シンボルツリーに見守られるダイニング。DIYで賃貸らしくない住まいを目指す二人暮らしの2LDKインテリア
多くのDIYとシンプルな色合いのルールを駆使して、賃貸に見えないような住まいを作られているちいさなふうふさん。
お二人のお部屋に散りばめられたDIYとお部屋づくりの工夫についてお話を伺ってきました。
text & photo : Tsubottlee
決め手になったキッチンをより居心地良く
結婚をきっかけにお二人が住み始められたのは、主要な駅からも1駅とアクセスの良い2LDKのお住まい。
決め手はずばりお二人が好きな料理が楽しめるキッチンでした。
「最初はデザイナーズ物件を探していたんですが見つからず。不動産屋さんに相談して、5件ほど内見をした中で、今の部屋が一番キッチン周りが広かったのが決め手でした。二人とも料理が好きなので、キッチンの広さはかなり重視していました。」
決め手となったキッチンはその空間作りもしっかりこだわられていました。
剥がせる壁紙で落ち着いた色合いを背景色に、インダストリアルな収納棚を設置。この棚はご主人が前の住まいにDIYで作られたものなのだそう。
「前の家では、普通の棚として使っていたのですが、引っ越して、キッチンに置いてみるとサイズ感がちょうど良くてそのまま使っています。」
オープンな収納はキッチンをよく使うお二人にとって、出し入れもしやすく、使い勝手が良さそうです。
「棚にはお気に入りの調理家電や、お皿をディスプレイしています。どうしても狭くなりがちなキッチンですが、我が家はスペースにゆとりがあるので気に入っています。」
棚の中心にある、吊るす収納もやってみたかった収納方法の1つなのだそう。
S字フックにかけられ揺れる様がなんだか可愛らしいですね。
キッチン家電には思い入れのあるアイテムもありました。
delonghi magnifica s(エスプレッソマシーン)は奥さんのご家族からのプレゼント。
「結婚祝いに妹からもらったものです。これのおかげで家にいながらカフェクオリティーのコーヒーが飲めるので重宝しています。」
「主人もこのエスプレッソマシーンでコーヒーが飲めるようになって、毎晩のカフェタイムが1日の楽しみになりました。インテリアとしてもインパクトがあって気に入っています。」
カフェにありそうなゴミ箱も、棚と同様にご主人がDIYで作成されたもの。
統一感のある落ち着いた色合いに、こだわりと思い入れのある器や家電。
そして使い勝手と見た目も良いDIYインテリアで、住まいの決め手となったキッチンをより好きになれる空間へと磨き上げていました。
DIYで賃貸に見えない住まいづくり
ご主人のDIYはキッチンのみならず、その他の空間でもたくさん見ることができます。
DIYで「一般的な賃貸物件」感を無くすようにしていますと話されるように、作り上げられた空間は元の白のクロスが広がっている物件とは異なるものになっていました。
最近DIYで好みの雰囲気に変えられたというのが寝室。
グレーの壁紙で落ち着きのある空間になっています。「夜はここで、二人でベッドに寝そべりながら、プロジェクターで映画鑑賞をしている時間がたまらなく好きです。」
プロジェクターはXGIMI HALO。
見た目もカッコよく、室内でも持ち運びしやすいお気に入りのアイテムだそう。
「このプロジェクターを購入して、家が映画館のようになりました。
寝る時以外はリビングに移動させて写しています。家での時間に合わせてプロジェクターライフを満喫していますね。」
日中でもカーテンを閉めてしまえば問題なし。テレビがない分、模様替えの自由度も高まりますね。
他にもベッドサイドでは、細かな配線を隠しながら充電出来る工夫や
海で拾った流木を手入れして、フォトスタンドとして活用されるというアイデアも見られました。
またお部屋の中でも特にDIYで多く変化が付けられていたのがリビングダイニング。
中でも住まいの顔とも言える自作のダイニングテーブルが特徴的です。
「初めて夫婦でdiyしたダイニングテーブルです。二人がゆったりくつろげるように少し大きめに作成しました。」
「テーブルの間から植物を出すというデザインもすごく気に入っています。」
遠目だと木が生えているように見える作りはお二人が足を運んだカフェで見たものを再現されたもの。取材時は春前で落葉していましたが、季節によっては緑が生い茂るのだそう。
ソファスペースを囲むインテリアも全てDIYで作られたもの。
ダイニングとの仕切りにもなっている棚は植物とプロジェクターを置くためのスペースとして使用。
ソファの後ろは動画投稿もされているお二人のカメラや、思い入れのあるアイテムが並びます。
プロジェクターが届く前はテレビのあったスペースにはテレビボードがディスプレイボードとして活躍していました。
ご主人のDIYに対して、奥さんが刺繍されたクッションもリビングスペースでは大活躍。
サイドテーブルは使いやすい高さはもちろん、花や植物が飾れるような、ひと工夫がありました。
こうした遊び心やアイデアもDIYで作るインテリアの醍醐味ですね。
これらのスペース意外にも、トイレはクッションシートを貼って、使い勝手の良い棚や掛ける収納を追加。
各スペースにDIYでの工夫が見られます。
「お休みの日に、一緒に出来るところは二人で、徐々に賃貸らしさを減らして、使い勝手は良くなるようなDIYを施していきました。洗面台など、まだ取り組めていないところもあるので、これから着手出来ていないところもDIYを進めていきたいですね。」
色合いのルールをまもる
住まいの空間作りで意識されていたのが色合い。
新しく住まいに迎え入れる際にも、住まいにあったカラーのものがあるかが検討ポイントになるのだそう。
「家具はダークブラウン、家電は黒に統一して、部屋全体にまとまりを持たせています。そのため、こうした色合いが無い商品に関しては購入することが少ないです。」
料理好きなお二人がお菓子作りに必要だった泡立て器も、目についた商品が白色しかなく、見送られたのだとか。
引っ越し時についていた白のシーリングライトも黒のダクトレールに付け替えて使用。
ダクトレールにすることで、植物を吊るせるように、高さや奥行きが生まれることでより立体感のあるお部屋づくりが出来るようになっていました。
このように色のルールを決め、それをしっかり守ることで物を新しく加える検討を行いやすくするとともに、完成度の高い空間が作られていました。
オーソドックスな賃貸住宅をDIYと統一感を生ませるルール設定で、自分たちだけのお部屋へと作り上げられている、ちいさなふうふのおふたり。
将来的には自分たちの住まいも考えながら、現在の住まいのDIYを進めていかれたいのだそう。
「二人とも地元は今のエリアとは違う場所にあるため、地元にもよりアクセスの良い静かな土地に平屋の住まいが建てられたらという夢があります。何もかも自分達好みに作れる注文住宅にも憧れますね。ただ全てを頼んでしまうのではなく、作れるものは二人でDIYをして愛着の湧く空間づくりは今の住まいでも今後の住まいを考える上でも大切にしたいです。」
より良い暮らしを、住まいを一緒に考えながら自ら行動することで進められているおふたり。
現在の住まいで出来ることも理想の住まいへのイメージもさらに磨かれていく中で、どんな暮らしが生み出されていくのか、また数年度、その変化を見に伺いたくなるお部屋でした。
ちいさなふうふ(chi_sanahu_hu)さんのInstagramアカウントはこちら
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