色とりどりの花々や、ナチュラルな雰囲気漂うハーブなどをガラス瓶などで封じ込めた「ハーバリウム」は、そのフローラルでエレガントな雰囲気と、スタイリッシュな魅力で、特に若い人からインテリアグッズとして高い支持を得ています。今回は、そんなハーバリウムの魅力についてご紹介いたします。
ハーバリウムとは?
元は”植物標本”を意味する学術用語
「ハーバリウム」とは、植物学において”植物標本”のことで、通例では乾燥させた標本を台紙に貼り付けるいわゆる押し花を指しますが、アルコールや防腐剤に浸した”液浸標本”と呼ばれるものもあり、インテリアとして人気のあるハーバリウムは、後者の液浸標本のことを指します。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーを、特殊な保存液などで満たした細長いガラス瓶に封入して作るハーバリウムは、元々は植物標本のための技法なので、保存性に非常に優れています。
通常は1年程度まで長持ちし、保存状態や丁寧にお手入れをすればさらに寿命が長くなります。
液体に浸され、ゆらゆらと中の植物が揺れる様がナチュラルながらも、スタイリッシュな雰囲気漂うハーバリウムは、インテリア好きの女性を中心に広まり、インテリアグッズの一つとして受け入れられています。
土を必要としないため、部屋を汚すこともなくどこにでも飾れてその美しい様を楽しめるのが魅力です。
お部屋にフローラルでスタイリッシュな魅力を与えるハーバリウム
飾るだけでお部屋に上品な雰囲気をプラスしてくれる
サイズも手ごろで、価格もリーズナブルなものが多いハーバリウムは、そのオシャレな見た目からインテリアグッズとして非常に人気があります。
例えば、こちらのインテリア例のように本やフェイクグリーン、シャビースタイルのオブジェと合わせてディスプレイすると、実にアンティークな魅力を感じさせます。
また、ナチュラルでボタニカルな雰囲気漂うハーバリウムは、男前やカフェ風インテリアとの相性も抜群です。
キッチンカウンターにマグカップや食料品といった雑貨と一緒に飾ると、より一層ネイチャーでオシャレなカフェ風テイスト漂うインテリアを演出できます。
こちらのインテリア例では、鮮やかな赤い実をつけた植物と、繊細な雰囲気漂う白いカスミソウを封入したハーバリウムを並べて、ナチュラルさやエレガントな雰囲気だけでなく、色の対比も楽しめるようにしてあります。
横に置いてある牛の置きものと合わせてみると、とってもチャーミングですね。
ハーバリウムは直射日光や湿度の高い場所でなければ、ディスプレイする場所を選びません。そのため、リビングやダイニングだけでなく、玄関のキャビネット上に飾ってみるのもオススメです。
ミモザなどの素朴でキュートな花々の中に、ネイチャーで落ち着いた雰囲気のハーバリウムが混ざり、ナチュラルかつエレガントな雰囲気を演出しています。
ハーバリウムは単品でもオシャレなインテリアとして楽しめますが、こちらのように複数のハーバリウムと雑貨でディスプレイするとより迫力を感じさせます。
色とりどりのハーバリウムと落ち着いた色彩のアンティーク雑貨が合わさり、ノスタルジックな雰囲気漂う魅力的なディスプレイに仕上がっています。
こちらは、白を基調としたインテリアの中に、鮮やかなイエローのハーバリウムをレイアウトしたものです。
傍にある観葉植物のグリーンの鮮やかさと、ハーバリウムの爽やかなイエローが合わさり、ホワイトインテリアの中に、繊細かつ生き生きとした魅力を演出しています。
ハーバリウムをより楽しみたいのであれば、やはり窓辺に飾るのがベターでしょう。窓辺に差し込む日の光に照らされたハーバリウムは、透明感と植物が持つ生命を感じさせ、繊細かつエレガントな美しさと、ナチュラルな魅力をより発揮します。
ハーバリウムは元々、”植物標本”の意味合いがあるため、こちらのように封入した植物名や作成日時が記入されたラベルをボトルに貼り付けると、アカデミックかつスタイリッシュな魅力をプラスできます。
左右のハーバリウムの色合いの対比と相まって、ナチュラルながらも洗練された魅力を感じます。
