赤ワインを料理に加えると、味にコクや旨みが引き出て、より一層おいしくなります。本記事では、赤ワインと相性の良い料理やおすすめのレシピのほか、料理に取り入れる際のポイントを紹介します。
飲み残しの赤ワインが消費できるレシピも合わせて紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
赤ワインは料理に大活躍
そのまま飲んでもおいしい赤ワインは、料理に加える調味料としても大活躍。まずは、赤ワインと相性の良い料理や取り入れることで得られる効果を紹介していきます。
赤ワインと料理の相性
赤ワインと特に相性が良いのは、肉料理。鶏肉、牛肉、豚肉など、どんな種類の肉ともマッチしやすいです。その理由については、次の段落で解説します。
ワインを飲むときの基本と同様に、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインが合いやすいと覚えておくと良いでしょう。赤ワインは肉料理のなかでも、煮込みの際に特に重宝されます。
また、肉料理だけではなく、コクのあるソースをつくる際に用いられることも。ドライフルーツとも相性が良いので、お菓子づくりで組み合わせられることも多いです。
赤ワインを料理に使う効果
料理にお酒を用いる理由は、肉や魚の臭みを消したり、コクや旨味を引き出したりできるからです。お酒である赤ワインにも同様の効果が期待でき、化学的にも証明されています。
また、赤ワインにはポリフェノールの一種である「タンニン」と呼ばれる成分が含まれており、肉の臭みを消してやわらかくし、コクを出してくれます。
このタンニンが肉に含まれるたんぱく質と結合し、凝固することで、肉の表面をコーティング。これにより、水分を閉じ込め、旨味を逃しにくくします。
料理用赤ワインと飲用赤ワインの違い
赤ワインにはさまざまな種類が販売されており、料理用と表記されたものもあります。料理用の赤ワインは、料理に合いやすいように酸度や糖度が調整されているのが特徴です。
一般的に飲用の赤ワインよりも、安く販売されています。ワインに対して特にこだわりがないのであれば、料理用・飲用のどちらを使用しても問題ありません。飲み残しのワインも、料理に活用して消費することができます。
【豆知識】赤ワインの代表格「ボージョレ・ヌーヴォ」とは
赤ワインといえば、ボージョレ・ヌーヴォが有名です。ボージョレ・ヌーヴォはフランスのボジョレー地区で収穫されたぶどうを使った赤ワイン。
毎年11月の第3木曜日に解禁されます。その年の9月頃に収穫されたぶどうを使っているため、とてもフレッシュなワインとして人気が高い銘柄です。ボージョレ・ヌーヴォとほかの赤ワインとの違いは、醸造方法にあります。
通常の赤ワインはぶどうの実を潰してから発酵させますが、ボージョレ・ヌーヴォはぶどうを潰さずに自然発酵させます。自然発酵させることで酸味や渋みが少なくなり、フルーティーな味わいを実現しているのが大きな特徴です。
【メイン】赤ワインを使った料理レシピ
ここからは、赤ワインを使ったおかずレシピを紹介していきます。飲み残しの赤ワイン消費にもおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
赤ワイン料理の定番「ビーフシチュー」
赤ワインを使った料理の定番ともいえるビーフシチューは、マルチ圧力クッカーを用いれば、時短で簡単につくれます。
牛肉をしっかりと煮込むことで、やわらかい食感になる上、デミグラスソースのコクも増して、味わい深い一品に。赤ワインをたくさん使用するので、飲み残しを消費するときにもおすすめです。
「ビーフシチュー」の詳しいレシピはこちら
【使用した調理家電】
マルチ圧力クッカーはこちら
価格:16,500円 (税込)
香り豊かな「きのことチキンのマスタードデミグラソース」
キノコと鶏肉、特製ソースの旨みを赤ワインが引き立ててくれるレシピです。手がかかるレシピのように見えますが、コンパクトホットプレートと電子レンジだけでお手軽に調理できます。
鶏肉の臭みを赤ワインで消しながら、旨味をしっかりと引き出してあげましょう。
「きのことチキンのマスタードデミグラソース」の詳しいレシピはこちら
【使用した調理家電】
コンパクトホットプレートはこちら
価格:10,450円 (税込)
