どんなに仲の良い彼氏であっても何かの折に意見が衝突してしまうことは絶対にありますよね。
そんなときに感情的になって「そういえばあの時はこうだった!あのときもこうだった!」と言いたくなってしまう時もあります。
ですが、過去のことをほじくり返したり、意地をはっても仲直りは出来ません。円満に解決したいけれど、自分が間違ってるとは思えない!と自分の感情に板挟みになる前に、仲直りと問題の解決方法を別々に見ていきましょう。
仲直りするならやってはいけないNG行動5選
喧嘩をして気まずい空気になったときにまずするべきことは仲直りですよね。それはわかっているんだけど、ついついやってしまいがちなNG行動を5つ紹介します。
1.過去の事までほじくり返してネチネチ
喧嘩は今起こったことですよね。過去は関係ありません。怒っている内に過去にされた嫌なこと、悲しかったことまで思い出してしまって、余計に怒ってしまうというループにはまってしまう人も多いかもしれません。でも、そこはぐっとこらえないと論点がどんどんずれていってしまいます。
しかも、もしかしたら相手は謝ろうとしてくれていたかもしれないのに、現在と関係ないことまで持ち出されては謝るタイミングすら逃してしまいますよね。
まずは現在起きたことの原因と対処法に目を向けることが大事です。過去は過去、現在は現在ときちんと割り切りましょう。
万が一、怒りが割り切れなかった場合は仲直りしたあとに「実はあの時のこれも悲しかったんだよ」と伝えてみるといいかもしれません。
仲直りをしている頃にはお互いが冷静になっているはずなので、よい解決方法や今後同じようなことを繰り返さないための心がけができるかもしれません。
2.怒りにまかせて無視をする
無視はコミュニケーションをとる上で一番やってはいけないことです。これからも恋人関係を続けたいと願うのであれば、絶対にやらない方が良いことの筆頭と言えます。
なぜなら、相手がどうにか打開策を探そうとしても、打つ手が全くないからです。もしも同じことをやり返されたらあなたはどう思うでしょうか。折角謝ろうかという気分になっても、取り付く島がなければどうすることも出来ませんよね。そうして、そんな態度にまでムカついてしまい、結果的に冷戦状態に…なんてことも怒り得ます。
どうしても口を聞きたくないと思ってしまうのであれば「今は冷静になれないから、◯日まで待ってほしい」と具体的な日時を指定してわかってもらう努力をしましょう。こうすることで、終わりのない冷戦期間ではなく、頭を冷やすための準備期間と伝えることができます。
その際に悪いと思っていないのに無理に謝るのは、あまり推奨しません。心のこもっていない口先だけの謝罪は余計に喧嘩をこじらせる一因となるからです。
必要なのは具体的な期間と、その期間内に冷静になることです。
3.話しかけられてもとげとげしい態度をとる
喧嘩をするとどうしても心がささくれ立ってしまいますよね。「言いたいことが上手く言えない」「わかってほしくてわざととげとげしい態度をとってしまう」という心理はよくあることだと思います。
ですが、それを受け取る側の立場の目線になるとどう思いますか?
