回廊のようなアートギャラリー空間。フルリノベで思い通りの間取りに!
ワークスペースを兼ねた寝室とLDKの壁には、クリアなステンドグラスの室内窓を。別々の部屋で過ごしていても互いの気配が感じられ、外窓から差し込む柔らかな光も呼び込みます。
アート好きな夫妻がつくり上げた、ギャラリーのような住まい。回廊風リビングダイニングや多目的な寝室を、2人のセンスが光るアンティーク小物とアート作品で彩っています。
■DATA
所在地:東京都
延床面積:49.5㎡
施工面積:49.5㎡
工事費:880万円
家族構成:夫婦
築年数:33年
間取り:2LDK→1LDK
設計:SHUKEN Re(シュウケンアールイー)
施工:SHUKEN Re(シュウケンアールイー)
プロデュース:howzlife(ハウズライフ)
改修範囲:フルリノベーション
リノベ予算を確保しつつ、お気に入りのエリアで物件購入
夫はサラリーマンとして働きながら画業に励むアーティスト、妻はギャラリー勤務というアートが大好きなUさん夫妻。結婚後、しばらく暮らした都心の文京エリアが気に入り、この場所に自己所有の家が欲しい、と思うようになったのだそう。
そこで好みの施工事例が多かったhowzlife(ハウズライフ) に相談。物件探しから依頼し、フルリノベーションの予算を確保しつつ、地下鉄駅のほぼ真上の高層階という好条件のマンションを購入しました。
ほぼ正方形の空間は、角に2人のワークスペースを兼ねた寝室があり、その周りを囲むようにLDKが配されたユニークな間取りに変更。玄関からLDKへと続く白い壁には、アンティークの室内窓や夫の作品、長年集めてきた小物たちが並べられ、さながら「回廊ギャラリー」の趣きになっています。
大きな窓が印象的なリビングダイニング。アート作品を楽しめるカフェのような雰囲気です。
玄関からの動線上にあるキッチンも、オールステンレスを選ぶことでお洒落な佇まいに。
ワークスペースは、ちょうどいい距離感がカギ
生活の時間帯が違う夫妻は「適度な距離感のある2人の書斎スペース」をリクエスト。当初はリビングに設ける案もありましたが、それでは距離が近すぎるとプランの試行錯誤を重ね、寝室のベッドを隔てて配置し、間仕切りも立てることに。
省スペースで、気兼ねなく使える居心地のよい空間になりました。メインの床は、時間とともに味わいが増すパイン無垢材。そして壁は白、天井はコンクリート現しと内装は極力シンプルにまとめました。
スポットライトやフィラメントLED電球など、照明も無駄をそぎ落としたシンプルなデザインを採用。洗練された印象を与えるとともに、照らしたいところをしぼって照らすことで、アートや家具も引き立っています。
寝室を広めにとり、両隅にそれぞれのワークスペースを配置。妻のデスクは壁で遮ってプライベート感を高め、一方夫側はオープンなプランとしています。
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アートやオブジェが集まる一角と、何もない白い壁のバランスが絶妙なリビングダイニング。
室内窓は透明なステンドグラスを使用した引き違いタイプ。夫妻自ら選んできました。
一人になる時間も重視した寝室には、上部を開放したゆるやかな間仕切り壁を設置。
こもり感のある妻のワークスペース。使い込まれたような素材感で、居心地のよい場所に。
夫のワークスペースは、入り口近くで開放的なレイアウト。背面には大きな収納も。
多目的な寝室は夫のアート作品を飾り、ギャラリーのような空間に。使いやすさとデザイン性を両立しています。
「この向きの方が面白いね」と夫妻で話し、上下を逆に取り付けた室内窓。
LDKに入る室内ドアは夫妻が探し出してきたアンティーク。木の風合いが印象的です。
収納力たっぷりの靴入れは、持っている靴が一目でわかるオープンタイプに。
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