「頭皮が硬い!」その原因とは?柔らかく改善する&セルフチェックの方法まとめ!
自分の頭皮が硬いことにふと気がついて、この記事を見ている方は多いでしょう。丁寧なヘアケアを心がけても、頭皮が硬いままでは大人女子にとってはタブー。早めに対策すると美しい髪の毛だけでなく、そのほかのさまざまな悩みも予防できますよ。
そこで今回は頭皮の簡単なセルフチェックと、硬い頭皮を柔らかくする方法をお伝えします。正しく改善して、健康的でしなやかな頭皮をキープしましょう!
「頭皮が硬いとどうなる?」老化、薄毛など怖いデメリットも
顔のしわ・たるみの原因に
頭全体のうち、およそ2/3の面積をしめる頭皮。顔の皮膚とひと続きになっていますが、それと同じように筋肉もつながって互いに連動しています。
だからこそ頭皮が硬いと表情筋もハリを失ってしまい、額や目尻のしわ・ほうれい線などのがデメリットをまねく可能性が考えられるのです。
場合によっては頭皮がたるんで、全体的に老けた印象へと導いてしまうことも…。リフトアップやエイジング対策※としても、頭皮の柔らかさをキープする習慣が必要ですね。
※年齢に応じたケア
血行不良でくすんだ肌印象に
スキンケアにこだわっているのに、くすみがとれない…。こんな方にも頭皮ケアがおすすめですよ。
くすみと頭皮は一見無関係のようですが、すでに頭皮が硬いサインかもしれません。ぜひこのあと紹介するセルフチェック方法で確認してみてください。
硬い頭皮には十分な血液や酸素が行きわたりにくく、肌のくすみを引き起こす原因となります。正しい対策方法をチェックして、疲れ顔から透明感のある生き生きとした印象にチェンジしましょう。
薄毛や白髪をまねくデメリットも
頭皮が硬いまま歳を重ねると、どうなるでしょうか?
硬い頭皮は必要な栄養が不足するため、健康的な髪が成長しにくく薄毛や白髪を引き起こす原因になります。よい頭皮にはよい髪が育ちますが、逆もまた然りです。
以前よりも髪がパサついてまとまりにくい方、髪のうねりやくせが気になってきた方は気をつけて。健康的な髪を育てるために、早めの頭皮対策を心がけましょう。
【セルフチェック方法】あなたの頭皮は大丈夫?
頭皮チェックに適した場所は?
チェックする場所の目安
場所 |
組織 |
見つけるポイント |
前側 |
前頭筋(ぜんとうきん) |
額の生え際ライン中央 |
側面 |
側頭筋(そくとうきん) |
耳の付け根付近 |
後ろ側 |
後頭筋(こうとうきん) |
後頭部の耳と同じくらいの高さ |
頭頂部 |
帽状腱膜(ぼうじょうけんまく) |
ハチより上の頭頂部全体 |
頭皮の硬さをみる前に、まずはチェックする場所の紹介をします。
上記を目安に触るポイントがわかったら、次のセルフチェック(1)〜(3)の方法をそれぞれの場所で試してみてくださいね。硬い部分を把握しておくと、より対策しやすくなりますよ。
セルフチェック(1)頭皮を押してみよう
指の腹を頭皮に当てて軽い力で押し、触り心地を確認してください。髪の上からではなく内側に指を入れ、頭皮を直接触るようにするとチェックしやすくなります。
以下の選択肢より当てはまる項目をお選びください。
- A:額と同じくらいの、適度な弾力がある。
- B:カチカチで弾力がなく骨っぽい。痛みを感じる。
- C:ぶよぶよと柔らかく、弾力がない。
セルフチェック(2)頭皮を動かしてみよう
人差し指・中指・薬指の3本を揃えた状態で、頭皮に指の腹を当てます。セルフチェック(1)と同様にしっかり密着させ、そのまま触れた指が滑らないように頭皮をスライドさせてください。
頭皮が動いた可動域をチェックしましょう。
以下の選択肢より当てはまる項目をお選びください。
- A:可動域が1cm前後。
- B:可動域が5mm以下。
- C:可動域は5mm以上あるが、ニュルニュル動き戻りにくい。
セルフチェック(3)頭皮をつまんでみよう
最後は、頭皮をつまんでみてください。小さくつまめるほどよい傾向です。上手につまめない場合は、両手で押さえて頭皮を寄せる方法でも大丈夫ですよ。
以下の選択肢より当てはまる項目をお選びください。
- A:小さくつまめる。
- B:つまめない、もしくは両手を使っても頭皮が寄せられない。
- C:つまめるが、弾力がなく手を離しても戻りにくい。
「結果はこちら」あなたの頭皮タイプは?