例え自分が悪いことであっても、ずっととげとげした態度をとられていては謝る気持ちもしぼんでしまったり、逆にとげとげしい態度になってしまったり、と良いことはありません。
少しでも仲直りしたい気持ちはあるんだよ、というアピールを心がけましょう。
4.他人を巻き込む
「そこまで言うなら他の人の意見を聞いてみましょうよ」となることも、少なくはないかもしれません。ですが、巻き込まれる第三者にとっては「勘弁してくれ」と言わざるを得ません。夫婦喧嘩は犬も食わない、なんてことわざもあるくらいですからね。
そもそも、巻き込んだ第三者が公平な判断をしてくれるとは限らないのです。そして大概そういったことを言い出した人の方に贔屓してくれそうな人選をしてしまうものです。喧嘩は2人の間で怒った出来事なのですから、2人の間で解決しましょう。
特に男性は周りの人に恋愛ごとで迷惑をかけることを好まない傾向があります。男としての矜持というか、見栄というものでしょうか。喧嘩をしたとはいえ好きな相手のことなのですから、出来るだけその意思は汲んであげたいですよね。
ただし、犯罪に関わることや2人だけでは責任を負えないようなことは周りに相談することが大事です。例えば恋人がいつの間にかお金を使いこんでしまったケースや犯罪に巻き込まれてしまったケースなどですね。とはいえ、このようなケースは喧嘩に発展する前にしかるべき機関に相談するのが先決でしょう。
5.なかったことにする
大人な対応と思って「双方今日のことは水に流しましょう」というのは、表面上はよくなっているのかもしれません。ですが、もしかしたら相手はずっと同じ火種がくすぶっているかも…。喧嘩とは意見の相違です。相手の違う部分を見るチャンスでもあるので、自分勝手に問題を放置しておくことはやめましょう。
特に、喧嘩と言うのは「片方だけが悪い」ということはほぼありません。お互いに何かしら「相手のあの部分が原因になったんだ」なんていう気持ちがあるものです。悪いと思っている相手から「水に流しましょう?」なんて言われてしまったら「加害者の癖に何を偉そうに!」と思われてしまうことも考えられます。
もちろん双方合意の上でなかったことにするというのはありです。恋人同士とはいえ2人は他人なのですから、どう頑張っても理解できない部分は存在します。そういった部分をお互い合意の上で「なかったことにする」のであれば、それこそが真の「大人な対応」と言えるのではないでしょうか。
自分は何を望んでいるかを整理する方法
喧嘩するということは、自分にとって譲れない何かがあったということです。衝突してでも伝えたいことは早い段階で伝えておいた方が良いでしょう。
しかし、感情が高ぶっている段階では上手く伝えることが出来ませんよね。そんなときは喧嘩の経緯を紙に書き出してみる方法をおすすめします。
- 喧嘩の原因は?
- 何が嫌だった?
- 相手が嫌だったことは?
など自分なりに喧嘩の原因を分析してみましょう。喧嘩両成敗という言葉があるとおり、喧嘩になった場合は一方的に相手だけが悪いということはほぼありません。些細なことでも自分自身にも非があるはずです。自分の非がわかれば、こちらから謝罪することもぐっと容易になるのではないでしょうか?
考えてみたけれど全くこちらの非がわからない、という場合は、それも含めて相手に冷静に伝えてみましょう。間違っても「何度考えても私の悪いところがわからない」とキレ気味に伝えてはダメですよ。
仲直りの秘訣は素直に謝ること
自分の悪かったところがわかったら、素直に謝りましょう。そうすることで相手も謝りやすくなります。お互いに非を認め合えたら仲直りは目の前です。
ただ、謝ったときについつい言ってしまいたくなるのが「でもね、あなたもここが悪いんだよ」と謝ったはずなのに相手に責任を押しつけてしまうことです。
言われた方にしてみれば、当然反論したくなりますよね。これは喧嘩を蒸し返しているのと一緒です。言いたい気持ちをぐっと堪えましょう。お互いの問題点を明らかにするのは仲直りをしてからでも遅くはないのです。
さらに付け加えて「次回からこうするように努力してみる」と改善案を出すと、男の人の心にはすっと入っていくようです。一般的に悩み事を打ち明けられた時、女性はその感情に共感し、男性はその悩みの解決策を模索する傾向があると言われています。喧嘩の時も同じで「あなたが怒るのはわかるよ」という共感よりは具体的な改善案の提示の方が理解しやすいということでしょう。
ただし、これには相手の怒りの原因についてしっかり理解する必要があります。見当違いな改善案はまた相手が怒ってしまうかもしれません。なので、怒ったポイントを勝手に予測するよりは「どこで怒ってしまったのかわからないから教えて欲しい。そこから改善案を考えてみる」と素直に伝える方がベターでしょう。
感情を伝えるのはOK
