生活感のないミニマリストや、ポップな雑貨をゴチャッと飾っているインテリアなど、様々なお家があります。
どんなテイストであっても、魅力的なのは、「その人らしさ」に溢れたインテリアであるということ。
今のお部屋は流行や人のマネではなく、本当にあなたが好きなスタイルですか?今回は、自分らしいインテリアの作り方をご紹介します。
自分の好きなものを整理する
私はインテリアコーディネートの仕事で、お客様のヒアリングをする時、「衣食住」の好きなものや趣味を伺います。
「衣食住」の好みには、その人の個性や考え方があらわれていると思うのです。インテリアだけでなく、「衣食住」のバランスこそが、毎日の暮らしを作ると考えています。
難しく考え過ぎず、直感で好きなものを整理してみてください。
人のマネをしない
断捨離のし過ぎにご用心
自分の性格やスタイルを考えず、世間に流されるままに断捨離していませんか?
もともと「シンプルが好き」「シンプルが心地良い」という方は、モノをあまり持たないミニマリストでも良いんです。
でも、好きなモノに囲まれて暮らすのが落ち着く方は、断捨離のし過ぎにご用心。
見せる収納が性に合わない人
雑貨や食器、生活用品までも、おしゃれに見せる収納。カフェやギャラリーのようで憧れますよね。でも、いつもきれいに保てますか?
オープンなので、こまめにお掃除したり、モノを使っていないと、ほこりがたまってしまいます。
例えば、整理整頓・掃除が苦手な方がオープンキッチンにした場合、来客の際、散らかった手元が全部見えてしまうのです。
こまめな掃除が苦にならない方なら良いのですが、そうでない場合は隠す収納にした方がストレスがたまりません。
流行っているから西海岸インテリア?
まだまだ人気の西海岸インテリア。
インテリアコーディネートのご要望でも、西海岸インテリアにしたい方が多いです。でも、なんとなく流行っていてかっこいいからではありませんか?
元々は海が好きな方が、都会の生活や仕事で海に行けなくても、「家の中で海や自然を感じてリラックスしたい」という事で、カリフォルニアから流行が始まりました。
そのため、海や自然がそれ程好きではない場合は、その人らしくないスタイルになってしまいます。
テーマを決める
旅が好きな方
旅が好きな方は、「世界地図」など旅をモチーフにしたものをお部屋に取り入れると、雰囲気が出ます。
こちらは、世界地図のウォールステッカーを壁1面のアクセントに貼った例です。
好きな国をモチーフにする
フランスが好きなら、「フランス」をテーマに部屋づくりを考えるというのも良い方法。好きな国をインテリアの要望にする方も、とても多いです。
サーフィンが好きなら、ウェットスーツやサーフボードを飾ってみる
休日は、良くサーフィンに行くという方は、普段使っているウェットスーツやサーフボードをそのままディスプレイしてしまうというのもありです。
ディスプレイ用ではなく、いつも使っているなら、飾ってもホコリをかぶることはありません。
お酒が好きだったら、ボトルを飾ってみる
お酒が好きな方は、お酒の空き瓶を飾るのも面白いです。日本酒やとっくりなら、和風インテリア。写真のように、コナビールなら、ハワイインテリアになります。
こちらは、木の壁面収納の1番上に、コナビールの空き瓶を沢山並べてディスプレイしています。
サイクリングが好きな方は、思い切って自転車を室内に
サイクリングが好きな方は、大胆にインテリアとして自転車を飾るのもかっこいいです。
色をテーマにするのも素敵
ブルーをアクセントカラーに
ブルーが好きな方は、「ブルー」をアクセントカラーにお部屋を作ってみませんか?こちらは、ラグ、ソファー、テーブルスタンドにブルーを取り入れたインテリアの例です。
映画やドラマをテーマに
映画「かもめ食堂」
こちらは、フィンランドのヘルシンキを舞台にした人気映画「かもめ食堂」をモチーフにしたインテリアです。
「かもめ食堂」は、北欧インテリア好きさんに人気で、「この映画のようなインテリアにしたい!」と憧れる方は今でも沢山います。
大好きな映画の世界観の中で、毎日暮らすのは幸せですね。
海外ドラマ
海外ドラマは、ファッションもインテリアもスタイリッシュで、真似したくなるアイディアが沢山。
インテリアのご要望でも、「海外ドラマ〇〇の主人公の部屋みたいにしたい」という方がいます。
ミックスインテリア
スタイルをミックスして自分らしく
皆さん、1つのテイストに好みがまとまる方は少なく、大抵好きなものはいくつかのテイストが混ざっています。
そのため、自分らしいお部屋をつくる究極は、あえてミックスインテリアにすることです。
写真は、海外インテリアなので個性的ですが、フレンチアンティークとシノワズリーをミックスしたお部屋です。人とは違う、自分らしいインテリアを作ることができます。
好きなテーマを絞り込んだら、ディスプレイコーナーを作ってみよう
アンティークなヨーロッパの世界観を演出
こちらは、古いヨーロッパの地図のポスターと、アンティークな剣、拳銃をディスプレイ。
ハットを棚にかけて、シャーロックホームズのような、アンティークなヨーロッパの世界観を演出しています。
まずは小さいコーナーから取り入れてみよう!
いきなりお部屋全体を、好きなテーマのインテリアにしようと思っても、難しいもの。まずは、小さいところから、無理なく取り入れてみませんか?
例えば、トレーの上にテーマの雑貨をディスプレイして、それをリビングに飾ってみたり。
それから少しずつ、ディスプレイコーナーを作り、お部屋全体に広げていくイメージで考えてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?なんとなく希望のインテリアがあっても、漠然としたイメージで、言葉にできない方が大部分です。
自分の好きなものも自分で気づいていないことも良くあります。心地よい暮らしを作るには、自分らしいお部屋にすること。
自分らしいお部屋にするには、もっと良く自分や家族の好きなもの、考え方、目指したい暮らしを見つめること。
誰が遊びに来ても「〇〇さんらしいね」と言われる家は、本当に素敵です。
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物