【ヘアケア迷子必見】洗い流さないトリートメントの魅力を引き出す使い方を伝授!
美容院で整えた髪の毛のクオリティを、自宅でも保つためのヘアケアに欠かせない洗い流さないトリートメント。「アウトバストリートメント」とも呼ばれ、使っている方も多いのではないでしょうか。
ですが、何気なく使っていませんか?せっかく洗い流さないトリートメントを使っていても、正しいやり方や使い方をしていないと魅力が半減してしまうことも。
今回は洗い流さないトリートメントの種類や髪質に合った正しい使い方についてご紹介します。
洗い流さないトリートメントってどんなアイテム?役割をチェック
熱や外的刺激のダメージから髪を守る
洗い流さないトリートメントの大きな役割として、熱などのダメージから髪を守る働きがあります。髪の毛は熱に弱く、濡れたり湿ったりしている状態だと髪の成分であるケラチンというタンパク質が変性を起こし、潤いが失われダメージに繋がる原因に。
また、紫外線や冷暖房の乾燥による外的刺激も髪には大敵です。毎日ドライヤーやヘアアイロンを使っていたり紫外線にあたっていたりするとダメージが蓄積し、髪の表面にあるキューティクルが傷つきます。
洗い流さないトリートメントでケアをし、日常のダメージから髪を守りましょう。
髪のダメージをケア
日頃使っているドライヤーやヘアアイロン、コテは1回の髪へのダメージは少なくても、毎日使っていることでダメージが蓄積されます。
ドライヤーやコテなどで髪に熱を与える前に洗い流さないトリートメントを使うことで、キューティクルがコーティングされ熱からのダメージを軽減できる役割がありますよ。
また、洗い流さないのでトリートメントに配合されている有効成分が髪の内部に行き渡り、毛髪補修成分が働くことでダメージをケアし、なめらかな状態が期待できるでしょう。
保湿をして潤いを保つ
洗い流さないトリートメントには、キューティクルをコーティングして髪の潤いを保つ役割も。髪に必要な潤いや栄養素を閉じ込めて、ドライヤーの熱や乾燥が原因で起こるパサつきやうねり、広がりなどを抑える効果が期待できますよ。
とくにうねりは、髪の水分と油分のバランスが均一でないと起こりやすくなります。
ドライヤーの熱や時間の経過とともに髪内部の潤いは失われやすい状態になるため、潤いやしなやかさを保つためにも洗い流さないトリートメントを毎日使ってしっかりケアをしていくことが大切です。
ヘアスタイルの仕上げに
ヘアスタイルの仕上げに洗い流さないトリートメントを使うことで、髪のからまりを防ぎまとまって扱いやすくなります。ヘアスタイルの仕上がりをキープできるうえ、ヘアスタイリング剤より髪にやさしく使いやすいので、ふんわりとした仕上がりが好みの方におすすめの使い方です。
仕上がりや香り、人気のタイプなどいろいろ試してみて、自分にぴったりなお気に入りのアイテムを見つけてみてくださいね。
洗い流さないトリートメントの選び方【タイプと髪質別】
オイルタイプ
洗い流さないトリートメントの中でも人気が高いオイルタイプ。髪に油分を補いツヤやなめらかさ、柔軟性を与えます。
どんな髪質の方にも使えますが、太い・堅い髪質の方や、パサつき・ダメージが気になる方にとくにおすすめ。髪の長さに対して使う量が多いと、ペタッとした仕上がりになってしまうので注意してください。
また、オイルタイプの中でもトリートメントとスタイリングにそれぞれ適したタイプがあるので、使用したいタイミングに合わせた選び方をしましょう。
クリームタイプ
毛髪補修をしつつ、コーティング力や潤い効果が高いクリームタイプは、オイルとミルクのよさを兼ね備えています。水分と油分を補えるので、オイル同様とくにパサつきやダメージが気になる方によいでしょう。普通の髪質でダメージがお悩みの方におすすめですよ。
補修効果が高いため、1回に使う量が多いとベタついたり重くなったりして扱いにくくなるので、髪の長さや量に合わせ適量を使いましょう。
ミルクタイプ
水分と油分のバランスがよく、毛髪補修成分が多く配合されているミルクタイプは、くせ毛や広がり、うねりなどの髪質へ幅広く使える人気のタイプです。洗い流さないトリートメントの選び方に迷っている方はミルクタイプから使ってみるとよいでしょう。
ミルクタイプはメーカーやブランドによって、細い毛用と普通〜太い用のタイプに分かれているものもあるので、よく表示を見て自分の髪の太さに合ったものを見つけてみてくださいね。
ミストタイプ
