初心者さんでも育てやすいと言われる多肉植物なのに、なぜか枯らしてしまったことはありませんか?それは、簡単と言っても、水のあげ過ぎなど気を付けなければいけないポイントがいくつかあるから。
忙しいから、頻繁にケアすることはできない。でも、フェイクではなく、できるだけ本物のグリーンを置きたい。そんな場合は水栽培はいかがですか?
土で栽培するよりも枯らす心配がなく、インテリア性もあっておしゃれです。多肉植物の水栽培の方法を見ていきましょう。
多肉植物を枯らしてしまう原因
水のあげ過ぎで根腐れを起こしてしまう
乾いた環境で生まれた多肉植物は、他の植物と同じように表面の土が乾いているからと言って、すぐに水をあげるのはNG。
水のあげ過ぎで根腐れを起こして失敗するケースが多いので、慣れるまでは、水を極力あげない方向で様子を見ると良いそうです。
ぷっくりしているうちは、まだたっぷり水分を葉の中に含んでいます。
葉にシワが出て、ちょっとしおれてきたかも、というタイミングで水をあげましょう。シワシワでも、根が腐っていなければ、水やりで復活します。
陽当たりが足りていない
多肉を室内で育てることが多いと思いますが、自然光が入って明るい場所でも、実は日照量が足りていない事があります。
陽当たりが足りないと、葉の間隔が空いて来たり、ひょろひょろ細長く育ちます。窓から遠い場所ではなく、直射日光が当たる窓辺に置く事が必要です。
かと言って、当て過ぎも焼けてしまいます。陽が当たらない棚の上に置きたい場合も含め、3日の内2日は日光の当たる窓辺に置きましょう。
明るい場所と暗い場所、3:1の割合でローテーションを組むと良いそうです。
風通しがあまり良くない所に置いている
溶けるような腐り方をしている場合、風通しに問題がある場合が多いそうです。窓際など、風通しの良い場所に置くようにしましょう。
水をあげるタイミングを考えなくてよい、多肉植物の水栽培
小学生の頃、ヒヤシンスの水栽培を学校でやりませんでしたか?
皆さんは、小学校の授業でヒヤシンスの水栽培はやりませんでしたか?
球根から芽が出て、根っこが水の中でどんどん広がる様子を、理科で観察した方も多いかもしれません。
水をあげ過ぎると枯れてしまう多肉植物ですが、実は、球根の植物ではない多肉植物も水栽培できるんです。
多肉植物の水栽培
水をきれいに保てば、腐らずに育てることができる
水栽培の多肉植物は、このようになります。土に植えた多肉植物が腐るのは、雑菌が増えたり、土にたまった水が腐るのが原因です。そのため、水をきれいに保てば、腐らずに育てることができます。
多肉植物の水栽培の育て方
用意するもの
まず多肉植物と、ガラス瓶を用意しましょう。瓶の口が広すぎると落ちてしまうので、多肉のサイズに合った瓶を使います。
ひもや金網などで落ちないように工夫するのもおすすめです。写真では、瓶の口にワイヤーを渡して引っかかりにしています。
次に、水と水栽培用液体肥料を用意します。水だけでも育つようですが、栄養は必要です。肥料は、適切な濃度に薄めて使いましょう。
多肉植物を水栽培用に準備する
多肉植物を鉢から取り出し、土を落とします。根元を優しく水洗いし、根っこの土を落としていきます。
水洗いしたら、しっかり乾燥させます。消毒した園芸バサミを用意し、根元に少し根を残してカットします。
土栽培と水栽培の根は違うので、土の中で生えていた根をカットするのです。水栽培にしたら、また根が伸びて来ます。
水につけていきます
根をカットした多肉植物を、瓶に入れます。水は、根元がつかる位まで入れましょう。液体肥料を、規定量入れると良いです。根が伸びてくるのは、早くて数週間位になります。
管理の仕方
水を換えるタイミング
週1回位のサイクルで、きれいな水に換えましょう。水を換えないまま汚れた水になると、カビが発生したり枯れる原因になります。
どこに置くか?
陽当たりの良い所へ置くのが良いですが、直射日光は水の温度が上がって根が傷んだり、葉が焼けたりしてしまいます。
直射日光の当たらない明るい場所に置きましょう。風通しが良くて涼しい環境がベストです。
水の量
水の量は、少なすぎても根に届きませんし、多すぎてもいけません。根が全部水に浸かってしまうと、根が呼吸できなくなってしまいます。根の先が水に浸かる位が適量です。
注意
夏場の温度
夏場の猛暑の時は、水温もあっという間に上がってしまいます。水温が高くならないよう、涼しい場所に移動させましょう。
カビが生えた場合
「風通しが悪い所に置いていた」「1週間以上、水を換えなかった」「水温が高い」ことが原因で、カビが生えてしまった場合、すぐにカビの部分だけカットしましょう。
カットした後は、すぐに水へ戻さずに、十分乾燥させることが必要です。
元気がなさそうな場合
多肉植物がなんだか元気がない場合、無理に水栽培を続けずに、水からあげることが大切です。次に、風通しの良い所でよく乾燥させます。
水栽培用の根っこになっているため、根を少し残してカットします。乾かしてから、また土に植えることも可能です。
忙しい方でも水栽培なら枯らす心配も少ない
初心者でも育てやすいはずなのに、鉢植えの多肉植物を枯らしてしまった。「簡単なはずなのに…」とショックですよね。
土で栽培する場合、水やりのタイミングを見ないといけないため、忙しい方には難しいのかもしれません。
でも、水栽培なら、こまめにチェックする必要はありません。毎週のお休みの日に、きれいな水に換える習慣をつければ、忙しい方でも無理なく育てられるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ぷっくりとして可愛く、温かみのある多肉植物。お部屋で上手く育てられたら、和みますよね。フェイクグリーンは、枯らす心配もなく楽ですが育てる楽しみはありません。
水栽培は、ぐんぐん伸びていく根がガラス瓶の中で見えるため、成長している様子が見えて愛おしくなります。
枯らしにくいと言っても最低限のお手入れは必要ですが、お休みの日にやる!と習慣づけてしまえば苦になりません。ぜひリベンジして、多肉植物を育てる楽しみを味わってみてください。
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