「最近、彼とのデートがいまいち楽しくない…」「これってマンネリかもしれない…」と、漠然とした不安を感じている女性は多いのではないでしょうか。カップルにとっての「マンネリ」は、破局へ繋がる危機だと感じている人も、きっと少なくないでしょう。
ここでは、カップルにおけるマンネリの特徴と原因、またマンネリに陥らないための予防策や、マンネリが原因で別れてしまわないためのマンネリ解消法、またマンネリカップルのためのおすすめのデートをご紹介していきます。
「マンネリ」とはどういう意味?
よく使われる「マンネリ」という言葉ですが、この言葉自体の意味はご存知でしょうか。「マンネリ」とは、「マンネリズム(mannerism)」を略したものであり、意味としては「新鮮味や独創性がないこと」になります。
「マンネリズム(mannerism)」とは、本来は芸術分野において使用されていた言葉でしたが、今は一般的に「飽きる」「退屈する」などの意味で広く使われています。
カップルなどの男女間における関係もそうですが、その他の人間関係や仕事や趣味などにおいて、あらゆる分野で「マンネリ」という言葉が使用されます。新鮮さに欠ける状態・退屈している状況、を指すときによく使われる傾向にあります。
マンネリに陥りやすい時期はある?
カップルがマンネリに陥りやすい「時期」はあるのでしょうか。そのカップルによっても様々だと言えますので一概には決まっていませんが、一般的には「3ヶ月目」が、マンネリが訪れる可能性のある第一段階だと感じることが多いでしょう。
付き合い始めてちょうど3ヶ月ほどで、付き合う前までは見えなかった相手の性格や嗜好、価値観がよく見えてきます。そこで「自分と合わない」といったような違和感を覚え始める可能性のある時期だと言えます。それが原因で自然と関係がマンネリ化していくことが考えられます。
また、付き合い始めて半年~1年ほどもマンネリの危機を迎える可能性があります。1年以上に及ぶ交際期間の場合は、いつマンネリが訪れてもおかしくないと言えますので、関係がマンネリ化しない予防をすることが必要になるでしょう。
マンネリの特徴
会話・電話・メールの減少
「関係がマンネリと化している」と実感する最も多くの特徴としては、会話と電話やメールなどの連絡が少なくなることだと言えるでしょう。つまり、相手とのコミュニケーションそのものが減少してしまうということです。
相手と話をしていても、言葉をスル―されたり上の空だったり、噛み合わないことがあります。マンネリ化する前は毎日していた電話やメールも、ほとんどしなくなった、という状況に陥ることもあります。そのマンネリをそのまま放置していると、自然消滅して別れてしまう可能性も高いでしょう。
相手を気遣わなくなる
相手に対する基本的な「気遣い」や「思いやり」がなくなってしまう状況も、マンネリだと言えるでしょう。今までは自然とできていたことが、マンネリ化するとできなくなってしまいます。「ありがとう」や「ごめんなさい」、「お疲れさま」などの最低限の言葉でさえも言えなくなってしまうと危機感を覚えたほうが良いでしょう。
喧嘩が増える
先に挙げた「相手を気遣わなくなる」が悪因となり、喧嘩が増えることも予想されます。
マンネリ化はただ二人の関係に新鮮さがなくなって飽きるだけでなく、それによって「喧嘩」を引き起こしてしまい、更に二人の関係は悪化の一途を辿るでしょう。
マンネリによるコミュニケーション不足が起因となり、すれ違いが多発して喧嘩が増えるというケースも多いです。
会えない期間が長くなっても気にならない
まだお互いに対する気持ちが新鮮だった頃は、会えない時間を寂しく思ったり、次に会う約束をしないと不安になったりすることが多いでしょう。
それがマンネリになってしまうと、会えない期間が長くても特に気にすることがなくなってしまうのが特徴です。
これも最悪の場合、結果的に自然消滅へと繋がってしまうケースでしょう。
相手の欠点ばかりが目につく
一緒にいると、相手の欠点ばかりが目について些細なことでイライラしてしまうのも、マンネリの特徴だと言えるでしょう。