相手の非をあげつらうのではなく、自分の感情を主体に伝えてみる努力をしてみるのもいいでしょう。
例えば「部屋が汚れているのに気付きもしないあなたが悪い」と言ってしまえば、例え事実だとしても言い訳をしたくなってしまいますよね。そうではなく「部屋が汚れているのを見て『また全部私が片付けるのか』と悲しくなってしまったの」と伝えてみましょう。
こうすることにより、相手はこちらの感情に気付きやすくなります。そして、気付いたときにどう行動するべきかというのを自然と考えてくれるのです。
実はこれは育児の間で使われている「わたし言葉」という手法です。子育てをする上で「感情を伝えあうコミュニケーション」「怒る、叱るだけでは伝えられない教育のやり方」として今ひそかに注目を浴びている子どもとのコミュニケーションの取り方なんです。
この手法は子育てだけではなく、コミュニケーションをとる上で色々と使える手法です。特に喧嘩をしてしまうような恋人に対しては「言わなくっても分かるでしょ」という思い上がりが少なからずあるのではないのでしょうか。
人間は相手の心を読むことはできません。最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、その時自分はどう思ったのか、というのを主体に話を進めてみるのも一つの方法です。
この方法は喧嘩したときもそうですが、普段の生活から使うことで喧嘩を未然に防ぐ効果もあるので積極的に利用してみてください。
喧嘩ではなく実りある議論をしよう
ここまで冷静になれたならあともう一息です。再発防止のために、お互いに何を気をつけられるのかなどを話し合ってみましょう。
喧嘩ってとても労力を使いますよね。怒って感情は昂るし、もしかしたらそのついでに泣いてしまうことだってあるかもしれません。それによって血圧も上がってしまうかもしれないし、平穏な時とは比べ物にならないくらい疲れてしまいます。
だから、解決策まで考えなくてもいいじゃない、と思ってしまうのは仕方がありません。けれど、これからも一緒に楽しく過ごしていきたいのであれば同じ事を繰り返さないように2人で決め事を作っていった方がステキな未来を迎えられると思いませんか?
具体的に今回の喧嘩で自分が怒っていたこと、相手が怒っていたこと、相手にこうしてほしいという要望なども具体的に提案しあいましょう。
勿論、提案されたものが全て通るわけではありませんし、逆に自分も提案されたものを全部叶えてあげることは不可能かもしれません。それはお互いさまなんです。
なので気持ちの上では「お互いの妥協点を少しずつ広げていく」ような感覚でいると気負わずに済むかもしれません。
もちろん、決め事は2人で作っていくものなので、「掃除は気づいた方がやるというルール」が「汚いと気付くのは私の方が多いから、声かけをして2人でやるルール」に変化したっていいのです。
コツは「議題をはっきりすること」「感情的にならないこと」「相手の意見を打ち負かすのではなく、妥協点を探すこと」です。
それでも駄目なら最終手段
どんなに心を尽くしても、下手に出ても、可愛く謝ってみても譲歩や妥協をしらない人というのは存在します。その部分も含めて愛せる自信があるのであるのであればそれはそれでいいかもしれません。ですが、彼氏彼女の関係で終わらず結婚することを考えたときにもその感情は続くでしょうか?
また、結婚を意識すると自ずと出産のことも頭にちらつく人は多いはずです。自分相手であれば自分が我慢するだけですみますが、将来生まれたこどもにも同じ我慢をさせるのでしょうか。
ブルゾンちえみさんお得意のネタではありますが、男性はこの世に「35億。あと5千万」と言っています。世界の情勢は刻々と変わっていますが、大まかに言えば間違っている数字ではありません。世界に目を向ければこんなにも大勢の男性がいます。日本国内かつ15歳~64歳の男性と限定しても3833万人いると言われています(平成30年1月1日概算値。総務省統計局調べ)
こんなにも大勢の男性が世の中にいるのに、話が通じない男性にしがみつく必要はないかもしれませんよ?
もちろん、縁あって恋人同士になった仲なのですから、お別れせずにずっと仲良くいられるのが一番です。
まとめ
仲直りを妨げるNG行動や、喧嘩をしないための「わたし言葉」などを紹介してきましたが如何でしたでしょうか?
結局長く付き合いを続けていくためには、衝突を恐れない心と、相手への思いやりが必要不可欠です。特に「恋人なんだから○○してくれて当たり前」という態度は関係悪化に直結します。
恋人は、一番仲の良い他人です。それは夫婦になっても変わりません。なので、お互いに感謝の心を忘れないように努力して関係を続けたいものですよね。
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