夫婦の寝室を6畳で作るコツをプロが解説
6畳の夫婦の寝室は、広すぎず極端に狭いわけでもない大きさですが、レイアウトによっては狭く感じることも。快適な寝室にするために、家具のプロが部屋作りのコツを紹介していきましょう。
なお今回は、ダブルベッド・クイーンベッド・シングルベッド2台の実例を扱います。というのも、6畳の寝室にはシングル・セミダブル・ダブル・クイーンが入りますが、セミダブルは基本的に1人用で夫婦2人で使うのには窮屈だからです。
6畳の夫婦の寝室|壁寄せのベッド配置
壁寄せレイアウトのシンプルな夫婦の寝室
6畳の夫婦の寝室は、ベッドの大きさやレイアウトによって見え方が変わりますが、基本的には広すぎず極端に狭いわけでもない程よい大きさです。さらに広く見せるコツは、実例のように布団も家具も白で揃えたシンプルインテリアにすること。
スッキリとした印象を与え、白の視覚的な効果で明るく広く見えます。実例は、ベッドを左の壁に寄せるレイアウト。奥が窓、右側が収納なので、どちらにもアクセスできるようになっています。
ローベッドでスッキリ見せる夫婦の寝室
6畳の夫婦の寝室をゆったりとした空間にしたいなら、レイアウトだけでなくベッドのタイプにこだわるのもコツ。おすすめは、実例のように背の低いロータイプのベッドです。圧迫感が抑えられ、6畳の夫婦の寝室が広く見えます。
スッキリとしているのでセミダブルかと思われるかもしれませんが、2人用のダブルベッドです。テイストはリゾートインテリアで、落ち着いた雰囲気の中に海や植物を思わせる演出が散りばめられています。
グリーンがテーマの爽やかな夫婦の寝室
6畳の夫婦の寝室を心地よい空間にするコツは統一感。北欧インテリアや和モダンインテリアなどのテーマを決めたら、それに沿って配色を決めますが、色は多くなりすぎないように絞りましょう。
例えばこのマンションの6畳の寝室は、グリーンを基調とした爽やかなナチュラルインテリア。クイーンベッドですが、色を絞っているので圧迫感がありません。ちなみにクイーンベッドは、大人2人+小さな子供1人で眠れるサイズ感です。
シックなリゾート風の夫婦の寝室
6畳の寝室で落ち着きを重視したいなら、濃い色の木製家具を取り入れましょう。例えば実例の夫婦の寝室には、右にダブルベッド、その横にサイドテーブル、左にキャビネットがあり、全てダークブラウンです。
濃い色が多いのに重苦しく見えないのは、爽やかな青の布団カバーや植物柄のベッドスローのおかげ。濃い色と鮮やかな色、そして白を組み合わせることで、バランスがよいシックなリゾートインテリアに仕上がっています。
ベッドが3つの窓に面した夫婦の寝室
6畳の夫婦の寝室のレイアウト決めでは、窓とベッドの位置関係も重要。頭の位置が窓に近いと、朝自然と目覚めて快適という人もいれば、外の騒音が気になって眠れない人もいます。寝室の方角や環境、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
実例はベッドが3つの窓に面した6畳の夫婦の寝室。レースカーテン越しに光がたっぷりと入り、程よく明るい寝室になっています。インテリアはハワイをテーマにしていて、ブルーの差し色が素敵ですね。
押し入れをなくして広く使う夫婦の寝室
実例は、リノベーションした6畳の寝室。元々左側にあった押し入れを取り払い、家具を置いて夫婦の寝室兼リビングとして使っています。ベッドをソファ代わりにもしているとか。
インテリアは白を基調としたナチュラルテイスト。明るく広く見える白い空間の中に温もりを感じる木製家具をレイアウトし、穏やかな雰囲気に仕上がっています。狭さを感じさせず、いつまでも過ごしたくなる6畳の寝室です。
シングルベッド2台を配置した夫婦の寝室
実例は、ニトリのシングルベッドを2台並べた6畳の寝室。この商品はシングルベッドで縦195×横幅95×高さ41cm、セミダブルで横幅115cmだとか。
セミダブルベッド2台は難しいですが、シングルベッドなら6畳の部屋に2台レイアウトできます。
シングルベッド2台を並べるメリットは、暮らしの変化に合わせてセパレートできることや分割して搬入できること。
少々狭くなりますが、大きな家具を置かなければ大丈夫です。
