表札について風水の考え方が分かれる理由
風水を重視して表札を選ぶとき、矛盾する考え方に混乱したことはありませんか。例えば、石素材の表札はNGとOKで意見が分かれます。
理由は、時代や流派によって風水の解釈の仕方が変化するから。風水は古代中国で生まれた環境学ですが、表札文化は明治時代に日本で広がったものなので、流派によって表札への考え方が違うのです。
そこで今回は風水の基本をベースに、現代の暮らしにも合う表札の選び方を紹介していきます。
風水的に良い表札|運気を招くための基本
表札はできるだけ掲げること
風水では、表札を掲げないと家主不在になり、玄関から運気が入らないと言われています。つまり、基本的にはつけたほうが◎。
ただし、マンションや賃貸など住まいが多様化し、表札の取り付けが難しい住宅もあります。
また、セキュリティやプライバシーの観点から、戸建てであっても表札をつけないケースも。
風水の目的は環境を整えて運気を上げることですので、嫌な思いや無理をしてまで表札をつけることはおすすめしません。
表札のデザインや字体は家との調和で選ぶこと
風水で良いとされてきたのは、縦長・木製・楷書体の表札。つまり、昔の日本家屋に調和するデザインです。
でも今の戸建ては洋風の外観が増え、マンションの表札入れは横向き対応がほとんどですよね。
風水で大切なのは「調和」。表札も自宅の外観に合うデザインにしましょう。
例えば画像は私の自宅で、右下のモザイクがかかっているのが表札。輸入ドアのある海外風の外観に合わせ、番地をイメージした金属製の英字表札にしています。
表札は定期的にお手入れして綺麗に保つこと
風水で重視されるのは「清潔感」。汚れを放置すると不快な気持ちのまま過ごすことで運気が下がり、綺麗にすれば気分が良くなって運気が上がると言われています。
これは表札にもあてはまることで、定期的に掃除をして清潔に保つと運気アップに効果的。ガラス素材の表札がOKとNGで分かれる理由は、ここに関係しています。
お手入れのしやすさを重視するとOKですが、割れる=家族の関係が壊れると考えるとNGになるのです。
表札はできる範囲でフルネームにすること
風水的におすすめとされる表札の表記はフルネーム。ただ、プライバシー的に心配になることもありますよね。
また、フルネーム表記の表札はデザイン的に家の外観に合わない場合があり、マンションだとフルネームサイズの表札が入らないこともあります。
その場合は無理をせず、名字だけでOK。
風水は心地よく暮らして運気を上げるための環境学で、不安や不快感を無視してまで風水ルールばかりを重視するのは本末転倒です。
表札は低い位置よりも高い位置にすること
風水では、表札が見やすくて汚れにくいという理由から、低い位置よりも高い位置が良いとされています。清潔感や快適さを大切にする風水らしい考え方です。
目安は1.8mとする考え方もありますが、現代の家には合わないこともあります。その場合は外観全体のバランス、つまり家との調和を考えて決めましょう。
また、マンションで表札入れの位置が決まっていて、勝手に変えられない場合は無理をする必要はありません。
表札の位置は基本的に右側にすること
風水的に、表札は門や扉の右側の位置がおすすめですが、北東・東・西にある玄関の表札はドアの左が良いとされます。
つまり、南・南西・東南・北・北西は右の位置、北東・東・西は左の位置がおすすめです。
また、北東・東の玄関は表札と一緒に外灯を設置するという説や、西の玄関は大きな表札が良いという説も。
玄関の東西南北と表札の関係は諸説あり、あくまで運気アップのためなので、守らないと運気が下がるわけではありません。
可能な範囲で風水を取り入れること
表札に関する風水ルールは諸説あり、例えば「石は自然素材だからOK」「石は墓石を連想するからNG」など異なる考え方も。
風水のルールを全て把握して忠実に取り入れようとすると、家づくりは進みません。また、取り入れたとしてもバランスの悪い住まいになることもあります。
困ったときは、調和や清潔感を大事にする風水の基本的な考え方や、自分が共感できる流派のルールを無理のない範囲で取り入れるのがおすすめです。
風水的に良い表札|おすすめの素材や色
