結婚生活の中で、「夫の束縛がうざい」と感じたことがある女性も多いのでは?夫が妻の行動を把握したがる心理と対処法について考えてみました。
束縛が面倒に感じるのは、恋愛中だけではなく、結婚生活の中でも夫の束縛に悩まされることがあります。
なぜ束縛をしようとするのか、妻を束縛してしまう原因や夫の心理についてみていきましょう。
大人になっても妻を束縛してしまう夫の心理
「束縛」に悩むのは、若い男女の恋愛ならではの出来事だけかと思いきや、意外と結婚生活でもありがちなことです。
夫が妻を束縛したがる心理とはどんなものがあるのでしょうか。まずは夫が妻を束縛する心理について、考えられるものを見ていきましょう。
嫉妬が激しい
もともと嫉妬深い男性は、どれだけ年齢を重ねても、相手の浮気を疑ってしまったり、必要以上に別の男性の存在を気にしてしまうところが目立つものです。
特に夫婦とあっては、普通の恋愛関係よりも「浮気」の重さは変わってくるものです。むしろ、結婚してからさらに嫉妬深くなる男性も多くなると言います。
浮気をされることに異常なまでに敏感になってしまうのです。
恋人時代だった時から嫉妬深かった男性には非常に要注意です。結婚したら嫉妬も落ち着くかと思いきや、答えは意外とそうでもないものなのです。
結婚して、さらに妻の行動を把握しようとする心理が強まる恐れもあります。
心配性でネガティブ
妻を束縛しようとする夫のほとんどは、心配性で何かしら常に「妻に見捨てられるのではないか」という不安を抱えていることが多いものです。
心が離れていってしまうのではないか、結婚生活に何か問題があったらどうしようなどの不安を数え出すときりがないものです。
そこまで心配性ではない人は、このような不安を数えることなく過ごしているものですが、もともとネガティブな人はこのような心配事を頭の中で処理することができないのです。
そんな理由もあって、つい妻の行動を監視したり、把握しようとしてしまうのです。
全ては夫自身が抱えた不安からですが、そんな不安な気持ちをこじらせすぎると、やがていわれもない浮気の疑惑をかけられたりすることにも繋がってしまいます。
何でも妻に依存している
束縛したがる心理は、嫉妬などの単純な愛情からくるものばかりではありません。
例えば、何でも妻に甘えて依存してしまいがちな夫も多いものです。妻を結婚相手としてではなく、まるで母親のように見て、自分のことを甘えさせてくれるように求めているのです。
もし自分が子供だとして、母親がどこかに離れていくようなことがあれば嫌ですよね。そんな心理と同じような状況に陥っている可能性はあります。
自分を甘やかしてくれる人がいなくなってしまう、そのような身勝手な考え方になってしまっているのです。
仕事のストレスのはけ口にしている
仕事などの家庭以外の場でストレスが溜まると、そのストレスを家庭の中にぶつけてしまう男性も多いです。
特に、結婚生活がそれなりに長く続くと、関係性はただのなれ合いになり、結果的に妻への扱いがひどいものになってしまうこともあり得ないことではありません。
その結果、仕事のストレスを感じた時、妻の行動に逐一文句をつけたり、管理しようとしてしまうのです。
これはDVやモラハラの一種とも言えます。もともとDVやモラハラはこういったストレスが原因となって現れるともよく言われるものです。
妻のことを信頼していない
そもそもの話として、妻のことを一切信用していなければ、束縛もしたくなるものでしょう。
例えば妻の方に何らかの落ち度があり、疑われるような行動を取ってしまいがちなところが目立つと、どんどん信頼関係は崩壊していってしまいます。
代表的なものを挙げれば、やはり「浮気」です。自分自身の浮気が発覚してしまった後で、「夫の束縛がうざい」という考え方は、むしろ間違っていることの方が多いです。
束縛されるのにあたり、自分自身の行動に非があるのなら、今は黙って信頼回復に努めるのが一番です。
夫の束縛を放置するとどうなる…?
