下地なしでファンデーションはOK?ベースの役割、綺麗に仕上がるメイクテクを伝授!
肌への負担軽減やメイク時間の短縮といった理由から、下地なしでファンデーションを塗る人は少なくありません。また、「そもそも化粧下地の存在を知らなかった!」というメイク初心者は、案外多いのではないでしょうか?
綺麗なベースメイクを長時間キープさせるためには、下地なしでファンデーションを塗ることはおすすめできません。今回は、下地なしでファンデーションを塗布してもよいか、化粧下地の役割や魅力について詳しく見ていきましょう。
下地なしでファンデーションを塗っても大丈夫?
下地なしでファンデーションを塗ることは可能ですが、より綺麗な仕上がりを目指す場合は化粧下地が必須。
肌色を自然にトーンアップさせたり、毛穴の凹凸をカバーしたり、化粧下地にはさまざまな肌補正効果があります。さらに、UVカット機能や保湿成分が配合されているタイプであれば、肌を外的刺激から守る効果が期待できるでしょう。
結論:ファンデーションの前に下地を塗るべき!
「下地なしでファンデーションを塗ってもよいか?」の疑問に対して、結論から述べると化粧下地は使用すべきです。
化粧下地はファンデーションと肌を密着させて、ベースメイクのヨレを防止して綺麗な仕上がりをキープできる優れもの。また、化粧下地にはナチュラルに肌色をトーンアップしたり、毛穴や小じわの凹凸を補正したりといった役割があります。
ファンデーションを厚塗りしなくても肌のアラを隠せるため、素肌感を残しつつ肌悩みをカバーできるでしょう。
時短したい人はBBクリームがおすすめ
「Blemish Balm(ブレミッシュバーム)」の頭文字をとったBBクリームは、ドイツで作られた薬用クリームが起源です。本来BBクリームは敏感な肌を外的刺激から保護したり、施術後の炎症を抑えたりする目的で処方されていたアイテム。
ところが、1本で化粧下地やファンデーション、さらにコンシーラーの役割を果たすことから、美容大国である韓国で注目を浴びました。化粧下地なしでベースメイクを完結させられるため、メイクに時短を求める女性にとって魅力的といえるでしょう。
CCクリームは素肌感のあるベースメイクに
CCクリームはメーカーによって意味合いが異なり、主に「Color Control(カラーコントロール)」や「Care Control(ケアコントロール)」、「Complete Correction(コンプリートコレクション)」を意味するといわれています。
肌色のトーンアップや補正を目的としており、カバー力はファンデーションやBBクリームより劣る点が特徴。ただし、下地なしでも肌補正効果が得られるので、カバー力を求めない人はCCクリームだけでもベースメイクが仕上がります。
下地なしのファンデーションは控えよう!化粧下地の役割を確認
肌の色ムラを補正する
クマや黄ぐすみ、赤みといった肌悩みは、下地なしで綺麗にカバーしきるのは難しいですよね。化粧下地は肌色のムラを整える役割を担うため、下地なしでは肌の色味が均一に整えられず、綺麗なベースメイクに仕上がりません。
化粧下地はベージュ系のカラーが一般的ですが、色ムラ補正やトーンアップをさせたい場合はコントロールカラーがおすすめ。赤み対策であればグリーン、黄ぐすみを払拭するならブルーなど、肌悩みに対する補色をチョイスしましょう。
シミやくすみを自然にカバー
下地なしではシミやくすみ、ニキビ跡などの肌悩みを綺麗にカバーできず、ファンデーションを厚塗りしてしまいがち。
ファンデーションを塗布する前に下地を仕込むことで、肌の悩みをふんわりとカバーする役割を果たします。
とくに素肌感を残したナチュラルメイクが好みの女性は、微細なパールやスキンケア成分が配合されている下地がおすすめ。肌のアラを光で飛ばして補正してくれるため、厚塗り感なしの綺麗なナチュラルメイクに仕上がります。
肌の凹凸をカバーする
下地なしでファンデーションを使用すると、毛穴の凹凸や小じわにファンデーションが溜まりがちですよね。化粧下地は肌表面をスムースに補正する役割を担うため、下地なしでは肌の凹凸が目立ちやすくなるでしょう。
毛穴落ちはファンデーションと皮脂が混ざり、毛穴に入り込むことが原因とされているので、皮脂テカリ防止下地がおすすめ。乾燥による毛穴開きや小じわの対策には、スキンケア成分をたっぷりと含む化粧下地をチョイスしてください。
ベースメイクの崩れを防止する