セルフチェック結果
Aが多い方 |
柔らかい健康な頭皮です。 |
Bが多い方 |
頭皮がとても硬い状態です。
頭皮ケアを習慣化しましょう。 |
Cが多い方 |
血行不良で頭皮がうっ血しむくんだ状態です。
血流を促すマッサージで改善しましょう。 |
あなたの頭皮はいかがでしたか?1カ所だけでなく、先ほど紹介した4カ所全てでチェックすることがおすすめです。とくに硬い部分は、頭皮ケアで早めに対策したいですね。
Cの方は運動不足や長時間のパソコン作業で、血流が著しく低下している可能性があります。長引く場合は何らかの疾患も考えられますので、念の為医療機関へ相談してください。
頭皮が硬くなる原因は、大人女子の日常にも潜んでいた
原因(1)冷えやむくみの原因「血行不良」
冷えやむくみがあるという方は、それにともない頭皮の血流が滞り硬くなっている可能性があります。
とくに女性の身体は、末端が冷えたりむくみやすかったりしますよね。この原因は、男性に比べて女性は筋肉量が少ないため。筋肉は本来血流やリンパの流れをスムーズにする働きがありますが、筋肉が少ないとどうなるでしょう?
手足や頭皮の血行不良によってコンディションが乱れるので、頭皮が硬い女性は意外に多いのです。運動不足の方は、日頃の運動習慣もこの機会に見直してみてください。
原因(2)姿勢の崩れによる「コリ」
アラサー女子には、家事や子育てなどに追われる方もいるでしょう。これらの習慣はとくに猫背になってしまうことが多いですよね。
最近は仕事もパソコンを使うデスクワークが中心なので、もちろんこれも猫背を引き起こしやすい習慣。
姿勢が崩れると頭の重さが後頭部から首・肩にかけて集中します。すると、首周りの血行不良が慢性化し、硬い頭皮の原因となるのです。
肩コリで悩んでいる方は、マッサージとストレッチ運動で対策しましょう。
原因(3)心と身体にたまる「ストレス」
不安やストレスが増えると自律神経が乱れ、血行不良から頭皮のコンディションが低下する原因になります。
20代後半〜30代前半の女性は、心理的にもストレスが溜まりやすい時期。結婚・出産などの大きな変化や、仕事の責任が重くなり悩みごとも増えがちですよね。
頭皮マッサージは硬い部分を柔らかくするだけでなく、リラクゼーション効果も得られるので、おやすみ前におこなう方法もおすすめです。
〈解説〉頭皮の簡単マッサージ&おすすめストレッチ
頭皮マッサージのコツは、手間のかからない方法で改善すること。スキンケアやボディメイクも欠かせないからこそ、ぱぱっとできるマッサージ方法とこまめなストレッチ運動で対策しましょう!
朝は、手軽な方法で「ブラシマッサージ」
頭皮マッサージを最も簡単におこなうのなら、ブラシを使った方法が最適です。クッション性が高く、ブラシの先が丸くなったタイプがおすすめ。
所要時間は1分程度なので、メイク前に髪をとかしつつ頭皮マッサージしましょう。顔まわりの血流やリンパも促され、肌のくすみ改善や青クマ対策にも効果的です。
ブラシを使ったマッサージの手順
- まずは全体をとかし、髪の毛の絡まりをとく。
- 生え際からうなじに向かって後ろ方向にとかす。
- 生え際付近と後頭部の2カ所を、ブラシでジグザグほぐす。
- 耳の後ろ側4カ所にわけて、ブラシを密着させくるくる円を描くようにマッサージ。
- 頭皮全体をブラシでポンポン叩き、血流を刺激する。
夜は、ほぐしてゆるめる「頭皮マッサージ」
夜は、1日の疲れやコリをリセットする頭皮マッサージをおこないましょう。
指腹(指の腹)と母子球(親指の付け根の膨らみ)を使って硬い筋肉を柔らかく改善し、血行不良の原因にアプローチします。
マッサージのタイミング
基本的にお好きな時間帯でOKですが、シャンプー前後かシャンプーのときに一緒におこなうと習慣化しやすいですよ。それぞれのメリットに合わせて自分にぴったりのタイミングを選んだら、できるだけ毎日おこない改善を目指しましょう。
おすすめのタイミング
- シャンプー前:毛穴の汚れが落ちやすくなる。
- シャンプー中:泡のクッションで髪の摩擦が少ない。
- シャンプー後:頭皮エッセンスを浸透しやすくして効果的。
手順(1)前頭筋マッサージ
まずは親指以外の指腹をそろえて生え際中央に置きます。表面は滑らずに頭皮をスライドさせるようにして、頭頂部に向かって3回引き上げましょう。生え際のラインに沿って少しずつ横に移動し、耳の付け根までおこないます。
その後は生え際中央から頭頂部方向に移動しながら、同じ手順でマッサージしてください。