スプレー式で液体がミスト状で出てくるタイプ。ツヤと水分を与え軽い仕上がりになるので、細く柔らかい髪質やふんわりとしたボリューム感がほしい方におすすめです。朝の寝癖直しにも使い勝手のよいアイテムとなります。
ただし、油分の配合が少ないので乾燥が気になる方には物足りなく、熱や紫外線ダメージから髪を守る効果はあまり期待できません。もう少し潤い感がほしいという方はミストタイプを使った後、少しだけオイルタイプを併用するやり方が◎。
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洗い流さないトリートメントの魅力を引き立てる正しい使い方
使い方の順番(1)タオルドライ
まず髪の水分をしっかりとることが重要。目安は髪の毛から水が垂れてこない程度にタオルドライします。髪の水分がしっかりとれていないと、洗い流さないトリートメントをなじませてもトリートメントの役割を存分に発揮することは難しいです。
また、タオルドライする際に髪の毛をゴシゴシと擦って水気をとるのはやめましょう。キューティクルが剥がれてしまい、髪がよりパサつく原因に。顔のお手入れと同じように、タオルでやさしく包みこみ水分をとりましょう。
使い方の順番(2)適量を手に出してなじませる
使うアイテムを毛量や長さに合わせて適量を手のひらに出します。洗い流さないトリートメントは、量が少なすぎても多すぎてもいけません。
手のひらに出した後、両手で温めてなじませてから髪につけましょう。温めることで髪の毛にまんべんなくつけられ、髪の内部まで成分が行き渡りやすいですよ。
髪の長さ |
オイル・クリーム・ミルクタイプの使用量目安 |
ショート |
1~2プッシュ |
ミディアム |
2~3プッシュ |
ロング |
3~4プッシュ |
ミストタイプはショートヘアの方で10プッシュ、ロングヘアの方で20プッシュほどが目安となります。
使い方の順番(3)最初は毛先からつけて中間まで
ダメージを受けやすい毛先からつけ、中間までなじませましょう。やさしく手ぐしでつけるような感覚で軽く揉み込みます。最後に手に残ったトリートメントを前髪にも軽くつけましょう。
髪の毛が絡んでいる場合は無理に引っ張ると抜けてしまう可能性があるので、やさしくほぐすようにしてくださいね。
使い方の順番(4)コームでとかす
より均一に洗い流さないトリートメントをなじませるために、コームでとかすことがポイント。使うコームは目の粗いタイプを選びましょう。目の細かいコームだとせっかくなじませたトリートメントが取れてしまい、コームと髪の毛の間に摩擦が生じキューティクルを傷める原因となります。
コームでなじませるひと手間を行うことでダメージを抑え、なめらかな仕上がりが期待できますよ。
使い方の順番(5)すぐにドライヤーで乾かす
洗い流さないトリートメントをつけたとしても、髪が濡れている状態ではダメージを受けやすいので、すぐにドライヤーで乾かしましょう。乾かす際は、キューティクルを閉じるように根元から毛先に向かって乾かします。
高性能のドライヤーを使っていたとしても、下からドライヤーを当ててしまうとキューティクルが開くので、意識して上から当てましょう。
使い方の順番(6)最後にもう1度なじませる
ドライヤーが終わったら、最後の仕上げとして洗い流さないトリートメントを軽くなじませましょう。再度つけることで、寝具との摩擦や乾燥から髪を守れます。
ただし、つけすぎるとベタつくので、あくまで軽くつけることがポイント。乾燥やダメージが起きやすい毛先を中心に、部分的になじませるとよいですよ。
タイミングを押さえて!洗い流さないトリートメントの使い方
洗い流さないトリートメントは、基本的にドライヤーで髪を乾かす前になじませますが、そのほかにも、魅力的に使う方法があります。
例えば、日中髪が乾燥でパサつかないようにヘアセットの際に潤いを与えたり、ヘアスタイルをキープしたりなどの使い方がおすすめ。ぜひ自分のタイミングに合った使い方を見つけましょう。
ドライヤーで髪を乾かす前
ドライヤーの熱から髪を守るために、髪を乾かす前に洗い流さないトリートメントは必須。髪の表面にあるキューティクルは、髪に必要なタンパク質や水分を逃がさない構造をしています。
何もつけずにドライヤーを使い乾かしていると、乾燥しやすいキューティクルが開き水分が失われ、パサつきやうねりの原因に。
