建築家やデザイナーと呼ばれる人たちが機能性とデザインを進化させ、名作と呼ばれる椅子が生まれてきました。斬新なデザインや、シンプルなのに美しいデザインの椅子は、お家に一脚有るだけでインテリアがランクアップしてみえるような気持ちになりませんか?そんな名作椅子を紹介します!
「名作椅子」が迫力をプラス!インテリアをもっとお洒落に引き立てる!
何処かで見たことがある!絵になる一脚
バタフライチェアの愛称でも知られる「BKFチェア」はシンプルなデザインながら、良質な革に包まれてロッキングチェアのような座り心地が楽しめると言われていますね。天然の革の風合いがグリーンや木製の家具と馴染みます。ナチュラルにもカッコイイ系インテリアにもぴったりです。
手前に2脚見えるのはスチールのフレームに、PVCコードを巻きつけただけというシンプルな構造をもつ「アカプルコチェア」ですね。屋外でも屋内でも活躍してくれる用途の広さが嬉しい。カラーバリエーションも豊富なので色々なインテリアに寄り添ってくれそうですよね!
アルネ・ヤコブセンの「エッグチェア」はコペンハーゲンのラディソンホテルのためにデザインされました。硬質発砲ポリウレタンを布や革で覆うという手法で、その独特なフォルムを作り上げました。エッグの隣に大きな羽のオブジェ、何ともストーリーのあるインテリアですね。
木製フレームの曲線が美しいフィン・ユールの「No.45」は、シートがふわりと浮かび上がったような不思議なデザインです。革張りのソファやガラスのテーブルと言ったモダンな家具と合わせてもしっくり馴染んでいます。
アルヴァ・アアルトがデザインした「アームチェア402」。その独特なフォルムはまさに芸術作品のようではないですか。ゼブラ柄と艶のある木製フレームの組合せはモダンでありながら味わいある雰囲気を持っていますね。
こちらはアルヴァ・アアルトがパイミオのサナトリウムの為にデザインした「パイミオチェア」です。木製のアームに、アールの美しい座面のフォルム、1931年にデザインされたとは思えない斬新さです。奥に見えるのはこちらも名作の「アームチェア42」ですね。
スタイリッシュな暖炉前におかれた、ル・コルビュジエの「LC4」シェーズロングです。「休養の為の機械」と呼ばれ、体にフィットするようにデザインされた優美なフォルム、絵になる一脚です。シート部分の毛皮模様の出方で印象がかなり変わってみえます。
静謐な空気感のあるベッドルームに置かれたのはトーネットの「209アームチェア」ですね。トーネットは曲げ木技術を開発したと言われています。優雅に大きく曲げられたアームにすらりと伸びた脚のデザインが美しい。
イームズがデザインした「プライウッドダイニングチェア」は今にも動き出しそうなリズミカルなフォルムだと思いませんか?ラグやテーブルの直線的なラインと葉っぱの形がユニークなグリーンの中間でリズムを作ってくれています。
ハリー・ベルトイアがデザインした「ベルトイアサイドチェア」はスタイリッシュな雰囲気ですね。Macのスリムで洗練されたデザインにもぴったり!窓の外に生い茂るグリーンとシートのグリーンのコーディネートがさりげなくお洒落ですね。
絵になる椅子でインテリアの雰囲気を一変しませんか?
ウィリアム・モリスの美しい壁紙の前に置かれたのは、ボーエ・モーエンセンの「デイベッド」です。シンプルなデザインは壁紙やファブリック等どんなデザインとも相性が良いですね!
ウェグナーの「GE258」をミナペルホネンのファブリックでリメイクされたとのこと。美しいカラーリングですよね!フレームデザインがシンプルなので、張地によって印象が七変化するのです。
張地によってイメージが変わる、という実例がこちらです。同じくウェグナーの「GE258」ですが、張地やフレームのカラーによって全く違うものに見えませんか?名作と言われるものは決して安い買い物ではありませんが、メンテナンスをしながら表情の変化を楽しむ事が出来るのです。
リーン・ロゼの「TOGO」はシートカバーのカラーリングでイメージが大きく変わりますね!ベージュはしっくりとインテリアに馴染む感じがします。カバーのバリエーションは多岐に渡っているので、インテリアに合わせてチェンジするのも楽しいですね。
印象的なダイニングルームに名作椅子あり
イームズの「シェルチェア」の特徴あるフォルムでダイニングが楽しい雰囲気に!秀逸なデザインはヴィンテージにもモダンにも寄り添ってくれます。
アルネ・ヤコブセンの「グランプリチェア」は背もたれのデザインが印象的ですね。ドライフラワーや籠、華やかに飾られたダイニングでも存在感を放っています。
ウェグナーの「Yチェア」は後ろから見てもフォルムが美しいですね。ダイニングに優しい光を届ける、ヤコブソンランプ「F-112」といい、北欧デザインは木の持つ魅力を存分に表現してくれます。
ユニークなシャンデリアのデザインに負けない存在感は、ヴェルナー・パントンの「パントンチェア」!アーティスティックなフォルムが軽やかな雰囲気をプラスしてくれます。
エーロ・サーリネンの「チューリップチェア」もフォルムの美しさが光ります。真っ白なダイニングテーブルとのすっきりしたコーディネートに、背面に飾られた華やかなアートが映えますね。
クリアな素材で作り上げられたのは、カルテルの「ビクトリア・ゴースト」でしょうか。透明な椅子という発想が斬新!色が無いのに存在感を感じますよね。ブラックのパントンチェアや、ストッケの「ブルートリップトラップ」など、個性的なデザインチェアの共演です。
まとめ
「名作」と言われている椅子を特集してみました。デザインが秀逸なだけではなく、当時椅子作りには使われていなかった素材を新たに使うなど「家具」に新風を巻き起こし、まさに歴史を作り出した「名作椅子」。そんな逸話を知りつつ、インテリアに取り入れてみると愛着もより一層沸いてくるのではないでしょうか。
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