マッサージ中は息を止めないように、自然な呼吸を意識するのがポイントですよ。
手順(2)側頭筋マッサージ
母子球を両耳のすぐ上の位置に当ててから、頭を包み込むように手のひら全体をぴたっと密着させます。そのまま両手で押しあい圧をかけながら、ゆっくり大きく円を描きます。
このとき、頭頂部に向かって引き上げるイメージでおこなうと、リフトアップ効果が高まりますよ。5回円を描いたら、最後は頭頂部に向かってぐっと引き上げたまま3秒停止します。 これを耳の上から頭頂部まで、位置をずらしながら3カ所おこなってください。
手順(3)首&後頭筋マッサージ
次に首の後ろに手を回し、骨を挟むように指腹を揃えて置きます。首の下からスタートし、両手同時に細かく円を描くように刺激しましょう。
徐々に位置を上ずらし、耳の高さまでおこないます。とくに硬い部分は、指圧しながら小刻みに揺らすマッサージ方法がおすすめ。
首や後頭筋は現代人のほとんどが硬い場所なので、何度か往復して血流を促すとよいでしょう。
手順(4)帽状腱膜マッサージ
指腹でリズミカルにタップするように、頭頂部全体をトントンとまんべんなく叩きましょう。脱力して手首のスナップを効かせると、上手にできますよ。
最後に頭頂部でポニーテールを作るように髪を束ね、天井方向にほどよく引き上げ小さく揺らします。髪が短い方はブロックごとに分けてください。頭皮全体が動いたら、マッサージ完了です。
「首のストレッチ運動」も柔らかい頭皮作りに◎
首の筋肉は後頭筋と直接つながっており、さらに後頭筋は額側の前頭筋まで1枚の膜でつながっています。マッサージに加え首のストレッチ運動でより柔らかくしてあげると、頭皮全体の改善効果が高まりおすすめです。
筋肉をストレッチするときはふーっと息を吐きながら、伸びを感じてみてくださいね。
首のストレッチ方法
- 頭頂部から上半身を引き上げるように姿勢を正す。顎は軽く引いて。
- 右手を後ろ側に回して腰に当てる。左手でサポートしながら頭を左に倒し、右肩を下げて30秒キープ。反対側もおこなう。
- 頭の後ろで両手を組み、首を前後に倒す。ゆっくりと5回程度おこなう。
- デコルテに両手を重ねて置き、顎を真上・右斜め上・左斜め上に引いて各10秒キープ。首の前側をよく伸ばす。
硬い頭皮を柔らかく改善する【日常の対策方法】
正しい「シャンプー」は頭皮ケアの基本
毎日の習慣の中で頭皮ケア対策できるのがシャンプーです。正しいシャンプー方法で綺麗な髪と頭皮をキープしましょう。
見落としがちなポイントが予洗い。髪を濡らすだけでなく汚れを落とすように地肌を丁寧にすすぐと、シャンプーの泡立ちと汚れ落ちが良くなります。
そしてシャンプーを手で軽く泡立ててからなじませ、髪の毛よりも頭皮自体を洗うように意識して。すすぎは入念におこない、肌荒れの原因となるシャンプーが残らないようにしましょう。
頭皮用アイテムで「保湿」対策
いつもスキンケアするように、頭皮にも本来は保湿が必要です。乾燥した頭皮は、肌荒れやフケ・かゆみの原因に。
専用のエッセンスやローションを使い、シャンプー後の清潔な頭皮に水分を与えましょう。みずみずしく潤うと、頭皮と髪の毛をすこやかに保てます。
また、頭皮を柔らかく保つためには保湿成分に加え、血行改善効果が期待できるタイプもおすすめです。
顔のコリをほぐして相乗効果アップ
頭皮が硬い方は多くの場合、顔の筋肉も硬いはずです。頭皮と顔のマッサージを組み合わせると、より効果的に硬い頭皮を改善できますよ。
とくに意識して柔らかくしたい部分は、額とエラの筋肉です。この2つは比較的大きい筋肉で、硬くなってしまうと頭皮へのデメリットが大きくなります。肌に負担を与えないように、指圧しながら筋肉を揺らしてあげる方法がおすすめです。
頭皮が硬い方は、ぜひ顔も一緒に対策してみてください。
正しいスカルプケアで、硬い頭皮にさよならしよう
今回は、硬い頭皮を柔らかくほぐす改善方法をお伝えしました。
アラサー世代に頭皮ケア対策はまだ早いと思われがちですが、決してそのようなことはありません。しわやたるみなどのデメリットを防ぐためにも、頭皮が柔らかいことは必須条件。
お手入れが滞りやすく気がつきにくい部分だからこそ、今からチェックしておくと周りに一歩差がつきますよ。さまざまな悩みの原因となる前に、ぜひスカルプケア習慣をスタートしましょう!
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