リビングインテリアコーディネート実例集!
お家の中で、リビングインテリアの持つ影響力は大きいもの。なぜなら、家族が団らんでくつろいだり、お客様をお通ししたりするスペースとして、リビングは家の中心とも言えるからです。
自分の好みのテイストが決まっている人は、すでにリビングのインテリアコーディネートを整えていることでしょう。
でも、自分や家族にとって居心地のいいインテリアがはっきりとわからないという方は、きれいに整えつつも、テイストの定まらないぼんやりしたインテリアになっていませんか?
今回は、今人気のリビングのインテリアコーディネートをコレクションしました。タイプ別にご紹介しますので、ぜひ、参考にしてみてください。
※モデルルームではない実際のお部屋はテイストがミックスされていることが多いため、厳密な区分が難しいことをご了承ください。
リビングインテリアコーディネート《ワイルドな雰囲気が漂うアメリカン系》
男前インテリア
今、大人気の男前インテリア。男前インテリアは、日本独自のインテリアカテゴリーです。
どういうインテリアかというと、アメリカンインテリアのインダストリアルテイストや、ブルックリンテイストがミックスされたようなイメージ。
基本的な色使いは黒や茶、グレーといったカラーで、ユーズドやアンティークのような古い家具や雑貨を置きます。
男前家具らしいアイテムは、アイアンと木材でできているテーブルや椅子、バスロールサイン、デニム生地の製品などがあります。
この画像で言えば、鉢植えを載せているスツールや、バスロールサインの入った額縁。ブラウンのテレビボード、黒いレザーソファなどです。
ブルックリン調のビンテージ感のあるレザーソファや、男っぽい無骨な雰囲気のテーブルなどがかっこいいお部屋。
さらに、大きい観葉植物やサボテンなども男前風になるアイテムです。
男前というよりも、ワイルドなラスティックスタイルに近いインテリアですが、同系のカテゴリーということでご紹介いたします。
本物の板壁や本革ソファが、アメリカンネイティブテイストも滲ませていますね。
男前テイストをご紹介する時に、忘れてはならないキーワードは「DIY」。DIYと男前テイストは、大抵一緒にタグが付いているほど密接な関係です。
こちらのお家の方も、インダストリアルな塩ビパイプのシェルフや、すのこのキャビネットなどDIYしています。
男前テイストでは、壁にも特徴があります。
レンガ調やコンクリート打ちっぱなし、コンクリートパネル、剥げた板壁というような壁紙は、男前インテリアらしい雰囲気を作ってくれますよ。
こちらはコンクリートパネル調の壁紙ですね。
そこに、ブラックアイアンと木板のスチールシェルフや、古材風の家具や雑貨を合わせて男前なインテリアに仕上げています。
色合い的には、男前インテリアの中では異色ですが、くすみ感のあるナチュラル系ベージュやグレーも男前な仕上がりにできます。
ナチュラル感が強めのネイティブ要素が入った味付けのインテリアで、クラフト紙、流木などのアイテムが取り入れられていますね。
カフェ風やシャビーシックの要素が混ざった男前インテリア。窓辺のオーニングテントや白い板壁、ガーランドなどがそれらの要素です。
男前とカフェ風インテリアは、「手作り」「DIY」と言ったキーワードが共通項となります。
先ほどと同じように、カフェ風のテイストがミックスされています。腰壁のくすんだブルーの板は、少し西海岸風のテイストもありますね。
また、ドライフラワーの入ったバスケットなどは、フレンチカントリー風の香りもします。
カフェ風インテリア
「CAFÉ」というロゴがお部屋の中にあれば、「カフェ風」だと思って間違いないでしょう。
カフェ風も大人気のインテリアテイストですが、こちらの定義も間口が広く、ミックス調の独自の雰囲気を作り上げている達人がたくさんいます。
カフェスタイルでほぼマストアイテム、あるいはこれがあるとカフェスタイルっぽいなと感じられるアイテムといえば、カフェショーケース。
パタパタ扉を付けて、中にお菓子を入れたりコーヒーセットを入れたりして使用してみてはいかがでしょうか。
こちらは、リビングダイニングの実例。カフェ風インテリアには、黒板も欠かせないアイテムの一つです。
黒板アイテムを活用して、メニューやメッセージを書いて飾っていますね。
先ほども少し触れましたが、オーニング(ロールひさし)もカフェ風インテリアでよく見られますよ。
男前なテイストも併せ持つ、カフェ風インテリアのお部屋。
ケーブルドラムはカフェ風ではもちろん、男前やナチュラルテイストでも、アンティークや西海岸などのインテリアでも人気が高いです。
ナチュラルテイストでまとめられたシンプルなリビング。
テレビの横にある観葉植物の鉢がペーパーバッグに入れられていたり、奥のダイニングにガーランドが飾られているところに、カフェの香りがあります。