下地には化粧崩れを防止する役割があるため、下地なしでファンデーションを塗布するとメイクが崩れがち。メイク崩れの原因は人によってさまざまなので、自分の肌質に合った化粧下地を選ぶと失敗しにくいでしょう。
乾燥によるメイク崩れを防止したい女性は、スキンケア成分が配合された保湿力の高いタイプがおすすめ。皮脂の過剰分泌やテカリによるメイク崩れを防ぎたい場合は、皮脂吸着パウダーを配合しているタイプを選んでください。
紫外線カット機能がある
日焼け止めを夏場しか塗らない女性は少なくありませんが、紫外線は季節を問わず降り注いでいます。紫外線によるシミやそばかす、老化といった肌悩みの対策をするためには、1年を通して日焼け止めを使用しなくてはなりません。
化粧下地にはUVカットの役割を備えているものも多く、日焼け止めなしでも紫外線対策ができる点が大きな魅力。また、一般的な日焼け止めよりもきしみや不快感が少ないので、ベースメイクの邪魔にならず使い勝手がよいでしょう。
クレンジングによる肌への負担を軽減
下地なしでファンデーションを使用すると、毛穴や小じわにファンデーションが入り込みやすくなります。肌の凹凸に溜まったファンデーションが酸化することで、毛穴の黒ずみやニキビといった肌悩みの原因になり兼ねません。
化粧下地はファンデーションが毛穴に入り込むのを防ぐ役割を果たすため、下地なしでファンデーションを塗布するよりも肌への負担が少ないでしょう。また、肌荒れを起こしやすい敏感肌の女性は、クレンジングなしで落とせるタイプの化粧下地がおすすめです。
下地とファンデーションの順番を確認!基本のベースメイク方法
化粧下地を塗布して肌のムラを補正
化粧下地とはベースメイクの土台を整えるアイテムなので、ファンデーションを塗布する前の段階で使用します。
化粧下地を指に取って顔全体に点置きしたら、スポンジで叩き込むように顔の内側から外側に向かって薄く延ばしましょう。くすみや毛穴が気になる箇所は重ね塗りしてもかまいませんが、厚塗りしすぎるとメイク崩れの原因となるため要注意。
UVカット効果なしの化粧下地を使用する場合は、化粧下地を塗布する前に日焼け止めを使用してください。
毛穴・しわが気になる人は部分用下地をプラス
毛穴や小じわといった肌の凹凸に悩む女性は多いですが、化粧下地なしでは綺麗にカバーしきれませんよね。肌の凹凸を埋めて肌表面をスムースに整えたい場合、部分用化粧下地を使用するとよいでしょう。
部分用化粧下地はムース状またはクリーム状のものが多く、毛穴や小じわを埋めてファンデーションのノリをよくする役割を果たします。商品によっては使用する順番が前後するため、必ず使用方法を確認してから塗布してください。
顔全体にファンデーションを塗り広げる
ファンデーションにはリキッドタイプ、クリームタイプ、クッションタイプ、パウダータイプの主に4種類が存在します。ベースメイク用のツールを使用すると仕上がりに差が出るので、スポンジやファンデーションブラシを使用しましょう。
塗り広げる際は顔の内側から外側に向けて伸ばした後、小鼻や目のキワなど細かい部分をカバーしてください。頬の三角ゾーンが美しいと肌全体が綺麗に見えるため、目の下から頬にかけて丁寧に塗布しましょう。
肌悩みはコンシーラーでカバー
ファンデーションだけではカバーしきれないシミ、そばかす、クマ、ニキビ跡は、コンシーラーを使用する方法がおすすめ。肌悩みをピンポイントにカバーする役割を担うため、厚塗り感を最小限に抑えたベースメイクに仕上がります。
コンシーラーでナチュラルな仕上がりを表現するには、いったん手の甲に乗せてから塗布するとよいでしょう。気になる箇所に少量ずつコンシーラーをのせて、輪郭を肌になじませるようにぼかしてください。
仕上げにフェイスパウダーを重ねる
ファンデーションを顔全体に塗り広げたら、仕上げにフェイスパウダーをはたいて肌色を均一に整えましょう。フェイスパウダーとは皮脂やテカリを抑えたり、外的刺激から肌を守ったりといった役割を果たすアイテムです。
さらに、細かい粒子が毛穴や小じわに入り込むことによって、肌悩みをカバーして肌表面を補正する効果が期待できます。
ただし、パウダーファンデーションを使用する場合は、フェイスパウダーなしでもかまいません。
下地なしでファンデーションはNG!肌質に合わせた化粧下地の選び方
【乾燥肌】美容成分配合の保湿タイプ
下地なしでファンデーションを塗布すると肌がかさつく人は、美容成分が配合されたスキンケア処方の化粧下地を使用してください。
