2年前に流行し、すっかりおなじみになった西海岸スタイルのインテリア。あちこちで見かける、デニムソファーやサーフボード、星モチーフ。そろそろ「飽きてきた」「人とは違うマリンスタイルにしたい」と思いませんか?2018年は、「脱・西海岸風邪のマリンスタイル」がトレンドです。シャビーを加えた、「ミルキー・マリン」というスタイルが出ていますが、これだと甘過ぎるという人もいるかもしれません。そんな方には、「大人の西海岸スタイル」はいかがですか?今までの、カジュアル色を抑え、もっとシンプルに落ち着いた雰囲気にしてみましょう。
大人の西海岸スタイルにするには
①小さなものをたくさん飾り過ぎない
小さい星モチーフや貝殻などを、びっしりたくさん棚に並べて飾っている例。どうしても、子供っぽく、チープな雰囲気になりがちなので、ある程度大きいものを厳選して飾り、大人っぽさを目指しましょう。
②アメリカンな星条旗など、カジュアルやにぎやか過ぎるモチーフは避ける
アメリカの国旗、星条旗も西海岸風の定番ですが、どうしてもカジュアル寄りに。デニムソファーに、星条旗のアイテムを合わせると、ブルーと赤で反対色の配色でにぎやかになり、今までの流行と同じような西海岸スタイルになってしまいます。
③落ち着いた配色を目指す
青・白・黒・茶系を中心に、カラーコーディネートをすると、海や自然の雰囲気を活かしながら、シンプルに落ち着いた雰囲気にすることができます。
サーフスタイル
西海岸スタイルの中でも、ラフでナチュラルな雰囲気のインテリアがサーフスタイルです。白・ブルーが基調で、家具はナチュラル色やホワイト系が明るい空間に合います。
板壁と海を思わせるブルー系のもの
海を思わせるブルー系や、自然を感じさせるラフな板壁は、西海岸スタイルには欠かせません。
白とナチュラル色を活かしたシンプルスタイル
一見、普通のナチュラルインテリアに見えますが、流木を使ったり、季節のグリーンをたくさん飾っています。「いかにも!」な西海岸風が苦手な方は、白・ナチュラル色などのベーシックカラーで、海モチーフの雑貨を取り入れるのもありです。
白が基調の空間にブルーを効かせた配色
大胆に鮮やかなブルーを、大きい面積で取り入れていますが、にぎやかになり過ぎないのは、白が基調な空間の中で、他をベーシックカラーで抑えているから。ブルー系で海を感じながらも、これなら大人っぽくまとまります。
小さいものをたくさん飾っても、色数を抑える
TV横のオープンシェルフには、小さいものをたくさん飾っていますが、子供っぽくなり過ぎないのは色数を抑えているから。星モチーフやフォトフレーム、アルファベットのモチーフはベースの白やベージュ系で統一。飾っている海や風景の写真も、ブルーのトーンを揃えています。雑貨は目立たせず、インテリアになじませ、観葉植物のグリーンがお部屋のアクセントに。
ヴィンテージスタイル
西海岸スタイルの中でも、ハードで渋い雰囲気なのがヴィンテージスタイルです。古材や革・黒がベースになります。
+アメリカンヴィンテージ
同じアメリカンインテリアのカテゴリーに属する、「西海岸スタイル」と「アメリカンヴィンテージ」は相性抜群です。それぞれのアイテムをミックスさせても、インテリアになじみます。濃いブラウンの古材のコーヒーテーブルとTVボードに、観葉植物で自然の雰囲気を添えて。
+インダストリアル
ヴィンテージと相性が良い「インダストリアル」は、「西海岸スタイル」ともなじみます。インダストリアルな雰囲気の、裸電球や、倉庫で使っていそうな黒のインダストリアルペンダント、錆びたような味わいの照明が大人の渋さを演出してくれます。
西海岸インテリアをつくる共通アイテム
家具
西海岸スタイル・サーフスタイルのショップとして定番なのは、「ロンハーマン」や「WTW」。でもカジュアル色が強いため、人と違う大人っぽさを目指すなら、こちらがおすすめです。
デニムソファー
こちらは、ジャーナルスタンダードのデニムソファーです。デニムのアイテムは、ラフな西海岸スタイルと相性抜群。ゆったりした座面と背もたれで、リラックス感を出して。一緒に敷いている、ネイティブ柄のラグも西海岸に合います。子供っぽくなったり、カジュアルになり過ぎないよう、デニムソファー以外のインテリアは、ベーシックカラーでシンプルにすると良いでしょう。
パレットテーブル
大人っぽい雰囲気にするからといって、全部ベーシックなアイテムを選ぶと、つまらなくなってしまいます。ソファーにパレットテーブルを合わせることで、ラフな抜け感を演出。
株式会社関家具の「CRUSH CRUSH PROJECT(クラッシュクラッシュプロジェクト)」
木材、古材、鉄、真鍮、革などが使われたコレクション。マストなアイテムの、ゆったりした茶色のレザーソファもあります。この中の「knot antiques(ノットアンティークス)」というブランドが、西海岸スタイルのインテリアにぴったり。建築廃材や工業用パーツなどを組み合わせて、鉄や木の素材感を無骨に表現したオリジナル製品と、ヴィンテージ家具やミッドセンチュリーデザインの先駆けとなった製品のリプロダクションが中心のラインナップです。
TRUCK FURNITURE
