ほとんどのご家庭のリビングに置かれているテレビは、リビングの中心的存在と言っても過言ではないほど大きな存在となっています。テレビの存在が大きいからこそ、部屋のどこに、どのように配置するかによって、部屋の印象が大きく変わってきます。今回は、部屋の印象を決めるテレビとテレビボードの配置について事例をご紹介いたします。
テレビボードとテレビを配置する
テレビはテレビボードに置くのが一般的ですよね。こちらは、テレビの大きさに合ったテレビボードです。テレビとテレビボードが三角になるバランスが、部屋の安定感を生み出すので、おすすめとされているサイズです。また、テレビ側にアクセントとなる壁紙を用いているので、テレビに重点を置いているレイアウトと言えます。
テレビボードが見せる収納となっています。籠のデザインと植物の相性が良いですね。天井が高く、照明もおしゃれなので、テレビとテレビボードを下の方で小ぢんまりと可愛らしく収めることで、上の印象が強まっています。
テレビボード以外に配置する
サイドボード
一般的なテレビボードの高さが50㎝なのですが、この高さはソファに座って見ることを想定しています。テレビボードではなく、それよりも高いサイドボードにテレビを設置することで、キッチンで作業をしながら、また、ダイニングに座りながらテレビが見やすくなります。
直置き
床に座ってテレビを見る場合、テレビボードの上にテレビを置いて高くしてしまうと、目線が上を向いてしまいます。その姿勢により首に負担がかからないように、あえてテレビを床に直置きにすると良いでしょう。ただし、掃除は多少しにくくなりますね。
ほぼ床にテレビを置いていますが、テレビ用のスペースがあるだけで、雑然と置かれている印象がなくなります。こちらの画像では、低いニッチとなっていますが、例えば布を一枚敷くだけでも、テレビ用のスペースを作ることができるでしょう。
ビルトインでおしゃれに配置する
板一枚のみ!シンプルテレビボード
壁掛けのテレビに造り付けのテレビボードです。テレビを壁掛けにすると、スッキリとした印象になります。テレビボードも板一枚のみとなっており、シンプルさが追求されています。余白のあるインテリアなので、無駄のない生活が想像されます。
こちらも壁掛けテレビに、造り付けのシンプルテレビボードです。テレビとAV機器の間が離れているため、スッキリとした印象になりますね。テレビを壁に掛けているからこそ出せる余白です。
ニッチ内に配置する
壁掛けのテレビをニッチの内部に収めています。壁掛けのテレビはすっきりとした印象ですが、本体分の厚みがどうしても出てしまいます。壁を凹ませることで、厚みが感じられなくなり、より一層スッキリとした印象になります。テレビの下に絵を飾っているのがまたオシャレですね。
こちらもニッチの内部にテレビを置いています。壁掛けにはしていませんが、厚みが出ないのでスッキリとした印象にすることができます。
こちらはニッチを数カ所に分けています。テレビの厚み、AV機器の厚みなど、それぞれの厚みに対応したニッチの奥行きとなっているので、テレビの奥に空間ができることもなくなります。
壁面収納内にテレビの場所を
壁面の収納の内部にテレビを置くスペースを設けています。収納部分は扉を付けて隠すことで、テレビを集中して見ることができます。限られた部屋の中で、収納という機能性に重点を置く方におすすめです。
パーティションのように、テレビ収納によって部屋を区切っています。空間は繋がっているので、部屋が広く感じられます。気が散るのでは?と思いますよね。でも実は、人の動線とテレビの視線が交差していないので大丈夫なんです。
こちらの画像のように、テレビを階段下に配置する例は結構多いです。階段下というデッドスペースを有効的に利用することができるので、無駄のない配置になりますね。
こちらも壁面の収納内にテレビを配置してます。壁面収納が、見せる収納となっているので、それぞれのブロックごとにテーマを決めて配置すると楽しいですね。
テレビボードを造り付ける
造り付けのテレビボードにテレビを置いています。左側からキッチン、ダイニング、リビングと繋がっており、キッチンの背面からテレビボードまで、収納する面として考えられています。LDKの長手方向なので、壁面収納としないで、高さを低くすることで、空間を広く感じられます。
こちらは窓枠の上にテレビを置くような形になっています。キッチンから続く窓枠を、テレビの部分だけ少し奥行きを持たせています。LDKの部屋の繋がりを感じられるため、空間が広がります。
ダイニングの収納と、デスクと、テレビボードの高さを統一したデザインになります。通常よりもテレビは高い位置になりますが、部屋のデザインを重視したレイアウトですね。
おしゃれなテレビの配置の例
窓のない壁面にテレビを配置するのが一般的ですが、窓の間にテレビを配置しています。デザインとしてとてもおしゃれです。テレビを見続けていると、焦点を変えないので目が悪くなりますが、窓に焦点をずらせば遠くの景色が見え、目のリフレッシュになるという利点もあります。
こちらも窓側にテレビを置いています。窓の外には、広大な景色が広がっています。ソファに座って見たいものは、テレビというよりも景色に重点を置いているということが分かります。
デザイン性を追求した壁掛けテレビです。テレビなどの家電は日常感が出やすいのですが、こちらではアートの一部のようになっています。この画像が美しいのは、テレビの黒色と、コンクリートと、窓の比率が絶妙に整っているからでしょう。テレビをアートに昇華させている例です。
最後に、テレビを置かないという選択肢です。プロジェクタで映画を見るのは、おしゃれで、迫力も出て、一度は試してみたいと思いますよね。
まとめ
テレビの配置について様々な例を見ていただきましたが、参考になるものはありましたか?まずは、どのような部屋にしたいのかをイメージして、テレビに重点を置くのか、はたまた別のものに置くのかで、テレビの配置は変わってきます。一般的なテレビボードにこだわらず、自分らしい置き場を考えてみて下さい。ちなみに私は大学生で一人暮らしをしているとき、テレビのない生活をしていました。テレビがないと、本を読んだり、自然を見に出掛けたり、ゆったりとした生活をひしひしと感じることができます。テレビがあってもできると思うかもしれませんが、テレビはただそこにあるだけでも騒がしい雰囲気を持っているんですよ。学生だったからできた生活だったと思いますが、情報で溢れている現代においてテレビは欠かせないものとなっていますね。
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