フラワーベースを簡単DIY
うららかな春の陽気にぴったりな瑞々しい草花たち。お部屋にグリーンやフレッシュな草花があるだけで、気分も空間もいっそう春らしく華やかになります。
そんな、彩り豊かな草花たちの魅力を引き立ててくれるのが「フラワーベース」。茎や枝の長い植物をいけてもたわむことなく、花の頭もしっかりと受け止めてくれるワイングラスのようなフラワーベースですが、実はこれ、市販の商品ではありません。
その正体がこちら。
皆さんよくご存知の「ペットボトル」です。普段気にすることなく捨ててしまっている「ペットボトル」という廃材に、ちょっと一手間加えてあげればこの通り。
市販の花器とはまた違った味わいのある、ユニークな形が魅力のフラワーベースに大変身です!そこで今回は、こちらのペットボトルを使った「かんたんDIYで作るフラワーベース」の作り方をご紹介してみようと思います。
材料はこれ!「ペットボトル」と「空き瓶のフタ」
材料として使うのは、最初にご紹介した「ペットボトル」と「空き瓶のフタ」です。ペットボトルは、よくみると色々な形状のものがありますので、自分の好みや飾る草花の種類、サイズによってベースとなる形のものを選ぶといいでしょう。
もう1つ必要なのが「空き瓶のフタ」。ジャムなどの瓶容器に使われているごく一般的なフタですが、こちらも色々な形状のものがありますので好みによって選べばOK!この2つを材料として使います。どちらも本来捨ててしまう「廃材」ですので、材料費はもちろん0円!しかも難しい工程は一切不要で、誰でもカンタンに作ることができるんです。
では、早速作ってみましょう。
フラワーベースの作り方
1 : ペットボトルの不要な部分を取り除く
まず最初に、ペットボトルのキャップ部分に付いている「リング」をニッパーで切り落とします。リングはとても柔らかいプラスチックで成形されているので、ニッパーが手元にない場合はカッターでもカットすることができます。
次にペットボトル本体を、自分が作りたいフラワーベースの大きさにカットします。ペットボトルは、ハサミで簡単にカットすることができますが、まっすぐ正確にカットするのは意外と難しいんです。そこでワンポイントですが、予めカットしたいラインにマスキングテープを巻き、カット線の目印をつけておくと切りやすくなります。カットをうまくできるかどうかがフラワーベースのクオリティーを左右しますので、ゆっくりと丁寧にカットしましょう。
2 : フラワーベースの「台座」を作る
空き瓶のフタとペットボトルのキャップを接着剤で固定します。これがフラワーベースの「台座」部分になります。接着剤は「プラスチック・スチール用途」の、接着力が強力なものを使いましょう。瓶のフタとキャップを接着したら、好みの色で台座全体を塗装します。キャップの内側は、後々水に触れる部分になるので、色を塗らずにそのままおいておきます。今回は白色の水性塗料でペイントしてみましたが、塗る前に「マルチプライマー」という特殊な塗料で下塗りをしてあります。マルチプライマーの役割は「塗料の密着性を向上させる」こと。これをあらかじめ塗装面に下塗りすることで、塗料が乗りにくい素材(金属類やガラスなど)と塗料の密着性を高めることができます。空き瓶のフタのような、塗料の乗りにくい金属に色を塗るときは、予めマルチプライマーで下地剤塗りをしておくことをおすすめします。塗料が完全に乾いたら、台座のキャップにペットボトルを手で回し入れ、しっかりと固定すれば完成です!
エレガントなフォルムが女性らしい、ユニークなフラワーベースになりました!ペットボトルをカットし、キャップと空き瓶のフタを接着して色を塗るだけという、難しい作業は一切なし&わずか2~3工程で作ることがきますので、DIY初心者さんでも気負うことなくチャレンジすることができます。
フラワーベースを使って、実際にフラワーアレンジをしてみよう!
ちょっとおしゃれな水栽培ポットに!
下部がくびれているので水栽培に使うポットとして使うのもGOOD!容器が透明なので、球根から根が出てくる様子や根が伸びて成長していく姿も日々観察することができます。フラワーポットは作り方が簡単なので、子どもと一緒に作って、水栽培を観察するのもいいですね。
ドライフラワーを使ってフラワーカクテルに!
ドライフラワーやエアープランツなどをランダムに散りばめて、大人かわいいフラワーカクテルにアレンジ!ドライフラワーもエアープランツも、どちらも日々の水やりが不要なのでこのままインテリアのオブジェとしてディスプレイできます。ドライフラワーの可憐なイメージを引き立てるブラックの台座が「大人可愛さ」を演出します。
多肉植物やサボテンを「魅せる」ポットに!
ありそうでなかったクリアな多肉植物&サボテンのミニポット。ペットボトルで作った透明感のある容器と、フレッシュなグリーンは相性抜群です。こちらのフラワーベースはペットボトルを半分に切っただけ!ペットボトルのくびれや形状を活かせば、こんなに可愛いミニポットを作ることができます。
「切り子ガラス風」の一輪挿しポットに!
ひとことでペットボトルといっても、その形や柄にはいろんな種類があるんです。今回こちらで使ったペットボトルは、なんと「切り子ガラス風」!中に水を入れれば、まるで本物の切り子ガラスのように美しく透き通ったデザインポットになります。どことなくレトロな雰囲気の漂う独特な風合いは、シンプルな一輪挿しでもさまになりますね。
いかがでしたでしょうか?
普段気にすることなく捨ててしまっているペットボトルですが、ちょっと一手間加えてあげるだけで立派なインテリアアイテムとして生まれ変わることができるんです。「お金をかけずに自分好みのオリジナル雑貨をつくる」これがハンドメイドのおもしろいところ!これからも廃材や100円ショップのアイテムを使った、誰でもカンタンに作れる「リメイク雑貨」をたくさんご紹介していこうと思います。
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