モダンな戸建てにおすすめのナチュラルな表札
風水で運気アップに良いとされる素材は木製。風水が自然と人間の調和を大切にしているためです。
昔ながらの日本家屋には重厚な木製表札が合いますが、現代の家に調和させるならこちらのようなモダンなデザインがおすすめ。家の色を選ばないナチュラルな雰囲気です。
ただし天然素材のため、定期的なメンテナンスが必要となります。特に南の玄関は日光が当たり続けて劣化するので要注意。大切に手入れして運気をアップさせましょう。
和モダンな家に合う縦書き×木目調の表札
風水で昔から良いとされてきたのが縦長の表札。現代でも和モダンな家によく合います。
こちらの商品で注意したいのが、アクリル素材であること。風水の考え方の中には、プラスチック素材の表札はNGとする見方もあります。
風水では火の気を持つプラスチックは運気を燃やすと考えるからです。
ただ、こちらの製品はアクリルでありながら木目調なので、見た目が自然と調和します。本物の木の表札を設置するのが難しい戸建てにもおすすめです。
縁起が良い白×浮き彫りの木製表札
風水で縁起が良いとされる表札の色は、黒よりも白やナチュラルカラー。
また、文字の部分が浮き出るように彫った浮き彫りは、運気を盛り上げる加工と考えられています。
こちらの商品は、白・浮き彫り・木製の三拍子揃った風水的におすすめの表札。
柔らかい雰囲気のおしゃれなデザインは、現代の洋風デザインの戸建てによく合います。加工済みですが天然木なので、雨が当たらない軒下に設置しましょう。
おしゃれで柔らかい雰囲気のアイアン風表札
金属の表札は、丈夫でお手入れしやすく、風水的に金運を招く良いものとされています。
こちらの商品は、ステンレス鋼を黒塗装でアイアン風に仕上げた表札。
金属製は重厚感があって強い印象を与えがちですが、文字だけの軽やかなデザインと丸みのある字体で柔らかな雰囲気です。
シンプルモダンな戸建てやシックな雰囲気の戸建てにおすすめで、住まいと調和すると運気がアップするでしょう。
マンションにおすすめのステンレス製表札
マンションにも設置できるスタイリッシュな表札をお探しなら、風水的に運気アップが期待できるステンレス製の商品はいかが?
裏面がフラットなため、強力両面テープやマグネットなどを使ったり、マンションにあるスライド表札に取り付けたりといった設置が可能です。
大きさは3種類から選べますよ。ステンレスならではの洗練された雰囲気ですが、さりげない猫のアクセントで堅苦しくない雰囲気に仕上がっています。
上品なマットゴールド色のステンレス鋼製表札
風水において、ゴールドは金運上昇が期待できる色。ただし、輝きが強すぎるゴールドを玄関の表札にすると、安らぎを感じない自宅になってしまうことがあります。
そこでおすすめしたいのが、こちらの商品のようなマットゴールド色の表札。上品で落ち着いた雰囲気を醸し出し、家の外観と調和しながら運気アップを図れます。
大人っぽいおしゃれなデザインも魅力で、現代の住宅の外観に合わせやすいですね。
賃貸におすすめのナチュラルデザインの表札
こちらの表札はマグネットで取り付ける軽量タイプなので、賃貸で表札を掲げたい方におすすめ。鉄製のポストやスチールドアなどに設置できます。
素材はアクリル製ですが、木目調プレートに植物のモチーフが描かれており、自然を感じさせるデザインです。
自然との調和を大事にする風水の考え方に沿っていますね。
風水で良いとされる本物の木の表札でなくても、自分のできる範囲で風水を暮らしに取り入れてみましょう。
しっくりくる表札で風水の運気をアップ
風水的に良いとされる表札には、さまざまな考え方があります。選び方や設置の仕方に迷ったら、外観との調和や清潔感を重視しつつ、地域の慣習や自分が好きな流派を踏まえ、できる範囲で位置や方角、素材にもこだわってみましょう。
特に大事なのは、しっくりくる表札であること。自宅にぴったりだと感じるなら、帰宅して玄関の前に立ったときに心地よく感じるはず。家へのポジティブな思いは、良い運気へとつながっていくでしょう。
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