赤ワインで旨味が増す「いわしときのこのトマト煮込みペンネ」
ペンネのようなしっかりとしたパスタ料理には、濃いめのソースが合います。赤ワインでしっかりとコクを引き出したトマト煮込みは、特に相性抜群。
下処理をしてマルチ圧力クッカーに入れるだけなので、時間もかかりません。いわしときのこ、トマトの旨味を凝縮したソースはお店も顔負けの一品です。
「いわしときのこのトマト煮込みペンネ」の詳しいレシピはこちら
【使用した調理家電】
マルチ圧力クッカーはこちら
価格:16,500円 (税込)
メキシコ料理を自宅で手軽に「チーズディップチリコンカン」
挽き肉やトマトをホットプレートでじっくりと煮込んだメキシコの郷土料理です。トルティーヤチップスを添えれば、より本格的に。
ガラムマサラやチリパウダーを入れるので、食欲をそそるスパイシーな香りを感じられます。
「チーズディップチリコンカン」の詳しいレシピはこちら
【使用した調理家電】
オーバルホットプレートはこちら
価格:18,700円 (税込)
【デザート】赤ワインを使った料理レシピ
赤ワインはおかずだけではなく、デザートにも使えます。特製のシロップをつくって、おうちカフェのようなひとときを愉しんでみてはいかがでしょうか。
シロップのアレンジも可能「ワイン煮りんごの紅茶ケーキ」
赤ワインが余ったら、甘くておいしいデザートにアレンジしてみるのもおすすめです。赤ワインを使った煮込み料理は肉だけではなく、果物にも合います。
ホーローポットにりんごや赤ワインを入れて煮込んだシロップは、炭酸で割って飲んだり、かき氷のシロップなどにもアレンジ可能。紅茶の香りとシロップの香りのグラデーションを愉しめるケーキが手軽に味わえます。
「ワイン煮りんごの紅茶ケーキ」のレシピはこちら
【使用した調理家電】
鋳物ホーローポットはこちら
価格:14,300円 (税込)
料理に赤ワインを使う際のポイント3つ
赤ワインを料理に使う際には、アルコールを飛ばす必要があります。また、料理をおいしくしたいなら酸化を防ぐのも重要なポイント。
ここからは、赤ワインを料理に取り入れる際に気を付けたいポイントを紹介します。
1. アルコールをしっかり飛ばす
赤ワインに含まれるアルコールは、料理酒と同様に加熱することで抜けていきます。匂いが苦手な人や子どもがいる場合は、しっかりと赤ワインのアルコールを飛ばすようにしてください。
また、フランス料理などで用いられるフランベでもアルコールは飛ばせますが、安全面を考慮し、家庭では避けた方が無難です。フランベとは、赤ワインなどの料理酒に直接火を点けてアルコールを飛ばす手法のこと。
炎が上がるため、周りのものに引火したり事故を招いたりする恐れがあります。鍋で3分ほど煮詰めるとほとんどのアルコールが抜けるので、引火しないよう気を付けながらアルコールを飛ばしましょう。
2. 料理に合わせて使う
赤ワインは肉の臭み消しやコク・旨味を引き出すのに役立ってくれますが、何にでも入れれば良いというわけではありません。赤ワインにはタンニンが含まれているため、独特の渋みがあります。
そのため、薄味の料理にはあまり適していません。また、赤ワインの色が付くため、淡い色の料理よりも濃い色の料理やソースに向いています。
同じワインでも赤ワインと白ワインでは風味が異なります。そのため、白ワインの代用として使用するのは避けましょう。
3. 酸化が進む前に使い切る
赤ワインは酸化が進むと風味が損なわれていきます。料理用の赤ワインは開栓後も風味を損ねにくいですが、飲用の赤ワインは開栓後から酸化が進みます。
そのため、飲用ワインの飲み残しを使用するのであれば、開栓後から1週間以内を目安に使い切るようにしましょう。
保存する際は冷蔵庫などの冷暗所で、ボトルキャップでしっかりと密閉したり、小さな瓶に入れたりして空気に触れる面積を狭くすると酸化スピードを遅くできます。
赤ワインを使って、おいしい料理をつくろう
料理にも活用できる赤ワイン。特に、肉料理や煮込み料理と相性抜群で、お菓子づくりにも使えるため、自宅に常備しておいて損はないでしょう。
赤ワインを料理に取り入れて、新しいレシピに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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