忙しくあわただしい日々のなか、自宅の「お風呂」では、家族でゆっくりコミュニケーションを図ったり、ひとりでのんびりしたいものです。
ここでは、バスタイムをより快適に、リラックスするための浴室プランの工夫や取り入れたい機器やアイテムを紹介しましょう。
「ゆったりできる浴室」を求める声が増えている
家づくりを考える上で、わが家の居心地をより高めたいと考えるのは当然のこと。慌ただしく過ごす日常の中で、ほっと一息つける浴室をより快適で特別な場所にしたいと希望する声も多く聞きます。わが家の浴室が心地よいかどうかは、日々の暮らしの質にも大きく関わってくるのではないでしょうか。
浴室は、幼いお子さんがいれば大切なコミュニケーションの場にもなりますし、ひとりでゆったり過ごすことができる貴重な空間でもあるでしょう。心地よいわが家の浴室を実現するために、どのような空間を確保し、どのような設備機器やアイテムを取り入れるかが重要なポイントです。
ゆとりを感じるプランニングの工夫
敷地条件や間取りにもよりますが、可能であればゆとりを感じられる空間を確保しておきたいものです。
特に、戸建て(主に注文住宅)の場合は浴室そのものを広くするだけでなく、大きめの窓や高い位置に窓を設ける方法も。
広がりを感じるだけでなく、明るさを確保することが可能です。
また、窓から庭を望むことができたり坪庭を設けることでゆとりを感じることもできるでしょう。
より屋外とのつながりを生み出すために、浴室から行き来できるようにデッキやベランダを設けるプランも考えられます。
そのほか、脱衣室との出入口扉などに透明な素材(ガラスや樹脂)などを用いることで、視覚的な広さを感じることができるでしょう。
快適さを高める設備機器やアイテム
浴室での時間をより豊かなものにするために、+αの機能やデザイン性の高い設備機器も充実してきています。
▼多機能シャワーやオーバーヘッドシャワー
浴槽にゆったりとつかるのも気持ちのいいものですが、シャワーからの水流を浴びるのも気持ちのよいものです。
最近では多様なシャワー水栓が揃っているので、好みに合わせて取り入れてみてもいいでしょう。
シャワー水栓の形状には、ハンドシャワータイプと固定タイプがありますが、ふたつを組み合わせたタイプもみられます。
最近では、ボディシャワーやフットシャワー、マッサージ効果のある水流、微細な水粒で汚れを洗い流すタイプなどの様な機能を持つシャワーも多くみられるようになりました。
その他、壁や天井にシャワーヘッドを固定したタイプも注目されています。海外のホテルなどで見られるタイプで、降り注ぐような水流を浴びることができるのが魅力です。
いずれのシャワー水栓も、個性的な形状やモダンなデザインの商品が豊富に揃い、機能はもとより、浴室空間のアクセントともなるアイテムでしょう。
▼ジェット噴流機能
ジェット噴流機能には、各社工夫を凝らし、噴流口の数や多様な水流、細かな泡などがみられます。
また、ジェット噴流機能だけでなく、メーカー独自の細かな泡で身体を温める機能やヘッドレスト部分から水流を楽しめる機能など、より快適さを高める機能もみられるようになりました。
いずれも、取り入れる際には、どのような効果があるのか、ショールームで実際に確認することが大切です。
▼ミストサウナ
女性を中心に人気のアイテムのひとつがミストサウナ。商品によって特徴は異なりますが、発汗作用や温浴効果などが期待できるものです。
設備機器としては、浴室換気暖房乾燥機のプラスアルファの機能として取り入れることになるでしょう。
▼映像・音楽や照明など
浴槽につかりながら、ゆっくりテレビや音楽を楽しみたい方も多いでしょう。壁に組み込むことができる浴室用テレビには、スリムな形状のワイドサイズもみられます。
天井などに防水スピーカーを埋め込むことで、臨場感のあるサウンドを楽しむこともできるでしょう。システムバス商品では、オプションに設定されているケースもみられます。
また、夜に入浴するのであれば、くつろぎ感を高めるために、照明にもこだわるのもいいでしょう。複数の光源を設置したり、調光機能を取り入れても。
最近では、すっきりとした天井埋め込み型や壁に光をあて柔らかな雰囲気を演出できるタイプもみられます。
最近のシステムバスの傾向
規格内で組み立てるイメージの一般的なシステムバスも、サイズやインテリアのバリエーションが豊富で、標準仕様の内容が充実し、オプション仕様も多様化しています。空間デザインはナチュラルな雰囲気からモダンな印象まで多様なインテリアを実現することが可能です。
また、浴室での快適さを確保するためには、いつも清潔さを保つことができる機能も重要です。最近のシステムバスの清掃性は高まっており、汚れにくくお手入れしやすい浴槽や床、自動洗浄機能など進化しています。断熱性の高い浴槽や節水性の高いシャワーなども馴染みの機器として展開されています。
浴室をプランニングする際の注意点
浴室をプランニングする際は、脱衣室や洗面室、また寝室などとのつながりを検討しつつ、住まい全体で考えることが大切です。家族構成や入浴スタイルに合わせて、住まいのどこに配置するのか、どの程度の広さが必要かを考えるようにしましょう。将来的な変化を見据えて検討することも重要です。
また、在来工法のプラン・システムバスのいずれの場合もショールームを利用することが基本です。浴槽や水栓、床壁材など必ず実物を確認するようにしましょう。サイズやデザイン、機能性や操作性など、実際に触ったり動かしたりして確認することが大切です。
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