付き合いが長いカップルの間で聞こえてくるのが「彼氏が結婚を全然意識してくれない!別れるべき?」という声です。
出来れば女としては「プロポーズしてほしい」という気持ちもありますよね。ここでは彼に結婚を意識してもらえるような手段とそのデメリットを紹介していきます。
そもそも結婚とは?
「結婚はお金がかかる」という認識がある方もいるとは思いますが、それは間違いです。結婚とは本来であれば役所に婚姻届という紙を一枚提出するだけのものであり、かかる費用も時間もあまりありません。必要事項を記入して役所に提出するだけで結婚はできます。
なので、結婚式もウェディングドレスも必要不可欠というわけではありません。ただ、世間の目を考えて、親しい相手やお世話になっている人に「結婚をしましたよ」と報告するために結婚式や披露宴を行うのです。
結婚のメリット
法的なメリットで言うと、配偶者になった人に何かあった場合に法が守ってくれると言うメリットがあります。例えば相手が事故にあった場合、他人である恋人に連絡はいきません。また、結婚した場合に使える法律としては税金の「配偶者控除」や「扶養控除」という制度があります。
全体的に「もしも相手に何かあったときに一緒に生きていけるように法律がバックアップしてくれる」というのが結婚のメリットの多くを占めています。その他の精神的なメリットは恋人同士でも恩恵を受けられるものが多いようです。
ただ、名実ともに配偶者となる「自分の家庭が持てる」ということは恋人同士では味わえない感覚である、という既婚者の方も存在します。
結婚のデメリット
一言で言うと「責任が増える」という点です。配偶者を持つにあたりたくさんの決まり事があります。法律が守ってくれる分、相手の人生も背負うため責任が増してくるわけです。
例えば不貞行為を働くのはもってのほかですし、基本的に同居しなければなりません。また、結婚したことにより相手の家族・親戚とも姻族として親戚の一員となるため、相手の家庭に合わせた行動をとらなければならない場面も出てくるでしょう。
また、結婚に際してどちらかが姓を変えなければならないというのもデメリットとして挙げられます。一般的には女性が姓を変えることが多く、その場合今まで公的な場面で効力があったもの全ての名義を変更しなければならないという面倒な作業があります。
男性側には結婚のメリットが薄い?
世間では男女平等を掲げられていますが、依然として給料の差や待遇の差は埋まっているわけではありません。そこから派生して「結婚したら妻の責任を負い、子どもが生まれたらその責任も負い、その上で自由になる時間やお金がない」と思っている男性は少なくありません。
女性側が働く意欲満々だとしても、出産を考えるとどうしても出費に目が行きがちですよね。それを上回るメリットを提示できるかが結婚に向けての鍵となるようです。
事実婚という選択肢も
彼の意識が結婚に向かない、けれど別れると言う選択はしたくないのであれば事実婚という選択肢もあります。
事実婚とは、「お互いが夫婦であると認識している」「共同生活を送っている」「周りの人間が夫婦だと認識している」という条件がそろっている場合に認められるものです。役所に届けは出していないけれども、実質結婚しているようなものなので事実婚というわけです。
同棲と違う点は「当事者や周囲が認識しているかどうか」という点です。事実婚の場合は役所に届けを出すわけではないので、姓の変更もありません。結婚と比べてその点はメリットとも言えるでしょう。
精神的な安定が欲しいだけで、税金の控除などもしなくていいというのであれば、事実婚も一つの選択肢と言えるでしょう。
彼に結婚を意識させる場合のデメリット
結婚を意識してもらうだけでデメリットってあるの?と思ってしまいそうですが、実は心理的なデメリットは存在するんです。その秘密は結婚に対するプレッシャーの中に隠されていました。
結婚に必死?ちょっとひいちゃう彼の心理
そもそも男性側にとってはあまりメリットには思えないのが結婚という制度です。男性の場合は例え子どもがほしいなと思っていても自分自身に期限はありません。乱暴な言い方ですが本当に子供が欲しいと熱望してから結婚相手を探しても構わないのです。
しかし、女性は高年齢出産のリスクがあります。ですので、出産を考えるなら早めに結婚したいと思うのは当然のことなのですが、そのちょっとした意識の差をわかってくれる人はあまり多くないのが現実なのです。子どもが出来てうれしいという気持ちより、子どもを持つことへのプレッシャーが大きいのでしょう。
そもそも何故あなたは結婚したいのか
何故自分は結婚したいのか、ということは考えたことがありますか?女性の中には結婚への強い憧れがある人も少なくありません。ですが一度自分へきちんと問いかけてみましょう。本当に今の恋人との関係で結婚という制度は必要ですか?
