朝のクレンジングって必要?正しいやり方と気をつけたい5つの行動
メイクを落とすときに欠かせないクレンジングですが、「朝のクレンジングって必要?」と考えたことはありませんか?寝ている間の皮脂汚れや前日に使用したスキンケアの油分を放っておくと毛穴が埋まり、肌トラブルの原因になることも。
そこでこの記事では、朝にクレンジングするメリットやデメリット、気をつけたいポイントを順番に徹底解説します。正しいやり方を参考に、ぜひ朝クレンジングを試してみてくださいね。
朝のクレンジングとは?必要性やメリットをご紹介
夜だけでなく、朝もクレンジングをすること
朝のクレンジングとは、1日のメイクを落とすために行う夜のクレンジングとは別に、朝もクレンジングをすることです。朝にクレンジングをすることで、前日に落としきれなかったメイク汚れや皮脂汚れなどを落とせます。
「夜にクレンジングをしたから大丈夫」と思っていても、朝の肌は意外と汚れているもの。肌トラブルが続いている方やメイク崩れに悩んでいる方におすすめです。
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朝クレンジングは清潔な肌を保てる
皮脂などの洗顔では落ちにくい油分を、クレンジングで落とすことによって清潔な肌を保てます。皮脂汚れを朝に落とすことによりメイクの密着度をアップさせ、メイクのノリをよくしたりよれにくくしたりという効果が期待できますよ。
「スキンケアをしても肌トラブルによる悩みが続いている」という方に、朝のクレンジングはおすすめです。乾燥肌の方や朝のクレンジングが不安な方は、まず週1回程度で始めてみましょう。
朝クレンジングのメリット
前日のスキンケアやメイク汚れなど、肌に残った油分をオフできる
洗顔料は肌の表面についている汚れを落とせますが、油分までは落とせません。一方でクレンジングは、化粧品やスキンケアに含まれる油分を落とせます。
そのため、朝にクレンジングすることで、前日に残ったメイク汚れや入浴後に行ったスキンケアの油分などをオフできますよ。肌や毛穴の状態を清潔に保てるのは、朝にクレンジングをする大きなメリットといえるでしょう。
皮脂や肌に付いた汚れをオフできる
寝ている間に分泌された皮脂や肌に付いたホコリなどの汚れを落とせるのも、朝にクレンジングをするメリットです。寝ている間にも皮脂は分泌され、枕や布団に付いているホコリなどが肌に付いて汚れていきます。
朝に洗顔をしても「メイクが崩れやすい」「肌がテカる」などの悩みがある方は、寝ている間の皮脂汚れやホコリが肌に残っている可能性も。この場合、自分で気付いていない肌の汚れを朝のクレンジングで落とすことが必要です。
スキンケアの効果が現れやすくなる
前日に使用したスキンケアを朝のクレンジングで落とすことで、スキンケアの効果が現れやすくなりますよ。スキンケア商品の種類にもよりますが、乳液やクリームなどには油分が使われているため、毛穴にフタをした状態が続きます。
フタがされた状態でスキンケアを上から重ねても角質層まで成分が浸透せず、本来の効果を発揮できません。前日の夜に使用したスキンケアであっても、翌日の朝にクレンジングで落とすことが必要です。
朝のクレンジングが原因で起こりえるデメリットとは
肌が乾燥する原因になる
クレンジングは洗顔料と違って油分や皮脂などの洗浄力が強いため、肌が乾燥する原因になります。クレンジングのやりすぎは肌に必要な皮脂を落としすぎてしまい、肌の乾燥につながるため注意が必要です。
メイク汚れは毎晩落とす必要がありますが、朝のクレンジングを毎日行うことは避けましょう。最初は週1回から2回程度に抑える、気になる部分だけ行うなど、肌の状態を確認しながら行ってくださいね。
肌トラブルの原因になる
朝のクレンジングで必要な皮脂を落としすぎると、肌トラブルの原因になりかねません。ニキビができやすくなったり、肌荒れが起きたりするので注意が必要です。
肌に異常を感じた場合は皮膚科で相談し、朝のクレンジングはやめましょう。無理をして朝のクレンジングを続けると、肌トラブルを悪化させる可能性が高まります。
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朝にクレンジングするときのポイント
気になる部分の朝クレンジングから始めよう
まずはTゾーンや鼻の周りなど、皮脂が気になる部分から朝のクレンジングを始めてください。
最初から顔全体で始めてしまうと肌に負担がかかり、肌トラブルの原因になりかねません。また、万が一肌トラブルが発生した場合、広範囲にわたって症状が出てしまう可能性があります。
初めて朝にクレンジングする方や朝のクレンジングに不安を感じている方はもちろん、乾燥肌や敏感肌の方もまずは気になる部分から始めると安心ですよ。
使うときの量は適量を守って
朝の場合でも、使うクレンジングの量は適量を守って使用してください。「素肌だから」といって使う量を減らしてしまうと摩擦による刺激で、肌への負担が大きくなります。肌への負担は肌トラブルを起こしやすくなるため、注意が必要です。
