風水の観点から見る寝室のNG配置とは
眠るためのスペースで開運を目指すのであれば、やってはいけないレイアウトを知っておくことが重要です。風水の観点から見た主な寝室のNG配置は、以下の5点です。
- 入口の正面に寝具がある
- 家具の角がベッドの延長線にある
- 鏡や窓に横になった姿が映っている
- 頭の近くに物が多い
- フローリングに布団を直接敷く
ひとつひとつ、NGの理由と対処法を解説します。
入口の正面に寝具がある
入り口を入ってすぐに寝具の正面が見える配置は、NGです。風水では入り口を気が流れる場所と位置付けているため、そこで睡眠をすると、よくない影響を受けやすくなります。
特に頭をドアの延長上に配すると、よくない影響が上部から入ってしまいますので気を付けてください。
対処法はベッドの場所を動かすことが一番ですが、間取りの関係で無理な場合は入り口との間に仕切りをつければOKです。暖簾や間仕切りなどを用いて、流れを変えましょう。
家具の角がベッドの延長線にある
柱や梁、家具の角が睡眠スペースの延長線にある配置も、NGです。角からは「壁刀殺(へきとうさつ)」という殺気が出ると考えられているため、寝ている間にダメージを受けてしまい、体調を崩しやすくなるという影響があります。
ベッドの方向を変更することが適切な対処法ですが、間取り上無理な場合は角を布で覆えばOK。また、間に観葉植物やカーテンを置いて影響を緩和するのも有効です。
鏡や窓に横になった姿が映っている
寝室に鏡を置く際は、睡眠中の姿が映らない角度にすることが重要です。
身体を映す鏡は人の運を吸い取ってしまうという考え方があるためで、姿見だけではなく、窓ガラスや電源が落ちた状態のテレビ画面、パソコンのモニターなどでも同様です。
睡眠時の姿が映ってしまうものに関しては、布やカーテンを使って隠すことが重要。また、鏡やパソコンモニターは可能であれば裏返したり、角度を調整したりするとより安心です。
頭の近くに物が多い
風水では、頭の近くに物をたくさん並べることもNGです。新しい気が入りづらくなるからというのが理由ですが、物が多いとごちゃごちゃして落ち着かない印象にもなることも懸念されます。
特に、運を乱すと言われているスマホ、パソコンなどの電子機器、気を吸うとされるぬいぐるみ、運が消耗する人物ポスターも悪影響。ディスプレイや収納は、別の場所で行いましょう。
フローリングに布団を直に敷く
フローリングに直に布団を敷いて眠ることは、NGです。フローリングは地面と同じ扱いになるのが理由で、運気が下がる可能性があります。実際に冷えや腰痛の原因となることもあるため、気を付けましょう。
マットレスやラグを一枚敷くことで解消されるので、布団派の方も是非心がけて下さい。なお、マットレスやラグのお手入れをこまめに行うことも重要です。
風水的に寝室でNGな色
風水では、寝室で使うのに適さない色がいくつかあります。一部分で使う程度であれば問題ありませんが、布団カバーやカーテンは、できる限り眠る場所によい緑やブラウン、暖色系のカラーを選ぶようにしましょう。
寝室でNGと定義している具体的なカラーは、以下の4つです。
なぜ上記の4つの色がNGとなるのか、理由を解説します。
運勢を崩してしまう黒
かっこいいイメージの黒ですが、風水では寝室に多量に使うことはNGです。「水」を表す黒は、使いすぎると水浸しのような状態を引き起こします。そのため、運勢が足元から崩れてしまうのです。
特に恋愛運が下がりやすくなるため、落ち着いたムードの部屋にしたい場合は、グレーやネイビーをベースにしましょう。また、黒ベースの家具を使っている場合は、布団カバーをオレンジやピンク、アイボリーのものにするといった対処が必要です。
刺激の強いビビットカラー
出典:https://pixabay.com
明るいビビットカラーを使った寝室も、NGです。落ち着いた「陰の気」を取り入れることが重要な寝室では、インパクトのある強い色は刺激が強すぎて悪影響と考えられるためです。
なお、方角によってはラッキーカラーに赤やイエローが含まれている場合もあります。そういった場合は布団の一部にワンポイントで取り入れたり、彩度を下げたりするなど、バランスを考えましょう。
冷えにつながる寒色系
風水では、眠る場所に寒色系を使うこともNGです。水色や青といったブルー系は冷えにつながるためで、転じて健康運を損ねる可能性があります。特に女性は、避けた方がよいカラーです。
先ほどの解説と同様、ブルー系の寝具やファブリックを使いたい場合は、ワンポイント利用が安心です。
ただし、仕事運を上げたいときやクールダウンしたいときには有効という意見も。ご自身の状態やライフスタイルに合わせて選んでみてください。
気をはね返してしまう純白
一見よさそうに思える純白ですが、寝室に使うのはNGです。純白は気をはね返す性質があるためで、刺激の強い部屋になってしまうからです。
ただし、純白ではなくアイボリーやオフホワイトはOKなので、白が好きな場合はそちらを利用すれば問題ありません。
もともと白は浄化をイメージしているため、よい効果が期待できます。こまめに洗濯や掃除をして清潔を保てば、より効果的ですよ。