結婚を否定しているわけではありません。結婚することによって何を得られるのかをきちんとわかっていないと、パートナーを説得することは不可能だからです。まずは自分にとってのメリットを十分に把握すること、そして、パートナーにとってもメリットがあるときちんと提示できなければ結婚まで漕ぎつけるのは難しいでしょう。
双方が同意の上でする結婚でなければ、いずれ破綻してしまうことは目に見えています。そうならないようきちんと納得できる形を二人で作っていきましょう。
デメリットを越えるメリットの提供
結婚した時に得られるメリットというのはあまり目に見えるものではありません。特に同棲カップルであれば、お互いの生活の癖も十分わかっている上で一緒に過ごしているのですから、改めて結婚するメリットというのは浮かばないこともあります。
結婚したらどんな生活が待っているか、その具体的な良い未来はどんなものか、そう言ったことをきちんと伝えましょう。
彼に結婚を意識させる方法3選
結婚について深く考えることができたところで、実践的な部分の話をします。ここではデメリットも踏まえた上で、相手の男性が結婚を意識してくれるように仕向けるための方法を提示します。十分にデメリットを踏まえた上でやるかやらないかを決めてくださいね。
他の男性の影をちらつかせる
一つ目は遠まわしな「別れるかもアピール」です。結婚の意味を見いだせなくなっているカップルにありがちなのが「相手にはもう自分しかいないだろう」という慢心です。その慢心に揺さぶりをかけるのが他の異性の存在になります。
気が付いていたら心が離れていた、という状況を防ぐために相手もなんらかのアプローチをしてくることが期待できます。
デメリット
言わずもがな「浮気」ということになって喧嘩別れの危険性があがるということです。また、不誠実な女と思われかねませんので、かなりのデメリットがあるということは覚えておきましょう。
また、友人の男性にそういった役をお願いするのは「ミイラ取りがミイラになる」という状況になりかねません。相談しているうちに本気になって…なんてことは十分ある話ですからね。
出来ることなら架空の相手とメールをしたり、飲みに行っているという設定にする程度でとどめておきましょう。
妊娠検査薬を買っておく
結婚と言う制度単体を見るとあまりメリットを感じないように思えますが、そこに子どもという存在が加わると話は全然別になってきます。子どもが出来たことを期に結婚するカップルが増えるのはそのためです。子どもという存在が相手に結婚を意識させるための一助となるわけですね。
そのために一番手軽なのは市販の妊娠検査薬を見える場所に置いておくという手段です。買う時は少し恥ずかしいかもしれませんが、実際に子どもができるようなことをしているカップルであればそういった気構えは持っておくに越したことはありません。
「妊娠したかどうかはわからないけど、そういうこともあると思う。もし妊娠していたらどうする?」と相手の真意や覚悟を聞くうえでも有効な手段と言えるでしょう。
デメリット
まずこの手段が使えるのは相手とそういった行為をしている場合のみです。していないのに妊娠検査薬を買っていれば最悪浮気とみなされてしまいますからね。
また、自分や相手が生殖能力があるかどうかにも関わってきますし、相手が子どもを欲しがっているかどうかにもよります。意識はしてもらえるかもしれませんが、子どもをもつという覚悟がない人は、最悪の場合いきなり姿を消してしまうかもしれません。ただ、そういった覚悟のない相手と結婚して幸せになれるかと言うと疑問が残りますが。
他人から「奥さま」「旦那様」と言われる環境に行く