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドといったスキンケア成分のほか、美容によい成分が配合されているかチェックしましょう。クリーミーな質感でもっちりとした仕上がりの化粧下地は、乾燥が気になるシーズンや乾燥肌の人におすすめです。
UVカット機能が高すぎる化粧下地は乾燥を招きやすいため、乾燥肌の人はSPF/PAともに低いタイプを選んでください。
【脂性肌】皮脂吸着パウダー配合でテカリ防止
皮脂やテカリによるメイク崩れに悩みを抱える女性は、皮脂テカリ防止用の化粧下地をチョイスしましょう。メーカーによって処方は異なりますが、一般的な皮脂テカリ防止用下地には皮脂吸着成分が配合されています。
皮脂吸着成分がテカリを補正してくれるため、下地なしで仕上げるよりもさらりと快適な仕上がりをキープできる点が魅力です。
また、皮脂過多によるメイク崩れが気になる場合は、ベースメイクの仕上げにフェイスパウダーを使用するとよいでしょう。
【混合肌】パーツに合わせて使い分ける
頬からあごにかけてのUゾーンが乾燥しやすいにもかかわらず、おでこや鼻といったTゾーンがテカる肌質を混合肌といいます。混合肌の人は2種類の化粧下地を使い分けて、それぞれの肌悩みをカバーすると綺麗なベースメイクに仕上がるでしょう。
Uゾーンにはスキンケア成分が配合された保湿タイプを使用し、乾燥から肌を保護することをおすすめします。Tゾーンは皮脂吸着成分が配合された部分用下地を仕込み、皮脂やテカリによるメイク崩れをカバーしてください。
【敏感肌】低刺激処方の化粧下地を選ぼう
肌に多くのアイテムを塗り重ねることに抵抗があり、あえて下地なしで仕上げている敏感肌の人も多いのではないでしょうか。肌のバリア機能が低下している敏感肌は、下地なしでファンデーションを塗布すると、余計に肌へ負担がかかる可能性があります。
敏感肌の人は石油系界面活性剤や紫外線吸収剤など、刺激となりうる成分を配合していない低刺激処方の下地を使用してください。さらに、スキンケア成分が配合された化粧下地は、メイクしながら乾燥から肌を守る効果が見込めるでしょう。
下地なしでファンデーションを使う場合の注意点
化粧下地が不要なタイプを選ぶ
下地なしでファンデーションを使用したい場合は、化粧下地なしでも綺麗な仕上がりが叶うアイテムを選んでください。
スキンケア成分が配合された保湿力の高いファンデーションは、下地なしでも肌に伸ばしやすいといえるでしょう。オールインワンタイプやBBクリームといった、1本で化粧下地とファンデーションの役割を果たすアイテムは下地なし派にぴったり。
また、リキッドファンデーションやクッションファンデーションなど、肌になじみやすく伸びのよい種類もおすすめです。
メイク前は丁寧に保湿する
ファンデーションを下地なしで使用する場合は、肌が乾燥しやすくなったり、配合成分により肌に負担がかかったりします。肌へのストレスを少しでも軽減するため、ファンデーションを塗布する前は入念なスキンケアを心がけてください。
ただし、夜のスキンケアと同様の工程で行うと、べたつきによってファンデーションがヨレやすくなるので要注意。スキンケアが肌になじんでから次の工程に進んだり、ティッシュオフで余分な水分や油分を除去したりするとよいでしょう。
入念にクレンジングをする
化粧下地なしでファンデーションを塗布すると、毛穴の中にファンデーションが入り込みやすくなるため要注意です。毛穴に溜まったファンデーションが落としきれないと、毛穴の詰まりや黒ずみなど肌悩みの原因になり兼ねません。
カバー力が高いファンデーションは落としにくいため、オイルやバームタイプのクレンジングで綺麗に洗浄しましょう。肌への負担が少ないクレンジングを使用する場合は、マイルドな洗浄力のクリームタイプがおすすめです。
綺麗な仕上がりを目指すならファンデーション前の下地は必須
下地なしでもファンデーションを塗布することは可能ですが、綺麗な仕上がりを目指すなら化粧下地は必須です。
化粧下地は綺麗な仕上がりを長時間キープさせたり、肌色をナチュラルにトーンアップさせたり、さまざまな役割を果たす優れもの。肌悩みをナチュラルにカバーするだけでなく、美容成分によりスキンケア効果が見込める点も魅力です。
下地なしでは綺麗なベースメイクに仕上がらないので、ぜひ自分の肌質に合ったアイテムを探してみてくださいね。
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