは、むくみやすいのでセルフケアでめぐりを促しましょう。プレートのカーブ面を使い、広く大きく流すことがポイントです。
ふくらはぎへの使い方
- 1.くるぶしまわりと、アキレス腱のくぼみを流す。
- 2.うしろ側を下から上に向かって流す。内・外・中央の3箇所を各5回おこなう。
- 3.前側を下から上に向かって流す。内・外2箇所を各5回おこなう。
- 4.ひざの皿の内・外・上部を小刻みにほぐす。
二の腕|女性らしい華奢な腕に
二の腕は知らずしらずの内にむくんだり、夏場でも冷えたりする部位。カッサで血行促進させて、ほっそりとした二の腕を目指しましょう。
二の腕への使い方
- 1.ひじ〜ワキへ全体的に流す。
- 2.肩まわりの筋肉を小刻みにほぐす。
- 3.脇の下をほぐす。
お腹|くびれたウエストを目指そう
お腹まわりが気になっている方は多いですよね。カッサでめぐりを促せば、腸も刺激され美しいウエストラインが目指せますよ。
お腹への使い方
- 1.ろっ骨下の八の字を、中央〜外に向かい左右5回ずつ流す。
- 2.八の字のラインを、5箇所くらい押す。
- 3.骨盤のキワを、外〜中央に向かい左右5回ずつ流す。
- 4.骨盤のキワを、5ヵ所くらい押す。
- 5.くびれの部分を、背中側からおへそに向かって流す。
- 6.おへそのまわりを小さく円を描くようにほぐす。
- 7.お腹全体を上から下へ向かって流す。
足先|疲れをケアして軽やかに
足には全身の疲れがたまりますよね。ヒールを履いた日はとくにカッサがおすすめ。
足裏は皮膚が厚いため、強めに行っても大丈夫ですよ。痛気持ちいいくらいの圧でほぐしてみましょう。
足先への使い方
- 1.足の甲を、指〜足首へ向かって全体的に流す。
- 2.足の裏を、かかと〜指の付け根へ向かって全体的に流す。
- 3.足の裏全体を押す。ゴリゴリする箇所は重点的にほぐす。
カッサを使うときの注意点をチェック
力いっぱいこすらないこと
カッサを使うときに、一番気を付けたい注意点は力加減。なぜなら、手でマッサージするより簡単に力が加わるからです。強すぎると肌への刺激となって、たるみやシミをつくる原因になりますよ。
上手な使い方はプレートの重みだけで圧をかけること。値段がお手頃なカッサは軽いものが多く、無意識に力強くなってしまうため注意が必要です。できればある程度重みのあるものをセレクトするとよいでしょう。
食後はNG!入浴後がおすすめ
カッサを使う際は、食後2時間は避けましょう。食後は身体が食べ物を消化しているタイミングなので、カッサをおこなうことで消化をさまたげてしまう可能性があるからです。
おすすめのタイミングは入浴後。全身がポカポカしてよりよい使い方が可能です。お風呂あがりの保湿ケアとともにおこなうと、非常に効率的な使い方ができますね。
カッサの前後で、コップ1杯の水を飲むこと
カッサは、全身のめぐりを整える効果が期待できる優れた方法です。ただし、そもそも必要な水分が不足していると十分に効果を感じられないこともあります。
使用前後で水を飲み滞っためぐりをスムーズに促せば、美容・健康効果をさらに後押ししてくれるでしょう。コップ1杯程度の水を、常温もしくは温めて飲むことがポイントですよ。
「毎日はやりすぎ!」週末のスペシャルケアに
カッサは、同じ部位を毎日おこわないようにしましょう。おすすめの頻度は週1〜2回。肌が敏感な方や、肌荒れしている箇所はとくに注意が必要です。
やりすぎると刺激を感じることがありますので、まずは週末だけの特別なお手入れとしてはじめてみてはいかがでしょうか。
カッサをすると全身のむくみが取れやすく毎日やりたくなるかもしれませんが、危険ですので注意してくださいね。
カッサプレートの種類と選び方を紹介
素材で選ぶ
カッサの素材はさまざまなタイプがあります。代表的なものは、牛角製や陶磁器・天然石・ステンレス製など。
本格的なものが好みなら、エステサロンでも使用される牛角製がおすすめですよ。比較的手に入りやすいのは陶磁器や天然石タイプ。割れやすいのが難点ですが、なめらかな感触が心地よく使えるでしょう。バスルームで使いたい場合は水に強いステンレス製が◎。
自分にぴったりのタイプを探すのも楽しいですね。
形や大きさで選ぶ
カッサの形は多種多様でどれを選べばいいか、迷ってしまいますよね。上級者は使い方や部位によって変えることもありますが、何個も用意するのは大変。
そこで初心者におすすめしたいのは、手のひらサイズの羽型です。持ったときに手にフィットしやすく、顔から全身まで活用できます。
使い慣れてボディには物足りなく感じたら、大きめのサイズがおすすめです。また、頭皮のカッサが気に入った方はクシ型が断然使いやすいですよ。
カッサの正しい使い方で、美しさに磨きをかけよう
今回はカッサの使い方や、肌にやさしく使うための注意点について詳しく解説しました。小顔を目指したい方、むくみケアをしたい方にとっては非常に便利な使い方ができるアイテムです。
正しい使い方をマスターし、いつものお手入れをより効果的にアップデート。全身のめぐりを整えて、寒い冬もすこやかに乗り切りましょう。
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