フランスのおしゃれな部屋を思わせる「フレンチインテリア」。真っ白な家具や小花柄のファブリック、丸みを帯びた装飾雑貨を取り入れたインテリアスタイルです。
伝統や一人ひとりの個性を大切にしながら、時代の流行などに左右されず、良いと思うものを新しく取り入れている、そんなフランスの衣食住から生まれた世界観。
今回は、「フレンチインテリア」を5つのスタイルにわけて、それぞれの特徴やコーディネートポイントをご紹介します。
1. 定番人気のカントリースタイル
「カントリースタイル」とは、フランスの田舎にあるプロバンス地方が発祥と言われているインテリア様式です。またの名を「フレンチカントリー」と呼ばれ、日本で馴染みのあるフレンチインテリアのひとつです。
カントリースタイルの特徴は、フレンチインテリアの要でもある「白い壁」。そして、マット仕上げ×丸みを帯びた装飾のかわいい「木製家具」にあります。
この2つの組み合わせはカジュアルですが、落ち着きのあるカラートーンの中に美しい曲線がみられる家具や華奢なアイアン雑貨が、フランスを思わせる上品なイメージに仕上げてくれます。
【こだわりの家具と素材、新旧を織り交ぜたフレンチシック】
インテリアショップに勤める家具好きの妻が、こだわりを尽くした空間。キッチンは、凹凸のあるモールディングの腰壁と人工大理石のカウンターという組み合わせ、リビングダイニングとの段差は既存を活かした設計に。
家具や素材など新旧の要素が交じり合ったフレンチシックな住まいです。
【レンガタイルの下屋とパーゴラのある切り妻屋根の白い家】
「本を読むこと」が、日々の暮らしに溶け込んでいる家族の住まい。ダイニング上部の吹き抜けから各室につながり、家の中のどこにいても家族の気配を感じられるプランです。
開放的ですが、大木の根元に腰を下ろして寄りかかる時の「籠り感覚」も盛りこみました。あたたかみのある木材の経年も楽しみです。
【多彩な素材のつながりが光る】
子どもの成長で手狭となり、孤立したキッチンや浴室の不満を解消するためにリノベ。
キッチンにカウンターを備え、会話を楽しみながら家事ができるレイアウトに変更するなど、増築をするかわりに間取りを工夫したプランで、快適で住み心地のよい住まいを実現。味のあるタイルでアーチの間口を取り入れたり、無垢材をふんだんに使用しました。
2. クラシカルなシャビーシックスタイル
フランスのヴィンテージ家具や、アンティーク雑貨を中心にデザインされているのが「シャビーシックスタイル」です。
錆のついたアイアンや塗装の剥がれた木材などを使った装飾家具、雑貨などを活かした味わのあるインテリアが取り入れられています。また、住み続けてきたような安心感や懐かしさを感じさせてくれる印象が特徴です。
本物のアンティーク家具や雑貨でなくても、アンティーク風アレンジのものを使ったり、既存のものをDIYしたりするだけで、シャビーシックコーディネートを楽しめます。
【古材×使い込まれたタイル素材で作り込む】
リノベーション会社:+Marchitects(プラスエム・アーキテクツ)「フレンチアンティークを極めるスケルトンリノベ。働く・暮らすを快適に!」(リノベりす掲載)
実家の3階建てを仕事場兼自宅にリノベーション。LDKとワークスペースの間に扉はつくらずアーチ開口で仕切ることで、生活と仕事の場をさりげなく分けました。
古材のような天然木の楡(ニレ)のフローリング、使い込まれたようなタイルなどを採用したフレンチスタイルです。
【どこか懐かしい、シャビーインテリア】
懐かしさを感じる洗練されたインテリア。
古材仕上げのダイニングテーブルや一脚ずつ表情が異なるチェアなど、こだわりが詰め込まれたオリジナリティあふれる住まい。
トイレや、洗面スペースもその世界観を大切にした遊び心ある居心地のよい空間です。
【木の断片を楽しむ木製デザイン、個性的な小物に心躍る】
愛犬たちの足腰のために滑りにくい床材塗装仕上げにこだわったwanダフルな住まい。
リビングの一角にあるデザイン性の高い木建具で仕切られた寝室、ノコ跡付きのラフなオークの床材や小物一つひとつに思い入れのある仕事部屋など、どこを切り取っても絵になる空間です。
3. 優美なエレガントスタイル
フレンチインテリアの「エレガントスタイル」は、上品で優雅な印象の空間。王室などでも見られる伝統的な様式を感じることができます。
猫脚家具や曲線模様のアイアンアイテム、シャンデリア、花柄のファブリックなど、古くから貴族に愛されていたロココ様式のデザインが特徴的。
カラーは白ベースに、シックなカラーであるシルク系のピンクやブルー、グレーなどを取り入れた配色が人気です。