ちょっとリッチな旅館などに行くと、仲居さんに「奥さま」「旦那様」と言われることがあります。そういったことが失礼にあたるからしない旅館などもありますが、先にリサーチしておいて話を通しておくとスムーズにいきますよね。
周りから夫婦とみなされるとパートナーである男性も結婚を意識せざるを得ません。そして、旅館などでもてなされている側だと、そういった勘違いを訂正するのも野暮かもしれない、という心理が働きます。
また、他人から言われてそう認識することによって、より具体的な結婚生活というのがしやすくなるということも挙げられます。その際によりよい結婚生活を連想させるために「気が利く妻」になりきって一緒に旅館を楽しみましょう。
もし相手が旅館の勘違いを訂正するようなそぶりを見せたら「私と夫婦になるのそんなに嫌?」とゆさぶりをかけてみるのも一つの手です。その時の態度によって「本当に結婚する気が全くない」のか「結婚を意識していないわけじゃないけど踏ん切りがつかない」のかがわかるでしょう。
デメリット
例に旅館をあげましたが「第三者が二人を夫婦だと思い、相手の気分があがるようにもてなしてくれる」という場所はかなり限られてきます。また、そういった目的で行くのであれば出費がかなり高額になることも予想できるでしょう。その他にも、そういった扱いをしてくれるように根回しをするだとかの手間の面はどうしても看過できません。
ですが、他二つと違って自分が苦労するというデメリットはありますが、浮気などを疑われて結婚どころかカップルとして別れの危機に陥ってしまう、といったリスクは少なくともありません。
苦労が大きい分別れのリスクがなく、自分も楽しめるのですから試してみる価値はありますよね。万一結婚を意識してもらえなくても、二人で楽しく過ごすことができますので、結婚を意識してもらえればラッキーという程度で旅行を計画してみるのはいかがでしょうか。
まとめ
結婚は一人ではできません。自分自身がどうしたいか、そして相手の希望はどうなのかという二つの観点からきちんと情報を整理しましょう。
自分の気持ちを固めよう
何故結婚したいのか、何故この人でなければいけないのか、結婚以外の制度は視野にいれているのかなど、まず自分がどうしたいかというのは重要になってきます。なんとなく流されてしてしまう結婚はいずれ破綻してしまいますからね。
そして、離婚は結婚の三倍労力を使うとも言われています。「やっぱり結婚生活って自分に合わなかったから別れましょう」とすんなり別れられるわけではないのです。
特に結婚後の具体的なビジョンや、結婚生活に付随する責任についてはきちんと考えなければいけません。結婚は夢物語ではなく、これから先の自分が歩む現実であることをしっかり認識しましょう。
結婚以外の選択肢も視野に入れた上で、やはり結婚の方がいいという決め手がわかっているならば、同じ論理で相手を説得することも可能かもしれません。
相手の気持ちを確かめよう
どの手段を使うのであれ、相手の真意を知ることが大事です。そもそも相手に全く結婚する気がない、結婚に対して嫌悪感すら抱いているのであればどのような手段をとっても逆効果にしかなりません。
きちんと「こういう理由で私は結婚したいけれど、あなたはどう思っているの?」と尋ねた上で脈がなさそうであれば、今まで紹介したどんな方法であれ結婚することは難しいでしょう。逆に、結婚したいけど踏ん切りがつかない、といった気持ちであれば後押しをしてあげるだけです。
繰り返しますが、結婚は一人でするものではありません。二人が合意の上で利用する制度なので、きちんとした意思の疎通が重要になってきます。二人の選ぶ選択が結婚であれ、それ以外であれ、二人が幸せであることが一番重要なのです。
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