西海岸風インテリア
西海岸インテリアは、カリフォルニアの住宅に見られるようなインテリアのこと。
マリンテイストがかぶるために、ハワイアンテイストと同じようなアイテムがよく使われます。
例えば、モンステラなどのモチーフやサーフィンボード、パームツリーなど。
違いは、西海岸風インテリアの方が色味を抑えて少しアースカラー系で、ハワイアンはカラフルなイメージですね。
こちらの床にご注目ください。ヘリボーン柄と言って、魚の骨という意味のちょっと変わった組板です。
西海岸風インテリアにする時には、この板をどこかに使うとそれらしく見えます。
また、壁紙に青い色が使われていますが、西海岸のテーマカラーは「マリンブルー」。
デニム生地の色も合わせて、青いカラーをどこかに使うと西海岸風になりますよ。
リビングインテリアコーディネート《親しみやすく優しい雰囲気のナチュラル系》
北欧風インテリア
北欧インテリアや雑貨で飾ったナチュラルなリビング。
バーズワーズのアートパネルや、北欧柄のファブリックボードなどがすっきりと飾られていて、素敵な空間になっています。
北欧のファブリックブランドの生地を使ったクッション。マリメッコやファインリトルデイなどが並んでいて、おしゃれですね。
北欧インテリアでは、ナチュラルベージュの木製の家具などを使い、あまり物を置かずにシンプルに飾るのが一般的です。
北欧デザインのランプや家具を取り入れたリビング。壁に飾られている雑貨やファブリックも、北欧デザインのものですね。
上品にセンス良く飾られていて、まるでモデルルームのようなお部屋になっています。
こちらは北欧ビンテージなリビング。少しアンティークな雰囲気の家具を取り入れて、落ち着いた雰囲気にまとめています。
全体にシンプルですが、エスニックなラグを入れて、BOHOスタイルのような居心地のいい雰囲気を作り出しています。
すっきりしたリビングダイニングですね。ナチュラルベージュのダイニングセットが、家の中を明るくしているようです。
キッチンに飾られた北欧雑貨のおさるさんが、お部屋のかわいいアクセントポイントに。
フレンチカントリー
フレンチカントリーな雰囲気のロマンチックなリビングです。レースやコットン生地などがふんだんに使われて、ガーリーな空間ですね。
男前と反対の方向のようですが、どちらも手作りやDIYという共通項があって、意外と似ているところもあります。
どうしても異質感のあるテレビですが、こんな風にレースの大きな目隠し布をかけることで、空間に上手く馴染ませていますね。
カフェ風インテリアとミックスした、キュートなナチュラル空間が魅力的です。
生成りとベージュをベースカラーとしたフレンチカントリーなテイストで、ガーリーでキュートなリビングです。
かごやスツールがナチュラルな雰囲気を醸し出していて、居心地がよさそうですね。
また違った個性的な白ベースのナチュラル空間。男前テイストを所々に取り入れながら、おしゃれなガーリーテイストを実現しています。
アジアン
アジアンリゾートな空間にするポイントは、ウォーターヒヤシンスや籐などを編んだ家具の存在でしょう。
夏のインテリアのイメージがありますが、濃いブラウンを選べば、冬にも違和感なく使えます。
こちらもヒヤシンスのソファです。グレーカラーなので、幅広いインテリアに合わせることができますよ。
水墨画などを飾ったり、オリエンタルな飾り彫りの付いたサイドテーブルなどを置くと、中国風な空間になりますよ。
商品はこちら
和風インテリア
古民家をリノベーションした、懐かしい風情の安らぎ感がある和風リビングです。広々とした掘りごたつは、たくさんお客様を呼ぶことができますね。
床の間風のニッチにテレビや収納棚を収めていて、すっきりしています。
ダイニングは椅子とテーブルですが、リビングは座卓とお座布団。
和雑貨が並んでいるアンティーク風の家具が、古民家カフェのような雰囲気を醸し出していますね。
懐かしい雑貨が並ぶ、居心地のよさそうなリビングです。
たくさんの物がありながらもきれいに整えらえていて、「丁寧な暮らし」の風情が感じられますね。
流木を壁に吊るして、ザルをかけて置くハンガーにしているところなど、素敵なアイディアが満載です。
リビングインテリアコーディネート《モダンで美しいコンテンポラリー系》
モノトーンインテリア
コンテンポラリーでシンプルな美しい空間です。壁一面の壁面収納が、物が散らかるのを防いでくれるでしょう。
壁がない構造ですが、奥の部屋とカラーリングでゾーンを分けています。
グレーも入ったモノトーンのお部屋は、白黒だけのモノトーンより少し柔らかな印象になります。
物を全く置いていないというわけではないのに、すっきりして見えますね。