6畳の夫婦寝室|中央寄りのベッド配置
飾り棚のあるシンプルな夫婦の寝室
ベッドを中央付近にレイアウトするメリットは、6畳がゆったりとした空間に見えること。また、左右に家具を置いたときバランスよく見えます。さらに、窓からの冷気が伝わりにくいのもメリットです。
実例は、ベッドを中央付近に置いたシンプルな6畳の寝室。無駄を省いたインテリアですが、右に飾り棚があるので無味乾燥には見えません。軽やかな薄いグレーカーテンが壁の色とぴったりで、6畳の寝室の配色もよく考えられています。
海のブルーがテーマの心が安らぐ夫婦の寝室
ブルーは心を落ち着かせ、深い眠りに導くと言われている色。6畳の寝室をぐっすりと眠れる空間にしたいご夫婦にぴったりです。ただし、使う面積によっては寒々しい印象を与えるので注意しましょう。
実例は、海を思わせるブルーの布団カバーやクッションを取り入れた6畳の寝室。ブルーの範囲を絞り、爽やかでバランスが絶妙なインテリアです。ベッドを中央にレイアウトすることで開放感もあります。
リビングとインテリアを揃えた夫婦の寝室
マンションや賃貸の場合、6畳の寝室が引き戸1枚を隔ててLDKとつながっている間取りもあります。このような間取りをおしゃれにするコツは、寝室とLDKを同じテーマのインテリアで統一すること。部屋全体を見渡したとき、綺麗に調和して見えますよ。
実例ではLDKのブルーのソファに合わせて、夫婦の寝室もブルーのマリンテイストに。ダブルベッドは寝室中央にレイアウトし、LDKのテレビが見えるようになっています。
DIYで自分らしさを表現した夫婦の寝室
6畳の寝室に合う家具やディスプレイが見つからないなら、DIYを考えてみるのもおすすめ。例えば実例の寝室中央にレイアウトされたベッドは、なんと木製パレットを使ってDIYしたもの。
ベッドのヘッドボードの上にあるアートもご夫婦で手作りしたとか。オリジナルのアイテムで個性を表現した素敵なカジュアルインテリアです。どこまでDIYできるかは人によりますが、できる範囲で6畳の空間を自分たちらしく楽しみましょう。
落ち着く色のトーンで統一した夫婦の寝室
6畳の夫婦の寝室をくつろげる空間にしたいなら、色のトーンにもこだわりましょう。
トーンとは、色の鮮やかさや明るさを合わせた考え方のこと。例えばグリーンと一口に言っても、鮮やかな新緑色や渋いモスグリーンなどさまざまで、トーンを変えると6畳の寝室の印象が大きく変わります。
トーンでお手本にしたいのが実例の寝室。深緑のベッドカバーや、シックな色柄のエスニック絨毯など、落ち着いたトーンの色で揃えています。
植物のある大人ナチュラルな夫婦の寝室
6畳の夫婦の寝室の中央付近にベッドをレイアウトすると、左右に小型の家具や飾りなどを配置できます。
朝フレッシュな気分で目覚めたいなら、実例のように植物を飾るのもおすすめ。
この寝室は、明るい色の木製家具やグレーの布団カバーを組み合わせた大人のナチュラルインテリア。
大きく枝を広げた植物がよく似合いますよね。このように淡い色を集めてコーディネートすると、穏やかな気分で過ごせる6畳の寝室ができます。
鮮やかな花がアクセントの夫婦の寝室
快適に眠れる6畳の寝室に適しているのは落ち着く色。例えば、清潔感のある白やほっとするブラウン、上品なグレー、気持ちを落ち着かせるブルーなどです。鮮やかな赤や黄色を使うにはテクニックが必要ですが、お花なら簡単に取り入れられます。
例えば実例の夫婦の寝室の窓辺にあるのは、色付きの花。布団カバーも壁も白いシンプルなインテリアですが、植物の色なので調和していますね。左右に飾られたかごにもぴったり。
コツを踏まえて6畳を夫婦の寝室にしよう
紹介したアイデアから分かるように、ベッドのサイズ・動線・窓の位置・インテリアの統一感などを踏まえてレイアウトを決めると、6畳の夫婦の寝室がすごしやすくなります。
なお、新しくベッドを購入する場合は、搬入経路の確保もお忘れなく。シングル・セミダブル・ダブルならあまり気にしなくても大丈夫ですが、クイーンサイズのマットレスはエレベーターを通れないことがあるからです。
記事を参考に快適な寝室を目指しましょう。
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物