【重ねた時を感じるフレンチインテリア】
時間をかけて集めてきたアンティーク家具のコレクションが映える住まい。
シックでクラシカルな雰囲気が印象的なリビングは、室内窓やシャンデリアが個性的で美しい空間を演出しています。壁に造作した腰壁パネルでペットによる傷対策も万全に。
【故郷ヨーロッパの香り】
ヴィンテージのデザイナーズマンションを、生まれ育った海外のテイストにフルリノベーション。
雰囲気を損なわないように、既存の梁と柱を活かしたダイナミックなアーチを造作。
幾何学模様のタイルやデザイン性のあるパーケットフローリングを採用したことで、ラグやファブリックが活き故郷の空気を感じる空間に。
【異素材と3色基調の融合でエレガントさを演出】
窓前の段差を利用したインナーテラスや天井現しを塗装で仕上げるなど、既存の質感を活かした住まい。
部屋の配色は、白やグレー、茶色の3色を基調とし色味をおさえることで、天井の躯体現しや存在感のある家具・インテリアが空間になじんでいます。
造作パーテーションとレースのカーテンで仕切られたベッドルームは、エレガントで落ち着きのある印象に。
4. ガーリーなロマンチックスタイル
「ロマンチックスタイル」は、女の子が憧れる”プリンセス”をイメージさせる、ガーリーなテイストが魅力です。
白×ピンクのプリンセスカラーやフリル付きのファブリック、曲線ベースの装飾家具が特徴的で、花モチーフも多く取り入れられています。
【カラフルなクロスで可憐に遊び心いっぱいに】
利便性の良い中古マンションへ住み替えて、2度目のリノベ。家の中に白い壁はひとつない、「統一するよりもたくさんの色を使ってバランスを考えるのが好き」を具現化しました。
カラフルなクロスもバランスよく取り入れることで落ち着いた可愛らしさを演出。遊び心いっぱいにこだわって選んだものに囲まれてくつろぐ時間が宝物だそう。
【控えめな淡いカラーのロマンチックな壁紙】
壁向きで窓からの採光が届かず閉鎖的だった既存の間取りから、対面キッチンと自然素材を取り入れたリノベーション。
パイプスペースの問題をクリアして、こだわりの対面キッチンが実現!無垢床材や珪藻土、漆喰などの自然素材で結露もなくなったそう。
ナチュラルな仕上げの中で、ウォークスルークローゼットの一角は花柄クロスやカーテンを採用。
広い玄関土間から直接入れてキッチンまで続く動線に毎日キュンとしそう。
【引き立てあうファブリックインテリア】
インテリアやDIYが大好きな2人。設備やパーツ、素材や間取りを見事に実現した住まいです。LDKと書斎を間仕切り壁は、白い室内窓がポイントに。
また、寝室はグリーンの壁にファブリックの質感や照明が引き立ち、ロマンチックで美しい世界観に仕上がっています。
5. シンプルでスタイリッシュなフレンチ×モダンスタイル
「フレンチ×モダン」のインテリアスタイルは、これまでのスタイルを現代的に落とし込んだもの。古くからの様式美を大切にする装飾が中心のフレンチインテリアですが、モダンスタイルの場合はシンプルにできています。
フレンチの代表でもある白基調の木製アイテム、シャンデリアなどに合わせ、装飾なし×艶のある塗装のアイテムが特徴。
モダンスタイルでは曲線の家具や雑貨はほとんどなく、直線的で現代的な様式をベースとした、まったく新しいフレンチインテリアとなっています。
【モノトーンで直線的にアレンジされた世界】
公園の絶景が、南に大きく開いた窓の外に広がるマンションリノベ。白ベースの床フローリングや壁のヘキサゴンモザイクタイルに、黒の家具や照明を合わせたダイニングキッチン。
クラシカルさはそのままに、直線的な要素を取り入れることで近代的な印象となっています。
【絵画やファブリックの「柄もの」が映える】
1階が事務所、2階はフリールーム、3階には寝室と子ども室、4階の奥にリビングを配置。
縦に長い空間を生かし、モルタルのダイニングテーブルをルーフバルコニーへ突出させ、キッチンと向かい合う形でレイアウトされています。
モノトーンの空間の中で、要所に絵画やファブリックなど色味や素材感が映える住まいです。
思わず、惹きつけられてしまう「フレンチインテリア」の世界。今回は基本的なスタイルをご紹介しましたが、他のインテリアスタイルと組み合わせたり、自分の好きなアイテムを自由に取り入れたり、素敵な空間が実現するアイディアがたくさん。
ぜひ独自のセンスを取り入れて、オリジナルのフレンチインテリアを楽しんでください!
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