お付き合いをしている恋人同士が、お互いの気持ちを確認して結婚というステップに踏み出そうとしたとき、頭をかすめるのがお互いの両親への挨拶ではないでしょうか。
出来ればお互いの両親や親族から祝福されて結婚をしたいですよね。まずお互いの両親へ結婚の挨拶をするとき、これから先も気持ちよくお付き合いできるために好印象を与えるポイントなどご紹介したいと思います。
挨拶に欠かせない手土産、予算の目安はどのくらい?
挨拶に伺う時に欠かせないのが手土産ですよね。常識的な大人が手ぶらで結婚の挨拶に行くということはまず考えられません。
そこで気になるのが結婚の挨拶に伺う場合、手土産の予算の目安です。一生に何度もない大きな人生の節目の挨拶ですから、予算も大きく取っておくべきか悩むかもしれません。
でも、結婚の挨拶での手土産の相場は3000円から5000円ほどが多いようです。お菓子や食べ物などいわゆる形に残らない消えモノを選ぶのがおススメです。できればお付き合いしている方からご両親の好みなど事前のリサーチができると心強いですよ。
手土産の内容、手渡すときの言葉は?
まずは結婚の挨拶の手土産のパターンとして4つ挙げられると思います。4つのパターンと合わせて手土産を渡すときの一言もご紹介しますね。
お相手のお母さまがお好きなもの
「〇〇さんからお好きだと伺ったもので」このように切り出しながらお相手のお母さまお気に入りのスイーツが出てきたら、結婚の挨拶に出迎えた側の緊張もほぐしてくれそうです。
もちろん、相手の喜ぶ顔が見れたらこちらも嬉しいですよね。同じくスイーツがお好きな方なら、こういうスイーツが好みならこんなスイーツも好きかもしれない、と想像が膨らむかもしれませんね。話のタネが増えそうです。
お相手のお父さまがお好きなもの
「お気に召すと嬉しいのですが」謙虚な言い回しの中から、お相手のお父さまがお気に入りのお酒など出てきたらより喜ばれるのではないでしょうか。
お酒は値の張るものが多いですから、「この銘柄でなくては」ということにはこだわらなくとも、お酒というカテゴリーの中で、下記にも綴りますが自分の出身地などと関係のあるものにするとより話が膨らみそうですね。
自分自身の好きなもの
結婚の挨拶の中では自分自身の自己紹介をするということも、重要なポイントの一つですよね。
しかし、滅多にない機会の中では緊張もします。緊張の中、自分自身をアピールしたり伝えたりすることは中々難しいもの。
そこでお土産を自分自身が好きなものを選んで自分を伝えるのはいかがでしょうか。
「こちらはこういうような味わいがあるもので私も大好きなんです。」一言添えて渡すだけでお土産から人となりが伝わりそうですね。
自分の出身地のもの
お互いの出身地が違う場合は特に、挨拶に出迎えた側は出身地について知りたいもの。
結婚式や家庭での習慣も地方によって随分違いますから、どういった価値観があるのか紹介すると今後の付き合いも上手くいきやすいかと思います。
まずは、お土産に出身地のものを選び「地元で評判のものです。」とお土産から地元の風習などを紹介すると、受け取ったほうも出身地についての質問をしやすいと思いますよ。
お付き合いしている方からご両親の好みを事前にリサーチして、お母さまがお好きなスイーツや、お父さまがお好きなお酒などを手土産に選ぶと相手の気持ちを掴みやすそうですよね。自分たちのことを気にかけてくれて来てくれたんだな、と感じてくれます。
また、ご両親も結婚の挨拶に時間を作ってくれる以上は、あなたのことをよく知りたいと思っています。あなたの好きなものを自己紹介も含めて選ぶと相手の興味を引くことになると思います。
お付き合いしている方と出身地が違う場合は特に、自分の地元の名産や銘菓を選ぶとご両親の関心を集め、話に花が咲きそうですね。
挨拶に行くときの服装は?