素材があれば、自宅でも簡単に作れるハーバリウム
ガラス瓶や専用液、好みのお花で手軽に作れるのも魅力
市販されているものだと、ちょっと物足りないという方は、自分だけのオリジナルのハーバリウムを作ってみるのもよいかもしれません。
材料は細長いシルエットのガラス瓶と、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどの花材、そして専用の保存液だけ。これさえあれば、意外と簡単に作れてしまいます。
ただし、いくつか注意点もあります。作る前に空き瓶はしっかりと洗浄・消毒を行い、瓶に水分が残らないよう徹底的に乾燥させます。
また、花材にもカビやホコリなどが付いていると、せっかく作ったハーバリウムも数か月程度しか持ちません。オイルもはじめのうちは自作ではなく、ハーバリウム専用のものを使うようにしましょう。
出来上がったハーバリウムは、花材からガラス瓶のデザインまで、すべてにおいて自分が選んだオリジナルのものです。世界に一つしかない、自分だけのハーバリウムなのですから、愛着もひとしおと言えます。
リビングやマイルームなどのお気に入りの場所に飾って、そのナチュラルでフローラルな魅力を存分に楽しみましょう!
ハーバリウムにオススメ!華やかに彩る花々
人気のお花のハーバリウムでお部屋をフローラルに
ハーバリウムで最も人気の高い花と言えば、やはりバラでしょう。優雅で女性的な雰囲気漂うバラを用いたものは、ナチュラルさやフローラルさだけでなく、ゴージャスな雰囲気も感じさせる素敵なハーバリウムに仕上がります。
また、色によって花言葉が変わる花なので、色合いにも気を使って選ぶと、より一層お部屋がオシャレになります。
丸みを帯びたシルエットを描くように、小さな花が集まって形作っている様が実に可愛らしいセンニチコウは、その素朴で愛らしい雰囲気から、ドライフラワーやハーバリウムの花材として好まれるお花です。
そのキュートなたたずまいは、ほかの花の引き立て役だけでなく、センニチコウ単品のものでも素敵な魅力を醸し出してくれます。
繊細で控えめなエレガントさが魅力のカスミソウは、ドライフラワーだけでなくハーバリウムの花材としても人気のあるお花です。
素朴でおとなしい魅力と、上品で女性的な雰囲気は、主に華やかな花の引き立て役として使われやすいですが、カスミソウだけを用いたハーバリウムは、まるで雪化粧のように繊細で上品な魅力あふれるものばかりです。
染色された植物を使ったおしゃれなハーバリウム
花材がもつ自然本来の色合いを楽しむのがハーバリウムの醍醐味なのですが、あえてドライフラワーなどに、鮮やかな色を人工的に着色したものを使ったハーバリウムも味わい深い魅力を放ちます。
白く着色されたものはよりエレガントに、赤く染色されたものはより華やかな印象とスタイリッシュな魅力を感じさせます。
そのほか、ハーブやドライフルーツなどのハーバリウムもナチュラルさ満点!
ハーバリウムは他にも、ラベンダーやセージ、ローズマリーといったハーブを用いたものもあり、お部屋をナチュラルな魅力で包みます。
お気に入りのハーブを用いて、自分だけのハーバリウムを作ってみるのも楽しいですよ♪
ハーバリウムはお花やハーブを浸すのが主流ですが、中にはドライフルーツなどを入れたものもあります。
こちらは、イエローのお花とドライオレンジを保存液に浸して瓶に封入したもので、フローラルな雰囲気とシトラスなさわやかさが合わさって、キュートな雰囲気漂うハーバリウムに仕上がっています。
まとめ
今回は、インテリアグッズとして注目されているハーバリウムの魅力についてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?お花やハーブなどを自然の姿そのままに、そのナチュラルな美しさを封じ込めたハーバリウムは、暮らしにフローラルでスタイリッシュな魅力を与えてくれます。もしハーバリウムに興味を持たれましたら、是非ともご家庭に取り入れてみてくださいね♪
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