ちょっと金額は上がりますが、大人の西海岸スタイルにおすすめな家具は、TRUK FURNITUREです。木・革・鉄を使ったラフな雰囲気なのに、クオリティ感があります。写真のような、古材のフローリングも素敵です。
照明器具
マリンランプ(ブラケットライト)
海を感じさせるアイテムが合うので、マリンランプ(船舶用照明)がよく合います。壁付けなら、マリンランプのブラケットライトですっきりかっこよく。
マリンランプのブラケットライトを、室内で使うとこんな雰囲気です。縦付けも横付けもできるので、トイレや洗面所の照明にもおすすめ。こちらの例では、アートに合わせてピクチャーライト代わりに。
マリンランプ(ペンダントライト)
マリンランプにも、色々なデザインがあります。こちらは、ちょっとぽってりボリュームのあるペンダントライト。ガラスを覆う、繊細なメタルフレームがおしゃれ。
ペンダントライトは、2個や3個並べて、ダイニングテーブルに合わせると素敵です。
ランタン
キャンプで活躍するランタン。サーフィンも、同じアウトドアスポーツなので、西海岸スタイルのインテリアとランタンは相性抜群です。実際にランプをつけなくても、ディスプレイとして1つ飾るだけで絵になります。
グリーン
モンステラ
モンステラは、エキゾチックな葉が特徴で、南国風の雰囲気を味わえる観葉植物です。ハワイアンキルトの柄にも、よくモンステラが使われるため、西海岸スタイルを演出するのにぴったりなグリーンです。
ヤシの木
ハワイと言えば「ヤシの木」という位、定番なので、これを1つ置くだけで海やビーチのイメージになります。夏に、ニトリでもフェイクグリーンで出ていました。本物のグリーンのお手入れが負担な方は、フェイクでも雰囲気を味わうことができます。
パキラ
パキラも、リゾートに似合う観葉植物。手を広げたような葉っぱと、木の幹の形が観葉植物の中でも人気です。幸運をもたらす風水効果と、日本の気候に合う育てやすさが魅力。
ウンベラータ
こちらも、リゾートに合う観葉植物です。かわいいハート形の葉っぱが、定番で人気を誇るグリーン。リビングのアクセントとして、背の高いものを取り入れるとアクセントになります。初心者にも育てやすいのでおすすめです。
サボテン
西海岸の乾燥した地域には、サボテンがよく合います。形も大きさも色々あるので、背の高いものを1つアクセントにしても良いし、サイズ違いでいくつか並べてもいいですね。
エアプランツ
エアプランツも、西海岸の乾いた地域に合うグリーンです。エアプランツは、水やりも霧ふきなど簡単です。土を必要としないため、吊るす・壁に飾るなど、置くスペースがなくても空間を活用して立体的に飾ることができます。
コウモリラン
カフェなどで人気の観葉植物です。吊るす・壁にかける飾り方ができ、おしゃれで男っぽい雰囲気になります。
アート
海の写真
大人っぽく壁を飾るのにおすすめなのは、海の写真です。こちらの例は小さい写真をいくつか並べていますが、大きい海のフォトフレームを取り入れると、1つでもインパクトが出ます。
海やハワイモチーフのアート
少しカジュアルな雰囲気にするなら、海やヤシの木などのイラストアートです。シックな色からカラフルなものまで、色々な種類があります。
モンステラとヤシの木のアート
シンプルにしたい場合は、ビーチリゾートに合う観葉植物「モンステラ」と「ヤシの木」をモチーフにしたイラストアートです。色味をおさえているので、大人っぽい雰囲気になります。
雑貨
サーフボード
実際にサーフィンが趣味で、サーフボードを持っている方は、壁にかけてそのまま飾るだけで西海岸スタイルが演出できます。あまりポップな色や柄ではなく、ブルー系や白・黒・茶系でまとめると大人っぽくなります。サーフィンが趣味ではない方は、DIYで木や発砲スチロールなどで作って、雰囲気を出しても良いですね。
古材・廃材の雑貨
古材のフォトフレームを壁に飾った例です。アートフレームやフォトフレームなどで、古材のフレームを選ぶだけでラフな自然の雰囲気が出ます。100均リメイクでも作れそうですね。
古材のウッドボックス
収納も、カッチリ整然とするのではなく、古材のウッドボックスにざっくり入れる位がイメージに合います。ただ古材のウッドボックスは、意外と高いもの。普通のウッドボックスにヤスリや汚しをかけて、ステンシルを施したり、リメイクで作るのもありです。
ロープ
海には、ロープと流木が合いますが、両方兼ね備えているのが、マクラメタペストリー。流木の自然素材と、ロープのざっくり感がリラックス感を演出してくれます。
ドリームキャッチャー
ビーチ系の雑貨とも相性が良く、お守りになるドリームキャッチャー。多色使いのカラフルなデザインが多いですが、大人っぽくするなら、白やベージュ・ブラウン系のものを選んで。
まとめ
組み合わせるアイテムの、色やデザインをシンプルにして、グリーンや木などの自然素材をアクセントにすることで、落ち着いた西海岸スタイルになります。一時的な流行ではなく、海が好きな方は、いつの時代でもたくさんいらっしゃいます。若い方だけでなく、子供から50代・60代の大人世代まで。男女年齢層関係なく、おうちの中で海や自然を楽しむのが、西海岸スタイルの本来のかたちなんだと思います。
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