受験生のお母さんにかける言葉のポイント2つ
受験生のお母さんやママ友への応援メッセージは、お相手を励まし「お守り」のような効果を発揮することがあります。
その反面、せっかくのメッセージをまっすぐ受け止めてもらえないことも。言葉選びのポイントは2つあります。
- プレッシャーになるような表現を入れない
- アドバイスは上から目線に注意
続いて、1つ1つ見ていきましょう。
プレッシャーになるような表現を入れない
受験生のお母さんやママ友にかける言葉には、相手がプレッシャーを感じてしまうような表現は入れないようにしましょう。
ただでさえ受験はプレッシャーがかかるものです。試験が近づいてくると、お母さんも「これでよかったのか」「合格できるのか」と、不安に押しつぶされそうになることも。
ここまで受験生であるお子さんをしっかりサポートしてきたことを認め、お相手の気持ちに寄り添う言葉をかけるとよいでしょう。
アドバイスは上から目線に注意
受験生のお母さんやママ友に、よかれと思ってアドバイスをしたのに、上から目線ととられてしまうこともあります。受験がデリケートなものであることを認識することが大切です。
当然のことですが、受験生は一人一人性格も違いますし、得意不得意も異なります。成功体験をシェアすることが役に立つ場面もありますが、お相手から求められていない場合はアドバイスを控えた方が無難です。
受験生のお母さんにかける言葉《応援&労い》
受験生のお母さんやママ友にかける言葉として、最も多く使われているものは応援の気持ちを込めた言葉でしょう。プレッシャーを与えず、お相手を傷つけることもない言葉を選ぶことが大切なポイントです。
また、入試に向けての努力を労う言葉も、受験生のお母さんにかけるメッセージにふさわしいものです。試験前の年賀状や年賀メールに一言添えてあげると、お母さんも励ましを感じるでしょう。
応援しています
▼例文
今まで家族一丸となって受験に向き合う姿を見てきました。いよいよラストスパート、応援しています!
中学や高校、そして大学の入試では「頑張れ」という言葉に、プレッシャーを感じる人は多くいます。特に、まじめで繊細な人は「これ以上どうやって頑張ればいいの?」と不安が増幅してしまうことも。
「応援しています」は、少しソフトな印象の言葉です。例文のように、これまでを認める一文を添えることで、プレッシャーも軽減できるでしょう。
これまで頑張ってきた努力は裏切らない
▼例文
あなたがこれまでお子さんに寄り添って頑張ってきた努力は裏切らないからね。
中学入試はもちろんのこと、高校や大学の入試でも、試験前に送る年賀状では、あまり直接的な合格祈願のメッセージは控えた方がよいでしょう。
年が明け、まさにラストスパートであることを親御さんは十分理解しています。そこに「頑張れ!」という言葉をかけられると、応援がプレッシャーになり、不安を感じるからです。
お母さんの努力を認める労いの言葉がおすすめです。
あなたの存在が大きな力になっている
▼例文
○○ちゃんも、あなたの存在が大きな力になっているはず!
ママ友のような親しい関係なら、カジュアルな言葉をメッセージに使ってもよいでしょう。ただし、繊細な状況であることには変わりがないので、不安をあおるようなもの言いはNGです。
試験前の時期に送る応援や励ましのメールには、ママ友ならではの目線で、存在を肯定する言葉がおすすめです。
受験生のお母さんにかける言葉《名言》
偉人たちが残した名言の中には、受験生のお母さんにかける応援や励ましの言葉にふさわしいものがいくつもあります。
過度なプレッシャーを与えない言葉を選ぶとよいですね。ここでは、保護者自身をリラックスさせるような名言をピックアップします。
親の愛は子どもを見守る太陽のようなもの
▼例文
ジョルジュ・サンドは「親の愛は子どもを見守る太陽のようなものだ。」という名言を残しています。まさにあなたは、○○ちゃんの太陽です。
作家であり、音楽家ショパンの恋人としても知られるジョルジュ・サンドは、一男一女の母でもありました。
母親の存在が子どもの励ましになるというこの名言は、お子さんの受験に併走して一緒に努力してきた受験生のお母さんにかける言葉にぴったりです。
親が与えられる最高の贈り物は自分自身を信じる力
▼例文
「親が子供に与えられる最高の贈り物は、自分自身を信じる力だ。」とヘレン・ケラーは言っています。
受験生が入試直前のタイミングで最も重要な「自分を信じる力」について言及している名言です。受験生のお母さんへの年賀状やメールに例文を添えてみてください。
「お子さんは○○さんから最高の贈り物をもらっていますね」という応援のメッセージが伝わるでしょう。
自分にもっとやさしくなってもいい
▼例文
詩人アドリエンヌ・リッチの言葉「自分にもっとやさしくなってもいいのよ。」を贈ります。
受験生のお母さんにかける言葉として、お母さん本人への励ましの名言もおすすめです。「頑張れ」という直接的な応援がプレッシャーになってしまうのはお母さんも同じ。
アメリカの女性詩人の名言は、「大丈夫、あなたは十分頑張っているよ」という思いを込めたメッセージになります。
受験生のお母さんにかける言葉《NG例》
中学や高校、そして大学の入試を控える受験生のお母さんやママ友に、かけてはいけないNGワードもあります。
悪気はなくても、お相手が傷ついてしまうことがあるので気を付けましょう。
無責任な言葉
本人は励ましのつもりでも、無責任な言葉は相手を不快にさせてしまうことがあります。たとえば「なんとかなるよ」は、一見ポジティブに感じますが第三者に言われるとカチンとくるかもしれませんね。
「次がある」「次がんばれ」も、励ましのつもりかもしれませんが、受験生本人やご家族の気持ちを考えた言葉と言えるでしょうか。
(この学校に合格したかったのに)とか(今回も頑張ったのに)と不快におもうかもしれません。
忌み言葉
新年を祝う年賀状や年賀メールには、不吉なことを連想させる「忌み言葉」はNGです。
受験生のお母さんやママ友には、一般的な忌み言葉以外に、受験生を不安にさせてしまう言葉もあるので気を付けてください。
一般的には忌み言葉には、「苦しむ」「離れる」といったものがあります。受験生にとっては「落ちる」「散る」「転ぶ」「滑る」も不合格を連想させる忌み言葉になるので要注意です。
受験生のお母さんにかける言葉選びは慎重に
中学や高校、そして大学受験は、受験生本人だけでなくご両親やご家族が一丸となって向き合うことが多くなります。合否はもちろん、受験校選びや直前の模試の成績などに一喜一憂することもあるでしょう。
そんな時、何気ない言葉でお相手を不快にさせたり、プレッシャーをかけたりするのは本意ではないはず。受験生のお母さんやママ友には、「お守り」と思ってもらえるような慎重な言葉選びを心がけましょう。
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