星にまつわる言葉を知ろう
1年のうちで特に星が綺麗に見えると言われている冬の季節。いろいろな種類の星座や明るい星が多く出るため、肉眼で楽しめる星がたくさん輝きます。そこで今回は、星にまつわるさまざまな言葉を大特集!
綺麗な星の名前や意味、かっこいい言葉や、星にまつわる英語の名言などをご紹介します。星にまつわる言葉の意味を知って、今年の冬は星空を楽しんでみてはいかがでしょうか?
星にまつわる言葉《星の呼び名》
ここではさまざまな星の名前とその意味をご紹介します。聞いたことのある名前の星の呼び名でも、意味はわからないという人も多いのではないでしょうか?
綺麗な星空を眺めながら、星の呼び名や意味をサラッと言えたらかっこいいですよね。今回は音の響きも綺麗な4つの名前をピックアップしました。キラキラと輝く星空を想像しながら読んでみてください。
夜空にたくさん輝く「きらぼし」
「きらぼし」とは、夜の空にキラキラと瞬くたくさんの星を意味する言葉。数えられる程度ではなく、無数に広がる綺麗な満天の星をイメージしてください。漢字では「綺羅星」と書きますが、「綺羅」とは美しい衣服を意味する言葉です。
「きらぼしのごとく」という慣用句は「身分が高い人・優れた才能にあふれる人」が大勢いる様子を表しています。「無数の星」という意味合いから、一人を指す場合には使えません。
しっぽの着いた彗星の別名「ほうき星」
曲のタイトルや歌の中の言葉にも使われる「ほうき星」とは「彗星(すいせい)」のことです。地球に近づくにつれて長いしっぽを着けているように見え、その姿から「ほうき星」と呼ばれています。
なかなか見る機会のない「ほうき星」ですが、一瞬しか見えない「流れ星」と異なり、ひと晩を通して見られる場合もあります。輪郭がぼんやりとしており、かたまりの様な見え方をするのが特徴です。
きらりと輝く明るい星「夕星(ゆうずつ)」
「夕星」とは、金星の別名。夕暮れ時、西の空にきらりと輝く明るい星を意味しています。「ゆうぼし」や「ゆうせい」と読んでしまいがちですが「ゆうずつ」が正解。
「一番星」や「宵の明星」と呼ばれることもあり、こちらの方が親しみがあるかもしれません。音の響きや漢字が綺麗なので、ぜひ覚えておきたい星にまつわる言葉のひとつ。「ゆうづつ」「ゆうつづ」などと表記されているものもあります。
天の川の別名「星河(せいが)」
「星河」とは漢字そのままに、星の河川を意味する言葉。「せいが」や「せいか」と読み、天の川や銀河とも呼ばれます。漢字の並びや言葉の響きが綺麗で、なんとなくかっこいいですね。
暦の上では初秋を指す、8月頃の季語。星にまつわる四字熟語に「星河一天(せいがいってん)」という言葉があり、夜空いっぱいに広がる無数の星の輝きを表した言い方です。この機会にぜひ併せて覚えてみてくださいね。
星にまつわる言葉《星座の名前》
ここでは星座の名前を見ていきましょう。今回はこれからの季節に綺麗に見られる、冬の星座をピックアップ。和名やカタカナ表記、星にまつわるロマンチックな由来も併せてご紹介します。
有名な冬の星座からかわいい星座、かっこいい星座など4種類を取り上げました。その星にまつわるストーリーを知ると、夜空を見上げるのがさらに楽しくなりますね。
冬を代表する星座といえば「オリオン座」
冬の綺麗な星座で有名なのが「オリオン座」。ラテン語の「Orion」がそのままカタカナ読みされています。1等星と2等星が7つも入っており、綺麗な明るい輝きで見つけやすいところも魅力。
気性の荒い狩人だったオリオンは、神の逆鱗に触れ、神が放ったさそりに殺されてしまいます。そのため夏の星座の「さそり座」から逃げるように冬に瞬くという説も。月の女神・アルテミスの恋人というロマンチックな神話もあります。
仲よく並んだ兄弟の星座「ふたご座」
冬の星座といえば「ふたご座」も有名。2等星のカストルが兄、1等星のポルックスが弟です。明るく輝く1等星の方が弟なんて、なんだかおもしろいですね。
ラテン語では「Gemini」と書き、カタカナでは「ジェミニ・ジェミナイ・ゲミニー」などの読み方があります。とても仲がよかった兄弟は、命がなくなった後も星座となって寄り添っている、という星にまつわる神話も。冬に見られる「ふたご座流星群」も綺麗です。
冬の大三角形をつくる「こいぬ座」
「オリオン座」の近くで見られる「こいぬ座」はその名の通り、子犬のように小さな星座。「こいぬ座」を形成するプロキオンという1等星は、「オリオン座」のペテルギウス・「おおいぬ座」のシリウスと結び「冬の大三角形」と呼ばれています。
「ふたご座」の星にまつわる神話には、狩人オリオンが「おおいぬ座」と共に飼っていた猟犬という説も。「こいぬ座」を見つける際は、クリーム色〜白色の1等星・プロキオンを見つけてみましょう。
ユニコーン姿のかっこいい「一角獣座」