相手に「飽きてしまった」ことから、良い部分が視界に入らなくなります。その結果、欠点だけが浮き立って見えるのでしょう。
相手の良いところを探したり褒めたりする努力をしなくなっている状態です。
自分磨きをしなくなる
二人の関係がマンネリ化すると、女性として・男性としての魅力を維持するための「自分磨き」をしなくなる、というのもひとつの特徴になります。
例えば、デートの服選びが面倒だったり、二人で外出する際にすっぴんや乱れた髪でも平気であったり、マンネリ化する前よりも太ってしまっていたり、などです。
新鮮さが失われた関係に、モチベーションが上がらず、自然とそうなってしまうのだと言えます。
マンネリ化する原因
同棲をしているなど、一緒にいる時間が長い
二人で一緒にいる時間が長いと、マンネリ化することが多いと言えるでしょう。
特に生活を共にする「同棲」は最もマンネリ化する速度が大きい傾向にあります。同じ時間を過ごす時間が長ければ長いほど、距離が近ければ近いほどに、新鮮さが失われて飽きるのが早くなってしまうのだと言えます。
共通の趣味が全くない
マンネリとは、「新鮮さ」が失われた状態が要因となっていますので、共通の趣味として一緒に何か楽しめるものなどが全くない場合、マンネリ化する傾向にあります。時間が経つだけで日々に何の刺激もない関係だと、ただただ新鮮味は失われていくばかりでしょう。
行動範囲が狭い
例えば「デートは家か決まった場所でしかしない」といったような、二人の行動範囲が狭い付き合いも、マンネリ化する大きな原因となるでしょう。
二人ともが面倒臭がりで出不精な場合は、このケースが多い傾向にあります。「新しいものを開拓しようとしない」ということですので、マンネリは避けられない状況でしょう。
束縛をする
「束縛をする」というのは、相手に過干渉になっている状態であり、恋人同士である前にその人を「個人として尊重していない」ということでもあります。
それに関して束縛をされたほうが不快に思って嫌気がさすのは当然の心理であり、相手を面倒に思ってしまうことにより、関係がマンネリ化することが考えられます。
この場合は片方(束縛をする方)にマンネリの原因があるケースです。
マンネリ化しないための予防策とマンネリの解消法
感謝の言葉や相手を気遣う言葉をよく使う
関係がマンネリ化しないための予防として、最も簡単で効果的なのがこの対策です。
「ありがとう」の感謝の言葉はもちろん、さりげない言葉で相手を気遣うことを怠らない心構えが、マンネリとは無縁の関係をずっと継続できる秘訣となるでしょう。
付き合いが長くなるにつれ、簡単な言葉が言えなくなってしまう傾向にあります。マンネリ化を恐れているのであれば常に心に置き、意識しておくと良いでしょう。
適度な距離感を意識する
関係がマンネリと化す大きな要因として「一緒にいる時間が長い」とあるように、マンネリ化を避けるにはお互いが適度な距離感を保つことも予防策・解消法となります。
付き合い初めから毎日のように頻度高く会うよりも、週に1回にするなどして少し間を空けたほうが新鮮な気持ちを保てるのは明らかです。
相手に「会いたい気持ち」を維持するためには、適度な距離感を保つことも一つの方法です。
スキンシップを大切にする
外出時に手を繋ぐなど、ちょっとしたスキンシップを常に大切にしていると、マンネリを防げる傾向にあります。
「以前よりもスキンシップが減った」と一度でも実感してしまうと、そこから前のように戻るのは困難であり、みるみるうちにマンネリと化していくでしょう。
大切な人と触れ合うことは、心の繋がりにおいてもとても重要です。マンネリ化の予防策として、スキンシップを習慣づけておくと良いでしょう。
色んなことを一緒に経験する
二人の関係に刺激や新鮮さを外から取り入れるためには、共通の趣味があることが最も理想だと言えますが、そうは言っても「共通の趣味がない」といったカップルもいます。その場合は、他に何か一緒にできることを探してやってみると良いでしょう。