また、適量は使用するクレンジングによって異なります。実際に使うクレンジングの使い方を確認し、肌への摩擦が少ない状態で朝に使用するとよいでしょう。
洗浄力の低いクレンジングを選ぶ
(1)ミルクタイプ
ミルクタイプは比較的洗浄力が弱く、保湿成分が含まれている商品もあります。また、スルスルと滑るように肌を洗えるので肌への刺激も少なく、朝のクレンジングにおすすめです。
初めて朝にクレンジングをする方は、まずミルクタイプのクレンジングを使うとよいでしょう。新しく購入する場合は成分表を見て、スクワランやセラミドなどの保湿成分が配合されているクレンジングがおすすめです。
(2)クリームタイプ
クリームタイプは保湿力に優れており、洗浄力も弱いクレンジング。やさしく包み込むように洗い流してくれるので肌への刺激が少なく、乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。
ミルクタイプよりも保湿力を求めている方や肌への刺激を抑えたい方は、クリームタイプがよいでしょう。クリームタイプであれば保湿力に優れているものが多いですが、購入するときは保湿成分が入っているかを確認してくださいね。
(3)ウォータータイプ
種類は少ないですが、洗浄力が比較的弱くスルスルと洗えるウォータータイプもおすすめです。水で洗っているかのような洗い心地で、油分を落とせます。
ミルクタイプやクリームタイプに比べて保湿力は足りないですが、洗いやすさで選びたい方はウォータータイプがよいでしょう。
夜のクレンジングで使用している方が多いウォータータイプのクレンジングは、そのまま朝に使用できるため新しく買わなくてよいというメリットがあります。
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正しいやり方を伝授!朝クレンジングの手順
正しいやり方(1)手のひらにクレンジングを出す
まずは、手のひらにクレンジングを適量出してください。このときの適量は使用するクレンジングによって異なるため、使用方法をよく読んでから使うようにしてくださいね。
また、朝のクレンジングだからといって、使用する量を減らしてしまうのは間違ったやり方です。肌へ摩擦を与えてしまう原因になり、肌への負担が大きくなるので注意してください。正しいやり方で朝のクレンジングをしましょう。
正しいやり方(2)両手でクレンジングを温める
手のひらに出したクレンジングを、両手で挟み込むように温めてください。温めてから使用すると肌になじみやすくなり、あまり肌を擦ることなく毛穴の汚れがスルスルと落ちます。
温めずに使用すると肌の摩擦につながり肌トラブルが起きやすくなるため、必ずクレンジングを温めてから行いましょう。忙しい朝でもこのひと手間を忘れないでくださいね。
正しいやり方(3)顔にやさしくなじませる
続いて、温めたクレンジングをやさしく顔になじませます。朝のクレンジングでは、メイクを落とすときのようにしっかり洗う必要はありません。擦ってしまうと肌の摩擦につながるだけでなく、肌に必要な皮脂まで落とす原因になります。
肌が乾燥する可能性もあるので、朝のクレンジングは擦らずやさしくなじませることを意識してくださいね。また、洗う時間も短くしましょう。メイクを落とすわけではないので、洗いすぎには注意が必要です。
正しいやり方(4)ぬるま湯でやさしく流す
最後は、ぬるま湯でやさしく洗い流しましょう。熱いお湯は皮脂を一緒に洗い流してしまい、冷水は油分を落としきれない原因に。30℃から35℃くらいのぬるま湯で洗い流すのが正しいやり方です。
また、洗い流すときにシャワーを直接顔にあてるのはやめましょう。水圧が肌を刺激し、たるみの原因になります。洗い流すときは手でぬるま湯をすくって、やさしく流すように意識してくださいね。
要注意!朝クレンジングを行うときに気をつけたい5つの行動
(1)朝クレンジングにジェルタイプやオイルタイプは使わない
ジェルタイプやオイルタイプのクレンジングは、朝に使わないようにしましょう。ジェルタイプやオイルタイプは洗浄力が強く、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。
夜にジェルタイプやオイルタイプのクレンジングを使用している場合は、別で朝用にミルクタイプ・クリームタイプ・ウォータータイプいずれかのクレンジングを用意するとよいでしょう。
(2)朝クレンジングのあとは洗顔をしよう
朝にクレンジングをしたあとに洗顔をすることで、クレンジングでは落としきれない汚れを洗顔料で落とせます。洗顔をする場合も、やさしく顔になじませる程度で抑えましょう。
洗いすぎてしまうと肌に負担がかかり、洗ったあとの肌のツッパリ感や肌の乾燥の原因になります。W洗顔不要と書かれたクレンジングでも、肌にヌメリなどを感じたときは洗顔をしましょう。
(3)タオルでゴシゴシ拭くのはNG!
