自己主張ができるようになる方法って？友人関係やビジネスで使えるコツを伝授

自己主張ができるようになるコツって？

「言いたいことが言えず自分だけ我慢している気がする」とモヤモヤしてしまう方は、もしかすると「自己主張」のコツをまだ上手くつかめていないのかもしれません。自己主張とは相手同様に自分の意見も尊重したうえで、自分の欲求・希望を主張すること。

今回はどんな性格の方でも自己主張が上手くなるビジネス・友人関係のコツのご紹介です。「自己主張ならできているよ！」という方も、もしかしたら新しいことが学べるかもしれませんよ。

自己主張ができることのメリット

最近「アサーティブ」とも言われ注目されている性格スキル「自己主張」。一般的に「自己主張が強い性格」と言うと「周囲の意見を聞き入れない」など、自分勝手なデメリット面が目立つイメージがありますよね。

しかし、本当の意味での自己主張は「自分と他人の意見をどちらも尊重する」こと。では、そんな自己主張は具体的にどのような利点があるのでしょうか？

 

 

周囲の人とより仲よくなれること

自己主張が上手くできると、周囲ともっと仲よくなれます。生まれ持った控え目な性格は大切ですが「自分だけが我慢している（気がする）」のもちょっと考えもの。ただモヤモヤとストレスばかりのコミュニケーションはよい人間関係とは言えないでしょう。

そんな時は思い切って自己主張して相手とお互いに気持ちを受け止め合うと、よりいっそう仲を深められます。心のケアにもつながり、また仕事なども一層こなしやすくなるのもメリットです。

 

発言・主張の説得力がアップ

自己主張ができると、意見や言動に説得力を持たせられます。自己主張が苦手な方は相手を納得させるのが苦手ですが、その原因の多くは自信がないため気にしないすぎ。

また、反対に自己主張が強すぎても「意見をごり押ししているだけ」で納得には程遠いでしょう。正しい自己主張の方法では周囲と自分の意見・客観的な根拠などをすり合わせて、周囲とともに納得する「筋の通った方針」を組み立てることができます。また、繰り返すうちに表現力スキルが磨かれるのもメリットです。

 

正しい自己肯定感の育成

自己主張の方法がわかると自己肯定感を上げることができるのも魅力です。少し意外ですが、自己主張ができる方は「自分が100％正しい」とは思っていません。「自信があるからこそ自己主張ができるのでは？」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、「自分と相手の視点が違う」ことが大前提なのも特徴。

自己主張が上手いと「私は○○が正しいと思いますが、あなたは？」と相手の意見をスムーズに求められるので、広い視野で優れたアイデア・意見を追求でき、より堅固な自信に繋がるのです。

 

リーダーシップや信頼が得られること

自己主張ができる人は、自分や周囲のリーダーシップを握ることができます。自己主張を始めるにはまず「自分の意見はこうだ」と本当の気持ちや希望を整理するところから。「自分を表現できずに押しつぶされそう」と考えている人も自分の心にある感情を大切にすると、オリジナルの価値観で行動できるようになるでしょう。

また、自分の希望を上司や取引先・大切な友人などにもきちんと正直に伝えられるようになるので、「この人に任せて大丈夫」と信頼も得られるようになりますよ。

 

自己主張ができる方法：ビジネス

自己主張ができる人は自我を通しすぎず、かつ相手とも交渉できるバランス感覚に優れた性格をしています。そしてその性格は、あらゆる人と関わらなければいけないビジネスの場で大活躍です。

「自分のアイデアが通りづらい」と悩んでいる方や「キャリアアップを目指したい」方必見。ここでは、ビジネスシーンで明日から試したい自己主張の方法をご紹介します。

 

時間制限付きの目標設定

自己主張できるようになる方法の一つに「時間制限付きの目標を立てる」方法があります。これは会議などで周囲の自己主張のペースについていけず「自分がいなくても勝手に物事が決まるからいいか…」となってしまう性格の方にぜひ試してほしい方法です。

「2時間の会議中に必ず5回発言する」など、まずは自分の中で「自己主張は普通のことだ」と意識できるように改善しましょう。最初は緊張するかもしれませんが、あまり「場をコントロールしよう」と意識しすぎないのがコツ。

 

まずは相手の意見を肯定

とても簡単に自己主張する方法に「相手の意見を口に出して肯定する」方法も。自己主張は自分の意見を話すだけでなく、相手の意見を受け入れるのも大切です。まずは相手の意見について具体的に「この点はとてもよいアイデアだと思います」など肯定しましょう。