結婚という大きな出来事を迎えるために、ご両親への挨拶で好印象与える服装といえば清潔感のあるものを選ぶことが大事です。
せっかくの機会だから新調しても良いですが、手持ちのものから選ぶときは汚れや毛玉がついていないもの、ダメージ・シワ加工でないデザインの服を選んでください。
靴下に穴が開いてないか、擦り切れていないか、ハンカチにもアイロンをかけるなど小物に気を配ることを忘れずに。
女性の服装はワンピースが人気♪
結婚の挨拶で女性が行く場合に、人気のある服装といえばスーツやワンピースです。その場合、胸元や足を出しすぎない露出を抑えた服装が好ましいでしょう。
色合いはネイビー、グレーなどの落ち着いて見える色か、ベージュやピンクベージュなど柔らかく見える色をメインにして、ホワイトやライトブルー、ライトイエローのシャツなどと組み合わせたコーディネートがおススメです。
アクセサリーを付けていくときも、重ね付けなどは控えてシンプルなデザインのものをワンポイントとして使うと良いでしょう。足元はサンダルやブーツを避けて、パンプスや革靴などを選ぶと良いでしょう。
男性の服装の人気はスーツ!
男性の服装で人気があるコーディネートはやはりスーツスタイルです。
仕事でスーツを着慣れている方だったら得意のコーディネートかもしれませんね。でも、カジュアルな場所での結婚の挨拶や、ご両親があまりかしこまった挨拶を望んでいない場合はラフな服装でもOKです。
但しTシャツにデニムパンツやスニーカーなどあまりに砕けた服装は控えてください。Tシャツよりはポロシャツ、デニムパンツよりはチノパンを選ぶと良いでしょう。髭や髪型も剃ったり整えたりトータルでの身だしなみに気を付けてくださいね。
結婚の挨拶をする場所は?気を付けるポイントは?
挨拶の準備が整ったら次は挨拶をする場所を決めることが大事ですよね。まずは挨拶に行くご両親の予定、希望をよく聞いて優先することが大切です。
結婚の挨拶ではこちらも相手も緊張するもの。長居をしすぎて食事の時間になり突然みんなで食事をとることになったら、相手のご両親も気疲れします。みんなで食事を一緒にとる・とらない、をお付き合いしている方と一緒に事前にはっきりと決めておくと良いでしょう。
こうした取り決めを事前に相手からご両親へ伝えてもらえると、相手も家に招くのか、飲食店などで待ち合わせるのか、家に来てもらってから飲食店などに行くのかなど、場所の希望を決めやすいと思いますよ。
実家の場合
相手の実家で結婚の挨拶をする場合、こちらは招かれて伺うことになります。その際に気を付けるポイントをご紹介します。
時間厳守
もちろん遅刻は厳禁なのですが、但し相手も準備に忙しいので早すぎるのも禁物です。約束の時間から5分前程度からジャストタイムが理想的。
玄関で慌ただしくならないように
コートなどアウターを着ている場合は玄関に入る前に脱ぎ、手にかけて手土産を渡しやすいよう準備してから入るとスマートな印象を与えられます。玄関先では招いて頂いたお礼の挨拶を。初対面の方は自己紹介もしてくださいね。
手土産を渡すときは
事前に選んでおいた手土産を紙袋から出して、手渡してください。手土産を選んだ理由、「お母さんが好きだと〇〇さんから聞いて」「地元で評判の良いもので」など一言添えるとこちらの誠意も伝わりやすく、この後の雑談にもつながりやすいですよ。
玄関で渡すのではなく、お部屋に通されたから渡すのが一般的です。
歓談をしてから、結婚の挨拶を
いきなり結婚の挨拶を切り出すよりも、軽く雑談をしてから話すほうがベターです
。大事な話ですから、来てすぐに本題にはいらず天気の話や、来るまでの交通の話などの雑談から話し、お互いに落ち着いてから結婚の挨拶に入ると相手も心の準備が整うと思います。
飲食店の場合
飲食店を選んだとき実家と違いお店のスタッフの方がいることで、女性の場合は特に家事に関連する雑念から解放されます。
片付けはどこまでしたら良いだろうか。しなければ気が利かないと思われそう、しすぎれば出しゃばりと思われないだろうかと、そういった悩みが少ないのが飲食店の良いところだと思いますが、気を付けるポイントももちろんあるんです。
相手の希望に沿ったお店を選ぶ
お店を決める場合相手の希望を聞いた上で、出来れば個室があって落ち着いて結婚の挨拶を切り出せる環境がある場所だと良いでしょう。
早めの到着を
お店で待ち合わせる時は、ご両親をお待たせすることのないよう待ち合わせよりも早めに行くことが大事です。もしも、ご両親が時間よりも早く行動される方だったらそれよりも前に到着できるようにしましょう。
手土産を渡すタイミングは食事の前がおススメ
初対面の場合、手土産を渡すのは自己紹介を終えてから。手土産の紹介とともに渡しましょう。
手土産を渡すタイミングについては食事前が良いという意見の他、荷物としてかさばらないよう、帰るときにお礼を言いながら渡したほうが良いという意見もあります。しかし、お土産を食事前に渡すことで、食事中の話題の一つにしやすいので食事の前に渡すことをおススメします。
結婚の挨拶のタイミングは?