冬に見られるかっこいい星座といえば「一角獣座(いっかくじゅうざ)」。1等星や2等星を持たないためあまり明るくなく、見つけにくい星座です。冬の大三角形の中央に位置していますが、肉眼では何もないようにも見えます。
空想上の動物であるユニコーン(一角獣)をかたどっており、星の歴史の中では比較的新しい星座です。広くひらけた冬の夜空で、望遠鏡を準備してじっくり観察してみてください。
星にまつわる言葉《英語の名言》
ここでは星にまつわるかっこいい英語の名言を取り上げました。有名な人たちが残した言葉には、綺麗でロマンチックな星にまつわる言葉がたくさん。
今回は簡単な英語を使った星にまつわる名言を3つ、少し長文のかっこいい言葉を1つご紹介します。どれもロマンチックで、意味を知るほど心に響くすてきな言葉ばかり。星にまつわる英語の言葉で、ぜひ楽しく英語の勉強をしてみてください。
世界的女優の星にまつわる名言
We are all of us stars, and we deserve to twinkle.
私たちはみんな星であり、光り輝くに値する
マリリン・モンロー
出典:https://english.chicken168.com/
世界的に有名なアメリカ人女優、マリリン・モンローの星にまつわる言葉がこちら。多くの人に希望を与えるかっこいい名言です。まだまだ男性優位だった当時のアメリカ社会で、自分の魅力を上手に発揮し、ひとりの女性として輝いた彼女の言葉には説得力があります。
自分に自信をなくしたときに思い出したい、綺麗で素敵な言葉。波乱に満ちた人生を送ったマリリン・モンローの、星にまつわるかっこいい名言です。
アメリカ人哲学者の星にまつわる名言
When it is dark enough, you can see the stars.
どんなに暗くても星は輝いている
ラルフ・ワルド・エマーソン(アメリカの哲学者)
出典:https://meigen-ijin.com/
哲学者・作家・詩人とさまざまな肩書きをもつラルフ・ワルド・エマーソンの、星にまつわるかっこいい名言がこちら。ここでの「星」は希望や明るい未来を指しています。「どんなに困難な状況のときでも、目を凝らせば希望が輝いている」という意味合いの言葉。
こんな時代だからこそ、年代や国籍を問わず多くの人の心に響くのではないでしょうか。辛いときに思い出したくなるような、星にまつわるかっこいい言葉です。
スイスの思想家の星にまつわる名言
The humblest star twinkles most in the darkest night.
最も謙虚な星は、最も暗い夜に一番輝く。
ヨハン・カズパー・ラヴァーター(スイスの思想家)
出典:https://english.chicken168.com/
スイスの思想家ヨハン・カズパー・ラヴァーターによる、星にまつわる言葉がこちら。『humblest』には「謙虚な・つつましい」という意味のほか、「質素な」などとも言い換えることができます。
さまざまな解釈ができるこちらの言葉は、自分の置かれている状況によっても感じ方が変わるかもしれません。文章の音の響きも綺麗でとてもかっこいいので、ぜひ声に出して読んでみてください。
イギリスの小説家の星にまつわる名言
Look at the sky, remind yourself of the cosmos. Seek vastness at every opportunity in order to see the smallness of yourself.
空を見て、宇宙を思い出しなさい。自分の小ささを理解するために、あらゆる機会に広さを求めなさい。
マット・ヘイグ(イギリスの小説家)
出典:https://nativecamp.net/
ジャーナリストの肩書きも持つイギリス人小説家、マット・ヘイグの星にまつわる名言がこちら。少し長めの言葉ですが、いろいろなことに気づけるかっこいいメッセージです。
宇宙の広さに比べたら、どんなことでも小さく感じてしまいますね。カタカナで書く「コスモス」は花をイメージする人も多いかもしれませんが、ここでの『cosmos』は「宇宙」のこと。そのほか「秩序のあるシステム」などの意味もあります。
星にまつわる言葉を探してみよう
今回は星にまつわる言葉を特集しましたがいかがでしたか?意味を知ると奥深い、綺麗でかっこいい言葉がたくさん。星座にはラテン語をそのままカタカナ読みしているものもありました。
寒くなるこれからの時期は、星空観察に絶好の季節。星にまつわるロマンチックなストーリーを思いながら、夜空を見上げるのもよいですね。暖かい服を準備して、冬の星空鑑賞をぜひ楽しんでください。
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