NGはある?風水から見る寝室の枕の位置
風水で一番推奨している枕の方角は、北枕です。その一方、北枕以外の位置も人によってはよい方向になることも。そのため、間取り上どうしても北枕にできないときでも、よい影響を手に入れられる可能性があります。
続いてはおすすめの配置を、方角別に解説します。
成長を促す東は若い人向き
東向きに枕を置くのは、モチベーションアップにつながります。仕事運、勉強運などに効果がある方角なので、若々しく、自発的に活動したい方にぴったりですよ。
その一方で、やや積極的になりすぎたり、行動的になりすぎてしまったりするケースもあります。平穏を求める方や、ミスを減らしたい方には向かない方角といえます。
平穏感のある西は豊かな人生を目指す人向き
東とは逆に、西はどっしりと構えた印象につながります。金運アップ、商売繫盛運アップにもつながるため、豊かな日々を送りたい方にはぴったりです。
その一方、アクティブさにはやや欠けてしまう方角でもあるため、いつも若々しくいたい方や新たな出会いを求める方にはやや不向き。その時々の状態や願望にあわせ、東と使い分けるのもよいですね。
直観力を養える南はクリエイター向き
南は、企画系のお仕事をしている方や、アーティスト、クリエイターの方にはうってつけの方角です。人気や才能などに効果があり、直観力を養いたい方やアイデアを出したい方には、よい影響があります。
ただし、風水の視点から見たときには基本的にNG。「火」が強い方向のため、運が燃えてしまう可能性があります。どうしてもイライラしてしまいやすい人は、避けた方が無難です。
北枕はさまざまな人に効果大
風水的に一番推奨している方角なのが、北枕です。信頼や子宝などの意味を持つ北枕にすると、よい効果が得られます。ゆったりと眠れるほか、子宝に恵まれたり金運が上がったりする効果が期待できますよ。
また、北東は、転職や不動産、貯蓄などの運勢がアップ。さらに、北西であれば、出世や援助、勝負などの運がアップする可能性が。それぞれの望みに合わせ、位置を微調整するとよい運が取り入れられます。
NGを回避!寝室の風水アイデア&コツ
最後にご紹介するのは、寝室でぜひ実践していただきたい風水のアイデアです。以下の4点に注目して部屋づくりをすると、運気アップも望めますよ。
- 風の通り道を作って気を流す
- 清潔を保ち、よい運気を呼ぶ
- 香りにこだわり運気を吸収する
- 観葉植物を置いて気を浄化する
ひとつひとつ、具体例と解説を見ていきましょう。
風の通り道を作って気を流す
寝室に限らず風水では、風通しを大切にします。風の通りがよい部屋は気の流れもよくなるため、運気アップが見込めます。窓やカーテンは毎日開け、換気をするよう心がけましょう。
ただし、睡眠時は窓やドアを閉めて眠るのが重要。開けっ放しにしたまま眠ると、運気が外に出てしまうためです。また、よくない運気が入ってきてしまう可能性もあるため、夜に窓を開けることはNGです。
清潔を保ち、よい運気を呼ぶ
風水では、清潔な部屋を保つことが重要なポイントです。ほこりはよくない影響を生み出すほか、汚れた寝具にはよくない気がたまりやすいと言われているため、こまめな掃除や洗濯が重要です。
床はもちろん、シーツや布団、照明器具、カーテンなども綺麗にしておく必要があります。
掃除がしやすいよう寝室はできるだけものを減らし、シンプルにしておくと安心ですよ。間取り上、寝室に押入れや寝具収納がある場合は、そういった場所も綺麗にしておくとなお効果が期待できます。
香りにこだわり運気を吸収する
風水では、寝室によい香りのものを置くことを推奨しています。よい香りのものは気を浄化するため、よい運気を取り入れられます。
特に香りに決まりはないので、自分がリラックスできるものを選びましょう。
ただし、香りグッズを大量に並べたり、放置してしまったりするのはNG。
必要最低限の物だけを置き、こまめに手入れして清潔を保つことが重要です。また、電化製品や火を使う場合は、安全面にも配慮しましょう。
観葉植物を置いて気を浄化する
風水効果を上げたいなら、観葉植物を飾るのも有効です。
観葉植物は、間取りの鬼門ラインに置くのもよいとされるほど、風水では運気を上げてくれるものという位置づけになっています。
そのため、寝室に飾るのも有効です。ベッドサイドに飾ると、起床時に運気を吸収しやすいですよ。
ただし、ドライフラワーやプリザーブドフラワーは風水では「死んだもの」という扱いのため、置いてはいけないものとなります。
寝室のNG風水を解消して開運を狙おう
寝室のNG風水と、ぜひ実践したいアイデアを紹介しました。寝室は、風水では新しい気を吸収する場所でもあります。NGなことをせず、よい気が入ってくるようぜひご自宅も整えてみてください。
また、どんな場所であっても重要なのは部屋を綺麗に整えること。こまめに部屋の掃除やファブリックの洗濯をすることも忘れないようにしてください。
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