例えば、ボランティアやスポーツをしたり、お笑いライブに行ってみたり陶芸体験をしてみたりなど、どんなことでも良いです。「趣味」として継続できるものでなくとも、二人で一緒に楽しむこと・学んで吸収することが重要となるので、色んなことにチャレンジしてみましょう。
「面倒くさい」「興味がない」と決めつけずに、多くのことに関心を示して未知のものを知ってそれを二人で共有することが、マンネリ防止と解消に大きな効果をもたらします。
共通の友人を交えて会う
一度マンネリに陥ってしまうと、もう二人の力だけではどうにもならないこともあります。そこで効果的なのが、共通の友人など、二人以外の第三者を交えて交遊することです。
二人きりだと会話も弾まず気まずい雰囲気になったり、つい喧嘩になってしまったりなど、デートが思うように楽しめないとき、そこに誰かを挟むことでマンネリ解消へと繋がることが期待できます。
複数人で楽しい時間が過ごせれば、相手を客観的に見ることができ、近過ぎて見えなかった相手の一面を再認識することができて、新鮮さを取り戻すきっかけにもなるでしょう。
旅行に行く・遠出する
マンネリを打破するには、「環境を変える」ことで比較的手軽に新鮮さを取り入れることができます。
行動範囲が狭くていつも決まった場所でしかデートをしていない場合は、ぜひ旅行に出かけてみましょう。
都合が合わない場合は日帰りでも良いので、できれば行ったことのない場所へ遠出してみることをおすすめします。
マンネリカップルにおすすめのデート
カップルがマンネリに陥る要因としては、「デートの内容がワンパターン」であることも挙げられます。ここでは、そんなマンネリカップルのためのおすすめのデートをご紹介していきます。
自然の多い場所へ行く
人は、雄大な自然に囲まれた場所に行くことで、身も心も癒されます。リラックス効果でイライラやネガティブな思考も薄れ、相手に対して狭くなっていた心も広くなるでしょう。
自然に触れ、人が本来求めている場所へ還る体験をすることで、「初心に返って関係を見直す」きっかけにもなることが期待できます。
音楽ライブや観劇などを観に行く
音楽アーティストのライブやミュージカルなどは、行くだけでも大きな刺激になり、興奮したり感動して涙したり、感性を強く揺さぶられる効果があります。映画とは違い、魂を感じる「生」の空気感は別格です。そのような貴重な体験を二人で一緒に共有することが、マンネリ改善へと繋がるでしょう。
非日常でアクティブな体験をする
「強い刺激」を手っ取り早く取り入れたいのであれば、非日常でアクティブな体験をすることが効果的です。例えばどんなものがあるのかを、箇条書きで以下に記載します。
- スカイダイビング
- パラグライダー
- ラフティング
- イルカとのふれあい体験
上記はほんの一例ですが、ほとんどが高揚感に溢れて心臓が破れそうなほどドキドキする体験ではないでしょうか。また、普段の日常では触れることのできない動物と触れ合う体験は、良い刺激とともに「癒し」も同時に得ることができます。
マンネリが原因で別れないために
「マンネリが原因で別れるカップルは多い」というのが、現状です。浮気が原因の破局であっても、元々の浮気の発端は「マンネリが原因」であったりするケースも多く、カップルにとって「マンネリ」は軽視できない問題でしょう。
浮気や喧嘩など、「マンネリ化」によって起こり得るカップルにとっての悪影響は様々です。マンネリを解消する方法を模索することも大切ですが、まずは「マンネリ化を防ぐ」努力をするのが最も重要だと言えます。
「相手を心から大切にしたい」「関係を長続きさせたい」という真剣で切実な思いがあるのならば、マンネリ予防は必須でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。カップルにとってのマンネリは、特に意識をしていなければ、いずれは訪れてしまう、避けては通れない道になることでしょう。「マンネリ化しないために」という意識を常に持ち、自分の気持ちの新鮮さをいつまでも保つために、努力を積んでいくことが大切です。
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