夫の束縛がうざいと感じながらも、「なんとか今は我慢できる」とつい我慢し、放置してしまっている人も多いのではないでしょうか?
確かに相手は大事な夫ですから、束縛のことで揉めておおごとにしたくない気持ちがあるのも分かります。
しかし、夫の束縛を放っておいたらおいたで、事態はエスカレートし、さらにまずい結果になってしまうこともあり得ます。
夫の束縛をもし放置してしまった場合、今後どんな不自由が生まれてしまうものなのでしょうか?
行動の自由度がなくなっていく
夫の束縛に耐え、夫の言うことを聞いて行動を制限していると、自分の行動の自由度がどんどんなくなっていくものです。
ただの買い物に行くことすら夫に報告しなければならず、窮屈さを感じるかもしれません。
ひどい場合は、同性の友達とだって遊びに行くことを許してもらえない場合もあります。
家という閉ざされた空間の中にいつも縛り付けられている状態で、幸せを感じられるのかと言えば、そんなことはないでしょう。
妻として以前に、一人の人間として、満足に行動の自由を与えてもらえないのは、誰だって不満に感じるはずです。
そんな不満は、いつしか夫婦関係に溝を作ってしまうことになるでしょう。
夫の言葉や行動をいつも気にするようになってしまう
夫の束縛をそのままにしておくと、いつしかそれに合わせて自分も行動するようになりますよね。
軽度なものであれば気にならないかもしれませんが、束縛は放置しておくと収まるよりも増長するケースの方が多いため、知らないうちにいつでも夫の言葉や行動を気にするようになってしまいます。
何をするにしても夫の目が気になってしまい、やがては夫自身にうっとうしさを感じてしまうことでしょう。
そして、もっともっと事態が深刻になってくれば、夫への愛はすっかり冷めてしまい、行きつく先は離婚です。
モラハラやDVに発展することも
最初は軽度な束縛でも、そのままにしておくと、夫のモラハラやDVに発展してしまうケースも非常に多いので気をつけなければいけません。
特にプライドの高い男性は、一度自分の思った通りに事が運ばなければ、非常に大きなストレスを感じてしまうものです。
そしてそのストレスの矛先がどこに向けられるのかと言えば、やはり妻です。
束縛し、妻が反発する…このような流れで大きなストレスを感じるようになり、モラハラやDVに繋がるケースは非常に多いです。
夫がこのような行為に走ってしまうことになれば、間違いなく夫婦関係は崩壊の一途をたどるばかりです。
心身ともに疲弊してしまう
夫の束縛を我慢することは、精神衛生上あまり良いことではありません。人から束縛を受けること、自分自身の精神的ストレスを溜めることにも繋がります。
心身ともに疲弊してしまうことは間違いないでしょう。
特に、ストレスを溜めてしまうのは危険なことです。ストレス解消が苦手な人は、全部自分で我慢し処理しようとするからこそ、ある時突然パンクしてしまうことも多いものです。
すると子供に八つ当たりするようになったり、夫に妻の方から暴力をふるうようなことになってしまうことも少なくありません、
束縛されることによるストレスを甘く見てはいけません。
軽度のもので収まらない場合や、自分自身でストレス解消ができない場合は、早めに手を打たない限り最悪のケースに繋がってしまう恐れがあります。
夫の束縛が激しい時の対処法とは
では、大事な本題に入りましょう。実際、夫の束縛が激しい時、そんな束縛とはどのように付き合っていけば良いのでしょうか。
放置していると上のような最悪の事態を引き起こす可能性もあるため、できれば早めに手は打っておきたいところですよね。
ここからは、「夫の束縛が激しくて辛い」と感じた時の対処法や考えておくべきことについて解説していきたいと思います。
1.束縛の度合いを考える
まずは夫の束縛の「度合い」を考えてみましょう。夫の束縛は軽度なものなのか、それとも既にかなりの我慢を重ね、束縛が相当なまでにエスカレートしてしまっているのか…、よく判断してみることが大切です。
軽度なものであれば、様子見という選択肢を取ってみるのも良いかもしれません。