洗顔をしたあとは、顔に残っている水滴をタオルでやさしく吸い取るようにしてください。タオルでゴシゴシ拭いてしまうと摩擦が起こり、肌トラブルを起こす原因になります。
できるだけ吸水性のよいタオルを用意し、肌にあてる程度で拭き取りましょう。鼻の周りや目元などの細かいところも、やさしくポンポンとタオルをあててください。今まで間違ったやり方をしていた方は、見直してみてくださいね。
(4)朝クレンジングの頻度は週に1回から2回を目安に
朝のクレンジングは、週に1回から2回を目安に行うのが正しいやり方です。毎日行うと肌への負担が大きくなるため、おすすめできません。
美容液などの効果を感じにくい、肌トラブルが増えた、毛穴が気になるときなどに朝クレンジングをしてくださいね。
また、記念日や誕生日、お出かけする日など特別な日の朝がおすすめです。メイクが崩れにくくなったり、メイクのノリがよくなったりと効果を感じられる可能性があります。
(5)朝クレンジングのあとはしっかり保湿を
洗顔まで終わったら、しっかりと保湿をしましょう。洗顔後は肌がとても乾燥しやすい状態なので、できれば洗顔後すぐに保湿するようにしてくださいね。保湿成分が含まれている化粧品を使うからといって、保湿しないのは間違ったやり方です。
保湿せずにメイクをすると乾燥による粉吹きが起こるだけでなく、メイク崩れの原因になります。化粧水や乳液、クリームなどを使用してしっかりとフタをしてあげることで、毛穴にメイク汚れが詰まるのを防ぐ効果も期待できますよ。
肌の状態に合わせて!朝クレンジングがおすすめな方の特徴
特徴(1)皮脂の分泌が多い
すぐにテカる、メイクが崩れやすい、汗をかきやすいなど、皮脂の分泌が多い方は朝のクレンジングがおすすめです。寝ている間も汗をかいて皮脂を分泌しているため、洗顔料だけでは落としきれていない可能性があります。
また、夏場や暑い日のみ皮脂の分泌が多い方は、汗をかきやすいときだけ朝にクレンジングを試してみるなど、肌の状態に合わせて行うとよいでしょう。皮脂が原因で起こりやすくなるニキビに悩んでいる方にも、おすすめですよ。
特徴(2)スキンケアをしても肌のトラブルに悩んでいる
毎日しっかりとスキンケアしているのに肌トラブルに悩んでいる方や、スキンケアを変えても肌の悩みがなくならない方は、朝のクレンジングがおすすめです。
肌トラブルが続く原因として、女性ホルモンの乱れやメイク汚れ、皮脂汚れなどが肌や毛穴に詰まっている可能性があります。
メイク汚れや毛穴汚れが詰まっている場合、朝にクレンジングをすることで肌が清潔になり、肌のトラブルによる悩みが少なくなる可能性も。まずは、気になる部分から朝クレンジングを始めてみてください。
特徴(3)夕方にはメイクが崩れる
「夕方にはメイクが崩れる」という方も、朝のクレンジングがおすすめです。メイクが崩れてしまう原因に、過剰な皮脂分泌や前日の油分が肌に残っている可能性があります。
汗をかきにくい冬場でも夕方にはメイクが崩れてしまう方は、ぜひ朝クレンジングを試してみてくださいね。
肌に残っている油分や皮脂を朝に落とすことで、メイクが肌に密着します。そのため、夕方になってもメイクを崩れにくくしてくれますよ。
朝のクレンジングで周りと差をつけよう!
クレンジングは夜と朝では目的が異なるため、やり方や使うクレンジングなど、気をつけたいポイントが少し違います。朝のクレンジングは正しいやり方で行うことにより肌を清潔に保ち、メイクを崩れにくくしてくれるなどの効果が期待できるでしょう。
朝のクレンジングが気になる方は、今回の記事を参考に試してくださいね。
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