ラグとカーテンをモノトーンインテリアで揃えていて、空間が引き締まって見えます。家具が無いと、お部屋が広々としていいですね。
正統派モノトーンのモデルリビングのようなお部屋。モノトーンインテリアでよく取り入れられる、「g」というアートパネルが印象的ですね。
黒地にシンプルなフォントの白文字のカレンダーもスタイリッシュです。
白黒で揃えている正統派モノトーンのリビング。レゴのストレージボックスが、シンプルな空間にユニークな味付けをしています。
同じくラグも、黒でありながらドット模様の凹凸になっていておしゃれです。
一つ一つ吟味した高級な家具で作られたモノトーン空間です。
生活感が感じられないスタイリッシュなリビングで、高級リゾートホテルのロビーのような雰囲気ですね。
白い面が大きいモノトーンリビング。小物を黒にして、大きな面積の物を白にすることで、明るいモノトーン空間になります。
画面右下にあるコンポニビリという円柱形のキャビネットは、モノトーンインテリアが好きな方に人気の高いアイテムですよ。
こちらのリビングも、モノトーンというよりミニマル派のお部屋のようですね。
9×9の正方形のチェストは、リビングの細かなものを片付けるのに活躍してくれそう。
機能性もありながらお部屋のテイストを邪魔しない家具は、ぜひ取り入れたいものです。
モノトーンインテリアの中に木製のテーブルやグリーンが置かれていて、ナチュラルでコージーな雰囲気がありますね。
ラグも白黒ではありながら、ラフな模様に温もりが感じられます。
建て付けの壁面収納が、リビングの色々な物をすっきり収めてくれそうです。大きな観葉植物が爽やかな印象で、リビングを居心地のいい空間にしていますね。
ホワイトインテリア
ホワイトインテリアのリビング実例です。
サイドテーブルに大きな本が積み上げてあったり、写真パネルが飾ってあったりするところに、海外のインテリアのような香りがしますね。
おしゃれポイントは、ホワイトカラーで揃えていても、素材は違うものを集めること。
空間が画一的にならず、温もりのある空間になりますよ。
大きな家具や壁は全て白黒ですが、床が薄いベージュなので、柔らかな印象になっています。白いテレビボードが空間を広く感じさせてくれますね。
こちらもホワイトベースのお部屋です。
他のモノトーンやホワイトインテリアのお部屋とテイストが違って、アンティークでシャビーシックテイストなリビングになっていますね。
たくさんの雑貨に囲まれながらも、テイストに統一感があるので、とても落ち着いた雰囲気になっています。
ミニマルでシンプルなホワイトインテリアですね。
ユニークな時計やコンポニビリ、楕円形のテーブルなど、個性的なフォルムのアイテムにより、とても豊かなイマジネーション溢れる空間になっています。
リビングインテリアコーディネート《キッズスペースのあるリビング》
リビングはキッチンやダイニングに近くて目が届きやすいスペースですよね。
そんなリビングに子どもが遊ぶことができるキッズスペースを作ってあげれば、一人でも安心して遊ばせることができますよ。
こちらではリビングダイニングの一面におもちゃ収納や絵本用の本箱などを置いて、子どもが遊びやすい空間を作り出しています。
壁一面を子供用のスペースにするのは難しいというときには、今お気に入りのおもちゃや絵本を置くことができる収納場所を作るのもおすすめ。
ここに入りきらない分は子供部屋に持っていくようにすれば、リビングが散らかる心配もありませんよ。
階段下のスペースを子供用の空間として利用しているアイディア。
だんだんと高さが低くなってくる階段下のスペースは大人にとっては使いづらい場所ですが、背の小さな子供になら使いやすいスペースです。
また秘密基地のような雰囲気もあるので、子供たちも気に入ってくれそう。
リビングの横に和室があるという場合には、床の上で遊ぶことができるキッズスペースとして使ってみましょう。
こちらでは通気性を保つためのすのこの上におもちゃ収納を置いて、子供が自分でおもちゃを出して遊べるスペースにしています。
おもちゃを置いてしまうと散らかってしまって困るという方には、絵本を置ける本棚だけを置くのがおすすめ。
そばにラグマットを敷いておけば、子供が寝転がって本を読むときにもいいですね。お昼寝用の寝具をおいて読み聞かせにも◎
家族みんなで過ごすことが多いリビングに、派手なおもちゃはなるべくそのまま置いておきたくはないもの。
それなら、こちらのように中が見えないアイテムを使ったおもちゃ収納を取り入れてみましょう。
カラーボックスなどに収納できるものを選べば、場所もとりませんね。
リビングで宿題などの勉強をするリビング学習が人気の今。
子供が小学校に通うようになったら、おもちゃ収納ではなくデスクを置いて、集中して学習できるスペースにしてあげるのもおすすめですよ。