お料理が運ばれてくる中、結婚の挨拶をしている途中だと挨拶をしているほうも、されているほうも気が散りますよね。
お料理が運ばれてくる前に挨拶をして、それから食事をとるとゆっくりと歓談できそうですね。
座る場所・支払いは?
座る場所が上座か下座か、支払いはどちらがするかということについては両論あり、ケースバイケースなのでまずは下座を選ぶ、支払いもする心づもりでいて、ご両親から提案があれば快く承諾し丁寧にお礼を述べると良いでしょう。
職場・友人への結婚の報告の時期はいつ?
良いお知らせはすぐにでも周りの人達に伝えたいもの。でも、ちょっと落ち着いて待ってください。大きな出来事だけに、伝える順番や方法をおろそかにすると蔑ろにされたと感じる方もいます。慎重に順番や方法を検討する必要があるんです。
職場では、上司・先輩・同僚の順に。顔を立てながら報告を
ご両親への結婚の挨拶も一段落し、いよいよ結婚へ具体的なプランの形が整う頃、結婚式を挙げる場合は3~4カ月前には職場への結婚の報告を済ませましょう。
結婚をすることによってライフスタイルが変わるかもしれません。新婚旅行へ行くことで休暇を申請することもあるでしょう。まず先に職場の上司に報告をして今後のことについて相談し、その後職場の先輩、同僚と順に報告をしていきましょう。
もちろん、親しい同僚やよくお世話になっている先輩に結婚の挨拶を済ませた話などを先にしても良いのですが、公にするまではあくまでも内密であることを伝えてください。
自分が報告する前に他人から結婚の話を聞いて曲解されたり、そんなこと知らなかったとムッとされたりなど人間関係を拗らせるのは避けたいですよね。仕事の人間関係を潤滑にさせるために、上司や先輩の顔を立てて結婚の報告をできると良いですね。
結婚式に友人を呼ぶつもりなら、まずは電話での報告も
親しい間柄の友人ならお付き合いしている方のご両親への挨拶の相談をしていることもあるでしょう。
結婚の挨拶がどのようになったか報告がてら話すことになると思いますが、挨拶の相談はしていないけど親しい友人たち、特に結婚式に招待するつもりがある友人たちには遅くとも結婚式の3~4カ月前には伝えておくと良いでしょう。
また結婚式の招待状を出す前に一度電話で報告をしておくとお互いの状況もわかり、結婚後の友人関係もスムーズに行きそうですよね。
まとめ
結婚の挨拶に関して、お付き合いしている方のご両親にお会いするときに気をつけると良いポイント、職場や友人関係での結婚の挨拶を済ませた後の報告のポイントについてご紹介させて頂きました。
結婚という人生の大きな節目を迎えると思うと、自分自身も周りも気が昂るものです。つい過剰に気にしすぎてしまったり、もしくは余りに素っ気なく扱ってしまったりと、意外にもトラブルが起きやすいことも。
これからご結婚を考えている方はこちらで紹介したところを参考にして頂ければ幸いに思います。
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