「ちょっとおさえてほしい」という釘は刺しつつ、そのままにしておくのでも良いでしょう。
問題なのは、異常なまでの束縛っぷりだった時です。明らかに自分の人権までもが脅かされているレベルだと感じるなら、今すぐに対処を取ることが必要です。
「妻だから我慢するしかない」「問題を起こすわけにはいかない」などという考え方にはとらわれず、冷静に束縛の度合いを測ってみましょう。
2.束縛の原因や夫の心理を考える
その上で、束縛の原因たるものを考えてみることは絶対に必要になってきます。
例えば、上でご紹介した束縛する夫の心理なども参考になるのではないでしょうか。
もし夫が、
・嫉妬深い
・心配性
・依存している
・ストレスのはけ口にしている
などの理由から、ついいつも束縛することに走ってしまっているなら、やはり夫に改善してもらうよう真剣に話し合わなければいけないでしょう。
しかし一方で、自分自身の行動(浮気など)が原因で束縛されてしまっているのなら、変わらなければいけないのは自分自身でしょう。
3.大事なことだからこそ話し合う
夫に「束縛するのをやめてほしい」と訴えるのは確かに気まずいかもしれません。
夫自身に悪意は全くない場合も多いですし、伝えたことで夫にショックを与えてしまう可能性もありますし、言いづらいことにはなるでしょう。
しかし今後、最悪のケースに発展してしまうことも考え、やはり早いうちに話し合っておいた方が賢明でしょう。
大事なことだからこそ、はっきりと話し合うことが大切なのです。
その際、夫にもし悪意がないと感じられるのであれば、「心配してくれるのは嬉しいけど」と一言加えたりなど、言い方は柔らかくできるよう努めましょう。
今後も良好な関係を築くためと分かれば、夫もしっかりと聞いてくれる可能性は高いはずです。
4.自分に落ち度があるなら信頼回復を
束縛をうっとうしく思う気持ちは、どんな理由があるにせよ、確かに誰だって同じなものです。
しかし、一度浮気をしてしまったり、夫に嘘をついて浪費してしまったりなど、自ら信頼関係を壊すようなことをしてしまった場合は、しばらくはその束縛も受け入れなければならないものと言わざるを得ません。
先に裏切ったのは自分ということをしっかりと認識し、まずは信頼回復に努めることが先決です。
二度と浮気をしない、二度と嘘をつかないというのは大前提です。
その上で、毎日美味しいご飯を作る、夫が喜ぶようなことをたくさんしてあげるなど、信頼を回復するためには「やりすぎなくらい」尽くすくらいが時には必要なものです。
自分が犯してしまった過ちを無視し、夫の束縛がうざいと思っているのでは、もはや二人の信頼関係は崩壊するより他ありません。
5.あまりに束縛が異常な場合は別れも視野に入れる
束縛があまりに異常レベルに達してしまっている場合は、なるべく離婚することも視野に入れた方が良いでしょう。
もはやただの束縛ではなく、人の人権を無視したような行動、つまりモラハラやDVに繋がってしまっているケースですね。
もちろん一度話し合うことは必要でしょうが、話が通じない、言っても全く改善されないなど、どうしようもない場合もあるかもしれません。
離婚は確かに簡単に決意できるものではないでしょう。しかし、幸せなはずの結婚で、束縛やモラハラに苦しみながら毎日を過ごすなんて悲しいものです。
家庭は閉ざされた場所なので、ひどいモラハラやDVに遭っていても、その異常性に自分では気づけないことも多いものです。
まずは冷静になって、自分の今置かれている状況が異常なものではないかどうか、判断することも大切なことです。
まとめ
夫の束縛が辛いと感じた際は、まず、なぜ束縛をしようとするのか、原因や夫の心理を考えてみると良いでしょう。
対処法や、今自分が置かれている状況などが冷静に見えてくるはずです。
結婚生活を幸せなものにしたい、そう考えるのは誰もが同じです。
だからこそ、夫の束縛に悩んで不幸せな毎日を送ることにならないよう「妻だから、束縛にも我慢しなきゃ…」と抱え込まないようにはしておきたいところですね。
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