撤去できない柱や筋交いをデザインに活かす。オープンキッチンが主役の戸建てリノベーション
キッチンの柱は構造計算をしたうえで位置をずらし、グレーに塗装。筋交いは現しにして室内窓の一部に。既存のものをプラスに変えて憧れのスタイルを実現しました。
戸建て住宅の1階部分をリノベーション。構造上、取り払えない柱や筋交いをデザインに活かしつつ、暮らしやすい間取りに再構築しました。家族の過ごし方を考えて、LDKの中心にダイニング一体のオープンキッチンを配置しています。
■DATA
所在地:神奈川県
施工面積:95.98㎡
工事費:1170万円
完成年月:2022年1月
設計:ひかリノベ
施工:ひかリノベ
改修範囲:部分リノベーション
ダイニング一体のキッチンを暮らしの中心に
閑静な住宅街に建つ、2階建ての一軒家。こちらに暮らすNさんファミリーは、暮らしのメインとなるLDKを快適にしようと1階部分をリノベーションすることにしました。
設計・施工は、戸建てリノベに定評のある、ひかリノベに依頼。間取りは壁や扉を取り払い、ワンルームのLDKに変更しました。LDKの中心につくったオープンキッチンは、ダイニングテーブルと一体に。
アイランド型にしたことで、子どもが手伝うのもスムーズになり、調理中の会話も弾みます。キッチンの前にある柱は構造上取り壊せなかったのですが、「構造計算を行い、位置をずらしました」とひかリノベの担当者。
柱をキッチンの腰壁と一つにまとめ、さらに濃いグレーで塗装することで、モダンなインテリアの中に上手に溶け込ませています。
タモ材のダイニングテーブルとユーロプラストの腰壁、という異素材ミックスのオープンキッチン。調理や食事だけでなく、子どもの勉強や大人のちょっとした書きものなどもこなせる多目的な空間に。
ワークスペースは独立性を高めつつ、室内窓で抜け感も
キッチンの室内窓の向こうは、ワークスペースに。壁をなくし、ひと続きにする提案もありましたが、撤去できない筋交いのところから、あえて空間を区切ることにしました。
筋交いは上半分を現しにし、室内窓のデザインの一部として利用。室内窓を一般的なサイズより大きくつくり、表面にはゆらぎのあるレトロなガラスを取り付けています。
また以前は2階にしかなかった洗面所を、1階の玄関から続くリビングドアの近くに新設し、帰宅後すぐに手を洗ったりうがいをしたりする動線をしっかり確保。
さらにLDKと階段の間に天井までのガラス扉を設けることで、1階の冷暖房が2階に逃げないようにするなど、戸建てならではの悩みもすっきり解消しています。
取り払えない筋交いを大きな室内窓に組み込んで、壁面のアクセントに。構造材をデザインに活かすアイデアは、戸建てリノベの経験が豊富な専門家ならでは。
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一つの空間にリビング、ダイニング、キッチンをレイアウトすることで、家族が思い思いにくつろげる住まいに。
レトロな雰囲気のガラスをワークスペースとLDKを仕切る室内窓に採用。モダンなインテリアに柔らかさを添えています。
子どものお手伝いが身につきやすい、オープンスタイルのキッチン。
洗面室の入り口はアーチ型。照明をつけると、リビング側に半円状の光が広がります。
キッチン同様、左官塗材ユーロプラストを使った洗面化粧台。
中央のガラス扉の先には階段室が。閉めて冷暖房効率を高めます。
真鍮のフィラメントライトは、夫が選んだお気に入り。
玄関の上がり框を斜めにすることで、広々と開放的な空間に。
玄関土間も、マットな質感のユーロプラストを塗り上げました。
2階に水まわりが集約されていたので、1階に洗面カウンターを追加。帰宅の際やトイレ後の手洗いがスムーズに。
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