すると会議などの雰囲気もよくなるだけでなく、こちらの自己主張も受け入れられやすくなるのです。この方法は思うように発言できない人だけでなく、自己主張が多すぎて「強い口調で反論してしまう」性格の方にもおすすめ。

 

代替案を出して一緒にアイデア共有

自己主張の上手な方法が「代わりの案を出す」です。これは、自己主張をしすぎてかえって強引になってしまう方や、つい否定してしまう性格の方におすすめ。そもそも自己主張は周囲をコントロールするためではなく、周囲とより建設的でよいアイデア・関係を共有するためにします。

相手と意見・主張が異なった時も、「それでは○○の代わりに△△はいかがですか？」と相手と一緒にアイデアを積み上げていくイメージで自己主張すると、ビジネスで役立つでしょう。

 

周囲へ協力をお願いすること

ビジネスでの上手な自己主張のひとつの方法として、「協力をお願いする」ことがあります。周囲にできる人間だと思われたい性格ゆえに、一人で無理してはいないでしょうか？

ビジネスでは周囲と歩幅を合わせ、たまには「力及ばない」「苦手」と正直に自己主張するのもとても大切。上司・先輩に「この作業に自信がないのですが、チェックして頂けますか？」、同僚・後輩に「いま手が空かないのだけれど、代わりにお願いしていい？」とたまにはお願い型の自己主張をしてみましょう。

 

 

自己主張ができる方法：友人関係

上手な自己主張の方法は、友人関係もよりスムーズにしてくれます。金銭・社会的地位にかかわる仕事ほど利益ははっきりとは出ませんが、互いに心地よい関係はお互いの意見を合わせてつくるもの。

ここでご紹介するのは、友人関係ですんなり自己主張をする方法です。控えめな性格の方もこの方法で少しずつ練習すると、よりよいコミュニケーションが取れますよ！

 

 

自分を主語にした発言

友人関係で自己主張するなら、「自分を主語で話すこと」を心掛けてみてください。友達の多い、穏やかな心優しい性格の方なら特に「いつも相手の話に相槌ばかり打っている」ことはありませんか？

たまには「私はこういうことをした/こう思う」など、「自分」を主語にした表現をしてみるのがおすすめです。相手がどう反応してくるか最初は少し怖いかもしれませんが、いつも以上に会話が盛り上がるかもしれませんよ。

 

嬉しい・楽しい気持ちを言葉で表現

友人関係がよりスムーズになる自己主張に、「嬉しい」などポジティブな気持ちを表現する方法があります。「自分の感情を表現する」のも立派な自己主張のひとつです。

とはいえ、「怒り」「悲しみ」などのネガティブな感情は、やはり周囲の人をも暗い気持ちにさせてしまうもの。仲のよい友達相手でもプレゼントをもらったら「とても嬉しい！」一緒にお出かけをしたら「とても楽しかった」と素直に表現するのは、自己主張のよい練習の一つになります。

 

たまにはお誘いを断ること

大切な友人関係をもっと大切にしたいなら、自己主張の一つとして「気乗りしないお誘い・提案を断る」こともしましょう。仕事同様、「自分だけ我慢・無理する」ことでは周囲とうまく人間関係を保てないもの。

仲のよい友人だからこそ「行ってみよう」「やってみよう」と思えないお誘いは、保留にするのもよい自己表現です。ただし、ただ「行きたくない」と突っぱねるのではなく「代わりに別のお店に行きたい」など、代わりのアイデアを提案するのも忘れずに。

 

信頼できる人間関係の選別

自己主張のワンステップとして「この人なら自己主張が怖くない」という友人関係だけを大切にしていくのも一つの方法です。「誰と友人になるか」は本来は自分から選んでよいもので、性格が合わない人と距離を置くのは何も悪くありません。

また、「自己主張したら嫌われる」人とそれでも一緒にいるメリットはどこにあるでしょうか？自己主張を上手にするために一度友人関係を整理すると、まるで性格が変わったかのように言いたいことが言えるかもしれませんよ。

 

自己主張ができる方法まとめ

今回は「自己主張」がうまくなるビジネス・友人関係上のコツをご紹介しました。自己主張とは周囲の意見も尊重しながら自分の考えも落ち着いて主張し、最善の案・関係を築ける方法のこと。

相手と自分どちらも大切にするマインドはどんな性格の方でも自己主張できるようにし、やがてビジネス・友人関係などどこにいても使えるでしょう。ご紹介したポイントを参考に、ぜひ実践してみてくださいね！

こちらもおすすめ☆