あると便利なだけでなく、玄関のインテリア性にも強く影響を及ぼす傘立て。玄関をすっきり見せるため、隠す収納を実践されている方も多いのではないでしょうか。
はたまた出し入れが面倒になって「自分や家族以外には見られる機会が少ないから…」と傘をラフに立てかけて保管している方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな傘立てをクローズアップ。日本のシンプルでミニマルな文化を反映させた「CUBE」を始め、ユニークで機能的な商品を展開し続けるideacoの傘立てについてご紹介します。
ideaco商品を手がけるイデア株式会社の羽場さんにお伺いした取材内容のもと、デザインの誕生秘話やこだわりについて深掘りしたのでぜひご覧ください。
取材でわかったideacoの傘立ての魅力
2021年のリニューアルで淡いカラーバリエーションに
イデア株式会社の生活用品ブランド『ideaco』の傘立ては、1998年のファーストプロダクト「CUBE(傘立て)」からスタート。
24周年を迎えた2022年の現在も、新たなシリーズが続々と展開されています。
2021年にはカラー展開を一新。艶感のあるグロスを用いたカラフルなカラーリングから、トレンドを意識したシックでマットな落ち着き感のあるカラーリングにリニューアルされました。
苦労した末に生まれた小ぶりなサイズ感
コンパクトなサイズ感が特徴的なideacoの傘立て。
長らく日本でスタンダードに使用されていた傘立ては、壺などを用いた大きなものが大半を占めていました。
大きな傘立てが狭い玄関スペースを無駄にしてしまっている状態に懸念を感じていた羽場さん。
“できるだけ省スペースで傘を収納する”というコンセプトの元、レゴブロックに着想を得てシンプルで機能的なキューブ型デザインを設計しました。
隅に置くことを前提とした小さなサイズ感の「CUBE」は、開発当時小さいながらも重量のある傘をバランス良く支え、しっかり立つようにするための重さ調整にかなり苦心されたそうです。
苦労の末に生まれた「CUBE」は、マンション住まいの方々などからの需要の高まりや有名インテリアショップでの取り扱いによって、ファーストプロダクトから好発進。
和デザインの「okura」玄関扉に設置できる「nobu」など、「CUBE」からスタートした傘立ての派生シリーズも続々と登場しました。
現在では個人だけでなく、サロンなどの事業者からも愛用されているとのことです。
水に強くサステナブルな素材を使用
サステナブルな素材を使用した「CUBE」は、SDGsへの意識や取り組みが世界的な共通理念として広がっていた当時の社会にもマッチしたアイテム。
耐久性のあるポリエステル樹脂に廃材である炭酸カルシウムのパウダーを混ぜた素材は、適度な重みと耐水性を兼ね備えた、まさに”傘立てに理想的な素材”といえます。
当初のモデルは砂型を使用した鋳造で製作する予定でした。しかし、原価が高く一般流通させるには価格面で問題があったため二の足を踏むこととなりました。
そんな時、ご友人から紹介されたのがガーデニング用品でよく使用されていたある素材。「今僕らはポリウェアと呼んでいますが、この素材と出会ったのがきっかけでした。」と羽場さんは語ります。
サステナブルかつ安価で機能的な素材との出会いは、誰もが求めやすい価格帯で実用面でも理想的な傘立て「CUBE」の実現に繋がりました。
folk storeで展開中のその他ラインナップを紹介
折りたたみ傘も収納できる「bicomini」
一般的な傘立てでは置き場所に困りがちな折り畳み傘を、通常サイズの傘3本と一緒に収納できる傘立て。
その名も由来も、”2種類(bico=2つ)差せる”という点から付けられたそうです。
bicominiは元々ボックス型だった前モデル「BICO」のリニューアル版で、曲線をふんだんに取り入れた丸みのあるデザインとシックでニュートラルなカラー展開が特徴的。
カラーバリエーションはホワイト・ベージュ・アッシュグレー・チャコールの4種類で、どれもインテリアを選ばないマットな色味が魅力的です。
>>bicominiの詳細についてチェック
狭いスペースでも邪魔にならない「slim2」
ideacoで最もスリムな傘立て「slim2」は、定番人気「slim」のリニューアル版です。
細長タイプのスタイリッシュなシルエットで、傘は4本収納可能。スペースを取らないサイズながら安定感は抜群です。
カラー展開は、bicominiと同じくホワイト・ベージュ・アッシュグレー・チャコールの4種類。
こちらもマット仕上げで艶感を抑えた、インテリアに馴染みやすい人気のバリエーションです。
>>silm2の詳細についてチェック
玄関の隅を有効活用できるminicube
「CUBE」を更にコンパクトにしたミニサイズ版で、サイコロのようにコロンとしたデザインが特徴です。
傘の収納数も、9本差しの「CUBE」に対して4本差しとコンパクト。ファミリー層やサロンなど使用者が多い場合は「CUBE」、一人暮らしや傘の所持数が少ない場合は「minicube」と各々の生活スタイルや需要にフィットします。
カラー展開はホワイト・ブラウン・アッシュグレー・ベージュ・モスグリーンで、全てマット仕上げにリニューアルされています。
>>minicubeの詳細についてチェック
ideacoの傘立てで上がる暮らしの質
玄関に傘があっても空間がおしゃれにまとまり、狭いスペースを圧迫せず、使わない時は手軽に収納できるコンパクトな傘立てシリーズ。
『ideaco』のプロダクトは、洗練された見た目だけのデザインではなく、機能的でユーザビリティを常に意識した、羽場さんをはじめとするデザイナーチームのものづくりへの真摯な姿勢が随所に感じられます。
「隠したい」「なんでもいい」から「見せたい」「これがいい」へ。あなたの暮らしにフィットする傘立てを『ideaco』で見つけてみてはいかがでしょうか。
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