デスクの下に文房具を収納するアイテムをプラスして、お絵かきや工作ができるようにしてもいいですね。
ロースタイルのリビングならこちらのように床に座って使うデスクもぴったり。ちょっとレトロな雰囲気のデスクは格好いいですね。
スツールをランドセル置き場にしているアイディアも真似したいものです。
リビングに学習スペースを作るのはいいけれど、文房具や教科書が散らかりそう…そこでおすすめなのが、ランドセルや教科書を置く専用スペースを作ること。
こちらでは小さめの棚を専用スペースとして使っています。
こちらはリビングの隅にランドセルと教科書を置く専用収納を配置しています。
棚の近くに帽子や小物を収納できるフックを付けておけば、学校に持っていくアイテムを一箇所にまとめることができるので、忘れ物も減りそうですね。
リビングインテリアコーディネート《風水で運気アップ》
リビングを清潔に保つ
リビングに限らず風水で一番大事なのが、家の中を清潔に保っておくことです。
掃除をすることはもちろん、必要のないものを出しておかないことで、すっきりとした空間を作ることが大切なんですよ。
いつでもきれいにしておくためには、床に置かれているアイテムを減らすという方法もおすすめ。
こうすることで床掃除が楽にできるので、掃除が楽しくなります。
ほかにも小物をきちんと収納しておくことで、掃除を簡単にできる環境を作っておくのもいいですね。
明るいリビングを作る
ほかにも窓などを使って空気を新鮮に保つことも大切。
寒い時期でも一日に一度は必ず換気を行って、リビング全体に新鮮な空気を入れるようにしましょう。
また、窓は換気だけでなく、リビングに光をもたらしてくれる大切な存在でもあります。
大きな窓がないリビングや日当たりが悪いリビングの場合には、照明を足して明るい環境を作るのもいいですよ。
備え付けの照明だけでなく、スタンドライトなども活用して明るい空間作りを心がけましょう。
ここまで、明るいリビングが風水に良いと説明してきました。
ですが、あまり明るすぎる場合には光と影のコントラストがつきすぎてしまい、運気アップにはあまり良い環境にならないという面もあります。
日当たりの良すぎる大きな窓がある家の場合には、レースのカーテンなどを使って光の量をコントロールすることも必要です。
方角別、相性のいいカラーとは?
南
火の特性を持つ方角・南には、ホワイトやベージュといったカラーがおすすめ。
この2色を基本のカラーとして、黄緑色のアイテムをアクセントにすることで、運気がアップするリビングを作ることができますよ。
明るめのカラーのグリーンを取り入れてもいいですね。
西
西側のリビングは金の木の特徴を持つ方角です。この方角には黄色やピンクといった明るめカラーを配置しましょう。
でもあまりカラフルなリビングにはしたくないという方には、クッションカバーのような小さなアイテムで取り入れるようにするといいですよ。
東
東のリビングは木の特性を持っている方角。女性の場合には、ライトブルーを使ったアイテムを取り入れるのがおすすめです。
男性の場合にもブルーかレッドがおすすめのカラーなので、ブルーの濃淡を使ったインテリアなら、どちらでも使えますね。
北
北のリビングは水の気の特性を持っているため、冷えやすいと言われています。
そのためふんわりとしたあたたかい雰囲気を作り出してくれる、ホワイトやアイボリーが適しているカラー。
ポイントとしてピンクを使うのもいいですよ。また鬼門にあたる北東のリビングの場合には、ホワイトでまとめるのも◎
リビングの家具の中で大きな面積を占めるソファは、風水の目線で考えても大切なアイテムです。
落ち着いた雰囲気が出ると人気のブラックやグレーは、行動力を削いでしまう気を持っているので、あまりおすすめはできません。
また赤いカラーは攻撃性を増してしまうので喧嘩が多くなると言われています。
反対にベージュはほとんどの方角との相性がいいので、新しく取り入れるならベージュカラーのソファを探してみてはいかがでしょうか。
リビングインテリアコーディネート実例まとめ
リビングインテリアのコーディネート実例をご紹介しましたが、いかがでしたか?
インテリアはこだわりだすと奥が深いのですが、まずは自分の好みで揃えていくという意識を持つことが第一でしょう。
間に合わせで使っている実用品や、好みではないけど飾っている頂きものなどを整理、処分、入れ替えすると、それだけで変化がありますよ。そこから、リビングのインテリアコーディネートが始まります。
まずは、お好みのインテリアに合うクッションなどから取り入れてみるのも◎。
ぜひ今回の記事を、お気に入りのリビング作りの参考にしてみてくださいね。
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物