また、トリートメントをつける前はしっかりタオルドライで髪の水分を取りましょう。髪に必要以上に水分が残っていると、洗い流さないトリートメントの魅力を発揮できません。
ヘアスタイルをつくる前に潤い補給
朝ヘアスタイルをつくる前に洗い流さないトリートメントをなじませ潤いを与えることで、日中のパサつきや広がりを抑える効果が期待できます。乾いた髪になじませることで髪がまとまりやすくなり、扱いやすくなるためヘアスタイルがつくりやすいでしょう。
好きな香りのトリートメントを使うことで、1日気分よく過ごせますよ。
スタイリング剤と混ぜてツヤとまとまりをプラス
ヘアスタイルをつくる際、ワックスを使う方は洗い流さないトリートメントと混ぜて使うと、よりまとまりやすくツヤ感の出る仕上がりに。美容院でセットしてもらうような、こなれ感のある濡れツヤ髪を再現できます。
混ぜて使うことが難しい場合は、先にワックスで形を整え洗い流さないトリートメントを軽くなじませると使いやすいですよ。
ただし、トリートメントをつけすぎるとせっかく整えたヘアセットがトリートメントの重みで崩れてしまうので、使う量には気をつけましょう。
髪を巻く前に使ってヘアスタイルをキープ
アイロンやコテを使って髪を巻くときは、キューティクルのコーティング力が高く熱ダメージを防ぐ役割が期待できるオイルタイプがおすすめ。
オイルの中でもスタイリングに適しているもの、とくにヒートプロテクト成分が配合されているタイプを選びましょう。ヒートプロテクトとは「熱から保護をする」という役割を担っています。
また、ヘアスタイルを長時間キープしたい方は、ヒートプロテクト成分の中でも熱を利用して時間が経ってもヘアスタイルをキープしてくれるアイテムを選ぶとよりよいですよ。
ここに注意!洗い流さないトリートメント使い方のポイント
根元にはつけない
洗い流さないトリートメントを髪の根元につけることは控えましょう。根元にまでつけてしまうとトリートメントの重みでトップがふんわりせず、ペタッとした仕上がりになってしまいます。
また、頭皮に必要以上に油分が行き渡ることで毛穴詰まりや肌トラブルが起こり、次に生えてくる健康な髪に悪影響を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。
つけすぎない
髪のパサつきやうねりが気になるからといって、1度にたくさんの洗い流さないトリートメントを使うことは控えましょう。適量以上使っても、トリートメントの役割が上がるわけではありません。
また、つけすぎることで髪が重くなったりベタついたりなどして、うまくヘアスタイルを整えることが難しくなり、かえって悩みが増えてしまうことも。
自分の髪の長さに対して1回の使用量を守ることで、本来のトリートメントの役割を実感できますよ。
髪質に合ったタイプを使う
洗い流さないトリートメントはさまざまなタイプがありますが、まずは自分の髪質に合ったタイプを選びましょう。髪質に合ったタイプのトリートメントを使っていないと、せっかく使っていてもトリートメントのよさを感じにくいです。
もし髪悩みが多くどれを使ってよいのか迷う場合は、美容師の方に髪質に合ったトリートメントの選び方を聞いてみるとよいでしょう。同じ髪質の方に人気なアイテムをきっと教えてもらえますよ。
朝と夜で目的に合った使い方をする
朝と夜では洗い流さないトリートメントの目的が違うことを知っていますか?洗い流さないトリートメントの魅力をより引き出すためには、朝と夜それぞれの目的に合わせた使い方が重要です。
朝は紫外線や乾燥から髪を守ったりヘアスタイルをキープさせたりする役割。一方、夜はドライヤーの熱から髪を守り、ダメージ補修や髪の潤いを保つなど、目的に合わせたトリートメントの選び方を意識しましょう。
シーンに合った使い方をすることで、ケアしつつより美しい髪を保つことが期待できますよ。
洗い流さないトリートメントの使い方を知ってヘアケアを変えよう
髪の毛は日々ドライヤーの熱や紫外線などでダメージを受けています。洗い流さないトリートメントはダメージから髪を守ったり潤いを保ったりなど、ヘアケアには必須アイテム。
ぜひ洗い流さないトリートメントの正しい使い方やタイミングを押さえ、ヘアケア方法を変えていきましょう。自分の髪質に合ったやり方でヘアケアを行うと髪が扱いやすくなり、今よりもっとヘアスタイルが好きになりますよ。
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